シュガーバインの枯れる原因とは?症状や復活方法を徹底解説

シュガーバインの枯れる原因とは?症状や復活方法を徹底解説
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目次

シュガーバインは、常緑のつる性植物です。棚の上から垂らして飾ったり、ハンギングして飾ったりなど、いろいろバリエーションが多く、インテリアとして人気の植物です。 植物としては初心者でも育てやすい部類に入るシュガーバインですが、育てているうちに、世話を忘れて枯らしてしまったり…となってしまった方もいるのではないでしょうか? そこで、この記事では
  • シュガーバインの枯れる原因
  • シュガーバインが枯れたときの復活方法
  • シュガーバインの注意するべき点
を紹介したいと思います。 最近、シュガーバインを枯らしてしまった、元気がない、復活させるにはどうすれば…と思いの方に参考になればと思います。ぜひ最後までご覧ください!

なぜ?シュガーバインが枯れる原因とは?

それではまず、シュガーバインが枯れる原因とはいったい何があるのか?説明していきましょう。

強い直射日光にさらされることによる葉焼け

シュガーバインは、アイビー(ヘデラ)と違い、暑さが苦手の植物です。直射日光に当たりすぎてしまうと葉焼けを起こし、一気に弱ってしまい枯れることもあります。特に、真夏の直射日光はシュガーバインが枯れてしまう原因となってしまいます。 シュガーバインは、カーテン越しに光が当たる場所や、明るい室内で育てるのがオススメです。風通しの良い明るい所を探してあげましょう。

日光不足で徒長しすぎた

シュガーバインは、日陰でも育てられる植物ですが、あまり日に当てないでいると、葉と葉の間隔が開いてしまう原因にもなってしまいます。 1日数時間でいいので日光に当てるようにしましょう。ただし、直射日光に弱いですから、レースのカーテン越しに置くようにしてあげましょう。

0度以下の温度にさらされた

シュガーバインの開花時期は、3月中旬から5月中旬が適しています。日本では比較的過ごしやすいシーズンですが、シュガーバインは真夏の暑さには弱いです。しかし、比較的耐寒性はあり、0度以上あれば冬越し出来ます。 しかし、0度以下にさらし続けてしまうと、冬を越して耐えることができません。ですので、冬場の間は室内に入れて管理してあげましょう。

水のあげなさすぎによる水切れ

夏場に水をあげることを忘れてしまうと、シュガーバインはすぐに枯れてしまいます。一度でも水切れを起こしてしまうとあっという間に枯れることもあります。水のやりすぎもダメですが、やりすぎに注意しながら毎日水やりをしてあげましょう。

水のあげすぎによる根腐れ

水をあげないとすぐ枯れてしまうシュガーバインですが、水をあげすぎても根腐れによって枯れる原因にもなります。春や秋は土の表面が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷりと水をあげ、鉢皿に溜まった水は捨ててあげましょう。

害虫被害にあった

シュガーバインを屋外で育てると、アブラムシやカイガラムシが付く場合があり、生育を妨げて、食害して枯らしてしまう原因となってしまいます。園芸をするにおいて、害虫は駆除するのが必須となっていますから、しっかりと駆除するようにしましょう。 幼虫であれば殺虫剤で駆除できますし、成虫はブラシなどをこすり落として捕殺するようにしましょう。また、葉の裏にはハダニが付くこともあります。ハダニがついていたら布などでふき取るようにしましょう。

シュガーバインが枯れたかどうか判断する方法

枯れる原因がわかっていても、実際にシュガーバインが枯れているかどうかわからないこともあると思います。そこでここでは枯れたかどうか判断する方法を解説していきたいと思います。

シュガーバインが枯れている合図

ではシュガーバインが枯れている合図はどれだけあるのか解説していきましょう。

葉が落ちている

シュガーバインの葉が全部落ちてしまい、つるだけになってしまい、やがて枯れることがあります。この原因としては、水切れ・栄養不足・日照不足・直射日光・夏場の閉め切った室内での高温多湿による群れ枯れ・春や秋の成長期以外に肥料を与えてしまう、などです。 葉が落ちてしまうと、元気がなくなってしまい、枯れてしまうので注意しましょう。

葉がしわしわになっている

葉がしわしわになっている原因は、水切れです。一度でも水切れを起こしてしまうと、葉が乾燥してしまい、しわしわになって一気に元気がなくなります。しわしわになった葉っぱは復活することはなく、ぽろぽろと全部の葉っぱが落ちて枯れることがありますので、注意しましょう。

土の表面や葉にカビのようなものがみられる

シュガーバインは真夏の暑さや直射日光、蒸れで枯れる植物です。真夏で閉め切った室内はサウナのような状態となってしまって風通しが悪くなってしまいます。そうなると蒸れてしまい、シュガーバインは元気がなくなってしまいます。 また、弱ったまま葉やつるをそのままにしておくと、カビが発生して枯れることも。シュガーバインだけではなく、他の観葉植物を育てるときも管理方法や育て方は十分注意するようにしましょう。

しおれている

しおれてぐったりしてしまった場合、暑さによるダメージ・蒸れによる根腐れ・過度の乾燥・0度以下の寒さが原因と考えられます。シュガーバインは暑さに弱いのと、蒸れが嫌いなので水のやりすぎは根腐れの原因となります。

シュガーバインが枯れる寸前の元気がない状態

では次にシュガーバインが枯れる寸前の元気がなくなっている状態はどうなのか解説していきます。

葉の色が薄い

葉の色が薄いときは、主に日光不足が考えられます。このとき、色が薄いのと同時で葉と葉の間隔が伸びてひょろっとしてきていると思います。

葉の色が茶色や黄緑色になっている

葉の色が茶色や黄緑色になっているときは、直射日光が当たっていたことが考えられます。当たっていたかどうか確認するようにしましょう。葉焼けの原因かもしれません。

葉がベタベタする

葉がベタベタしていたら、害虫がついてないか確認してみましょう。シュガーバインにつきやすい害虫はカイガラムシ・ハダニがいます。また、屋外で育てている場合はアブラムシにも注意しましょう。

スカスカしている

シュガーバインの株がスカスカしていてボリュームが…の場合は、部位によっては原因と対処法が変わります。 つる性の植物ですので、株元がスカスカの場合は、新陳代謝によって古い葉っぱが落ちているだけです。ただ、枝元近くの葉っぱがスカスカの場合は、日光不足による徒長を起こしている可能性があります。

茎がふにゃふにゃしている

葉に元気がなく、ふにゃふにゃでやわらかくなっている場合、水のあげすぎで根腐れが起こっている可能性があります。土が完全に乾く前に水をあげてしまうと、根っこが新しい水分を吸収できず、根っこが腐る原因になります。

枯れたシュガーバインの復活方法

では、枯れたシュガーバインは捨てるしかないのでしょうか?実は、復活させる方法があります。ここではその対処法を解説していきたいと思います。

葉が落ちた場合はツルを切り戻し剪定する

葉が落ちた場合はつるの先端をよく観察してみましょう。葉が落ちた部分から新芽がでていることがあります。伸びすぎたらつるの先に養分が届きませんので、新芽を残して思い切ってカットしましょう。 こうすることで新芽に養分が行き渡って、新芽の育つのを手助けすることができます。ポイントは元気な葉を残してつるをカットすること。こうすると、元気な葉の先から新芽が顔を出しやすくなります。

葉焼けしたら置き場所を見直す

葉焼けをしてしまうと、弱ってしまい枯れる原因になってしまいます。特に夏場の強い日差しはシュガーバインの天敵といってよいでしょう。 葉焼けが進んでしまうと、ぽろぽろと葉っぱが落ちてしまい、光合成ができなくなってしまいます。そうなる前に、窓際のカーテン越しの明るいところなどに置き場所を変えてあげましょう。

害虫がいた場合は駆除剤を使う

もし、シュガーバインにカイガラムシやハダニ、アブラムシなどの害虫がついていた時は、駆除剤を使って対処してあげましょう。

水切れが原因の場合は水やりを増やす

シュガーバインが枯れることなく育てるのに重要なのは水やりです。真夏にたった一回水切れを起こしただけで枯れてしまうことも。水のやりすぎにも注意ですが、夏場は毎日一回水やりをしてあげましょう。

根腐れしていたときは植え替える

どれだけ水やりを控えても、根腐れが進行してしまってるときは植え替えをしてあげましょう。腐ったようなにおい、カビが生えているという状態のときは、早急に植え替えてあげましょう。

挿し木や水挿しで新しいシュガーバインとして育てる

もし、この方法を試しても効果がなかったら、挿し木や水挿しでシュガーバインを新しく育てなおすのも手です。シュガーバインを挿し木するときは、春と秋の時期にすることにしましょう。

新芽が出てきたら復活

基本的に、冬場以外は土がしっかり乾いてから水やりをします。また、風通しを確保するために、株元の込み合った部分をカットしましょう。しばらくすればカットした部分の下の節から新芽が元気に伸びてきます。

シュガーバインを枯らさないための予防

ここまでの話で、シュガーバインを枯らしたくない。と思う人も多くなったかと思いますので、ここからはシュガーバインを枯らさないための予防について解説していきたいと思います。

受け皿に水をためない

シュガーバインを枯らすことなく育てるには水のやり方が重要です。だからといってやりすぎて根腐れを起こしてしまうのもいけません。夏は生育期ですから、水はたっぷりあげますが、受け皿に水が溜まっていればこまめに捨てるようにしましょう。根腐れを起こす可能性を防げます。

定期的に植え替える

生長する力が強いシュガーバインは、2~3年に一度植え替えをしてあげることをオススメします。時期としては5月~6月に行いましょう。作業は丁寧に優しく行ってあげるのが重要です。長くなった根や傷んだ根は切り落としましょう。

枯れた葉は剪定する

シュガーバインが密集していると生長が悪くなってしまい、枯れる可能性が大きくなります。その時は枯れている部分を剪定してあげましょう。余計な部分を剪定すると風通しもよくなり、栄養も行き渡りますよ。

病害虫の予防をする

病害虫の予防をしてあげるのも園芸にとって大事なことです。病害虫は生長の妨げにもなりますし、食害によって枯らされてしまいます。発生しやすい時期などを把握し、しっかりと観察し、必要なら駆除しましょう。

シュガーバインの注意するべき育て方

シュガーバインの枯れる原因は分かったけど、じゃあ育て方はどうなの?と疑問に思う人もいるでしょう。ここからは育て方を解説していきます。

シュガーバインは暑さに弱い観葉植物

シュガーバインは暑さに弱く、特に真夏の直射日光は苦手な植物です。真夏の閉め切った室内に置いておくとサウナ状態となってしまい、過酷な状況となって枯れることも。できるだけ25度前後の適温で管理してあげましょう。

置き場所

そんな暑さに弱いシュガーバインの適した置き場所ってどこなのでしょう?解説します。

直射日光の当たらない日当たりと風通しの良い場所を選ぶ

シュガーバインは日当たりを好みますが、直射日光は苦手です。理想的なのはレースのカーテン越しの明るく風通しの良い場所がよいでしょう。室外で育てるときは直射日光の当たらない明るい日陰に置きましょう。

冬越しは0度以下にならない場所で管理する

冬越しをさせるときは、0度以下にならない日当たりのよい場所で越冬させましょう。

水やり

水やりの仕方も解説していきましょう。

春や夏は土の表面が乾いたらたっぷり水をあげる

水やりのポイントとして、水をあげるときはたっぷりと、あげたあとは土が乾くまで水を足さないようにしましょう。春と夏は土がしっかり乾いてから水やりしてあげます。

秋から冬にかけて徐々に与える水を減らす

春と秋は育成期です。新芽が出ているようなら土の状態を見ながらいつもより少し早めに水やりをしましょう。冬は休眠期ですので、土が乾いても2~3日後の水やりで十分ですよ。

定期的に葉水をする

葉水は水分補給に加え、害虫の予防にも効果があります。特に夏場は葉っぱが乾燥しやすいですので、葉水をしてあげることで過度の乾燥を防ぐことができます。 葉っぱの裏に聞こうと呼ばれる水分を吸収する場所があるので、葉っぱの裏にかかるように霧吹きで葉水してあげるとよいでしょう。

肥料

シュガーバインの肥料のあげ方について解説します。

生育期の春や秋に肥料をあげる

シュガーバインを枯れることなく育てるには、肥料の与え方も重要です。生育期の春や秋に肥料を適量あげましょう。逆に、夏や冬に肥料をあげてしまうと、根が傷む原因となりますので必要以上にあげないよう注意しましょう。

固形肥料でも液体肥料でもよい

肥料は固形肥料でも液体肥料でもどちらをあげても大丈夫です。固形肥料だとゆっくり効く成分と早く効く成分を含んでいて、液体肥料は即効性に優れており、生育期に管理しやすいです。

植え替え

次に、植え替えについて解説します。

2年に1度植え替える

植え替えをする目安としては2年に一度植え替えをしましょう。

5月から6月の間に植え替える

植え替えをする時期は生育期の5月~6月に行いましょう。

鉢植えの場合は一回り大きい鉢を選ぶ

植え替えする場合は、一回り大きい鉢を選びましょう。このとき、傷んだ根や長い根は切り落としておきます。鉢に鉢底石と観葉植物用の土を入れ、シュガーバインを入れます。隙間なく土を入れてしっかり植えつけ、水をあげましょう。

シュガーバインの増やし方

では、他の観葉植物のようにシュガーバインは増やせないの?と思う方もいると思います。ここからはシュガーバインの増やし方について解説していきます。

真夏や真冬に増やすと枯れる

シュガーバインを真夏や真冬にしてしまうと、負担が大きくなってしまい枯れる原因となりますので、4月~6月または9月~10月下旬までに行うとよいでしょう。

鉢植えで育てたいなら挿し木で増やす

もし鉢植えでシュガーバインを育てたいなら、挿し木をして増やすことをオススメします。生育期である4月~6月がオススメです。

挿し木の方法

では、挿し木での増やす手順を紹介します。
  1. シュガーバインのつるの部分を5~6cmほど切り取ります。葉っぱは2、3枚残します。
  2. 培養土に植えて、直射日光が当たらない日陰に置きます
  3. 土が乾かないように管理します
  4. 1カ月ほどは乾燥しないように水やりをする
新芽が出てきたら、初根した合図です。根が伸びてきたら大きな鉢に植え替えます。

ハイドロカルチャーで育てたいなら水挿しで増やす

もし、ハイドロカルチャーを使って育てたいなら、水挿しで増やす方法もあります。ハイドロカルチャーだと土を使わずに育てられます。注意点として、水や培養液を入れすぎてしまうと、根が酸欠状態となってしまい、枯れる原因となります。

水挿しの方法

水挿しは挿し木よりも簡単な方法で増やせます。
  1. 6~7cmほどに切った茎を水の入ったグラスや瓶に挿す
  2. 根が出てくるまで、毎日水を取り替えてあげる
  3. 1か月ほどで根が出てくるので、土を入れた鉢に植え替える
たったこれだけですので、初心者の方でもやりやすい方法です。

シュガーバインには花がある?咲かせにくい理由とは?

シュガーバイン、実は花が咲くのはご存じでしょうか?実はごく稀ですが、花が咲くんです!では、どうして咲かせにくいのか解説していきましょう。

シュガーバインはごくまれに黄緑がかった白い花を咲かせる

シュガーバインは、ごくまれに2mmほどの花びらが重なって黄緑がかった白い花を咲かせることがあります。花自体は小さく、葉の付け根に咲くようです。

日当たりや気温などの良い条件がそろった時にのみ花が咲く

花を咲かせる時期は3~6月ごろ、十分な日光や温度など、環境が揃っていれば開花しますが、それでもまれにしか咲かないそうです。

花が咲いたらすこやかに成長させてあげられている証拠

ちなみに、シュガーバインの花言葉は「すこやか」といい、理由として、丈夫に育てやすいことや、通年で緑を楽しめるということから、この花言葉がつけられたといいます。 また、風水的にもよいとされていて、インテリアとして飾るもよし、トイレに置いて悪い気を出して環境をよくするもよしです。 花を咲かせられたら、しっかりと成長させている証拠ですから、花を咲かせることを目標に育ててみるのもよいかもしれませんね。

シュガーバインの枯れる原因とは?症状や復活方法を徹底解説のまとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、シュガーバインが枯れる原因は何なのか?また、その理由や対処法についても解説しました。 この記事では
  • シュガーバインは枯れる原因が多いので、しっかり観察してあげること
  • シュガーバインは初心者でも増やすことが簡単にできる
  • シュガーバインは花を咲かせることができたらすこやかに育てられている証拠
以上のことを紹介しました。 シュガーバインは初心者の方でも育てやすい観葉植物です。ただ、枯れる原因も多い植物ですので、この記事を参考にして育ててみてほしいです。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。