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観葉植物として人気が高い品種の1つがガジュマルです。ガジュマルは初心者でも育てやすい植物だと言われています。 ところで、ガジュマルの花言葉を知っていますか。植物にはそれぞれ花言葉がつけられていますが、ガジュマルにも花言葉があります。ガジュマルを育てる前に、花言葉を知っておきたいという方もいるのではないでしょうか。 そこで、本記事では、
- ガジュマルの基本情報
- ガジュマルの花言葉
- ガジュマルの歴史
- ガジュマルの風水効果
について、詳しく解説していきます。本記事を読めば、花言葉だけでなく風水効果などについても理解を深められるので、ガジュマルを育ててみたい!と思ってもらえるはずです。 ぜひ最後までご覧ください。
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ガジュマルってどんな観葉植物なの?
ガジュマルの花言葉についてお伝えする前に、ガジュマルの基本情報について解説します。ガジュマルの特徴やガジュマルにまつわる言い伝えなど、ガジュマルがどんな植物なのか知るところから始めましょう。ガジュマルとは
ガジュマルはクワ科フィカス属(和名:イチジク属)の常緑高木で、日本では沖縄や屋久島などに自生しています。学名は「Ficus microcarpa」です。 ガジュマルといえば、独特な木の形を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。特徴的な木形の理由は、幹の途中から気根が出ているからです。気根は地面につくと太くなり、木全体を支える支柱根となります。気根の生え方は木によって異なるので、1つ1つの個性を楽しめることもガジュマルの特徴の1つです。 ガジュマルという名前の由来は諸説あります。1つは、ガジュマルが他の植物や岩などに絡みつきながら育つ様子から、「絡まる」が訛ってガジュマルになったという説です。他には、「風から守る」が訛って生まれた名前だという説もあります。暑さに強く寒さに弱い丈夫で初心者でも育てやすい品種
ガジュマルは日光を好む性質があり、耐暑性が高い植物です。一方で、寒さにはやや弱い性質があります。気温が5℃以下になると葉が落ちてしまうので、冬場の温度管理には注意が必要です。また、ガジュマルは多湿な環境を好む植物なので、葉が乾燥しないようこまめな葉水も欠かせません。 しかし、十分な日光と適切な水分量を与えればしっかり育つ丈夫な植物なので、初心者の方でも安心して育てられるでしょう。ガジュマルはどこの国で生まれた植物?
日本では沖縄などに自生していることで知られるガジュマルですが、ガジュマルは世界中の熱帯地域・亜熱帯地域に分布しています。ガジュマルの原産国は東南アジア・インド・台湾・オーストラリアなどです。沖縄や海外では精霊の宿る木と言われている
ガジュマルには木の精霊「キジムナー」が宿るといわれています。キジムナーと仲良くすれば家が栄え、幸せが訪れるのだとか。反対に、ガジュマルを粗末に扱うとキジムナーが怒り、災いが起きるという言い伝えがあります。沖縄や海外では、ガジュマルは神秘的な樹木として扱われてきたのです。ガジュマルには別名がたくさんある
ガジュマルには「幸せを呼ぶ木」「多幸の樹」「しめ殺しの木」という別名が存在します。それぞれの由来についてみてみましょう。幸せを呼ぶ木
ガジュマルは別名「幸せを呼ぶ木」と呼ばれます。「幸せを呼ぶ木」という名前は、ガジュマルに宿る精霊キジムナーの言い伝えから生まれました。幸せをもたらすキジムナーが住処としている木であることから、「幸せを呼ぶ木」という名前がついたといいます。多幸の樹
「多幸の樹」という名前も「幸せを呼ぶ木」と同様の由来があります。キジムナーがたくさんの幸せをもたらすという言い伝えから「多幸の樹」という名前がつきました。しめ殺しの木という怖い別名も
一方、ガジュマルには「しめ殺しの木」という少し怖い別名もあります。「しめ殺しの木」の名前の由来は、自生のガジュマルの育ち方にあります。 自生のガジュマルは他の植物などの上で発芽します。なぜなら、ガジュマルの実を食べた鳥が植物などの上に糞を落とし、その糞の中に含まれる種から発芽するためです。発芽したガジュマルはもとの植物に絡みつきながら成長し、終いにはもとの植物を枯らしてしまいます。そのため、ガジュマルには「しめ殺しの木」という名前がつきました。 やや怖い印象を受けますが、運気が下がるなどのマイナスな意味はないので安心してくださいね。ガジュマルはどのくらいのサイズまで大きくなるの?
沖縄などに自生するガジュマルを想像すると、私たちの身長をはるかに超える大木が思い浮かびますよね。しかし、すべてのガジュマルが大木に育つわけでありません。ガジュマルはどのくらいのサイズまで大きくなるのか、確認してみましょう。テーブルサイズから大木まで幅広いサイズで大きくなる
ガジュマルはコンパクトなテーブルサイズから大木まで、幅広いサイズで成長する植物です。 室内でガジュマルの鉢植えを育てる場合は、コンパクトなサイズの品種を卓上に置いたり、1mほどのやや大きめなサイズの種類をインテリアとして飾ってみたりと、自分に合った楽しみ方ができます。 また、地植えであれば、ガジュマルはどんどん大きくなるでしょう。しかし、自生地以外の冬はガジュマルにとっては耐え難く、冬場はどうしてもガジュマルを室内で育てる必要があります。そのため、自生地以外でガジュマルを大木まで育てることは困難です。大きいものだと20m越えのガジュマルもある
自生するガジュマルは温暖な気候により、気根をどんどん肥大させながら大きく成長していきます。中には、高さ20mを超える巨大なガジュマルもあるんだとか。 ちなみに、沖縄県名護市にある国指定天然記念物「ひんぷんガジュマル」は高さが19mもあり、有名な観光スポットにもなっています。花言葉はどんな意味があるの?
気根を肥大させながら大きく成長するガジュマル。ガジュマルの花言葉にはどんな意味があるのでしょうか。ここでは、ガジュマルの花言葉をご紹介します。ガジュマルの花言葉は「健康」
ガジュマルの花言葉は「健康」です。エネルギッシュな印象の花言葉なので、自宅で楽しむだけでなく、「いつまでも元気でいてね」という思いを込めてプレゼントしてみるのも良いでしょう。きっと喜ばれるはずです。花言葉の由来は太く大きな幹をコンクリートも突き抜けるほどの生命力から
「健康」という花言葉は、ガジュマルの強い生命力が由来です。ガジュマルは気根を地面につけて大きく成長しますが、気根にはコンクリートやアスファルトを突き破るほどの力があります。どんな環境でも気根を地につけ、たくましく成長するガジュマルの様子や生命力の強さから、「健康」という花言葉がつけられました。カラー別などで健康以外の花言葉はないの?
ガジュマルには「たくさんの幸せ」という花言葉もあります。「たくさんの幸せ」という花言葉はキジムナーの存在が由来となっており、キジムナーによって多くの幸せがもたらされることからつけられました。 ガジュマルにはカラー別の花言葉や、種類別の花言葉はありません。ガジュマルは昔の日本では薬として利用されていた?
現代では、ガジュマルは観葉植物として親しまれていますよね。しかし、昔の日本では、ガジュマルは人々の生活のために使われていました。ガジュマルがどのように利用されていたのか、ガジュマルの歴史についてご紹介します。最初に輸入されたのはいつ?
ガジュマルはもともと日本に自生していたのではなく、海外から輸入されてきた植物なのです。最初に輸入されたのは江戸時代といわれ、ガジュマルは江戸時代から明治時代にかけて輸入されていました。輸入されたのは薬用での目的で輸入された
では、何のために輸入されたのでしょうか。ガジュマルが輸入された目的の1つは、薬として使うためです。ガジュマルの葉や気根、樹皮には薬効があるため、ガジュマルは薬用として利用されていました。 他には、台風などの風害を防ぐ防風林として利用することも、輸入の目的だとされています。ガジュマルの効能はどんなものがあるとされているの?
ガジュマルには効能がいくつかあり、喉の腫れや痛み・関節痛・神経痛・風邪の引き始めなどに効くとされています。風水的にガジュマルはどんな効果があるの
「幸せを呼ぶ木」と呼ばれるガジュマルは、実は風水的にも良い効果をもたらしてくれます。ガジュマルの風水効果についてまとめました。ガジュマルの効果
ガジュマルにはリラックス効果があります。ガジュマルの丸みのある葉には気分を落ち着かせる力があるからです。 また、ガジュマルのように葉が下向きにつく種類の植物には、悪い気を鎮める力があります。ガジュマルによって室内の気が整えられるため、運気の向上が期待できるでしょう。 さらに、金運アップもガジュマルの持つ風水効果の1つです。風水では、丸みのある葉は金運アップの効果が高いとされています。丸い葉をたくさんつけるガジュマルには、金運を上昇させる力があるのです。おすすめの方角
ガジュマルを置くおすすめの方角は、西もしくは北西です。西は金運を意味する方角であるため、金運アップの力があるガジュマルを置くことで、より高い風水効果が期待できます。また、北西は仕事運を向上させ、結果的に金運アップを招く方角です。そのため、西と同様、北西においてもガジュマルの金運アップの効果が発揮されます。おすすめの置き場所
ガジュマルのリラックス効果を得たいのであれば、リビングや寝室に置くのがおすすめです。リビングでは、ガジュマルのリラックス効果で家族が集う穏やかな空間が作れます。また、ガジュマルを寝室に置けば、質の高い睡眠が得られるでしょう。 他にも、気が乱れやすいキッチンや気の出入り口である玄関に置けば、ガジュマルが悪い気を鎮め、気のバランスを整えてくれます。怖い意味ある?ガジュマルの花言葉ってどんな意味があるか?風水効果も紹介のまとめ
ガジュマルの花言葉を中心に、ガジュマルの基本情報や風水効果などについて解説してきました。改めて本記事の内容をまとめると、以下のようになります。- ガジュマルは、日本では沖縄や屋久島、海外では東南アジア・インド・台湾・オーストラリアなどに自生する常緑高木。
- ガジュマルは耐暑性は高いが、耐寒性がやや低いため、冬場の温度管理には注意が必要。また、乾燥しないように葉水をすることも大切。
- ガジュマルにはキジムナーという精霊が宿っているとされている。
- ガジュマルの別名は「幸せを呼ぶ木」「多幸の樹」「しめ殺しの木」。
- ガジュマルはテーブルサイズから大木まで、幅広いサイズに育つ。
- ガジュマルの花言葉は「健康」「たくさんの幸せ」。
- 江戸い時代に輸入され始めたガジュマルは、薬として利用されていた。
- ガジュマルには気分を落ち着かせる・気を整える・金運アップなどの風水効果がある。