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皆様はヤツデ(八手)という植物を知っていますか?ヤツデ(八手)はウコギ科ヤツデ属の常緑低木で、手のひらのような形をしている大型の葉っぱが特徴的な人気の植物です。日陰で管理しても健康に成長する丈夫な植物でもあり、日本では古くから馴染みのある植物ではあります。しかし、それゆえに「ヤツデは縁起が悪い」というお話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか? しかし、「ヤツデの縁起が悪い」というのは本当なのか、また何が由来して「ヤツデは縁起が悪い」と言われているのかなどを詳しく知らないことには、何を信じていいのかわからないですよね。 今回の記事では、そんな「ヤツデは縁起が悪い」という本当の理由とはなんなのか、また「そもそもヤツデはどんな植物なのか」について詳しく解説していきます。
- 「ヤツデは縁起が悪い」というのは本当なのかを徹底解説
- なぜ「ヤツデは縁起が悪い」と言われていたのかの理由を2つ解説
- ヤツデ(八手)は縁起が良いと言われるようになった理由4つ解説
- 風水的にヤツデはどこに置くのが正解なのかを解説
- ヤツデの葉っぱには毒性があるので注意するべき!どんな毒性や効果があるのかを解説
- 【基礎知識】そもそもヤツデ(八手)はどんな植物なのかを解説
- まとめ
ヤツデは縁起が悪いって本当?
それではこの記事本題である、そもそも「ヤツデは縁起が悪い」と言われているのは本当なのかを徹底解説していきます。なぜ「ヤツデは縁起が悪い」と言われているのかを知れば、実は対して過信する必要のなかったことであることに気づけたりといった、判断材料にすることが出来るでしょう。 それでは、そもそもなぜ「ヤツデは縁起が悪い」と言われていたのかをお話ししていきます。一昔前まで、ヤツデは縁起が悪いと言われていた
結論からお伝えすると、事実、一昔前まで、ヤツデは縁起が悪いと言われていました。実際に一昔前まではヤツデは縁起が悪いと言われていた過去があるので、2023年今現在を生きる私たちの世代にも、このような言い伝えがあるというのは、確かに頷けます。 しかし、なせ縁起が悪いと言われていたのかは、次の章で解説していきます。現在は、ヤツデは縁起が良いと言われている
また、ヤツデは縁起が悪いと言われていたのはあくまで過去のお話で、2023年現在は反対に、ヤツデは縁起が良いと言われています。このように、古く日本では縁起が悪いと言われていた植物でも、現在に至る時代の流れにおいてその意見が全く反対になることは少なくありません。 古くからある言い伝えや迷信といったものは非常に人気を得るものではありますが、過信をしすぎて正しい判断がしづらいのは、現代の情報社会を生きる上で大変なことでしょう。ここからは、そもそもなぜヤツデは縁起が悪いと言われていたのかという、大きな根本の迷信や言い伝えを晴らしていこうと思います。ヤツデは縁起が悪いと言われていた理由2選
続いては、なぜヤツデは縁起が悪いと言われていたのかの理由を2つ解説していきます。なぜヤツデは縁起が悪いと言われていたのかが分かれば、今日からあなたも安心してヤツデの栽培を楽しむことが出来るでしょう。 それでは、なぜ「ヤツデは縁起が悪い」と言われていたのかの代表的な理由2つを解説していきます。①ヤツデの葉は大きいため日当たりが悪くなってしまうから
まず一つ目のなぜヤツデは縁起が悪いと言われていたのかの理由は、ヤツデの葉は大きいため日当たりが悪くなってしまうからです。ヤツデの葉っぱというのはかなり大きなサイズで、一般的には20cm前後の大きさになると言われています。 確かにこれほどまでに大きい葉っぱであれば、ヤツデの葉っぱの周辺は日当たりは悪くなることは容易に想像できるでしょう。ヤツデの特徴的なその葉っぱが、縁起が悪いと言われる一つの所以であるということでした。②ヤツデの葉がエネルギーを吸い取るという迷信があった
次に二つ目のなぜヤツデは縁起が悪いと言われていたのかの理由は、ヤツデの葉がエネルギーを吸い取るという迷信があったからです。これも大きな葉っぱが由来していて、太陽の光を全てヤツデの大きな葉っぱが吸収してしまうことから、このようなエネルギーを吸い取るという迷信があったと言われています。 こちらも確かに、葉っぱが大きいことが原因で他の植物が当たるべき日光を遮ってしまうことが、こうした迷信に変わっていくのはわからなくはないですよね。しかしながら、だからと言って直接的にヤツデが縁起が悪い植物であるというふうに意味付けてしまうのは、少し残念な気持ちなりますが、実際に今は縁起がいい植物として扱われるようになっているので安心しましょう。ヤツデ(八手)は縁起が良いと言われるようになった理由4選
続いては、ヤツデ(八手)は縁起が良いと言われるようになった理由4選について解説していきます。ここまでお話ししてきた通り、過去にはヤツデは縁起が悪いと言われていましたが、実は現在はそのようにヤツデは縁起が悪いと言われているのは少なくなっています。 むしろ、ヤツデは縁起が良いと言われている理由を、ここからは具体的に4つ解説していきます。①八手の「八」は末広がりで縁起のいい数字だから
まず一つ目のヤツデは縁起が良いと言われている理由は、「八手の「八」は末広がりで縁起のいい数字だから」です。ヤツデの葉っぱは手のひらのように見えるということもそうですが、八つの切れ込みの葉っぱが多いことから八手と言われています、しかし、実は八というのは数が多いという意味でもあります。 数が多いという意味合いを持っていることや、八が末広がりであるということから、現在はヤツデは縁起が良いと言われています。②葉が人の手に似ていることから、人を呼び込む力があると言われているから
二つ目のヤツデは縁起が良いと言われている理由は、「葉が人の手に似ていることから、人を呼び込む力があると言われているから」です。 先ほどもお話ししたように、ヤツデの葉っぱは手のひらのように見え、それが人を招くパワーになっていると言われています。詳しいことは後ほど解説しますが、風水的にもかなり縁起が良く、特にお店などに置くと繁盛をしたり、運気がアップすると言われているため、ビジネスの現場においても人気があります。③天狗の持っている団扇に似ているため、魔除け効果があると言われているから
三つ目のヤツデは縁起が良いと言われている理由は、「天狗の持っている団扇(うちわ)に似ているため、魔除け効果があると言われているから」です。 日本の昔話などに登場する天狗。この天狗が持っている団扇がこのヤツデの葉っぱに似ていることから、魔除け効果を期待できると言われており、玄関などに置くと悪い運気を遠ざけることができると言われています。玄関は特に良い運気と悪い運気の両方が入りやすい場所とされているので、ヤツデの葉っぱを置くことで良い運気を近づけることができます。④風水的に金運アップが期待できるから
四つ目ヤツデは縁起が良いと言われている理由は、「風水的に金運アップが期待できるから」です。 先ほどのお話と近い内容にはなってしまいますが、ヤツデは魔除け効果を期待できることもそうですが、それがゆえに悪い運気を遠ざけ、良い運気を引き寄せることができるといわれています。特に金運をアップできると言われているので、積極的にヤツデを生活に取り入れてみましょう。風水では、ヤツデはどこに置くのがいい?
続いては、先ほど解説したヤツデの縁起が良い理由の中にあっ、た風水効果について詳しくお話ししていきます。 観葉植物においての風水は、主に置き場所を変えることで運気を上げる意味合いがあるため、ここからはヤツデの風水効果を高めるためには、特にどこに置くのがいいのかを解説していきます。置き場所にこだわることは無料でできる運気向上の手段の一つなので、ぜひやってみることをお勧めします。風水では、ヤツデは南西の方角に置くと運気がアップする
結論からお伝えすると、風水では、ヤツデは南西の方角に置くと運気がアップすると言われています。ヤツデは特に人を呼び込む力があると言われていることから、「繁栄」の風水効果が高いと考えられています。特にお店や商店などには、ヤツデの葉っぱを南西方向に置くことで風水効果を高めることができるでしょう。それに、南西方向はよく日が当たるので、時期に問わず健康に成長しやすいというメリットもあるますよ。ヤツデは玄関に置くことでも金運がアップする
また、ヤツデは玄関に置くことでも金運がアップすると言われています。お家において特に悪い運気も良い運気も両方入りやすい玄関に置くことで、悪い運気は遠ざけ、良い運気のみを近づけることができ、このことから金運がアップすると言われています。ヤツデの葉っぱには毒性があるので注意!
続いては、実はヤツデの葉っぱには毒性があるので注意する必要がある、というお話しをしていきます。ここまではヤツデの縁起や風水といったお話をしてきましたが、ここからは植物としてのヤツデの基本的な情報をお話ししていきます。ヤツデには「ヤツデサポニン」という毒がある
結論からお伝えすると、ヤツデは「ヤツデサポニン」という毒を持っています。庭木などにもよく植えられているヤツデなので、安易に触ったり、口にしてしまいやすいので子供やペットは特に注意が必要です。口にしてしまうと、下痢や嘔吐などの症状だ出ることもあるので、「ヤツデサポニン」という毒成分を摂取しないように注意してください。主に葉っぱ部分と茎部分に毒成分である「ヤツデサポニン」が含まれているので、気をつけてください。昔は毒性を利用して殺虫剤の材料にされていた
この毒性は、古くはうまく利用をして殺虫剤の材料にされていました。うまく使用すれば問題ないこのヤツデの成分ですが、誤って誤飲などしてしまうことがないように、注意が必要なので徹底した管理が重要です。現在では薬に使われることもある
また、ヤツデの毒成分は上手に使えば薬などにも使用することができます。ヤツデの葉っぱを乾燥して作る薬を「八角金盤(ハッカクキンバン)」と言い、主には咳止めなどに使用することができます。ヤツデ(八手)ってどんな植物?
最後は、ヤツデ(八手)がどんな植物なのか、を解説していきます。ここまでお話ししてきたこと以外にも、基本的なヤツデの情報を知りたい方は多いと思います。そんなヤツデの基本情報を知りたい方に向けて、ここからはヤツデがどんな特徴や性質を持った植物なのかをお話ししていきます。ヤツデの基本情報
ヤツデはウコギ科ヤツデ属の常緑低木です。常緑低木とはいったものの、実は草丈は2~3mとそれなりにあるので、庭に植えてボリュームのある庭木にも生育させることができます。また、11月から12月の秋冬の時期に枝先に白い花を咲かせる植物でもあります。 それにヤツデの花言葉は「健康」で、日陰でもよく育つことからこのような花言葉がつけられたと言われていますが、乾燥した場所を嫌うので、定期的な水やりは欠かさずに栽培してあげてください。 また、ヤツデを増やす方法は2つあり、主には種まきと挿し木があります。種まきは開花後に花が熟す5月ごろに種を収穫し、すぐにまかずに湿らせた川砂を種と混ぜてビニール袋などで冷暗所で管理し、春頃にまく方法がおすすめです。その際、いきなり地植えせずに鉢植えで一度大きくさせてから、地植えに移行するようにしましょう。 それに挿し木では、枝を10cmほど剪定し、夏場の時期に赤玉土などの排水性の高い培養土に挿して発根させましょう。剪定した枝についている葉っぱは数枚だけ残し、それ以外の下葉は取り除いてあげることで発芽しやすくなります。大きくて厚みのある特徴的な葉を持つ植物
それに、ヤツデは大きくて厚みのある特徴的な葉を持つ植物です。葉っぱの大きさは20cmほどでかなり大きく、切って飾ることもお勧めです。また、この特徴的な葉っぱはまるで天狗が持つ団扇のようであることから、「魔除けの効果」があると言われており、縁起がいいことでも知られています。「八手」の名前の由来は八つに分かれた独特な葉の形
また、「八手」の名前の由来は八つに分かれた独特な葉の形とも言われており、日本では古くから親しまれている植物とも言えますよ。【まとめ】ヤツデの縁起が悪いの?縁起物として知られるヤツデについて紹介!
いかがだったでしょうか?ヤツデは一昔前までは実際に縁起が悪い植物として知られていましたが、現在は反対、縁起がいい植物として親しまれていることが、4つの理由と期待できる風水効果の解説からご理解いただけたのではないでしょうか。 今回の記事のポイントは以下になります。- ヤツデはウコギ科ヤツデ属の常緑低木で、大きくて厚みのある特徴的な葉を持つ植物
- 一昔前まで、ヤツデは縁起が悪いと言われていたが、現在は、ヤツデは縁起が良いと言われている
- ヤツデは縁起が悪いと言われていた理由の2つは、「ヤツデの葉は大きいため日当たりが悪くなってしまうから」と「ヤツデの葉がエネルギーを吸い取るという迷信があったこと」
- ヤツデ(八手)は縁起が良いと言われるようになった理由の4つは、「八手の「八」は末広がりで縁起のいい数字だから」「葉が人の手に似ていることから、人を呼び込む力があると言われているから」「天狗の持っている団扇(うちわ)に似ているため、魔除け効果があると言われているから」「風水的に金運アップが期待できるから」がある
- 風水的には、ヤツデは南西の方角に置くと運気がアップすると言われており、特に玄関に置くことで金運がアップすると言われている
- 風水的に置き場所にこだわることは無料でできる運気向上の手段の一つなのでお勧め
- 種まきは開花後に花が熟す5月ごろに種を収穫し、すぐにまかずに湿らせた川砂を種と混ぜてビニール袋などで冷暗所で管理し、春頃にまく方法がおすすめ
- 挿し木では、枝を10cmほど剪定し、夏場の時期に赤玉土などの排水性の高い培養土に挿して発根させるのが良く、剪定した枝についている葉っぱは数枚だけ残し、それ以外の下葉は取り除いてあげることで発芽しやすくなる
- ヤツデの葉っぱには毒性があるので注意する必要があるが、昔は毒性を利用して殺虫剤の材料や薬に使用されていた