マドカズラの育て方を紹介!剪定方法や支柱が必要な理由まで徹底解説

マドカズラの育て方を紹介!剪定方法や支柱が必要な理由まで徹底解説
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目次

マドカズラは葉に窓のような穴を持つ観葉植物です。エキゾチックな雰囲気を持つマドカズラはインテリアとしても人気が高く、自分で育ててみたいと思う方も多いかと思います。比較的管理しやすい植物なものの、注意しなければならないポイントも多くあります。 そこで今回は、
  • そもそもマドカズラってどんな植物なの?
  • マドカズラの育て方のポイント
  • マドカズラの植え替え時期
  • マドカズラの剪定方法
  • マドカズラに支柱が必要な理由
上記を解説していきます。 当記事を最後までお読みいただくことによって、マドカズラの育て方・お手入れの方法を知り、上手に育てることができるようになります。マドカズラを適切に育て、長く生育を楽しむためにぜひ最後までご覧ください。

マドカズラってどんな植物なの?

マドカズラってどんな植物なの?
葉っぱに窓のような穴を持つマドカズラは、いったいどんな植物なのでしょうか?初心者でも比較的育てやすく、インテリアとしても人気なマドカズラ。この項目では、マドカズラの基本情報を確認していきます。

熱帯地方に生息するサトイモ科モンステラ属の観葉植物

マドカズラは熱帯地方に生息するサトイモ科モンステラ属で、中央アメリカが原産地の観葉植物です。モンステラ属は和名では、ホウライショウ属と言います。サトイモ科の半つる性植物のため、支柱などで支えてあげると背を高く育てることも可能です。

葉に窓のような穴が特徴

マドカズラ(窓葛)はその名の通り、葉に窓のような穴があるのが特徴的な植物です。同じサトイモ科の植物でポトスという観葉植物がありますが、マドカズラとポトスの違いとして挙げられるのがこの穴です。窓のような穴を葉に持つマドカズラとは違い、ポトスは葉に切れ込みがあります。どちらも涼しげな印象の葉ですが、葉の形で室内の雰囲気が変わるため、インテリアとして比較されることも多いです。

耐陰性が強く、日が当たりにくい場所でも育てることができる

マドカズラは耐陰性が強い植物で、日光が当たりにくい場所でも育てることができます。そのためインテリアとして飾ったり、あまり日当たりの良くない場所の緑を増やす目的で育てる方も多く、初心者でも比較的育てやすい植物です。半つる性のため、横への広がりを楽しむことも、支柱を立てることで背丈を伸ばすこともできます。

マドカズラの花言葉は「壮大な計画」「献身」「深い関係」

マドカズラの花言葉は「壮大な計画」「献身」「深い関係」です。「壮大な計画」という花言葉の由来は、マドカズラの成長に伴い窓のような穴が入る様子が、計画的に見えることからつけられました。また葉に開いた穴から注ぎ込む太陽の光が、まるで他のものに太陽光を与えてくれているような様子から「献身」という花言葉もつけられています。マドカズラはポジティブな意味合いの花言葉を持つため、プレゼントとしても喜ばれることが多いです。

斑入りの珍しいものも存在する

マドカズラの中には、斑入りの珍しいものも存在します。斑入りのマドカズラとは、白っぽい模様を持つマドカズラのことです。模様は、葉を縦半分に分割して色が異なるものや、葉先の色が異なるものなどさまざまです。

マドカズラの育て方のポイント①:置き場所

マドカズラの育て方のポイント①:置き場所
マドカズラの基本情報について確認したところで、育て方のポイントを解説していきます。先述した通りマドカズラには耐陰性がありますが、一体どのような置き場所が適しているのでしょうか?

直射日光を避けて日当たりのいい場所で育てる

マドカズラは、直射日光を避けて日当たりの良い場所で育てるとよく育ちま。秋から春にかけては日当たりの良い場所で育てます。しかし夏の直射日光は暑すぎるため、夏は半日陰に移動させましょう。季節によって環境を変えることで、より元気に育ってくれますよ。耐陰性はありますが、あまりに暗い日陰では株が間延びして不恰好になることがあります。

できれば15℃以上、最低でも5℃以上の場所で育てる

マドカズラは高温多湿を好む植物のため、寒さには弱いです。そのため、可能な限り気温は15℃以上をキープし、最低でも5℃を下回らないように注意しましょう。気温が5℃を下回ると、葉が痛む可能性があるため、室内に移動させると良いです。

マドカズラの育て方のポイント②:水やり

マドカズラの育て方のポイント②:水やり
水やりは、やり方を間違えると植物を枯らしてしまうことがあります。中央アメリカで生まれたマドカズラは、どのくらいの頻度でどの程度水をやると良いのでしょうか。確認していきましょう。

春から秋は、土の表面が完全に乾いたらたっぷりと水をやる

マドカズラの水やりは、春から秋の間は土の表面が完全に乾いたら、たっぷりと水をやるようにします。鉢底から水が流れ出るくらいを目安に水やりをしましょう。しかし、受け皿に水を溜めっぱなしにすると、根腐れの原因になるため、こまめに捨てる必要があります。

冬は、土の表面が完全に乾いてから2~3日後にたっぷりと水をやる

冬の水やりでは、土の表面が完全に乾燥したら2〜3日後にたっぷりと水をやりましょう。冬はマドカズラの成長が穏やかなため、春から秋に比べて、乾燥時間を伸ばす必要があります。また水やりを気温が下がる時間帯にすると、マドカズラが傷む原因になります。水やりの時間はしっかり管理しましょう。

葉水は霧吹きなどで毎日やる

マドカズラへの葉水は、ハダニなどの病害虫を防ぐ効果が期待できます。マドカズラの健康のために、霧吹きなどで毎日葉水してあげましょう。しかし水やりの時と同様に、気温が下がる時間帯に葉水をすると、傷む原因になってしまいます。温かい時間帯に葉水するようにしましょう。

マドカズラの育て方のポイント③:土

マドカズラの育て方のポイント③:土
マドカズラを育てるのに適した土について解説します。正しい配合の土で育てることで、枯れにくく元気に育ちやすい環境を作ってあげることができます。

根腐れを防ぐため、水はけのよい土で育てる

マドカズラの生育時には根腐れを防ぐために、水はけの良い土を用意して育てましょう。水はけが悪い土だと、土に水分が含まれ続けて根が呼吸できなくなってしまいます。根腐れ状態になると、土が乾きづらくなったり、葉が変色したり落ちてしまったりと、さまざまなトラブルが起こります。

自分で作る場合は、観葉植物用の土と赤玉土と鹿沼土を2:1:1の割合で混ぜる

自分で土を配合する場合は、観葉植物用の土と赤玉土と鹿沼土を2:1:1の割合で混ぜましょう。マドカズラの育生に適した、水はけと水もちの良さを両立させた土を作ることができます。

マドカズラの育て方のポイント④:肥料

マドカズラの育て方のポイント④:肥料
マドカズラの生育に肥料は必要なのでしょうか?肥料を与える時期と合わせて解説します。

基本的に肥料をやらなくても大丈夫

マドカズラは基本的に肥料を与えなくても、元気に育ってくれる植物です。より大きく育てたい場合や葉のツヤを出したい場合は、元肥の他にも肥料を与えると良いでしょう。生育が穏やかになる冬場は追肥を避けます。

もし与えるなら暖かい季節に与える

マドカズラに肥料を与える場合は、暖かい季節が適しています。生育期の5月〜10月に肥料を与えるようにしましょう。冬に肥料を与えたり、与える肥料の量が多いと、根が傷む可能性があるため注意が必要です。

【マドカズラが成長したらすること】植え替え

【マドカズラが成長したらすること】植え替え
マドカズラを育てているうちに、鉢植えのサイズが小さくなっていきます。小さいサイズの鉢植えに植えていると、根が詰まったり、元気がなくなったりする原因になります。マドカズラの成長に合わせて植え替えを行いましょう。

1年に1回程度、一回り大きな鉢に植え替えをする

マドカズラは1年に1回程度の頻度で、一回り大きな鉢に植え替えをしましょう。定期的な植え替えは、根詰まりの予防・解消になります。古い鉢に入っている土は栄養が少なくなっているため、新しい土を用意して植え替えます。

植え替えにおすすめの季節は5月~6月

植え替えにおすすめの季節は5月〜6月です。この時期はマドカズラの生育期にあたるため、植え替え後も弱らず、元気に育ってくれる可能性が高いためです。植え替え後はしっかり水やりをしましょう。

植え替えをしないと根詰まりを起こす可能性がある

マドカズラは、植え替えをしないと根詰まりを起こす可能性があります。マドカズラは成長とともに根を伸ばし、鉢植えのサイズによっては1〜2年ほどで、鉢植えの中が根でいっぱいになります。マドカズラを育てる際は根詰まりの症状に注意しながら、適期に植え替えをしましょう。

【マドカズラが成長したらすること】剪定

【マドカズラが成長したらすること】剪定
マドカズラは観葉植物としてだけでなく、インテリアとしても人気の植物です。しかし成長するにつれて葉が茂りすぎたり、元気のない葉が出てくることがあります。そんな時は剪定で形や見栄えを良くしてあげましょう。

マドカズラが大きくなったら、剪定をおこなう

マドカズラが大きくなったら、剪定を行いましょう。新芽を残し、元気のない葉っぱや伸びすぎたつた、茂りすぎた部分を剪定して、樹形を整える必要があります。ハダニなどの害虫予防のため、葉をすいて風通しを良くすることも大切です

剪定は春から秋の季節におこなう

マドカズラの剪定は、新芽が出る春から生育期の秋に行います。冬は生育が緩やかになるため、剪定に失敗した際に元の状態に戻るまでに時間がかかってしまいます。傷んだ葉や茎が目立つ場合には見栄えを保つため、冬でも弱い剪定を行いましょう。

マドカズラの樹液には毒性があるので注意する

マドカズラの樹液には毒性があります。樹液に触れると、皮膚のかゆみやかぶれの症状が出ることがあるため、剪定を行う際にはゴム手袋などで手を保護しましょう。もし樹液に触ってしまったら流水でよく流して対処します。

マドカズラに支柱を立てたほうがいい理由は?

マドカズラに支柱を立てたほうがいい理由は?
マドカズラを育てる際には支柱を立てた方がいい、と聞いたことがある方もいることでしょう。マドカズラに支柱を立てた方がいい理由は、大きく分けて3つあります。

上に大きくしたい場合は支柱が必要

マドカズラは支柱なしで育てていると、上に大きく育ちません。基本的には横に広がって茂るため、理想とする形が背の高いものの場合には、支柱を立てる必要があります。

半つる性の植物のため垂れやすい

マドカズラは半つる性の植物のため、支柱なしでは垂れやすいという特徴があります。横に広がるマドカズラも魅力的ですが、背の高さや思い描く形がある場合は支柱を立てて調整してあげましょう。

生長するにつれて茎が長くなる

マドカズラは生長するにつれて、茎がどんどん長くなっていきます。支柱を立てることで、つるの向きや形をアレンジして飾ることができます。形を整える目的で支柱を使うのも一つの手です

【まとめ】マドカズラの育て方を紹介!剪定方法や支柱が必要な理由まで徹底解説

ここまでマドカズラの育て方について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?この記事のポイントは、
  • マドカズラは耐陰性があり寒さに弱い
  • 基本的には土の表面が乾いてから水やりする
  • 毎日霧吹きで葉水するとハダニなどの予防になる
  • 観葉植物用の土:赤玉土:鹿沼土が2:1:1の配合土を使用する
  • 根詰まりを防ぐため1年に1回程度植え替えする
  • 剪定は春から秋の間にゴム手袋を着用して行う
  • マドカズラに高さが欲しい場合は支柱を立てる

です。

マドカズラは耐陰性があるため初心者でも育てやすい植物ですが、こまめな葉水や剪定、1年に1度の植え替えといった手入れが必要です。特徴的な葉が観葉植物やインテリアとして人気なマドカズラをこの記事を参考にぜひ育ててみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください