パキラが枯れたときの症状と対処法と枯れさせない育て方を徹底解説

パキラが枯れたときの症状と対処法と枯れさせない育て方を徹底解説
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目次

おしゃれなお店などで見かけることも多いパキラ。100均でも販売されているので、とても身近な植物ですよね。風水などスピリチュアルの世界でも人気のあるパキラを育てている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。生命力の強い丈夫な植物ですが、育てているパキラが枯れるかもという時、どのような対処をするべきかあなたはご存知でしょうか? 今回は
  • パキラの基本的な情報
  • パキラが枯れる理由7つ
  • パキラが枯れている可能性があるときのサインは?
  • 水耕栽培でパキラが枯れる主な原因
  • パキラを枯らさない基本的な育て方
  • パキラが枯れる理由【Q&A】
についてご紹介します。 枯れる原因だけでなく、葉が落ちてしまう理由、パキラを元気に復活させる方法も解説しますよ。枯れないような基本的な予防策を知りたい方もぜひ参考にしてくださいね!

観葉植物のパキラの基本情報をチェック

観葉植物のパキラはとても身近な植物であり、お店などでもよく見かけますよね。お家で大切に育てている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そんなパキラが枯れてしまったら悲しいですよね。枯れてしまったときの対処法や、復活方法を知りたいと思いませんか?まずはパキラの基本情報からチェックしていきましょう。

原産地は中南米

パキラの原産地は主に中南米です。暖かく、日光が降り注ぐような場所に自生していますよ。常緑高木という種類で、高さは20m以上になることも。基本的に生命力がとても強い観葉植物で、初心者でも簡単に育てることができますよ。私もミニサイズのパキラをお家に飾っています!

耐暑性は強いが耐寒性は弱い

パキラの原産地は暖かい中南米にあることから、暑さには強いですが寒さには弱い性質があります。高温多湿を好むので日本では元気に育ちやすいですが、冬の寒さは苦手なので注意してあげたいところですね。気温が5℃以下になると生長に悪い影響が出てきてしまうこともあるのです。パキラを屋外で育てている方は、肌寒くなったら室内に取り込むなどして管理してくださいね。

パキラの風水効果で運気上昇!

パキラは運気上昇の風水効果があるとも言われており、風水で運気をアップさせたい方からも人気です。風水的な効果が期待できる観葉植物はいくつかありますが、パキラはどのような運気を上昇してくれるのでしょうか。おすすめの置き場所から効果まで、詳しく見てみましょう。

トイレ等において、悪い空気・負のエネルギーを吸収する

トイレは厄を落とす場所として「悪い気が溜まりやすい」と風水では言われています。しかしトイレにパキラを置くと、悪い空気や負のエネルギーを吸い取ってくれますよ。それはパキラが尖った葉を持っていることからきているようです。風水で尖った葉は「邪気を寄せ付けない」と言われているからですね。また風水的に見て、水が常に溜まっているのは良くない状態なのですが、パキラを置くことで気の流れが良くなると言われています。

【仕事運】【勉強運】がアップする

パキラの下向きに生える葉はリラックス効果があり、気持ちを落ち着かせてくれる効果があるとされています。落ち着いた気持ちで仕事や勉強に取り掛かれるので、成績が上がり、運気がアップするのですね。おすすめの置き場所は北西の部屋。リラックス効果で、良い人間関係を作るのにも一役買ってくれると言われています。オフィスやお店で見かけるのも納得ですね。

【金運】アップも期待できる

パキラは別名「発財樹」とも呼ばれ、金運アップも期待できるとされています。それはパキラを最初に販売した人が、貧困から脱することができたエピソードからきていますよ。パキラは生命力が強く、1本の木からどんどん増やしていけるので商売がうまくいったのですね。「パキラを飾るとお金に困らない」という風水効果があると言われ、金運アップの観葉植物として大人気です。

パキラが枯れるスピリチュアルな意味とは?

邪気を払ったり、仕事運、金運にも効果があるとされるパキラ。他にも生命力の強さから健康運や恋愛運もアップさせてくれるとも言われていますよ。そんなパワーの強いパキラが枯れた時、スピリチュアル的にはどのような意味があるのでしょうか。風水的な見方として、観葉植物が枯れた時は「その役目を終えた時」とされています。その場の悪い気を吸い取ってくれたり、あなたの悪いエネルギーを取り除いてくれたりしたのですね。枯れた観葉植物をそのまま放置するのは良くないので、感謝の気持ちと共に処分しましょう。

パキラが枯れる理由

パキラの基本情報や風水的効果をご紹介してきました。生命力があって育てやすいこと、スピリチュアルな効果を持つパキラが人気なのにも納得がいきますね。手軽に購入できることもあって、パキラを育てている人も多いはずです。一般的に育てやすいと言われているパキラですが、枯れてしまったりする原因を知りたいですよね?パキラの枯れる理由として主に7つの原因が考えられます。
  1. 水枯れ
  2. 根腐れ
  3. 根詰まり
  4. 日光不足や強い直射日光
  5. 枝や幹に病害虫が付くから
  6. 夏の暑さや冬の寒さによる温度
  7. 肥料焼け
1つずつ詳しく見ていきましょう。

理由①:水枯れ

パキラの枯れる原因の1つ目は「水枯れ」です。葉っぱがしおれて、ピンと立った状態でない時は水枯れを疑ってみましょう。他にもこのような症状がある時は水枯れが原因かもしれません。
  • 株全体もしおれて元気のない様子の時
  • 葉っぱの色が茶色く変色している時
  • 根元から葉っぱがポロッと取れてしまう時
早いうちに対応してあげれば復活できますので、普段から葉っぱや株の様子をよく観察しチェックしておくといいですよ。

理由②:根腐れ

パキラの枯れる原因の2つ目は「根腐れ」です。根腐れの最大の原因は水のやりすぎによるもの。根腐れを起こした根は呼吸できない状態になっており、やがて株全体が腐っていってしまいます。これは「ハイドロカルチャー栽培のパキラ」を枯らす原因として最も多いシチュエーションと言えますよ。早めに気づき対処してあげることで、根腐れから復活させてあげることもできます。 水耕栽培のパキラが根腐れを起こした時の対処法はこちらです。
  1. すぐにパキラを引き抜き、根をきれいに洗って乾かす
  2. 黒く変色している根は腐っているためカット
  3. 根が乾いたら、きれいに洗った容器に根腐れ防止剤と植え込み材を入れ、パキラを新たに植える
  4. 夏は風通しのいい明るい日陰、冬は直射日光が当たる窓辺に置きしばらく養生させる
温度管理と水のやりすぎには十分に注意してくださいね。

理由③:根詰まり

パキラの枯れる原因の3つ目は「根詰まり」です。パキラは生長の早い植物ですので、買ってきてから2~3年で鉢の中が根でぱんぱんになってしまうなんてことも。根詰まりを起こした根は栄養や水分をうまく吸収できない状態になってしまいます。最悪の場合、枯れてしまうこともあり得るので、予防策として1年おきに株をそっと引きぬいて根の様子を観察してみましょう。鉢の中を根がグルグルに回っている様子が見られたら、1回り大きな鉢に植え替えます。理想は1年に1度の植え替えで、最低でも2~3年に1度は植え替えてあげるのがおすすめですよ。

理由④:日光不足や強い直射日光

パキラの枯れる原因の4つ目は「日光不足や強い直射日光」です。耐陰性が強いパキラですが、暖かい場所に自生してるだけあって日光が大好きなのですね。重要なポイントは「日光が不足しても、当たり過ぎてもよくない」ということです。 あまりに日光に当ててあげない状態が長く続くと、日光を求めて枝葉が徒長し、葉姿が乱れてしまうことも。元気のない細い枝は折れやすく、葉っぱも色が薄くなっていきます。 反対にあまりに強すぎる直射日光も枯れる原因となってしまいますよ。強い直射日光に当たると葉が日焼けを起こし、変色してしまうのです。最後は葉が落ちて枯れたような姿になってしまいますので注意が必要です。

理由⑤:枝や幹に病害虫が付くから

パキラの枯れる原因の5つ目は「枝や幹に付いた病害虫」です。パキラは基本的に病気に強いと言われていますが、1度害虫がついてしまうと見た目が気持ち悪いだけでなく、大繁殖してしまうなどして厄介な状態になってしまうことも。病気も繰り返してしまうことが多いので、早めの対処と予防に力を入れて健康なパキラを育てるようにするのがおすすめです。ここでパキラに付きやすい害虫や病気を確認してみましょう。

ハダニ

ハダニは高温や乾燥する季節を好み、3~10月が注意すべき期間です。特に梅雨明けのカラッとした日に、糸を出しながら風に乗って飛んできます。体長は0.3㎜~0.8㎜程度ととても小さく、葉っぱの裏などに寄生します。寄生すると葉っぱの色が色あせ始め、全体的に白っぽくなってしまいます。繁殖力がとても強いので、見つけ次第すぐに対処しましょう。駆除方法は殺虫剤をまいたり、葉っぱをウェットティッシュでそっと拭いたりしてあげましょう。予防策としては、水が苦手なので水やりの際に葉の裏までしっかりと葉水をしてあげるのがおすすめですよ。

コナカイガラムシ

コナカイガラムシは、暖かく風通しの悪い場所を好みます。室内の観葉植物では条件が揃いやすいので1年中繁殖が可能です。体長は2~3㎜程度の大きさで、白くふわふわとした見た目です。繁殖力がとても強いので、1度コナカイガラムシがついてしまうと、別の観葉植物にもどんどん広がってしまうことも。フンからすす病を誘発してしまうこともあるので、見つけ次第しっかり対処したいですね。駆除方法は濡れた布でそっと拭いたり、幹や枝にいる場合は歯ブラシで優しくこすって落としましょう。メスの死骸から幼虫が生まれる可能性もあるので、落とした虫は土の上に残さず、しっかり取り除いておきます。予防策としては、風通しと日当たりの良い場所に置いてあげるのがおすすめですよ。

すす病

すす病は葉っぱの上に黒い粉のようなものが広がっていくのが特徴です。これらはカビの1種であり、放置するとどんどん広がっていってしまうので注意が必要ですよ。広がってしまうと、葉っぱの光合成や蒸散作用を阻害し、やがて枯れる原因にもなるからです。対処法はしっかりと葉水をするか、ウェットティッシュなどできれいに拭き取ってあげること。これでも黒い粉状のものが取れなければ、薬剤を散布するのが有効的ですよ。すす病の原因は害虫のフンです。すす病を発見したときは害虫もいるはずですので、同時に害虫駆除も行うようにしましょう。

理由⑥:夏の暑さや冬の寒さによる温度

パキラの枯れる原因の6つ目は「夏の暑さや冬の寒さによる温度」です。暖かい場所が原産のパキラは暑さに強いですが、真夏の猛烈な暑さには耐えられません。パキラの生育に適した温度は20~25℃で、30℃以上になると生育が鈍くなります。特に注意したいのは気温30℃以上の日中の水やり。鉢の中が熱湯状態になってパキラが枯れる原因となってしまいますよ。 また5℃以下になる冬の寒さも苦手です。外で育てているパキラは室内に入れてあげましょう。寒い地域に住んでいる方で、どうしても寒さをコントロールできない場合は休眠状態にしてあげるのがおすすめですよ。葉が下を向いてヘタッとしたら水をあげるくらい、水やりの間隔を開けます。その際、日中は日の当たる窓辺に、夜は冷気に当たらないよう部屋の真ん中に置いてあげるのがいいでしょう。

理由⑦:肥料焼け

パキラの枯れる原因の7つ目は「肥料焼け」です。肥料焼けとは、濃すぎる肥料成分を薄めようとパキラが根の水分を放出してしまうことで、かえって水不足になってしまうことです。パキラに肥料をあげるのは4~9月の生長期だけになります。肥料を与えるときは分量や濃度を守り、根から離れたところにあげるようにしましょう。冬は休眠期に入るので、肥料をあげる必要はありませんよ。

パキラが枯れている可能性があるときのサインとは?

パキラが枯れる主な理由を見てきました。しかし完全に枯れて復活できない状態になる前に、なんとか回避したいものですよね。大切なパキラを枯れさせないためにも、枯れている可能性があるときのサインを4つご紹介します。
  • 葉がしおれる
  • 葉先が茶色く変色
  • 下の葉が落ちる
  • 根が黒く変色
これらはパキラが枯れる黄色信号とも言えますよ。このサインを覚えておけば、パキラが枯れることを避けられますね!1つずつ詳しく見てみましょう。

【葉がしおれる】=【根詰まり】を起こしている可能性がある

葉がしおれる時は「根詰まり」を起こしている可能性が考えられます。葉がしおれるのは、根詰まりを起こした根は水分や養分を吸えない状態になっているからですね。先ほどもご紹介した通り、根詰まりはパキラが枯れる主な原因の1つです。他にも鉢底からはみ出す根も根詰まりのサインですよ。

【葉先が茶色く変色】=【葉焼け】を起こしている可能性がある

葉先が茶色く変色している時は、葉焼けを起こしている可能性があります。葉焼けは直射日光に当てすぎた時に起こる症状。パキラは日光が大好きですが、もう少し柔らかな日差しになるよう、置き場所を調整してあげましょう。特に初夏から真夏の強すぎる日差しや西日は、パキラが枯れる原因になってしまいます。屋外で育てているパキラも、直射日光ではなく明るい日陰に置いてあげるのがいいですね。買ってきてすぐはパキラを環境に慣れさせるために、半日陰やレースカーテン越しに置くのがおすすめですよ。あなたのお部屋の環境に慣れたら、少しずつ日光の量を増やしていきましょう。

【下の葉が落ちる】=【日照不足】になってる可能性がある

下の葉が落ちるのは、日照不足になっている可能性があります。パキラは耐陰性が強いので、室内のグリーンとしてとても人気ですね。しかしあまりに長い期間日に当たらないと下の葉が落ち始めたり、枝が間延びしたりしてきます。ときどきはベランダに出して午前中の柔らかな日差しを浴びたり、できるだけ日当たりのいい窓辺に置くようにしてあげるといいでしょう。日光が大好きな観葉植物ですが、日差しは強すぎても弱すぎてもダメなのですね。

【根が黒く変色】=【根腐れ】の可能性がある

株をそっと引きぬいた時、黒く変色している根があったら、それは根腐れの可能性があります。根腐れは文字通り根が腐っている状態のこと。水のやりすぎが大きな原因であり、常に濡れている土の中で呼吸できなくなった根が腐り、やがて株全体までが腐って枯れてしまうの状態のことです。根腐れのサインとして他にもこのような状態が挙げられますよ。
  • 土に水がしみ込んでいかない
  • 葉っぱの部分が黄色くなって枯れて落ちていく
  • 幹がブヨブヨと柔らかくなっている
  • 土から腐ったようなニオイがする
  • 土の表面にカビが生えている
このサインが見られたら、なるべく早く水はけのよい土に植え替えをしてあげるのがいいでしょう。植え替えは4~9月の生長期に行うと、ダメージを少なく抑えられますよ。

水耕栽培でパキラが枯れる主な原因

「お部屋の中に土を入れるのはちょっと抵抗がある…。」という方にぴったりの水耕栽培。水耕栽培にはハイドロボールやゼリーボールなど好きな植え込み材を利用できるので、自分の好みに合わせて育てられるのが嬉しいですよね。また土栽培で剪定した枝を挿し木として水栽培で育て、株を増やしていくのも楽しめそうです。しかし水耕栽培は土栽培よりやや難易度が上がるとも言われていますよ。なぜハイドロカルチャー栽培が少し難しいのか解説します。

ハイドロカルチャーでは根腐れを起こしやすい

ハイドロカルチャー栽培は、常に根が水に浸かっているので、根腐れを起こしやすいというデメリットがあります。根腐れはパキラが枯れる原因ともなってしまいますので、そうならないよう避けたいところですよね。ハイドロボールには目に見えない小さな穴が無数に空いています。その穴は根に空気を供給する役割があるので、ハイドロボールが完全に乾いてから水やりをするのがおすすめですよ。透明の容器で栽培すれば、どれくらい乾燥しているかも確認しやすいですね。

カビが発生しやすい

水耕栽培は常に水がある状態なので過湿になりやすく、カビが発生しやすいです。またカビが発生したときは水分が多すぎるというサインでもありますよ。ハイドロボールが完全に乾いてから水をあげるように管理すれば、カビの発生も多少コントロールできるようになるでしょう。すでにカビが発生している場合は、すぐにパキラを取り出し、ハイドロボールをきれいに洗ってあげましょう。きれいに洗ってしっかりと乾燥させれば、また植え込み材として利用することが出来ますよ。カビが生えないよう、風通しがいい直射日光の当たらない場所に置いてあげるのがいいですね。

パキラを枯らさない基本的な育て方

パキラが枯れる理由やサインをご紹介してきました。ここで基本的なパキラの育て方をチェックしてみましょう。パキラを枯らさない基本的な育て方は「日光・水やり・肥料・土壌環境・植え替え」を適切に行うことです。1つずつ詳しく見ていきましょう。

①日当たり良好な場所を選ぶ

パキラは日光が大好きな観葉植物です。4~9月の暖かい季節は、できる限り日に当ててあげるようにするといいですよ。屋外で育てる場合は、午前中の柔らかな日差しが当たる場所に置きます。もし葉焼けするようでしたら、日光の量を少なくするよう置き場所を調整しましょう。室内で育てる場合は、風通しと日当たりのいい場所に置くのがおすすめですよ。その時はエアコンの風が当たらない場所に置くのがベストです。週に2~3回は屋外に出してあげると健康的に育つことができます。

②水やりは適切な量・タイミングで行う

パキラは4~9月が生長期に当たり、盛んに枝葉を伸ばしていきますので、土が乾いたら水をあげます。水をあげるときは鉢底から透明の水が流れ出てくるくらいたっぷりと。一気に水をあげることで、鉢の中の空気が入れ替わり、新鮮な空気を根に供給することができます。受け皿にたまった水はきちんと捨てておくと病害虫や根腐れの予防になりますよ。気温が15℃以下になると生長が鈍くなり、5℃以下になると生長が止まります。冬になったら外で育てているパキラも室内に移してあげましょう。冬の水やりは、土が完全に乾いたのを確認後2~3日たってからの間隔でOKです。乾燥気味にすることで耐寒性を高め、より元気な状態で冬を越すことができますよ。

③肥料や栄養剤を与えて元気に!

パキラに肥料を与えるのに適しているのは、生長期である4~9月です。ゆっくり効いていく「緩効性肥料」を置き肥するのが手軽でいいでしょう。置き肥する場合は2ヶ月に1度がベストタイミングです。株を大きく育てたい場合は、同じく4~9月に液肥を薄めてあげるといいですよ。液肥の場合は2週間に1度与えてくださいね。冬は生長が止まるので肥料をあげる必要はありませんよ。

④土壌環境を整える

パキラは寒さが苦手で、高温多湿の環境を好む品種です。しかし土壌環境は水はけのいい土を用意するようにしましょう。水はけの悪い土で育てると根腐れを起こす可能性があるからですね。観葉植物用に販売されている用土を利用すればOKです。もし自分でブレンドしたい場合は「観葉植物の用土2:鹿沼土1:赤玉土1」または「赤玉土7:腐葉土3」の割合で混ぜるといいでしょう。 室内で育てるパキラは土の表面にココナッツファイバーや化粧砂などをのせてあげると、見た目がおしゃれになるだけでなく、コバエの発生を防ぐことが出来ますよ。

⑤大きくなってきたら植え替えを忘れずに!

パキラは生長が早い植物です。環境が合っていれば1年で20㎝ほど生長するケースもあるほど。特に買ってきたばかりの幼い苗は生長が著しい傾向にありますので、1年に1度植え替えするのが理想です。最低でも2~3年に1度は植え替えてあげないと、根詰まりを起こして枯れてしまうこともありますので注意が必要ですよ。植え替えに適した時期は生長期である4~9月。成長期に植え替えをすることで、ダメージを最小限に抑えられるからですね。冬は生長が止まりますので植え替えはやめておいた方がベターです。

観葉植物のパキラが枯れるに関するよくある質問

パキラが枯れることに関するよくある質問をまとめてみました。冬の管理方法や、100均のパキラの育て方、挿し木の方法などがあります。パキラを育てているあなたは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

Q. 冬に元気がないので、外に出して日光に当てると逆に枯れてしまいました。復活しますか?

冬に元気がなくなってしまったということで、チェックしたいのは「気温・根腐れ」の2つです。 まず気温の管理ができているか確認しましょう。パキラは冬の寒さが苦手です。冬の窓辺は冷気が入り意外と寒いですので注意が必要ですね。夜になったら部屋の中央へ移動してあげるといいでしょう。 次に根腐れを起こしていないか確認します。幹を触ってブヨブヨしていたら根腐れの可能性があります。冬の間の植え替えは、枯れる原因を増やしてしまいますので、今は枝をすべて切り落とし、土が完全に乾いたのを確認してから水やりをするなどして、株の温存にかけてみるのもいいかもしれません。 パキラは生命力の強い植物です。枝葉がなくなっても、株に元気が残っていれば春に新芽を出す可能性もありますよ。望みを捨てずに、丁寧にお世話してみてくださいね。

Q. 100均で買ってきたパキラですが、鉢を買ってきたままで育てていますが葉がしおれています。何が原因ですか?

100均で販売されている鉢のままではサイズが小さすぎる可能性があります。鉢が小さく、中で根詰まりを起こしていることが原因と思われますよ。葉がしおれるのは、根詰まりを起こした根が水分や養分を吸収できていないサインです。タイミングを見て1回り大きな鉢に植え替えてあげるのがおすすめですよ。100均におしゃれな鉢も売っていますので、一緒に購入するのもいいですね。もし冬で植え替えに適さない季節でしたら、春になるまで待って植え替えするのがベターですよ。

Q. パキラの先端が枯れてしまいました。そのままの状態でいいのでしょうか?切ったほうがいいですか?

パキラの葉の先端が枯れてしまった時、考えられる原因は「根詰まり・根腐れ」の2つです。 根詰まりを起こした根は、栄養分や水分を吸い取れなくなっています。葉の先端が枯れてしまうのは、葉まで行き渡らなくなっているからですね。オフィスや店舗にあるパキラはなかなかお手入れが行き届かないケースもあるとは思います。しかし1年に1度、もしくは2〜3年に1度、4〜9月の暖かい季節に植え替えてあげるようにしましょう。 同様に、根腐れを起こしていることも考えられます。葉の先端が枯れている程度でしたら、まずは水やりの頻度を減らし、乾燥気味に育て様子を見てみましょう。幹や根本を触ってブヨブヨしていたり、パキラから腐ったようなニオイがしたら、根腐れがかなり進行しているサイン。株もだめになっているかもしれませんので、元気な葉だけを切り、挿し木に挑戦してみるのもいいでしょう。

Q. パキラを挿し木で育てています。水を変える周期はどの程度がいいですか?

パキラは成長が早い植物ですね。どんどん大きくなっていくパキラを放置すると葉姿が乱れるので、剪定をしてバランスを整えましょう。パキラは生命力が強いので、剪定した枝を挿し木にして株を増やしていくこともできますよ。 挿し木を水耕栽培で育てるのはとても簡単で手軽な方法です。水耕栽培の場合、水換えの周期は毎日行うのがいいでしょう。水を継ぎ足すのではなく、容器内の水を全て換えるのがおすすめですよ。特に夏場は水がぬるくなって根腐れが起きやすくなります。直射日光を避けた明るい日陰に置いてあげましょう。 冬のパキラは休眠期に入りますので、水耕栽培で育てている挿し木の水やりも3日に1度くらいでOKです。

Q. 5本編みのパキラが枯れてきました。どのように対処すればいいですか?

5本編みのパキラが枯れてきた原因として考えられるのは主に3つです。
  • 編み込みによるストレス
  • 根腐れ
  • 根詰まり
編み込みは人間の手で、見た目を美しく整えられた状態です。大きく生長するにつれて編み込みがきつくなり、それぞれの木に負担がかかることもあります。5本編みにされている木の一部が枯れてしまったら、その部分を取り除き、様子を見てあげましょう。 根腐れの可能性があるときは、まずは水やりを止めて乾燥気味にし様子を見ます。根腐れの最大の原因は水のやりすぎだからです。受け皿の水を捨て、風通しのよい場所に置いてあげましょう。それでも復活しない場合は、思い切って元気な枝を切り挿し木することもおすすめですよ。 根詰まりの可能性がある時は、根が十分な栄養や水分を吸収できない状態になっています。4〜9月の生長期に、1回り大きい鉢に植え替えてあげるといいでしょう。

【必見】観葉植物が枯れたときの症状と対処法のまとめ

パキラが枯れる原因や、そのサインについてご紹介してきました。 この記事のポイントは
  • パキラの原産地は中南米の暖かな地域で、初心者でも育てられ、強いパワーを持つ観葉植物として風水の世界でも人気がある
  • 耐暑性と耐陰性があるが寒さには弱い
  • パキラの枯れる原因は水枯れ、根腐れ、根詰まり、日光の過不足、病害虫、温度管理、肥料焼けなど主に7つ考えられる
  • パキラが枯れるサインとして、葉がしおれる、葉が変色する、下の葉が落ちる、根が黒く変色するなど4つの兆候がある
  • パキラのハイドロカルチャー栽培は根腐れやカビが発生しやすく、土栽培よりやや難易度が上がる
  • パキラは日光、気温、肥料、土の環境を整えることで健康に育てることが出来る
  • 生長が早い植物なので理想は1年に1度、2~3年に1度1回り大きな鉢に植え替えするのがおすすめ
でした。 パキラは100均でも買え、丈夫で育てやすいので初心者でも楽しみながら育てられる観葉植物です。適切な管理をすれば枯れることなく、大きな株に育て上げることもできるので、初めてのグリーンライフにはぴったりですね!鉢にこだわったり、水耕栽培にもチャレンジしたりしてあなただけのパキラを育ててみてくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには、胡蝶蘭や観葉植物について他にもたくさんの記事をご用意しております。是非ご覧ください。