目次
ガーデニングや家庭菜園をするのに欠かすことができない植木鉢ですが、植え替えなどで古い植木鉢を捨てる際にどうやって捨てたらいいのか分からず、そのまま保管している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、これからも植え替えをしていくことを前提とすると、植木鉢の正しい処分方法については知っておく必要があります。
そこで今回は、
- 植木鉢はどう捨てるのが正解?
- 金属・陶器・ガラス製の植木鉢の捨て方
- 木・プラスチック製の植木鉢の捨て方
- 大きさが30㎝角以上の大型植木鉢の捨て方
- 土や植物は鉢植えと一緒に処分することができない
- 地方・市区町村別の正しい捨て方を紹介
植木鉢はどう捨てるのが正解?
ここからは、植木鉢はどう捨てるのが正解なのか説明していきます。自治体や植木鉢の種類によって正解が異なる
結論をいうと、自治体や植木鉢の種類・素材やサイズによって正解が異なります。サイズが大きいと粗大ごみとなる可能性が高く、リサイクルを推奨している自治体もあります。そのため「このような捨て方をする」と断定することはできません。自治体のルールや植木鉢の種類を確認する必要がある
植木鉢を捨てる際は、自治体のルールや植木鉢の種類を確認する必要があります。自治体のルールについてはインターネットで簡単に調べることができるので、まずは見てみることをおすすめします。主な捨て方は4つ
植木鉢の主な捨て方は「家庭ごみで捨てる」「粗大ごみで捨てる」「回収業者に依頼」「園芸店の回収サービスを利用」が挙げられます。家庭ごみとして捨てる
過程ごみとして捨てる場合は、素材と大きさを確認することが重要です。基本的には30cm以下のものは通常のごみ、30cm以上のものは粗大ごみとして捨てることになります。粗大ごみとして捨てる
粗大ごみとして捨てる場合、ほとんどの自治体で下記の手順で出すことになります。- 自治体のホームページから粗大ごみ受付センターに連絡
- 郵便局などでごみ処理券を必要な分購入
- ごみ処理券に必要事項を記入して植木鉢に貼り付ける
- 指定の場所に置いておく
回収業者に回収を依頼する
回収業者に回収を依頼する方法もあります。回収業者を利用すると、自宅まで回収に来てもらえるので手間をかけずに処分することが可能です。園芸店の回収サービスを利用する
園芸店の回収サービスを利用することもできます。こちらも自宅まで取りに来てもらえるので便利です。金属・陶器・ガラス製の植木鉢の捨て方
ここからは、金属・陶器・ガラス製の植木鉢の捨て方について説明していきます。30㎝角以内であれば不燃ごみとして扱える
金属・陶器・ガラス製の植木鉢の場合、30cm角以内であれば不燃ごみとして扱えます。まずは大きさを測ってみましょう。費用が掛からない場合も多いので簡単に処分できる
30cm角以内の植木鉢を不燃ごみとして処分する際は、費用が掛からないことが多いです。そのため、簡単に処分することができます。捨てる際は自治体のルールを確認する
捨てる際は自治体のルールを確認しましょう。分別ルールを守らないと周囲の方々の迷惑になってしまいます。木・プラスチック製の植木鉢の捨て方
次は、木・プラスチック製の植木鉢の捨て方について説明していきます。30㎝角以内であれば可燃ごみとして扱える
木やプラスチック製の植木鉢は30cm角以内であれば可燃ごみとして捨てることができます。こちらも植木鉢の大きさを確認してみましょう。費用が掛からない場合も多いので簡単に処分できる
木やプラスチック製の30cm角以内の植木鉢を処分する際、費用が掛からないことが多いです。そのため、簡単に処分できるでしょう。捨てる際は自治体のルールを確認する
捨てる際は自身の住んでいる自治体のルールを確認しましょう。ルール違反をしてしまうと回収してもらうことができません。大きさが30㎝角以上の大型植木鉢の捨て方
ここからは、大きさが30cm角以上の大型植木鉢の捨て方について説明していきます。30㎝角を超える場合は粗大ごみとして扱える
30cm角を超える場合は一般的に粗大ごみとして扱えます。粗大ごみとして出す手順は自治体ごとに多少違うので確認が必要です。粗大ごみの処分の手順
粗大ごみの処分の手順は一般的に以下の通りです。- 自治体のルールを確認する
- 粗大ごみ処分の申し込みを行う
- 粗大ごみの処分にかかる料金を支払う
- 指定の場所へ搬入する
粗大ごみとして処分する際の注意点
ここからは、粗大ごみとして処分する際の注意点について説明していきます。処分に費用が掛かる
まず、粗大ごみの場合は処分に費用が掛かります。どのくらいの費用になるのか確認が必要でしょう。処分されるまで時間がかかる
粗大ごみの場合、処分されるまで時間がかかります。普通のごみと同じというわけではないため注意が必要です。植木鉢を砕いて小さくすれば可燃・不燃ごみとして扱える
植木鉢を砕いて小さくすれば可燃・不燃ごみとして扱えます。少し面倒ではありますが、粗大ごみとして出すのと比べると「すぐに処分できる」というメリットがあります。土や植物は鉢植えと一緒に処分することができない
土や植物は鉢植えと一緒に処分することができません。そのため、必ず分けて捨てるようにしましょう。植木鉢は中を空にして処分する必要がある
植木鉢は中を空にして処分する必要があります。植木鉢に土が残っていないか、しっかり確認しておきましょう。状態の良い植木鉢であればリサイクルショップに買い取ってもらえる可能性もありますので、こちらも検討してみることをおすすめします。土の処分方法
土の処分方法として「ホームセンターの土回収サービスを使う」「土を購入した店舗で引き取ってもらう」「不用品回収業者に回収してもらう」などの対応が考えられます。 ただ、通常の用土であれば「燃えるごみ」として出すことが可能な自治体が多いです。植物の処分方法
植物の処分方法ですが、50cm以下に切るなどすれば、可燃ごみでも捨てることが可能です。また、園芸専門店などで無料で引き取ってもらう方法もあります。地方・市区町村別の正しい捨て方を紹介
ここからは、地方・市区町村別の正しい植木鉢の捨て方について説明していきます。市区町村別で少し対応が異なることがあるので、チェックしておくことをおすすめします。【東京都】
まずは、東京都でいくつかの市区町村別の正しい捨て方を見ていきましょう。世田谷区
世田谷区の場合、植木鉢やプランターは30cm以下ならば「90リットル以下の蓋付き容器、もしくは中身が見える透明・半透明のごみ袋」に入れて、プラスチック製であれば「可燃ごみ」、陶器製であれば「不燃ごみ」として収集してもらうことが可能です。 世田谷区では一度に出せる量は45リットルの袋が3袋までなので気を付けましょう。足立区
足立区の場合、植木鉢やプランターはそれぞれ「燃やすごみ」「燃やさないごみ」として処分することができます。また、足立区では植木鉢の土などを取り除き、割れている場合は厚紙などで包んで「危険」と表示しましょう。板橋区
板橋区の場合、植木鉢やプランターは30cm未満であれば陶器や陶磁器は不燃ごみとなります。板橋区ではプラスチックは可燃ごみとして収集してもらうことができます。江戸川区
江戸川区では、一辺30cm未満のプラスチック製の植木鉢は「燃やすごみ」で出すことができます。また、江戸川区では陶磁器製の植木鉢は「燃やさないごみ」、一辺30cm以上の粗大ごみは土を取り除いて出しましょう。大田区
大田区では、プラスチック製で30cm未満の植木鉢・プランターは可燃ごみとして、陶器製で30cm未満のものは不燃ごみで出すことができます。 また、大田区では30cm以上の植木鉢・プランターは粗大ごみとなります。江東区
江東区では、陶磁器製やプラスチック製の植木鉢・プランターは粗大ごみとして扱われます。また、江東区では30cm未満の陶磁器製の植木鉢・プランターは燃やさないごみ、プラスチック製で30cm未満のものはプラスチックごみとして処分できます。【神奈川県】
次は神奈川県でいくつかの市区町村別の正しい捨て方を見ていきましょう。横浜市
横浜市では、50cm未満の素焼きや陶器製の植木鉢は「燃えないごみ」で処分します。その際は植木鉢を新聞紙などに包んで品名を表示しましょう。 また、横浜市ではプラスチック製や木製の植木鉢で50cm未満のものは「燃やすごみ」として処分します。50cm以上の植木鉢は粗大ごみで捨てることとされています。川崎市
川崎市では陶器、素焼きの植木鉢で最長辺が50cm未満のものを「普通ごみ」として処分します。プラスチック製の植木鉢で最長辺が50cm未満のものは同様に「普通ごみ」です。 また、川崎市では最長辺が50cm以上の植木鉢は粗大ごみとして処分します。厚木市
厚木市では植木鉢・プランターは50cm未満であれば、陶器製は「もえないごみ」、プラスチック製は「もえるごみ」として処分できます。 厚木市では50cm以上の植木鉢・プランターは粗大ごみとして出すことになります。【東京・神奈川を除く関東地方】
それではここからは、東京・神奈川を除く関東地方における市区町村長の正しい捨て方を見ていきます。さいたま市
さいたま市では陶器・素焼きで80cm未満の植木鉢は「燃やせないごみ」、プラスチック製で80cm未満の植木鉢は「燃やせるごみ」として処分します。また、さいたま市では80cmを超えるものは粗大ごみとなります。宇都宮市
宇都宮市では陶器製の植木鉢は不燃ごみとされており、プラスチック製であれば可燃ごみで出せます。また、宇都宮市では縦、横、高さのいずれかの長さが50cm以上のごみは粗大ごみとなります。茨木市
茨木市では、たて、よこ、高さの一番長いところが30cm以上であれば粗大ごみとなります。また、茨木市では30cm未満の植木鉢であれば普通ごみとして処分されます。船橋市
船橋市では陶器の植木鉢は不燃ごみとなり、不燃ごみの袋に入らないものに関しては粗大ごみで出す必要があります。また、船橋市ではプラスチック製の可燃ごみの袋に入る植木鉢であれば粗大ごみでなくて大丈夫です。【関西地方】
次は関西地方における市区町村別の正しい植木鉢の捨て方について見ていきます。大阪市
大阪市では、せともの・陶器、プラスチック製、木製の植木鉢は「普通ごみ」に出します。また、大阪市では最大の辺が30cmを超える植木鉢は「粗大ごみ」として処分します。堺市
堺市では、金属、陶器、ガラスなどでできている鉢植えは「燃えないごみ」として捨てます。木やプラスチックでできている鉢植えは「燃えるごみ」です。 また、堺市では30cm角以上である鉢植えは「粗大ごみ」として処分されます。京都
京都市では、小さな陶器の植木鉢は「家庭ごみ」として出し、プラスチック製の植木鉢も同様となります。京都市ではどちらも「燃やすごみ用指定ごみ袋」に入れて出しましょう。 袋に入らないような大型のごみは、自治体の大型ごみとして回収してもらうことができます。神戸市
神戸市では、プラスチックの植木鉢は「可燃ごみ」、陶磁器の植木鉢は「粗大(不燃)ごみ」となります。神戸市では排出できる量に制限があり、排出元一か所について、70Lの袋で3袋分までです。【中部地方】
次は中部地方における市区町村長の植木鉢の正しい捨て方です。名古屋市
名古屋市では、プラスチック製の植木鉢は「燃えないゴミ」での処分となります。また、名古屋市の場合は陶器の植木鉢だと「粗大ごみ」になります。岡崎市
岡崎市では、陶磁器の植木鉢は「不燃ごみ」として隔週1回の指定曜日に指定袋に入れて処分します。また、岡崎市ではプラスチック製の植木鉢は「可燃ごみ」として週2回の指定曜日に捨てられます。 指定袋に入らないものについては「粗大ごみ」となります。金沢市
金沢市では、プラスチック製の植木鉢は「燃やすごみ」として捨てることができます。また、金沢市では陶磁器の植木鉢は「燃やさないごみ」となります。 植木鉢の一番長い辺が70cm以上のものは有料粗大ごみとして処分します。【中国地方】
次に中国地方の市区町村長についての植木鉢の捨て方を見ていきます。岡山市
岡山市では、陶磁器の植木鉢は「不燃ごみ」、プラスチック製の植木鉢は「可燃ごみ」として処分します。 また、岡山市では有料指定ごみ袋に入らないものを「粗大ごみ」として出すことになっています。倉敷市
倉敷市では、陶磁器の植木鉢は「埋立ごみ」として処分されます。また、倉敷市ではプラスチック製の植木鉢は「燃やせるごみ」としています。 規定の大きさ以上になると粗大ごみとなるので注意が必要です。【九州地方】
最後に、九州地方における市区町村長の植木鉢の捨て方について見ていきます。福岡市
福岡市では、植木鉢は「燃えないごみ」として捨てることになります。福岡市では市の指定ごみ袋に入れて、月に1回の収集日に処分することができます。北九州市
北九州市では、植木鉢は粗大ごみに分類されていません。そのため、北九州市では植木鉢を家庭ごみ指定袋に入れて捨てることが可能です。【まとめ】植木鉢はどう捨てるのが正解?正しい処分方法から注意点まで
ここまで、植木鉢の適切な捨て方と処分する際に気を付けなければならない注意点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか? この記事のポイントは、- 植木鉢の捨て方は自治体や種類によって対応が異なる
- 金属・陶器・ガラス製の植木鉢の捨て方は30cm角以内ならば不燃ごみとして扱える
- 木・プラスチック製の植木鉢の捨て方は30cm角以内ならば可燃ごみとして扱える
- 大きさが30㎝角以上の大型植木鉢の捨て方は粗大ごみとして扱うことができる
- 土や植物は鉢植えと一緒に処分することができない
- 地方・市区町村ごとに正しい捨て方がある