手入れ不要のおすすめのシンボルツリーを紹介!選び方や代替樹まで

手入れ不要のおすすめのシンボルツリーを紹介!選び方や代替樹まで
記事内に商品プロモーションを含む場合があります  #PR

目次

お庭を眺めると自然と目が留まるシンボルツリー。季節の移ろいを感じられ、家族とともに成長するシンボルツリーに憧れの気持ちを抱く方も多いのではないでしょうか。しかし、シンボルツリーの手入れは大変と耳にすることがあります。植物ですから手入れの手間を完全になくすことはできないとしても、シンボルツリーを手入れする手間を大きく減らすことはできないのでしょうか? この記事では、
  • シンボルツリーの手入れは大変?
  • シンボルツリーにおすすめの手入れ不要の樹木4選
  • 手入れを不要にするシンボルツリーの選び方のポイント
  • 手入れ不要にこだわるなら「シンボルツリーの代わり」がある
について詳しく丁寧に解説します。 手入れを不要にするシンボルツリーの選び方にはポイントがあります。この記事を参考に手入れを不要にするためのポイントを理解してシンボルツリーを選ぶことによって、シンボルツリーのメンテナンスがとても楽になります。また、シンボルツリーにおすすめの手入れ不要の樹木を厳選して4種類ご紹介します。シンボルツリーの代わりになるアイデアについても解説しますから、ぜひ最後まで読んでみてください。

シンボルツリーは手入れが大変!

シンボルツリーは手入れが大変!
シンボルツリーには樹木を用います。シンボルツリーは植物ですから定期的に手入れが必要になることが基本です。外構工事の植栽としてシンボルツリーを選んだらそれで終わりというわけではありません。植栽の外構工事が終わった後もシンボルツリーのメンテナンスが必要になりますから、手入れの手間も考えてシンボルツリーを選ぶことが大切です。

シンボルツリーとは、お庭や住まいの象徴となる樹木のこと

シンボルツリーとは、お庭や住まいの象徴となる樹木のことです。手入れに手間はかかることが一般的ですが、シンボルツリーを植えることには大きなメリットがあります。

建物の外構を良くする

自宅のお庭にシンボルツリーを植えることによって、住まい全体がおしゃれな雰囲気になります。植物のないお庭はどこか殺風景になることがありますが、シンボルツリーがあるお庭は生命力に溢れ、四季の移ろいを日々の生活の中で感じることができます。また、庭木が植えてあるだけでも自宅のお庭が賑やかになりますが、シンボルツリーは高さがあるため空間に立体感が生まれておしゃれな雰囲気になります。玄関先のスペースにシンボルツリーを植えることもおすすめです。玄関の近くに配置すれば玄関を出入りするたびに自然とシンボルツリーが目に入ります。

他の建物からの目隠しになる

シンボルツリーは他の建物からの目隠しの役割もあります。生垣やフェンス、ブロック塀などを用いて目隠しにすることもできますが、他の建物の2階などからお家の中が見えてしまうことも。樹高の高いシンボルツリーを庭木として植えることによって、他の建物の2階などからもお家の中が見えにくくなります。草花の中には草丈が高いものもありますが、草丈が高いといってもシンボルツリーとして使われる樹木には敵いません。ただし、落葉樹は冬の間は葉っぱを落とすため目隠しの効果が薄れますから、冬の間も葉っぱを茂らせる常緑樹の方が目隠し効果が高いです。

剪定や害虫駆除、落葉の掃除など手間がかかる

シンボルツリーは樹木ですから、定期的な手入れが必要になります。枝葉が伸びすぎたり樹形が乱れたときには剪定して樹形を整える手間がかかります。そして、剪定でカットした枝葉を処分する手間もかかります。また、害虫が発生することもありますから、害虫が発生したら速やかに駆除する必要があります。さらには、落ち葉の掃除や日々の水やりなど植物ならではの手間はたくさんあります。植物の種類によって手間の大変さは変わりますから、手入れの手間も考えてシンボルツリーを選ぶことが大切です。

手入れが不要なおすすめのシンボルツリーや選び方を紹介

ここまでシンボルツリーは手入れが大変と解説してきましたが、手入れを理由にシンボルツリーを諦める必要はありません。植物ですから完全に手入れを不要にすることはできませんが、手間がかからないシンボルツリーを選べばかかる手間を大幅に減らすことができます。この記事では、手入れが不要になるおすすめのシンボルツリーをご紹介するとともに、手入れ不要のシンボルツリーを選ぶコツについても詳しく解説します。

手入れが不要なシンボルツリーにおすすめの樹木

手入れが不要なシンボルツリーにおすすめの樹木
ここでは、手入れが不要なシンボルツリーにおすすめの樹木をご紹介します。手入れ不要のシンボルツリーにおすすめの樹木は
  1. シマトネリコ
  2. ハイノキ
  3. ソヨゴ
  4. フェイジョア
です。 それぞれ見ていきましょう。

シマトリネコ:耐寒性があり、病害虫に強い

シマトネリコは、シンボルツリーとしてよく用いられる常緑樹です。小さな葉っぱが規則正しく並んで風にそよぐ姿が軽やかな印象を与えます。葉っぱや枝がよく茂るため、十分な目隠し効果を発揮する樹木で、4月から5月にかけて白く可憐な花を咲かせる姿が爽やかです。常緑樹ですから落葉樹に比べて落ち葉の掃除に手間がかかりません。また、丈夫で病害虫に強い性質からほとんど病害虫対策を必要しませんから、手入れが不要なシンボルツリーとしておすすめです。ただし、シマトネリコは大きく育つと10メートルほどに成長する樹木ですから、コンパクトな樹形を保つために定期的な剪定は欠かせません。耐陰性があり日陰でも育ちますが、日向を好む植物ですから日当たりの良い場所か半日陰の場所に植えましょう。

ハイノキ:成長が遅く、病害虫もつきにくい

ハイノキは、シンボルツリーとして人気の常緑樹です。枝や葉っぱが細いため、見た目がすっきりとしておしゃれな雰囲気です。また、春の時期には真っ白な可愛らしい花を咲かせ、8月から9月頃には紫色の実がなるなど季節感を感じることができる庭木です。大きく育てば樹高10メートルほどに成長する種類ですが、成長が遅いためそれほど高さを気にする必要はありません。成長が遅く小さなサイズの苗を植えると育つまでに長い時間がかかるため、シンボルツリーとして配置する場合にはある程度大きなサイズのハイノキを植えることがポイントです。ただし、大きなサイズのものはそれだけ育てるのに時間がかかるため高価になります。病害虫はつきにくいですが、アブラムシやカイガラムシが発生することがあります。アブラムシやカイガラムシを見つけたら早めに薬剤を散布して駆除することがポイントです。また、ハイノキは耐陰性がある一方で直射日光が苦手ですから、半日陰か明るい日陰の場所に植えるとよいでしょう。

ソヨゴ:成長は遅く剪定は少なくても良いが定期的な水やりは必要

光沢のある葉っぱと赤い果実が特徴のソヨゴは、ゆっくりと成長する常緑樹ですからシンボルツリー向きの樹木です。高木に分類され本来は10メートルほどに育つ樹木ですが、成長は遅いため剪定の頻度は少なくて済みます。成長は遅いですが、葉っぱはよく茂るため目隠し効果は十分です。ソヨゴの魅力のひとつが季節の移り変わりを楽しめることで、初夏の時期には白い花が咲き、秋の時期になると赤い実をつけます。なお、病害虫にもかかりにくく手入れが楽なソヨゴですが、地表から浅い場所に根を張る特性があるため水切れを起こしやすく定期的な水やりが必要になります。また、地表から浅い場所に根を張るという特性から強風に弱いため、倒木対策として強風の当たらない場所に植えるとよいでしょう。

フェイジョア:暑さに強く、虫がつきにくい

南米原産のフェイジョアはオリーブに似た雰囲気をもっており洋風ガーデンによく合う常緑低木です。光沢のある葉っぱのほか、花や果実を楽しむことができます。特に、果実は食べる楽しみもあり、収穫した果実は追熟させてから食べると甘くておいしいです。また、フェイジョアは低木に分類されシンボルツリーとしてはやや小型の樹木ですから大きく育ちすぎる心配がありません。開花時期は5月から6月にかけてで、厚みのある薄桃色の花を開花させます。南米原産のフェイジョアは暑さに強い性質があり日当たりの良い場所を好みますから、日向などよく日の当たる場所に植えるとよいでしょう。虫がつきにくいため病害虫対策をほとんど必要とせず、手入れ不要のシンボルツリーとしておすすめです。

手入れが不要なシンボルツリーの選び方

手入れが不要なシンボルツリーの選び方
ここでは、手入れが不要なシンボルツリーの選び方について解説します。手入れの手間がかからないシンボルツリーを選ぶためのポイントは
  1. 成長がゆっくりで、剪定の頻度が少ないこと
  2. 常緑樹もしくは落葉樹でも掃除が行き届く落ち葉の量であること
  3. 病害虫に侵されにくいこと
の3つです。 それでは、それぞれのポイントを見ていきましょう。

成長めで、剪定の頻度が少ないこと

手入れが不要なシンボルツリーを選ぶに当たって大切なポイントが成長のスピードです。ゆっくりと成長する樹木を選べば、剪定の頻度を抑えることができます。生育旺盛な樹木をシンボルツリーとしてお庭に植えた場合には、ぐんぐんと枝葉を大きく伸ばしますからこまめに剪定する必要があります。ゆっくり成長する樹木であれば剪定の頻度を減らすことができますから、剪定作業そのものの回数を減らせるだけでなく、剪定で発生するカットした枝葉を処理する手間も省くことができます。

常緑樹もしくは落葉樹でも掃除が行き届く落ち葉の量であること

手入れが不要なシンボルツリーを選ぶなら、常緑樹を選ぶことが基本となります。なぜなら、シンボルツリーの手入れで大変な作業のひとつが落ち葉の処理だからです。植物ですから常緑樹でも落ち葉がまったく発生しないということはありませんが、冬に向けて一度に大量の葉っぱを落とす落葉樹に比べれば落ち葉の掃除は手間がかかりません。ただし、落葉樹のなかでも落ち葉が多い種類とそれほど落ち葉が多くない種類があります。シンボルツリーに落葉樹を選ぶ場合には、掃除が行き届くように落ち葉の量が少なめの樹木植物を選ぶことがポイントです。

病害虫に侵されにくいこと

手入れが不要なシンボルツリーを選ぶ上では、病害虫に侵されにくい丈夫な樹木を選ぶことも大切です。シンボルツリーとして人気のある樹木の中には、病害虫の被害を受けやすいものもあります。病害虫に侵されやすい樹木の種類をシンボルツリーとして選ぶと、病害虫の被害によって樹木が弱ったり枯れてしまったりすることがあります。そのため、病害虫を予防するためにしっかりとした対策が必要になりますが、病害虫対策には手間や費用がかかります。最初から病害虫に侵されにくい丈夫な樹木を選ぶことによって、病害虫対策の手間や費用を減らすことができます

本当に手入れがいらない「シンボルツリーの代わり」のアイデア

本当に手入れがいらない「シンボルツリーの代わり」のアイデア
ここでは、本当に手入れがいらない「シンボルツリーの代わり」になるものについて解説します。シンボルツリーは植物ですから完全に手入れを不要にすることはできません。しかし、ここで紹介する「シンボルツリーの代わり」を選べば、完全に手入れを不要にすることができます。

フェイクツリー

シンボルツリーは本物の樹木を用いますが、人工の樹木フェイクツリーをシンボルツリーの代わりにするのはいかがでしょうか。フェイクツリーとはいえ品質の良いものは、ひとめ見ただけでは本物の樹木と見分けがつかないものもあります。ただし、ほとんどのフェイクツリーは屋内での使用を前提としているため、屋外で使用すると劣化が早く進むことがあります。

アートオブジェ

お庭や住まいの象徴として樹木の代わりにアートオブジェを配置するのはいかがでしょうか。芸術性のある個性的なアートオブジェを配置することによって、お庭を自由なデザインで表現することができます。アートオブジェの選定と配置にセンスが問われますが、世界にひとつだけの素敵な外観を作り出すことも可能です。

石や彫刻

日本では昔からお庭に大きな庭石を配置する文化があります。石は生物ではありませんが、自然な風合いがあるため殺風景な印象を与えません。大きな庭石をシンボルツリーの代わりとして配置して大きな庭石に合わせて小型の樹木を植えるという方法もあります。また、石材店では、伝統的な灯籠のほかにも動物やキャラクターを模した石製品を扱っているところもあります。

照明

スポットライトやLEDライトを組み合わせて照明をシンボルツリーの代わりにするアイデアもあります。照明単体でもよいですが、アートオブジェや石・彫刻などのデザインを引き立てるために照明を用いると効果が高まります。

壁面緑化

シンボルツリーの代わりに建物の壁面を緑化するというアイデアもあります。壁面緑化であれば、高さがあり見栄えもするため立派な住まいのシンボルになります。壁面緑化にはさまざまなバリエーションがありますが、いずれも夏の暑さや冬の寒さを緩和する効果が期待できます。なによりグリーンが目に優しく、美しい景観を作り出せる魅力があります。

まとめ

ここまで、シンボルツリーの役割や手入れの大変さ、そして手入れ不要にするためのシンボルツリーの選び方のポイントを詳しく解説し、手入れの不要なおすすめのシンボルツリー4選やシンボルツリーの代わりになるアイデアについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。 この記事のポイントは、
  • シンボルツリーとはお庭や住まいの象徴となる樹木のことで、建物の景観をよくするほか他の建物からの目隠しの役割もある
  • 一方で、剪定や害虫駆除、落葉の掃除などの手入れが必要になるため、手入れの手間を考えてシンボルツリーを選ばないと手入れが大変になる
  • 手入れを不要にするシンボルツリーの選び方のポイントは、①成長がゆっくりで剪定の頻度が少ないこと、②常緑樹もしくは落葉樹でも掃除が行き届く落ち葉の量であること、③病害虫に侵されにくいこと
  • シンボルツリーにおすすめの手入れ不要の樹木4選は、①シマトネリコ、②ハイノキ、③ソヨゴ、④フェイジョア
  • 手入れ不要にこだわるなら「シンボルツリーの代わり」として、①フェイクツリー、②アートオブジェ、③石や彫刻、④照明、⑤壁面緑化などのアイデアがある
でした。 憧れのシンボルツリーですが、剪定や害虫駆除、落ち葉の清掃など手入れの手間を考えずにシンボルツリーを選ぶと後々苦労します。この記事で紹介した手入れを不要にするシンボルツリーの選び方のポイントを押さえて、メンテナンスに手間のかからないシンボルツリーを選んでみてください。ふとお庭を眺めたときに自然と目が留まるシンボルツリーに癒されることもあるでしょう。お庭にシンボルツリーを植えて、四季折々の姿を眺めながら植物のある暮らしを楽しんでみてください。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。