人気のハーブ・ミントを徹底解説!効能・活用方法や育て方まで

人気のハーブ・ミントを徹底解説!効能・活用方法や育て方まで
記事内に商品プロモーションを含む場合があります  #PR

目次

お料理や医薬品までさまざまな用途で使われる『ハーブ』もはや私たちの生活に欠かせない植物です。

ハーブの中でも特に身近なのが『ミント』です。のど飴やリップクリーム・お料理にも使われており、認知度が高いハーブです。認知度が高いハーブですが、皆さんはどれだけミントについて知っていますか?「スースーする草でしょ?」程度で詳しくない方も多いでしょう。

そこで、今回は、ハーブの仲間であるミントについて解説します。本記事を読めば、以下のことが分かりますよ。

  • ハーブとミントの違い
  • ミントって全部爽やかな香りなの?
  • ミントの使い道
  • 栽培するときの注意点

ミントについて知りたい方はぜひ、読んでみてくださいね。

ハーブとしてのミントが人気!

ハーブとしてのミントが人気!

ハーブの中でもミントは人気の高い品種です。ですが「そもそもミントってなに?」「ハーブとミントって何が違うの?」と疑問に思う方も多いはず。なので、ミントがどのようなハーブなのか知ることから始めましょう。

ハーブとミントの違いとは?

まず、ハーブとミントの違いについて解説します。ハーブ=ミントと思っている方も多いですが、詳しくは違います。わかりやすく解説しますね。

ハーブは香草全体を指す

最初に、サーブとは香草全体を指す言葉です。「香草ってなに?」って方もいるかも知れませんが、名前の通り香りのある草のことを指します。香りがある草全般を指す言葉ですが、食用にも向いているハーブも多く存在します。

ミントはハーブの中の一種

ミントはハーブの中の一種です。匂いを嗅げば分かりますが、清涼感のある爽やかな匂いがします。爽やかな香りのある香草なので、ミントもハーブの一種になるんですね。

ハーブの代表格として知られ、日本では清涼感や刺激を感じるものが多い

ミントはハーブの代表格として認知度が高く、日本では清涼感や刺激を感じるものが多いです。ですが、すべてのミントが清涼感があるミントではありません。詳しく解説しますね。

メントールの含有率が高い

ミントはメントールの含有量が高いハーブです。品種によって含有率に差がありますが、最低でも50%、多い場合は80%もメントールが含まれています。メントールとはミントが持つ爽やかな匂いの成分です。リップクリームやのど飴に配合されることが多い成分で、食品から医薬品まで幅広く活躍しています。

品種によって甘い香りを感じるものも

ミントといえば、清涼感のある香りが特徴ですが、品種によっては甘い香りを発するミントもあります。例えば、アップルミント系の品種はフルーティーな香りが特徴のミントです。ひとくちにミントといっても、さまざまな香りがあるので自分好みの香りがするミントを育てるのもおすすめですよ。

ハーブにおすすめなミントの種類

さまざまな種類のあるミントの中から、ハーブにおすすめなミントの種類を紹介します。目的に合わせて、風味や香りを探して最適なミントを選んでくださいね。

スペアミント:エスニックやフォーに使われる

スペアミントはエスニックやフォーに使われるミントです。私たちがイメージする清涼感のあるミント(ペパーミント)と比べ、清涼感はマイルドで甘く、やや青臭く感じるのが特徴。複雑な香りのするミントなので、エスニック料理など好きな方はスペアミントがおすすめですよ。。

ペパーミント:清涼感が強く、刺激のある香り

ペパーミントは私たちがイメージする清涼感の強いミントです。ガムやのど飴、歯磨き粉など私たちの生活に欠かせない存在になっています。料理はもちろん、アロマにも使えるので幅広い用途に使えるミントといえるでしょう。

アップルミント:フルーティーな香り

アップルミントはフルーティーなリンゴに似てる香りがするミントです。ペパーミントと比べてると香りがマイルドなので、サラダやお菓子作りに最適なミントいえるでしょう。香りをより楽しみたいなら、アロマもおすすめですよ。

ウッドカラミント:紫の花を咲かせる

ウッドカラミントは紫色の小さな花を咲かせるミントです。花を咲かせることから、食用より観賞に向いている品種です。お花を楽しみたい方におすすめの品種ですよ。

ハーブとしてのミントの使い方や育て方を紹介

本記事ではハーブとしてのミントの使い方や育て方を紹介します。これからミントを始めたい方、既に始めている方もぜひ、読んでみてくださいね。

ハーブとしてのミントの使い方

ハーブとしてのミントの使い方

最初に、ハーブとしてミントの使い方を紹介します。食用利用ばかりでなく、意外な使い方もありますよ。ぜひ、読んでみてくださいね。

活用法①スイーツなど料理に

ミントはスイーツなど料理に向いているハーブです。おすすめのレシピも一緒に紹介しますね。

おすすめレシピ:ミントクッキー

ミントをクッキーに練り込んで楽しむ方法です。ミントの種類は問わず、自宅で栽培した好みのミントをクッキーとして味わえますよ。ミントクッキーは市販ではなかなか見ないので、気になる方はぜひ、レシピを参考に作ってみてくださいね。

おすすめレシピ:アップルミントジャム

アップルミントをジャムとして楽しむ方法です。他のミントと違い、アップルミントはフルーティーなリンゴに似てる香りがするので、ミントの中でもジャムに向いています。

詳しくはレシピを見て欲しいですが必要な材料は、アップルミント・はちみつ・ショウガだけなので、お手軽に作成できますよ。

活用法②ハーブティーやお酒等飲み物に

ハーブティーやお酒等の飲み物にハーブを利用する方法があります。ハーブティーは馴染み深い方もいるでしょう。お酒にお気に入りのミントを浮かべて香りを楽しむのも乙ですよ。

活用法③乾燥・抽出してハーブチンキに

乾燥・抽出してハーブチキンなどの料理にも使えます。お肉やお魚の香草焼きが好きな方は、自分で栽培したミントで料理を楽しむのもおすすめ。料理好きな方はぜひ、作ってみてくださいね。

活用法④猫よけに

意外かもしれませんが、ミントは猫避けにも使えます。猫は強いにおいが苦手なので、猫の侵入を防ぎたい場所にミントを植え付けるだけで、猫の侵入を防げます。ミントを育てるだけでいいので、お金をかけずに猫を防止したい方はぜひ、ミントを置いてみてくださいね。

活用法⑤虫除けに

ミントは虫よけにも使えます。効果がある虫は限られますが、多くの人が苦手なGなどに有効です。詳しく見ていきましょう。

ゴキブリや蜂、アリなどの虫除けに

ミントはゴキブリや蜂、アリなどの虫除けに効果があります。特にGは多くの方が苦手な昆虫でしょう。そこで、ミントを庭に植え付ければ少なくとも外から侵入してくるGを防止できます。意外にも外からゴキブリが侵入するケースは多いので、ミントの虫よけ効果を使わないのはもったいないですよ。

また、虫除けに使えることから家庭菜園などでお野菜を育てている方にもおすすめです。お野菜に害虫が発生するのを防いでくれますよ。

特に二ホンハッカが効果的

数あるミントの中でもニホンハッカ(クールミント)が虫よけに最適です。ニホンハッカ(クールミント)は虫が苦手なメントールの香りが強いので、虫よけに最適です。虫よけとしてミントを利用したいなら、ニホンハッカを選んでくださいね。

活用法⑥医薬製品や美容製品に

ご存知の方も多いと思いますが、ミントは医薬製品や美容製品に利用される効能が含まれています。。詳しく見ていきましょう。

メンソールには鎮痛・殺菌の効能がある

ミントに含まれるメンソールは鎮痛・殺菌効果があります。メンソールが含まれたのど飴を舐めると「ちょっと楽になったかも?」と感じたことがありませんか?メンソール入りののど飴で調子がよくなるのは、メンソールに鎮痛効果があるからなんです。鎮痛効果以外にも殺菌効果もあるので、あらゆる医薬品にミントは使われているんですね。

ビタミンCも含まれ、抗菌化作用がある

ミントにはビタミンCが含まれており、抗菌化作用もあります。抗菌化作用のおかげで、雑菌の繁殖を防止・妨害し、商品にメンソーレが含まれていれば殺菌までしてくれます。含まれる成分は私たちの生活に欠かせない物になっているんですね。

ハーブを自宅で簡単に栽培!ミントの育て方

ハーブを自宅で簡単に栽培!ミントの育て方

次に、ミントの育て方を解説します。ミントは栽培が容易なハーブです。難しいポイントもないので、植物の栽培が初めての方でも問題なく生育できますよ。詳しく解説しますね。

栽培環境

まず、栽培環境について解説します。とはいえ、丈夫なハーブなのでどのご家庭でも問題ない、環境を用意できますよ。

ミントは厚さにも寒さにも強くて丈夫

ミントは暑さにも寒さにも強いハーブです。なので、特別な栽培環境を用意しなくても大丈夫です。四季のある日本でも問題なく育つので、安心してミントの栽培を始めてくださいね。

冬場の室内での収穫も手軽な鉢植えがおすすめ

基本的に環境を選ばないミントですが、おすすめなのは室内で鉢植えを使った栽培です。冬場でも外に出ず収穫ができ、お手軽だからです。ただ、虫よけや猫避けの場合は室内に置いても意味がないので、外トの管理をおこないましょう。

剪定

ミントは剪定をおこなう必要があります。放っておくと伸び放題になるからです。詳しく解説しますね。

枝を切り詰めながら育てる

ミントの剪定は枝を切り詰めながら育てていきます。先述しましたが、ミントは放っておくと伸び放題に育ちます。良く成長するのはいいことですが、伸びすぎると通気性が悪くなり病気になり易くなります。そのため、枝を切り詰めながら育てるのがポイントですよ。

晩秋化春先に地面から5-10㎝切り詰める

晩秋か春先に地面から5-10cm切り詰めます。地面から5-10cmというとかなり短いです。「そんなに切って大丈夫なの?」と不安に思う方も多いでしょう。ですが、安心してください。ミントは生命力が強く大きく剪定しても問題ありません。

増やし方:挿し木の方法

ミントの増やし方を解説します。ご存じの方も多いと思いますが、ミントは繁殖力が高く放っておいても勝手に増えます。ですが、鉢植えで限られた場所で育てる場合は挿し木をして増やしましょう。詳しく解説しますね。

春もしくは秋に行う

ミントを増やす場合は春もしくは秋に挿し木をおこないます。暖かく気温の安定した時期である、春・秋に挿し木をすると成功率が高いですよ。

枝を切って葉を取り、水に差す

挿し木はミントの枝を切り取り、葉っぱを取り除いた後、水に挿します。水に挿す時間は1時間程度でOKです。その後、土に植え付けましょう。乾燥に注意して管理してくださいね。

ミントの苗は園芸店やホームセンター、通販で買える

ミントの苗は園芸店やホームセンター、通販で購入できます。実物や香りを確かめるために、実物を見て購入するのがおすすめです。ショップによって品揃えが違うので、目的の品種が見つからない場合は、Amazonなどのネットショップで購入するのがおすすめ。

価格は品種によって変わり、Amazonでの価格は300円~700円で種が購入できます。苗になると価格が大きく上がり600円~3,500円ぐらいになるので、お財布と相談して種・苗どちらから始めるか決めましょう。

ミントを正しく保存して長くハーブとして活用しよう

ミントを正しく保存して長くハーブとして活用しよう

育てたミントを収穫して長くハーブを活用するには、いくつかコツがあります。詳しく見ていきましょう。

ミントは乾燥に弱いため、乾燥を防ぐことが重要

前提としてミントは乾燥に弱いので、乾燥を防ぐのが重要です。もっとも簡単なのは、ミントを収穫後すぐに食べてしまうことです。しかし、多くのミントを収穫した場合は食べきるのが難しいでしょう。食べきれない分のミントは、乾燥に注意して保存しましょう。

保存方法①冷蔵庫で保存

ミントの保存方法として一番手軽なのは『冷蔵庫での保存』です。ミントの茎を斜めに切り取り、水を入れたコップに挿して袋をかぶせます。水に挿して冷蔵庫に入れるだけで簡単にミントを保存できますよ。

保存方法②ミント氷にして保存

ミントをミント氷にして保存する方法があります。ミント氷はミント自体を凍らせるのではなく、ミントの香りやエキスを水で抽出し、抽出した水を凍らせる方法です。ミント氷の作り方は簡単で、ミントをぬるま湯に浮かべて匂いを抽出した後、凍らせるだけです。ミント自体を保存する方法ではありませんが、香りと風味を楽しみたいなら十分ですよ。

よりハーブを楽しめるミントの寄せ植え

よりハーブを楽しめるミントの寄せ植え

最後によりハーブを楽しめるミントの寄せ植えについて解説します。香りが豊かなミントですが、園芸としても十分楽しめますよ。詳しく解説しますね。

ミントは繁殖力が強く、他のハーブを侵食してしまう可能性もあり注意が必要

注意点として、ミントは繁殖力が強く他のハーブを侵食する可能性があります。よく「ミントの地植えはやめとけ」というのを聞きますよね。「ミントの地植えはやめとけ」はミントの繁殖力が高くあっという間にミントに埋め尽くされるからなんです。覚えておかないと大変なことになるので、注意してくださいね。

ミントは地下茎が良く伸びる

ミントは地下茎がよく伸びるハーブです。地下茎を伸ばしてミントは増えるんですね。もちろん、種からも増えますが種だけで増える植物ではありません。そのため「種をまいてないのに勝手に増える」という現象が起きます。増え始めたら、適度に間引くのが寄せ植えを上手にするコツですよ。

鉢に植えたまま、他の植物と寄せ植えするのもおすすめ

ミントを寄せ植えする場合は、ミントを鉢に植えたまま他の植物を寄せ植えするのもおすすめ。ミントを鉢に植えることで、ミントが他の植物の浸食するのを防ぐわけです。少し手間ですが、ミントに侵食されるとせっかくの寄せ植えが崩れてしますので、おすすめな方法ですよ。

相性の良い植物:ミントに似てる環境を好むものを選ぶ

ミントの寄せ植えに相性が良い植物を紹介します。基本的に、ミントと似た環境を好む植物なら寄せ植え可能です。いくつか品種を紹介しますね。

セージ

セージはソーセージによく使われるハーブです。抗菌化作用・消化作用に秀でており、お料理にもよく使われます。葉っぱが密集し風通しが悪くなりやすいので、寄せ植えする場合は風通しを意識して寄せ植えをおこないましょう。

ローズマリー

ローズマリーは強い爽快感がある香りが特徴のハーブです。強い香りから、香草焼きなどに多く使われています。ローズマリーの歴史は古く、なんと古代ローマ時代にまで遡ります。

料理以外にもさまざまな用途で利用できるので、少量でも植え付けておくと便利ですよ。

ディル

ディルは魚料理によく使われるハーブです。「お魚とハーブと言えばディル」と言われるぐらいに、お魚との相性が良いです。

栽培も容易で成長が早いので、育てて楽しいハーブといえます。お魚料理が好きな方は、栽培してみてくださいね。

まとめ

本記事ではハーブの一種である『ミント』について解説しました。ミントはメントールが50%以上含まれており、清涼感のある爽やかな香りが特徴です。また、私たちの生活に欠かせないハーブで、さまざまなものに利用されています。

本記事のポイントは以下の通りです。

  • ハーブは香草全体を指す言葉でミントはハーブの一種
  • 爽やかな香りが特徴だが、品種によって香りが違う。
  • 料理の他に猫避け・虫除け・医薬品などさまざまな使い道がある
  • 繁殖力が強いので寄せ植えする場合は注意が必要
ミントは繁殖力が高く、生育が容易なハーブです。肥料が基本的に要らないので、肥料に詳しくなくてお手軽に栽培できます。初めてのハーブ栽培に最適な品種ですが、適切に処理しなければ増えすぎて大変になることも。しかし、適切に栽培すればお料理やアロマとして十分活用できます。ぜひ、ミントの栽培を始めてみてくださいね。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENにはほかにもたくさんの記事を用意しておりますので、ぜひご覧ください。