【これで完璧】パキラの水やりの頻度を徹底解説!間違えると根腐れも?

【これで完璧】パキラの水やりの頻度を徹底解説!間違えると根腐れも?
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目次

観葉植物の中でも人気でどこでも買いやすいパキラは、とても丈夫で育てやすい植物です。しかし、知らない間に枯れてしまったという経験はないですか。せっかく観葉植物のパキラを買ったのにすぐに枯れてしまったら、もう一度観葉植物を買って育てようという気をなくしてしまいますよね。パキラが枯れてしまう原因の一つが水やりです。 そこで今回の記事では以下のことについてお話いたします。
  • 水やりの頻度
  • 根腐れの症状や対処法
  • パキラの育て方

以上について詳しく解説していきます。 最期までご覧いただければ、パキラがすぐに枯れるという風にならないために正しい水やりの仕方がわかると思います。 ぜひ最後までご覧ください。

関連記事:パキラの育て方|枯らさないお手入れ方法や栽培方法のコツを紹介

パキラを上手に育てるコツは水やりにある

パキラを上手に育てるコツは水やりにある
水やりといってもあげすぎなければいいのではないかと思っている方もいると思います。しかし、パキラはいつも同じ量だけをあげていると枯れてしまい育ちません。なぜ枯れてしまうのか、詳しく解説していきます。

生かすも殺すも水やり次第!

パキラは気温が高く乾燥した地域を原産としているため、暖かい場所で乾燥気味に育てていくことがパキラは育ちやすい環境です。乾燥気味に育てていくことがパキラにとってもいい環境なため、水の与えすぎはよくありません。必ず毎日水をあげるという風ではなく、パキラの様子を見て必要な水加減を調整しましょう。

季節ごとに与える頻度等が違ってくる

パキラは春から秋にかけて生育期に入るため、成長するためにたくさんの水が必要になります。冬は生育が鈍くなるため水はほとんどいりません。 パキラを育てるために季節ごとに水やりの頻度を変える必要があるため、季節あった水の量を与えていき枯れることのないようにしましょう。

水やりをマスターしてパキラを上手に育てる

間違った水の量をパキラに与えすぎると根から腐っていき、植物自体が枯れてしまうということがおきます。逆に水を与えなさすぎても枯れてしまいます。そうならないためにもしっかり水の配分を学んでパキラを上手に育てていきましょう。

パキラの水やりの頻度【夏】

パキラの水やりの頻度【夏】
パキラの水やりの頻度について季節ごとに解説していきたいと思います。まずは、夏です。4月ごろから9月ごろまではパキラは生育期になるため、たくさんの水を必要とします。

土の表面が乾いてから水やりをする

春から秋にかけてはたくさんの水を必要とするため、土も乾きやすいです。土が乾いたらたっぷりの水を与えましょう。乾燥した土の見分け方は、表面が白っぽくなり、触ったときにさらっとしていたら乾燥しているという証拠です。 水は受け皿に水がたまるぐらいまで与えます水を与え終わたら受け皿の水はすぐに捨てましょう。受け皿に残った水を捨てないでそのままにしていると余分な水が排出されず、根が腐る原因になります。水やりは多くて1週間に1回から3回の頻度にしてください。

涼しい時間帯に行う

朝や夕方の涼しい時間帯に水やりをしましょう。特に真夏は土から上がる水蒸気で群れやすくなっているため水蒸気が起こりにくい涼しい時間帯に水やりをしてください。

パキラの水やりの頻度【秋】

パキラの水やりの頻度【秋】
次に秋です。9月以降はだんだん寒くなっていくため成長が落ち着いてきて、パキラは徐々に生育がゆっくりになります。

この時期はパキラが休眠期に入ってくる

だんだん寒くなってくると成長も落ち着いてくるため、休眠期に入ってくるため、水やりも少しずつ間隔を空けてあげるのがいいでしょう。また、パキラは寒さに弱い植物のため、寒さに当たってしまうと弱るため室内へ移した方がパキラも育ちやすいです。

土の表面が乾いてから1~2日空ける

土の表面が乾いてすぐあげるのではなく、乾いてから1日から2日置いて水をあげるとちょうどいい水の量になります。 この時期の水やりは5日に1回くらいの頻度になりますが、1回の水をあげる量は変わりません。たっぷりの水を鉢いっぱいに与えて水やりの間隔を変えて調節していきましょう。

パキラの水やりの頻度【冬】

パキラの水やりの頻度【冬】
次に冬です。10月から2月は完全に寒くなっているため、パキラはあまり育たなくなります。生育が穏やかになり水やりをする頻度も少なくなっていきます。

これまで以上に間隔を空ける

1日中寒くなり、生育が穏やかになるためたくさんの水は必要ありません。土の表面が乾燥してから2日から3日明けてから水やりをする。 この時期の水やりは7日から10日に1回くらいの頻度になりますが、水の量は変わりません。ただ、水温に気を付けてください。水温は15度から20度の生ぬるい温度で与えなければ冷たすぎてパキラが弱ってしまいます。

過剰な水やりによる根腐れに注意する

パキラに与える水の量は変わりませんが、今までどおりの頻度で水を与えていると水の与えすぎとなってしまい、根を腐れさせてしまいます。特に寒さが厳しくなってくると土の表面が乾燥してから4日から5日後に水を与えるなど頻度を落としてもよいかもしれません。 寒い時期は水を与える加減がわかりにくくなるため、根腐れを起こしやすい時期です。注意して水やりの頻度を考えて水やりをしましょう。

葉水による霧吹きで葉がしわしわになるのを防げる

冬になると暖房を使いますよね。暖房を使ったとき、エアコンの風がパキラに直接当たると乾燥が進み、葉がしわしわにしおれてしまいます。 パキラの葉をしおらせないためには、スプレーや霧吹きを使い葉っぱの表面や葉っぱの裏に水を吹き付ける葉水という方法を使えば大丈夫です。スプレーや霧吹きで葉っぱの表面が軽く湿るくらいの水の量でしわしわになるのを防ぐことができます。 葉水は病害虫を防ぐ効果もあるため水やりだけでなく、冬場は葉水もすることをおすすめします。 ただ、葉っぱがしおれているからといって水やりも葉水もするということはおススメしません。葉水は葉っぱがしおれてからする、水やりは土が乾燥して2日から3日明けてからするということを覚えておきましょう。

パキラの水やりの頻度【春】

パキラの水やりの頻度【春】
最期に春です。3月からはだんだんと気温が暖かくなってくるため、少しずつ生育期に近づき元気になっていきます。パキラの成長と伴って水の量も多く必要です。

だんだんとパキラも成長期に入ってくる

気温が暖かくなっていくにつれて少しずつパキラも成長し始め、成長期に入っていきます。成長期にはたくさんの水を必要になるため、だんだんと水やりをする頻度も多く必要になります

水やりの間隔も狭くする

気温が暖かくなっていくとともにパキラもだんだんと元気になってきて成長し始めてきます。パキラの成長に伴って水の量も少しずつ間隔を狭めていきましょう土が乾いてから放置する日数を少しずつ狭めて、その時期に合った水やりをしてパキラを元気に育てていきます。

水やりのサインは葉っぱを見るとわかる

水やりのサインは葉っぱが少ししおれてきたかなというくらいがタイミングです。冬から春にかけては水やりのタイミングが難しくなってくるため、水を与えるタイミングをしっかり見極めて水やりをしましょう。

ハイドロカルチャーの水やりはとても簡単

ハイドロカルチャーの水やりはとても簡単
ハイドロカルチャーという土を使わない栽培方法が、とても簡単で見た目的にも分かりやすいためおススメです。ハイドロカルチャーでの水やりの仕方などを解説していきます。

ハイドロカルチャーで枯れる原因は水のやりすぎ

ハイドロカルチャーは常に水につかっている状態のため、根が呼吸できないため根腐れを起こしやすくなってしまいます 水やりのしすぎで根が腐り、うまく養分や水分を吸えなくなってしまうため、葉っぱまで栄養が回らずに葉っぱが落ちたり黄色く色抜けするような症状がでてしまい枯れてしまいます。

容器の4分の1ほどで水は十分

ハイドロカルチャー用の土には無数の穴が開いており、根に空気を供給する役割があります満杯に水をやってしまうと根が呼吸できなくなります。そのため、水は容器の4分の1ほどで充分な量です。 頻繁に水やりをせずに、土が乾いてきたら水やりをしましょう

頻度は水位計を用いて確認するといい

水位計は透明でない容器で植物を育てるときにちょうど良い水の量を確認できる園芸ツールです。水位計の針が下がり切ったら容器の中の水がなくなったということなので、下がりきった2日から3日後に水をつぎたすとちょうどいい水やりの頻度になります。 水位計を使うことでとても管理が楽になるため、ハイドロカルチャーで透明でない容器を使う際にはぜひお使いください。

【もしかして】過剰な水やりで起こる根腐れの症状や対処法

【もしかして】過剰な水やりで起こる根腐れの症状や対処法
根腐れとは根が呼吸できずに先端から腐っていくことです。過剰な水やりで根腐れを起こし、植物を育てる初心者の方によくみられる植物が枯れる原因になります。 土の中に根があるため根腐れが起きていることに気付かずに植物を枯らしてしまうということもあり、見た目では分かりにくいものです。 そこで、根腐れがおきた時の判断の仕方と対処法について解説していきたいと思います。

根腐れをすると幹がふわふわしている

株本の幹を手で触ったときにふわふわしていたり、触れたところがへこんだりすると根腐れがだいぶ進んでいることがわかります。 他にも土から腐ったような匂いや白いカビのようなものが株や土に生えていたり、株本がぐらぐらしていたら根腐れを起こしている可能性が高いです。

対処法:パキラを乾燥させて風通しの良いところで育てる

風通しの良い場所に置くことでパキラは元気に育ってくれます。逆に閉め切っている部屋で空気が停滞するところではパキラは育ちませんパキラを十分に乾燥させて風通しの良いところで育てれば、だんだんと根腐れも改善されていきます。

根腐れパキラにNGなこと

しおれてきたからといって、水や肥料を与えて回復を狙うのは逆効果です。逆に根腐れを進行させてしまいます。 また、水はけのいい土に植え替える際に大きな鉢に植え替えるのもよくありません。乾燥気味に育てるために用土の量が少ない方が根腐れパキラを改善させることには向いてます。

【番外編】パキラの育て方をマスターしてより元気に育てる

【番外編】パキラの育て方をマスターしてより元気に育てる
今回、水やりの頻度について解説してきましたが、水やりだけではパキラは元気に育ちません。そこで、パキラの育て方をマスターして、元気に育てていきましょう。

置き場所は【日当たり】【風通し】【気温】を考慮すること

日当たりが悪い場所だと徒長(枝が間延びすること)が起きてしまい、全体のバランスが崩れてしまいます。 風通しを良くすることによって害虫を予防できます。 パキラは寒さに弱い植物のためできるだけ暖かい場所が育ちやすい環境です。 これらのことがあるため室内でも屋外でも日当たり、風通し、気温はパキラを育てていくために必要なことになります。

パキラを室内で育てる場合

窓越しの日光が当たる場所に置きましょう。また、日陰に強いため明るい日陰の場所であれば元気に育っていきます。 夏の直射日光は避けたいためレースカーテンで日光を遮断したり、半日陰など工夫して育てていけば大丈夫です。直射日光に当たりすぎると葉焼け(強い太陽光に葉が耐えきることができずに葉っぱの表面細胞が壊死した状態)を起こしてしまう可能性が高くなります。

パキラを屋外で育てる場合

長時間、直射日光が当たらないような場所に置きましょう。 5月から8月の日差しが強い時期は遮光ネットを張ったり、軒下へ移動させできるだけ直接日光が当たらない工夫をしてください。

パキラの肥料の与え方

肥料は4月から9月くらいまでの生育期にあげるといいです。肥料で栄養を補ってパキラが成長するタイミングであげればより大きくなりやすくなります。 肥料をあげる頻度は水をあげる2回のうち1回で充分です。 あまり大きくしたくない場合は控えめに肥料を与えてください。

大きくなってきたら植え替えをすること

同じ鉢で長く育てていると土の状態が悪くなったり、根が詰まってしまったりして弱ってしまいます。パキラは成長がはやい植物のため定期的に植え替えをしましょう。

植え替える時期

植え替えの頻度は1年から2年のうちに1回です。時期は5月から7月、9月から10月ごろになります。

植え替えに必要なもの

  • もともと使っていた鉢より大きいもの
  • 新しい観葉植物培養土
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 清潔なはさみ
  • スコップ
  • 棒(割りばしなど)

植え替えの手順

  1. 数日前から水やりはやめておく
  2. 鉢から抜く
  3. 根を整える
  4. 新しい鉢の準備(鉢底ネットを敷き、鉢底石を底が見えなくなるまで敷き詰める。敷き詰め終わたら土を鉢の半分か1/3まで入れる)
  5. 土で埋める(植物をいれて高さを決めたら土を入れていく)
  6. たっぷりと水やり

パキラの剪定も忘れずにする

パキラは成長期(4月から9月)の間にどんどん枝葉を伸ばします。パキラをそのまま伸びっぱなしにしていると、株が蒸れて病害虫発生の原因になったり好みの大きさで管理ができなくなります。 パキラの剪定をして余分な枝葉を減らしたり幹を切り戻しきれいな姿を管理していきましょう。

【応用テク】水やりの代わりに液肥で大きくする

【応用テク】水やりの代わりに液肥で大きくする
水の代わりに液体肥料を使うときもあります。液体肥料は水の代わりにどのような役割を担うのでしょうか。詳しく解説していきましょう。

液体肥料を水の代わりに与えるメリット

水の代わりに液体肥料を効果的に使うことで2つのメリットがあり、パキラの株が大きくなります。

パキラの葉を生き生きとさせる

パキラの葉っぱが生き生きとした状態になり、パキラ自体が元気になります。

パキラの株を丈夫にしてくれる

パキラの株をしっかりとした株になり、丈夫になります

液体肥料を与えるタイミング

4月から9月の生育期に週に1回のペースで水の代わりに与えると大丈夫です。 液体肥料を与えるときは水で薄めて使ってください。

ハイドロカルチャーではイオン交換樹脂剤が有効

ハイドロカルチャーでは、イオン交換樹脂剤が効果的です。 イオン交換樹脂材は水質浄化と肥料両方の役割があり、3ヶ月から4ヶ月効果が持続します。

【これで完璧】パキラの水やりの頻度を徹底解説!間違えると根腐れも?のまとめ

観葉植物パキラの水やりの頻度について解説してまいりましたがいかがだったでしょうか。本記事の内容を以下にまとめています。
  • パキラを上手に育てるコツは季節ごとに水を与える頻度を変えること
  • 季節ごとの水やりの頻度
  • ハイドロカルチャーでの水やりの仕方
  • 根腐れを起こした時の対処法や注意点
  • パキラの育て方・液体肥料について
パキラは初心者でも簡単に育てられるためとても人気の観葉植物です。パキラは季節によって水を与える頻度が異なるため、夏はたくさん水を与えて、冬は与えすぎないように注意することが大事になります。 最後まで読んでくださりありがとうございました。ぜひこの記事を参考にしてパキラを育ててみてください。