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お部屋やオフィスの観葉植物として人気のパキラ。青々とした葉はシンメトリーに並び、どっしりとした幹はエキゾチックな雰囲気を与えてくれます。成長が早いパキラを元気よく、健康に育てるためには植え替えが必須の作業です。そんな植え替え作業を行った後に、パキラをどのように管理するのかご存知でしょうか。 植え替えは観葉植物にとって大きな負担がかかる作業でもあるので、その後の管理もまた重要になってきます。そこでこの記事ではパキラの植え替え後の管理について、以下のポイントを中心に解説していきます。
- パキラの植え替え後の管理について
- どの時期にパキラを植え替えるべきか
- パキラの植え替え後の育て方:置き場所
- パキラの植え替え後の育て方:水やり
- パキラ植え替え後の育て方:肥料
- 植え替え後のトラブルの対処法
- パキラを植え替えた後の管理についてよくある質問に回答
この記事を参考にすれば、初心者でも安心してパキラの植え替えを行うことができます。パキラは生育力が旺盛ですが、植え替え後の管理に失敗してしまうと弱ってしまう可能性もあります。実際にパキラの植え替えを行う前の準備として、ぜひ最後までご覧になってください。
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観葉植物のパキラを植え替えた後はどうするのか?
いざパキラを植え替えた後に、どのような管理をするのかしっかりと知っている方は少ないのではないでしょうか。パキラの植え替えの後にちゃんとした管理をすれば、枯らすことはありません。初心者にもわかりやすいように、順番に説明をしていきます。植え替えはパキラにストレスがかかる作業!
植え替えはパキラにとってとてもストレスのかかる作業です。新しい環境に慣れるまで負担がかかるのは、植物も人間も同じですね。とはいえ、植え替えないままにパキラを育てていると根詰まりを起こしてしまい、最悪の場合、枯れてしまうこともあります。植え替えがストレスのかかる作業だということを念頭に置いて、その後の管理を気を付けて行うようにしましょう。植え替えた後はどうやって世話したらいいの?
植え替えた後にも、特別に難しい管理をする必要はありません。パキラの管理のコツをふまえた上で、世話をすればストレスのかかった植物にさらに負担をかけることはないからです。植え替えた後に重要なのは、置き場所と水やりと肥料です。後の項目で詳しく説明していきます。そもそもパキラの植え替えは暖かい時期に行う
パキラの植え替えは2年おきか3年おきに行うのが理想です。植え替えの時期は暖かい季節に行うのが理想です。そもそもパキラは寒さに弱い植物ですので、春か秋の暖かい時期に植え替えましょう。暖かい時期に行う植え替えであれば、樹形を整える剪定を同時に行っても大丈夫です。パキラの【成長期】にあわせて植え替えを行う
パキラの植え替えは暖かい時期に行うのが理想だと前述したとおり、成長期の春か秋に植え替えましょう。特に春の5月から7月に行うのが良いでしょう。パキラにストレスがかかったとしても、夏の時期を経ることで大きく弱ることが避けられるからです。梅雨に入る前に植え替えを終わらせるとしっかりと根付きやすくなります。パキラの植え替えのタイミングの見極め方
パキラは2年から3年に一回の頻度で植え替えを行います。植え替えのタイミングの見極め方にはいくつかのポイントがありますので、以下の項目をチェックしてなるべく生育期の暖かい時期に行うようにしましょう。鉢替えによって一回り大きな鉢で育てることでさらに元気よく成長してくれるはずです。鉢底から根が出てきてしまったとき
鉢底から根が出てきてしまったときは、鉢の中で根がぎゅうぎゅうに詰まっている状態なので早めに植え替えを行ってあげましょう。根詰まりが進行してしまうと、葉の先端が黄色く変色して最終的には枯れてしまうこともあるので注意が必要です。定期的に鉢底をのぞいてみて、根の状態をチェックしましょう。水やりをしても、うまく吸い込んでくれいないとき
水やりをしても、葉がしおれたままであったり土がなかなか乾かなかったりとうまく吸い込んでくれないときは鉢の中の土が古く少なくなっている可能性もあります。土の保水力や栄養分が低下してしまうとパキラ本体も弱ってしまう場合もあるので、植え替えによって新しい土を入れてあげるようにしましょう。 また、根っこ自体が弱っていたり詰まり過ぎていたりすると吸水しないので植え替えのタイミングといって良いでしょう。冬に植え替えをするとパキラに与える影響が大きい
冬にパキラの植え替えをするのはあまり適していません。万が一、植え替えの時に根が傷んでしまった場合に冬の休眠期では復活する可能性が少なくなってしまうからです。また、パキラは南国が原産の観葉植物なので寒さにもあまり強くありません。冬は多くの植物にとって休眠期ですので、植え替えによる影響が大きいと覚えておきましょう。【置き場所編】パキラを植え替えた後のケア方法
パキラを植え替えた後のケア方法のひとつとして、この項目では置き場所について解説します。新しい環境に適応するために弱り気味なパキラを置いてはいけない場所もあるので、注意が必要です。冬に植え替えをすることは少ないと思いますが、寒い時期でしたら必ず暖かい場所で管理しましょう。風通し良好な場所を選ぶ
まず、風通しの良い場所を選ぶことが重要です。風通しが悪いと、植え替え後に弱ったパキラに病気や害虫が発生してしまう原因ともなります。空気がこもらず、多湿になりすぎない風通しの良い場所で管理してあげましょう。日当たりの良さも忘れずに!
植え替えた後はなるべく日当たりの良い場所で管理しましょう。とはいえ、直射日光が当たってしまうと強すぎる日差しに葉が傷んでしまう原因になります。室内の窓辺など、カーテン越しの光が当たるような明るい場所か半日陰の場所で育てるのが理想です。【水やり編】パキラの植え替え後のケア方法
次にパキラの植え替え後の水やりについて解説します。植え替えた後はついつい水やりを頻繁に行ってしまいがちですが、それはパキラを弱らせる一因ともなってしまうのです。どのようなタイミングで水やりをするべきか、確認して行うようにしましょう。植え替え後は水やりは控えめに!
パキラを植え替えた時に、根を新しい土と活着させるためにたっぷりと水やりを行うはずです。なので、植え替えた後はしばらく水やりを控えめにするようにしましょう。頻繁な水やりは弱った根に負担をかけて、根腐れを起こしてしまう原因となるので注意が必要です。 また、植え替えたばかりの根はうまく水を吸水できないので多分な水を与えるのはやめておきましょう。土が乾いてきたら水やりを行う
では、植え替えた後にいつから水やりを行うべきなのでしょうか。水やりは季節によって異なりますが、基本的に植え替え後から1週間経ってから行います。あくまで目安なので、鉢の表面の土が乾いてきたら行うのがおすすめです。毎日、そっと触ってみて土の乾燥具合をチェックしましょう。1週間経てば、普通の頻度で水やりを行って大丈夫です。 また、霧吹きによる葉水も忘れないように行いましょう。【肥料編】パキラの植え替え後のケア方法
最後にパキラの植え替え後の肥料について解説していきます。植え替えと同時に肥料を与えたくなりますが、それは大きな間違いなのです。どのタイミングで肥料を与えるべきかしっかりチェックしておきましょう。植え替え直後に肥料を与えるのは避ける
パキラを植え替えた後、元気になってほしくて肥料を与えたくなるかと思います。しかし肥料もまた、植物に負担がかかる原因になります。肥料が多すぎると肥料やけをおこして、弱ったパキラが枯れる原因になってしまいますので、注意が必要です。2~3週間したら肥料を与えましょう
肥料を与える目安は植え替えてから2~3週間後です。1か月もすれば、パキラも新しい環境に慣れてきますので、通常通りの頻度で肥料を与えて問題ありません。肥料を与えるときは、パッケージに記載されている用法や容量を守って与えましょう。固形肥料を使う場合
固形肥料を使う場合は、2~3週間後に植木鉢の土の上に適切な量を置くようにして与えます。固形肥料の種類によっては、匂いが出るものもあるので室内で管理している場合は軽く土をかけてあげましょう。固形肥料はゆっくりと効果が続くものが多いので、頻繁に与える必要がなく手間がかからないのがメリットです。液体肥料を使う場合
液体肥料を使う場合は、適切な量を水やりと一緒に与えるようにしましょう。液体肥料はすぐに土に吸収されるので匂いがなく、即効性があります。薄めて使う液体肥料が多いので、記載された用法を確認して与えるようにしましょう。植え替え後のパキラに元気がない時の原因と対処法
この項目では、植え替え後のパキラに元気がない時の対処法をご紹介します。基本的に、植え替え後は新しい環境に慣れるまで元気がなくなることが多いのですが、明らかに異常がある場合は以下の点をチェックして対処しましょう。原因①:根が傷ついてしまったから
植え替えの時に根が傷ついてしまうと、水分の吸水がうまくいかずに葉がしなだれてしまうことがあります。葉がしなだれて元気がなくなっていると感じても、無理に肥料をあげたり水を多分にあげないように注意しましょう。根が傷ついてしまいやすいタイミング
古い鉢から出すときに根が傷ついてしまいやすいので、注意しましょう。根が絡まった根鉢を無理に崩さないように注意して古い鉢から出しましょう。大きな根を傷つけていなくても、細根と呼ばれる繊細な部分が傷ついてしまうことがあります。根を取り扱うときはできるだけ注意深く行いましょう。 とはいえ、植え替えのタイミングで少し根鉢をほぐしておいたほうが活着しやすくなるので、乱暴ではない程度で根をほぐしてから植え替えを行うのが理想です。また、明らかに傷んでいたり古い根は思い切って剪定しても大丈夫です。根が傷ついたときの対処法
根が傷ついたときは、なるべく植物本体に負担がかからない場所で管理して様子を見ましょう。生育期の春に植え替えを行えば、その後の夏~秋で新しい根が出て復活しやすくなります。直射日光が当たらない半日陰の場所ではるべく乾燥気味に、葉水を与えながら管理するのがおすすめです。原因②:植え替え時期を間違えたから
晩秋から冬にかけては植物にとって休眠期になりますので、その時期に植え替えを行ってしまうと植え替え後に元気がなくなってしまいます。葉が落ちて元気がなくなってきてしまったとしても、冬場は肥料をすぐに与えないほうが無難です。1か月ほどしてから、ゆっくりと効果が表れる緩効性の肥料か栄養剤を与えるようにしましょう。植え替えの時期を間違えてしまったときの対処法
植え替えの時期を間違えてしまったとしても、復活する可能性がないわけではありません。冬場に管理するときは、暖かい日は屋外の直射日光が当たらない明るい場所で、夜間はエアコンの風が直接当たらない暖かい部屋で管理してあげるようにして様子を見ましょう。パキラは生育力が旺盛な観葉植物なので、葉がすべて落ちてしまったとしても春になれば新芽が出てくる可能性もあります。冬の時期に植え替えは行わないこと!
観葉植物は冬になると休眠期に入ります。いわゆる、あまり成長しない時期です。この休んでいる時期に「植え替え」のようなストレスを与えることをしてしまうと枯れる原因となる可能性があります。植え替えを成長期に行えなかった場合は、次の成長期(半年後)まで待ってから植え替えをすことをおすすめします!パキラの植え替え後によくある質問
最後に、パキラの植え替え後の管理についてよくある質問について回答します。気になる症状がある場合は、この項目をチェックして適切な管理を行うようにしましょう。Q. パキラを植え替えてから葉が落ちてきました。これは枯れる前兆なんでしょうか?
A,パキラは植え替えを行うと一時的に弱って、葉を落としてしまうこともあります。葉が落ちてくることがすぐに枯れることにつながるわけではありませんので、しばらく様子をみてあげましょう。植え替え時に根が傷ついたり、暑すぎる季節に植え替えを行うと負担が大きくなって葉を落としてしまう原因になります。また、日差しが足りないと葉が落ちてしまうこともあり得ますので、直射日光が当たらない明るい場所で水やりを控えめに管理しましょう。 葉が黄色くなって落ちてきてしまう場合は、根腐れなどの原因もあり得るので枯れてしまう可能性もあります。手遅れになる前に水やりを控えて様子をみましょう。Q. パキラの植え替え後にどうしてもぐらぐらして安定しません。どうしたらいいですか?
A,パキラは幹がしっかりとした観葉植物ですから、ぐらぐらして安定しないと倒れてしまう危険性もあります。パキラ自身が大きい場合はどうしてもぐらぐらしやすいので幹の部分に、添え木をして安定させてあげましょう。春から秋の生育期を過ぎれば根が活着して、添え木を外してもぐらぐらしなくなります。 また、植え替えの時に根鉢をほぐしたほうが根が活着しやすくなります。植え替えの時の用土が隙間だらけの時もぐらぐらしやすいので、割りばしなどで土をついてならしてあげるのも効果的です。Q. パキラの植え替え(鉢替え)で使う土を自分で作ろうと思いますが、何をどのくらい混ぜたらいいですか?
A,パキラの用土が適切でないと、前述したような幹がぐらぐらする状態になってしまう可能性があります。用土を自分で準備するときは、草花用の培養土と小粒の赤玉土を等分の割合で配合しましょう。どちらかが多すぎると、根が活着しにくくなってしまいます。 植え替えを行うときは、スムーズに排水できるように鉢底石か大粒の赤玉土を敷いておくのがおすすめです。パキラを植え替えた後はどうしたらいい?その後の手入れや注意点を徹底解説のまとめ
いかがだったでしょうか。 パキラの植え替え後の管理では、特に水やりと置き場所、肥料の与え方に気を付ける必要があります。植え替えを行う前の準備として、予備知識を頭に入れておくことがおすすめです。 この記事のポイントは、- パキラの植え替え後は大きなストレスがかかるので注意が必要
- パキラの植え替えは春か秋に行う(特に春に行うのが理想)
- パキラの植え替え後の置き場所は風通しが良く、直射日光が当たらない明るい場所
- パキラの植え替え後の水やりは、土の表面が乾いてから控えめに行う
- パキラ植え替え後の肥料は、2~3週間おいて施すこと
- 植え替え後のトラブルが起こっても、適切な場所で乾燥気味に管理すれば復活することもある
- パキラが植え替えた後にぐらぐらするときは、土をほぐしてから支柱を立てて倒れないようにする