目次
観葉植物を初めて育てる方にもおすすめのテーブルヤシ。人気の可愛いテーブルヤシですが、長年育てて寿命で枯れてしまったという方も多いのではないでしょうか。枯れてしまった原因は寿命ではないかもしれません。テーブルヤシを長生きさせるためにも寿命について知りたいと思いませんか。 テーブルヤシの寿命について知ると、長生きさせる育て方がわかり一生のパートナーになるかもしれません。 そこでこちらの記事では
- テーブルヤシの寿命について
- テーブルヤシの寿命を延ばすポイント
- テーブルヤシが枯れる原因と対処法
について解説します。 この記事を読んでいただければ、テーブルヤシの寿命について知識が身につきます。テーブルヤシの寿命を延ばして長く楽しめるようになるでしょう。 最後にはテーブルヤシの寿命についてよくある質問にもお答えしていますので、ぜひご覧ください。
テーブルヤシってどんな観葉植物なのか
初心者でも育てやすいテーブルヤシが、どんな観葉植物かご存じでしょうか。テーブルヤシを楽しく育てるためにも基本情報や花言葉、風水効果について詳しく見ていきましょう。テーブルヤシの基本情報を確認
テーブルヤシはヤシ科チャメドレア属の植物です。小さいイメージがありますが、長く育てると日本でも3mほどの大きさに育てることができます。ヤシ科は南国の直射日光に強いイメージがありますが、テーブルヤシは直射日光には強くありません。耐陰性が強く明るい日陰で育てることができるので、初心者でも室内で安心して育てることができます。原産地 | 中南米 |
---|---|
背丈/大きさ | ~5mほど |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 弱い |
耐陰性 | 強い |
テーブルヤシの花言葉は【あなたを見守る】
テーブルヤシの花言葉は「あなたを見守る」です。テーブルヤシは50㎝以上に大きく成長した雌木に無数の花が集まって咲く性質があります。ただし、50㎝以上になったからと言って必ず咲くわけではないため、見ることが非常に珍しい花です。花が咲いたテーブルヤシは小さな花を包むように葉が広がります。その様子から「あなたを見守る」という花言葉が名付けられました。子供を見守る母親のような素敵な花言葉です。テーブルヤシの風水効果
観葉植物には、葉の形や育て方の特徴から様々な風水効果があります。テーブルヤシにも風水効果があり、気軽に取り入れられる観葉植物として人気です。 風水効果は以下の3つ。- 仕事運が上昇する
- 健康運が上昇する
- リラックス効果もある
仕事運が上昇する
テーブルヤシには、仕事運が上昇する風水効果があります。地面から真っすぐに伸びる姿がやる気を与えて、仕事や勉強に効果的です。仕事場の机やお家の書斎に置くと、風水効果を期待できるでしょう。健康運が上昇する
テーブルヤシには、健康運が上昇する風水効果があります。真っすぐ上に伸びる茎や幹の植物は陽の気を発しています。その陽の気は、テーブルヤシの近くにいる人に元気やエネルギーを与えてくれるでしょう。そのエネルギーで健康運が上昇して元気に過ごすことができます。テーブルヤシを元気に育てるほど、健康になれるかもしれませんね。リラックス効果もある
テーブルヤシはリラックス効果がある植物です。ヤシは南国の雰囲気を感じさせ、そのヤシをお部屋で小さく楽しめるテーブルヤシは人気があります。小さな姿で南国の雰囲気がある点が可愛らしく、リラックスできるお部屋作りに活躍するでしょう。また、テーブルヤシの英名は「parlour palm」であり、この「parlour」にはリラックスできる場所という意味があります。このことからもテーブルヤシにはリラックス効果を期待できるので、ぜひお部屋に飾ってみてください。テーブルヤシの寿命ってどれくらいなのか
テーブルヤシは植物である以上、生き物であり寿命があります。観葉植物として育てるうえで、寿命がどれくらいなのか気になりませんか。寿命が長いほど、上手に育てることで一生のパートナーとして楽しめますよね。植え替えをしたり肥料をやったりする管理によって愛着がわくでしょう。寿命や長生きさせるコツを紹介します。一般的には10年以上成長する観葉植物です
テーブルヤシは、一般的には10年以上成長する観葉植物です。テーブルヤシは100均ショップやホームセンターで小さい姿で販売されているので、寿命が短いと思われています。しかし、上手に育てれば10年以上育てることができ、日本でも2~3mの大きなテーブルヤシにすることが可能です。10年以内に枯れる場合は肥料や害虫、乾燥などの外的要因が関係しています。ぜひ上手に育てて、一緒のパートナーとして育てましょう。簡単に育てられるテーブルヤシを長生きさせる育て方やコツを紹介
テーブルヤシは初心者でも簡単に育てることができる観葉植物です。しかし、育て方が悪いと寿命を迎えることなく、すぐに枯れることもあります。長生きさせるためには、明るい日陰で蒸れなく育てることが重要です。土が乾いたらたっぷり水やりをして、大きくなったら植え替えや株分けなどの管理をすることがコツになります。テーブルヤシの寿命を延ばすポイントは2つ
テーブルヤシの寿命がわかったら、その寿命を延ばしたいと思いませんか。寿命を延ばすポイントは以下の2つです。- 明るい日陰になる場所に置くこと
- 定期的な植え替えや株分けをすること
明るい日陰になる場所に置くこと
寿命を延ばすポイントは、明るい日陰になる場所に置くことです。テーブルヤシは他のヤシに比べ草丈が低いため、原産地でも日陰で育っています。その結果、直射日光に当たると葉焼けしやすく枯れる原因になるので注意が必要です。暗すぎると光合成ができないので、明るい日陰に置くと元気に育ちます。日差しが強い夏や西日には特に注意して育てましょう。定期的な植え替えや株分けで蒸れにくいようにすること
もう一つの寿命を延ばすポイントは、定期的な植え替えや株分けでテーブルヤシが蒸れにくいようにすることです。テーブルヤシは葉を根元からたくさん茂らせるので、風通しが悪くなります。風通しが悪いと、株の中で湿気が溜まり蒸れが発生することが多いです。蒸れはテーブルヤシが枯れる原因になるので注意してください。大きく育ったら、定期的に植え替えたり株分けしたりして風通しをよくすることで、綺麗に育てることができるでしょう。上手に育てることができれば、自然と寿命は延びるので安心してください。テーブルヤシの寿命を延ばす基本的な育て方
テーブルヤシの寿命を延ばすポイントがわかっても、いざ育てるときに育て方がわからないと枯れてしまうかもしれません。長く育てるためにも基本的な育て方を覚えておきましょう。置き場所は【日当たり】【風通し】が良好なところに!
テーブルヤシを育てる上で重要なポイントは置き場所です。室内で育てるか屋外で育てるかで管理が違います。 室内と屋外の置き場所を詳しく見ていきましょう。室内での置き場所
室内では窓際の明るい場所に置いてください。テーブルヤシは耐陰性が強いので、室内の明るい場所であれば元気に育ちます。しかし、寿命を延ばすためには光合成が必要なので窓際がおすすめです。注意点として、夏の強い直射日光や西日が当たると葉焼けする可能性があります。強い日差しが当たる場合は、レースカーテンなどで光を和らげてください。また、冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離して管理しましょう。屋外での置き場所
屋外では明るい日陰に置いてください。春の柔らかい日差しであれば葉焼けはしませんが、夏の日差しや西日には注意が必要です。屋外では室内よりも害虫の発生が多いので手入れもしっかり行います。また、テーブルヤシは寒さに弱い植物です。沖縄を除いた地域では、冬は室内で管理することがポイント。冬の寒さに当たると寿命が縮むことがあるので注意しましょう。水やりは季節によって異なるので注意が必要
テーブルヤシをはじめ、観葉植物を育てる場合は水やりが非常に重要です。特に生育期の春~夏と生育が緩慢な秋~冬は水やりの頻度や与え方が異なります。詳しく見ていきましょう。春や夏の水やりの方法
春や夏の水やり方法は、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるようにたっぷり与えることです。ただし、受け皿に水を溜めていると根腐れの原因になるので、溜まった水はこまめに捨てましょう。春~夏の暖かい季節はテーブルヤシにとって生長期なので、ぐんぐん吸水して新芽を出して葉を広げます。寿命を延ばすためにも、水切れがないようにしっかり水やりをして育ててください。また、高湿度を好むので水やりと一緒に、霧吹きで葉水を行うと生育が良くなります。秋や冬の水やりの方法
秋や冬の水やり方法は、土の表面が乾いて2~3日後に水やりをすることです。気温の下がる時期なので、土が乾きにくい状態です。秋から冬は、必ず土の乾き具合を確認して水やりしてください。土が湿っているにも関わらず、水やりをすると根腐れをして寿命が縮むので気を付けます。また、冬は空気が乾燥しやすい時期です。水やりは控えても、霧吹きで葉水を与えることは忘れないようにしてください。空気の乾燥は、葉が傷む原因になります。暖かい時間に水やりや霧吹きを行うと葉傷みを防ぐことが可能です。土は水はけのいいものを選ぶ
テーブルヤシを育てる場合は、土にもこだわりましょう。土は水はけのよいものを使います。市販の観葉植物用の土を使うと安全です。100均ショップやホームセンターでの植物には、水はけの悪い土が使われていることがあります。土がいつも湿っているようであれば、春~秋の間に水はけのよい土に植え替えることが重要です。水はけが悪いと根腐れしたり虫が湧いたりする原因になるので注意してください。肥料を与えるタイミング
テーブルヤシなど観葉植物を育てる場合は、水や土だけでなく、肥料も与えると良く育ちます。肥料を与えると葉や根の成長が促され、元気に育ち寿命が延びるでしょう。水やりと同様に肥料の与え方も季節によって変わるので注意が必要です。それでは、肥料の与え方を詳しく解説します。春・夏は分量を守って与えると良く育つ
春・夏はテーブルヤシは生長期です。この時期に肥料を与えるとしっかりした葉を展開してよく育ちます。ただし、肥料は適量を与えることが重要。与えすぎると枯れる恐れがあるので注意します。固形の置き肥であれば2か月に1回、液体肥料であれば2週間に1度水やり代わりに与えることが目安です。鉢の大きさや肥料によって与え方が違う場合もあるので、与える肥料の説明に従って与えてください。秋・冬は肥料を与えなくても大丈夫
秋・冬はテーブルヤシにとって生育が緩慢になる時期です。この時期には肥料を与えることは控えます。生育が緩慢なので、葉や根は伸びません。そのため、肥料を与えても吸収されずに土に栄養分が残り続けてしまいます。生育が緩慢な秋・冬に栄養分が土にあると根焼けして枯れる恐れがあるので注意してください。テーブルヤシが成長したら植え替えを行う
テーブルヤシを上手に育てていると徐々に大きくなります。植えている鉢に対して大きくなりすぎている場合は植え替えが必要です。植え替えを行う意味や植え替え時期、その方法を解説します。植え替えを行う理由は2つある!
観葉植物を育てるうえで植え替えを行う理由をご存じでしょうか。植え替えの理由を理解していると、植物の手入れが楽しくなりますよ。植え替えの理由について見ていきましょう。土がいつまでも湿った状態になるのを防止する
植え替えを行う理由は、土がいつまでも湿った状態になるのを防止するためです。鉢に植えた植物を同じ土で何年も育て続けると、土が古くなり団粒構造が崩れてしまいます。この土の団粒構造が崩れると、水はけが悪くなり水やり後に土がいつまでも湿った状態になります。土が常に湿っていると根腐れして枯れる恐れもあるので注意が必要です。根腐れでテーブルヤシを枯らさないためにも、1~2年おきに植え替えをしてください。土への養分補給ができる
長年、同じ土で育て続けると土に含まれている養分がなくなります。肥料で養分を補うこともできますが、土が痩せているので、養分をうまく蓄えることができません。結果的に、植えられているテーブルヤシは養分をうまく吸収できずに栄養不足になります。定期的に新しい土に植え替えることで、効率的な養分補給が可能です。テーブルヤシを植え替える時期やタイミング
テーブルヤシを植え替える理由がわかったら、植え替え時期やタイミングが気になりませんか。正しく植え替えをするためにも詳しく解説します。テーブルヤシの植え替えは生育期の5月~10月に行う
テーブルヤシの植え替えは、生育期の5月~10月に行います。生育期は根の成長も活発なので、植え替え時に根痛みをしても回復が早いです。生育が緩慢な冬に植え替えると、根痛みが回復せずにそのまま調子を崩してしまうこともあります。そのため、植え替えは生育期に行うと簡単です。鉢に対して葉が大きいなと思ったときに行う
テーブルヤシは、まっすぐ上に伸びて育つ植物です。そのため、長く育てていると鉢に対して葉が大きく伸びてバランスが悪くなります。特に小さな鉢に植えているテーブルヤシは、鉢に対して葉がすぐに大きくなりやすいです。その場合は、植え替えが必要です。鉢が小さいと根詰まりを起こして、葉色が悪くなったり葉が枯れたりする原因になります。鉢に対して葉が大きいと思ったときに植え替えをしましょう。根が窮屈そうになっていると感じたときに行う
植え替えは根が窮屈そうになっていると感じた時にも行います。具体的に言うと、鉢底や土の表面から根が出ているときです。これらの場合は、土の中で根を張るスペースがなくなっている状態になります。土の中で根が張れないと新芽が伸びずに枯れるので注意が必要です。鉢底や土の表面から根が出ている場合は、窮屈な状態なので植え替えをしましょう。テーブルヤシの植え替えの方法
テーブルヤシの植え替え時期やタイミングがわかったら、植え替え方法について気になりませんか。正しい植え替え時期でも、植え替えに必要なものや手順を間違えると枯れるかもしれません。 植え替え方法を詳しく見ていきましょう。テーブルヤシの植え替えに必要なもの
テーブルヤシの植え替えに必要なものは以下の6つです。- 新しい土
- スコップ
- 一回り大きな鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 割りばしなどの細い棒
テーブルヤシの植え替えの手順
植え替えに必要なものを揃えたら植え替えをします。植え替えの手順は以下の通りです。- テーブルヤシを鉢から優しく取り外す
- 根が固まっている場合は、土と一緒にほぐす
- 一回り大きな鉢に鉢底ネットと鉢底石を入れる
- 土を入れながらテーブルヤシの植える位置を決める
- 位置が決まったら、テーブルヤシの周囲に土を入れる
- 細い棒で根の隙間に、土が入るようにつつく
- しっかり水やりをして明るい日陰に置く
テーブルヤシが成長したら剪定も忘れずに!
テーブルヤシが成長したら植え替えだけではなく、剪定も忘れず行うことが重要です。しかし、剪定方法がわからない方もいるのではないでしょうか。テーブルヤシの剪定について詳しく解説します。テーブルヤシの剪定でおさえたい2つのポイント
テーブルヤシは、ヤシ科の植物です。そのため、他の観葉植物と違い幹から枝が出てきません。つまり、他の観葉植物とは剪定方法が異なります。そこで、おさえたい2つのポイントを紹介します。葉だけを剪定するように意識する!
テーブルヤシの剪定では、葉だけを切ることを意識してください。テーブルヤシは地際から幹が出ていますが、その幹を切ってしまうと、次の葉は出てきません。葉だけを剪定することが重要です。生長点の上側を切るようにすること!
テーブルヤシは幹の中には成長点があります。その生長点から新しい葉が伸びて出てくる植物です。そのため、幹を剪定すると生長点ごと取り除いてしまうことになり枯れてしまいます。枯れ葉や葉色の悪い葉を取り除くときは、葉だけを剪定するようにしましょう。剪定した後に残る葉柄が気になる場合は、生長点を切らないように気を付けながら剪定してください。テーブルヤシの剪定に適した時期やタイミング
剪定のおさえたいポイントがわかったら、剪定時期やタイミングが気になると思います。時期やタイミングを間違えると、テーブルヤシの生育に悪影響なので気を付けましょう。テーブルヤシの剪定は植え替えと同じく5月~10月に行う
テーブルヤシの剪定は生長期の5月~10月です。植え替えと同時期に行いましょう。やはり、生育が活発な時期に行うことで剪定による傷みからの回復が早いためです。葉を切ってもすぐに新しい葉が出て、見た目もよくなります。テーブルヤシの剪定は葉が茂ってきたら行う
テーブルヤシの剪定は葉が茂ってきたら行いましょう。葉が少ない場合は、無理に剪定しません。葉が少ない時は、しっかりと光合成をさせて栄養を蓄えるようにしてください。葉が茂ると風通しや日当たりが悪くなるので、そのタイミングで透かすように剪定します。テーブルヤシの剪定の方法
テーブルヤシの剪定時期やタイミングがわかったら、剪定方法が気になりませんか。剪定に必要なものや剪定の手順を紹介します。テーブルヤシの剪定に必要なもの
テーブルヤシの剪定に必要なものは、よく切れる剪定ばさみです。長年育てた大きなテーブルヤシの幹を切る場合は、剪定用ノコギリが必要になることもあります。テーブルヤシの剪定の手順
テーブルヤシの剪定の手順は以下の通りです。- 枯れ葉や色の悪い葉を優先的に剪定
- 風通しがよくなるように剪定
- 満遍なく光が当たるように剪定
【応用テク】テーブルヤシを株分けすると健康に育つ&日頃の手入れが簡単になる!
テーブルヤシの寿命を延ばすためには株分けも効果的です。株分けをすることで健康的に育ち、日頃の手入れが簡単になるメリットがあります。株分けについて詳しく見ていきましょう。株分けって何か知ってますか?
株分けは、植物の増やし方の一つです。テーブルヤシのように、根元から何本も根がつながった状態で生えてくる植物に用いる方法になります。株分けをするメリット
株分けをするメリットは、植物を簡単に増やせる点です。根が付いた状態で切り分けるので、株分けした後も成長が早い特徴があります。種や挿し木では発根しない場合もありますが、株分けならある程度の大きさを確保しつつも同じ株を増やすこと可能です。株分けを行うといい理由は2つ
植物を増やすためだけでなく、育てる場合にも株分けを行うといい理由があります。その理由は以下の2つです。- 根が大きくなる空間を確保できる
- 手入れが楽になる
根が大きくなる空間を確保できる
株分けを行うことで、根が大きくなる空間を確保できます。テーブルヤシが大きくなるにつれて鉢を大きくしてもよいですが、その場合は大きな鉢を準備しなければなりません。株分けをすると、1株当たりの根の量を減らすことが可能です。結果的に、元の鉢の大きさでも十分に根が大きくなる空間を確保できます。鉢を大きくしたくない場合は、積極的に株分けを行うとよいでしょう。植え替えや剪定をする頻度が減って、手入れが楽になる
株分けをすることで、植え替えや剪定の頻度が減ります。根の量が減れば植え替えのペースも落ちるためです。さらに1株当たりの葉の量も減るため、風通しや日当たりが改善されて剪定も頻繁に行わずに済みます。したがって、株分けをすることで、手入れの手間がなくなり管理が簡単になるでしょう。テーブルヤシの株分け方法
テーブルヤシの株分け方法は、鉢から取り出した株の根と土を一緒にほぐします。根が固まっていなければ、ほぐしているうちに簡単に1株ずつ分けることができるので安心してください。しかし、根が固まっている場合は簡単に株分けができません。根同士が絡み合っているためです。無理に引っ張ると、太い根が切れて枯れる原因になります。絡み合っている場合は、流水で丁寧に土を取り除きほぐして株分けしましょう。根がすべて見える状態であれば、綺麗に株分けが可能です。細い根であれば、ハサミで切っても問題ありません。株分けをする上でのコツ!
株分けするときのコツは、太い根をなるべく切らないことです。特に株元の太い根を切ると、新しい根が生えなくなるので気を付けます。そのため、根詰まりして簡単に株分けできないテーブルヤシほど、流水で丁寧に土を落として株分けしてください。【寿命が縮む】テーブルヤシによくある枯れる原因と対処法
テーブルヤシの育て方についてわかったと思います。しかし、枯れる原因と対処法を知っておかないと、困ることも多いでしょう。テーブルヤシのよくある枯れる原因とその対処法についてお話しします。①育てる環境がテーブルヤシにとって寒すぎる
テーブルヤシの原産地は南米の熱帯地方です。そのため、寒さには強くありません。日本の冬はテーブルヤシにとって厳しい環境なので、暖かい室内で管理してください。室内でも窓際の近くでは、屋外と変わらない温度になります。冬は窓から離れた明るい場所で管理することが重要です。②テーブルヤシが直射日光を受けて葉焼けを起こす
テーブルヤシは、ヤシの中でも直射日光に弱い品種です。そのため、夏の直射日光や西日に当たると葉焼けを起こしやすいので注意します。室内の窓際に置く場合は、直射日光が当たらないようにレースカーテンで光を和らげてください。屋外に置く場合は、明るい日陰に置いたり寒冷紗などで遮光することが重要です。③冬場の水やりの量が多すぎて根腐れを起こす
ヤシ科の植物は、観葉植物の中でも水を好む品種です。そのため、生育期は水をしっかり与えます。しかし、生育が緩慢な冬にも水やりの量が多いと根腐れを起こすので気を付けてください。冬のテーブルヤシはあまり吸水しないので、水やりを控えることがポイントです。受け皿にも水を溜めないように注意しましょう。テーブルヤシの寿命に関するよくある質問
ここからはテーブルヤシの寿命に関するよくある質問にお答えします。Q. テーブルヤシからコバエが発生しています。これは何が原因なんでしょうか?どう対処したらいいですか?
A,土の有機物や根腐れが原因かもしれないので、植え替えをしましょう テーブルヤシからコバエが出ている場合は、土や根に原因がある可能性が高いです。水を与えすぎて根腐れしていたり、土に有機物が多いとコバエが住み着きやすくなります。黒く溶けたような根やスカスカの根を取り除き、新しい土に植え替えましょう。土の上に無機物である赤玉土や鹿沼土を敷くとコバエの発生抑制になります。また、ハイドロカルチャーで育てることもおすすめです。Q. テーブルヤシの葉先が白いです。これは何かの病気ですか?それとも枯れていますか?
A. 葉焼けか病害虫の被害です 葉先だけが白い場合は、葉そのものは枯れていません。白い部分だけを切り取りましょう。テーブルヤシは葉焼けしやすいので、葉先が葉焼けすると白くなることもあります。また、うどんの粉がかかったような状態であればうどん粉病です。ハダニという害虫が付くと葉が白くかすれることもあります。病害虫の場合は、効果のある薬で対処することが重要です。Q. テーブルヤシの寿命は10年以上と長いようですが、実際にどのくらいまで巨大化しますか?
A,最大で5mほどです 原産地の環境で5mほどの大きさになります。しかし、日本には四季があり、生育が難しい寒い冬があるので5mになることは難しいかもしれません。それでも上手に育てれば2~3mになるので、大事に育てて大きなテーブルヤシにしてくださいね。テーブルヤシの寿命ってどれくらい?長生きの方法やコツまで一挙紹介!のまとめ
ここまでテーブルヤシの寿命について解説してきましたがいかがですか。 この記事のポイントは- テーブルヤシの寿命は10年以上である
- 明るい日陰に置き、定期的な植え替えや株分けが寿命を延ばす
- 寒さ・直射日光・根腐れが枯れる原因なので、温度や光、水やりに気を付ける