ガジュマルが枯れたらどうすればいいの?復活法やケア方法を紹介

ガジュマルが枯れたらどうすればいいの?復活法やケア方法を紹介
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目次

太い独特の形の幹が特徴的なガジュマルは、見た目も可愛く、生命力も強くて育てやすいため人気の観葉植物です。 しかしそんなガジュマルが枯れたかもしれないという場合、これから復活できるのか、どうしたらいいのか気になりますよね。 そこでこちらの記事では
  • 枯れたガジュマルは復活できるのか
  • ガジュマルが枯れてしまう理由
  • 枯れたガジュマルの対処法
  • ガジュマルを枯らさないコツ

について詳しく解説していきます。枯れてしまったガジュマルを復活させたいという方は必見の内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

関連記事:ガジュマルの育て方|基本情報から苗の選び方まで徹底解説!

ガジュマルが枯れたら復活できるんですか

いつのまにか枯れてしまったガジュマルをみてがっかり…枯れたガジュマルはもう諦めて捨てるしかないのでしょうか? まずは、枯れたガジュマルは復活できるのか見ていきましょう。

結論:ガジュマルの症状にもよります

ガジュマルは非常に生命力の強い植物です。葉が変色して落ちてしまったり、幹がスカスカになってしまった…そのような状態の枯れたと思ったガジュマルでも、復活する可能性は十分にあります。特に、幹はしっかりしているという場合は復活する可能性が高いので諦めずに枯れた原因を取り除きましょう。

手入れが簡単で育てやすい観葉植物で有名

ガジュマルは数ある観葉植物の中でも生命力が強く、水やりの頻度も高くないことから、初心者でも管理しやすい観葉植物としても有名です。

枯れたからと言って捨てるのは勿体ない

ガジュマルが枯れたかの判断をすぐにしてしまうのは勿体ないです。数ヶ月間枯れたと思っていたガジュマルが復活した、葉が落ちて丸坊主になって放置してたのに、いつの間にか新芽が吹き出ている…などという話はよく聞く話です。なので、枯れてしまったガジュマルでも、すぐ捨てるのではなく諦めずに対処して様子を見守ってみましょう。

ガジュマルが枯れると風水的にスピリチュアル

ガジュマルは「多幸の木」「幸せを呼ぶ木」と呼ばれ子供の精霊が宿る木と言われています。スピリチュアル・風水にも根深い関わりがあり、ガジュマルは、その場の「気」を浄化してくれるとも言われています。生命力の強いガジュマルが枯れてしまった時、それはスピリチュアルや風水的な意味を持っているかもしれません。 例えば、休みが全然とれておらずストレスの溜まる生活をし過ぎていないか、大切な主人が欝々とした気持ちで日々を過ごしていると、良い気を放っているはずのガジュマルも浄化のスピードが追いつかず、負のエネルギーに負けてしまいます。 ガジュマルが枯れてしまったその時は、あなた自身が疲れをためすぎていないか、適度なストレス発散はできているか、生活を見直してみるいいタイミングかもしれませんね。

枯れたガジュマルを復活させる方法や枯らさないコツを徹底解説

枯れてしまったガジュマルを元気に再生させるには、枯れた原因や理由を判断して適切に対処する必要があります。枯らさないコツも合わせてみていきましょう。

【必見】ガジュマルが枯れる主な理由

生命力が強いといわれているガジュマルですが、枯れてしまう理由は様々です。主な理由を1つ1つ詳しくみていきましょう。

①根腐れを起こす

ガジュマルは湿潤な環境を好みますが、水の与えすぎは根が水を吸収し切れず、根腐れの原因になりガジュマルが枯れてしまいます。

②日照不足による生育不良

ガジュマルは日陰でも育つとされている観葉植物ですが、日光を浴びず暗い場所に置かれてしまうと、枝が細い状態になり、弱ってしまいます。落葉して丸坊主のようになってしまう可能性もあります。

③水枯れする

水不足が原因で水枯れするとガジュマルは枯れてしまいます。夏以外でも、冬場の室内などでは暖房の風に当たったりして極度に乾燥してしまい、水枯れを起こすこともあります。

④根詰まり

根詰まりを起こして根が水分や栄養を吸収できない状態になるのも、ガジュマルが枯れる理由になります。根詰まりを起こすと、土中が根でいっぱいになり、水や栄養を蓄えるはずの土はほぼ存在しない状態になってしまいます。

⑤葉焼け

日当たりの良い場所を好むガジュマルですが、長時間の直射日光を浴びたり、今まで暗い場所に置いていたのにいきなり日当たりの良い場所に移動させるなどの、環境の変化によって葉焼けは起きてしまいます。

⑥害虫による被害

ハダニやカイガラムシは葉や茎などに寄生して、ガジュマルの栄養分を奪ってしまうため、結果としてガジュマルが枯れてしまう原因にもなってしまいます。

⑦病気にかかってしまう

あまり病気にかかることは少ないガジュマルですが、まれに黒星病という病気にかかることがあります。葉の内側から黒っぽいシミができたような状態になります。

⑧肥料を過剰に与えている

基本的にガジュマルは肥料がなくても、植え替えのときの土に含まれる元肥で元気に育ちます。必要以上の肥料を施したり、寒さの厳しい冬季に施肥してしまうと、根への刺激が強すぎて肥料やけを起こしてしまい、枯れる原因になります。

⑨育てる環境が寒い

ガジュマルが枯れてしまう原因は、寒さが原因の可能性もあります。とくに冬の夜間の窓際は、室内でも氷点下に近い温度になります。ガジュマルの耐寒温度は5℃ほどなので、それ以下の環境では株が耐えられずに枯れてしまいます

水耕栽培のガジュマルが枯れるよくある原因

次に水耕栽培のガジュマルが枯れてしまうよくある原因についてみていきましょう。

ハイドロカルチャーでは根腐れしやすい

ハイドロカルチャーは、水を容器の底にためて栽培する水耕栽培の一種ですが、水やりの頻度が多すぎて水の循環がうまくできていない場合、根腐れが起こりやすくなります。

カビの発生には注意が必要

水耕栽培は、水はけが悪い環境での管理をしていく必要があるため、カビの発生には注意が必要です。容器などにカビが生えてしまった場合、ガジュマルの根腐れや病気の原因になります。

ガジュマルが出しているSOSサインを見逃すな!

ガジュマルは、枯れる前にSOSサインを出していることが多いです。サインを見つけたらそのままにせず、原因を探りましょう。

ガジュマルが枯れる原因は【葉っぱ】で判断しよう

ガジュマルが枯れる前のSOSサインは、ずばり「葉っぱ」です。変質した葉の状態によってガジュマルが枯れてしまう原因は異なるので、危険な葉の状態とその原因についてみていきましょう。

【葉がシナシナ】=日照不足 or 根腐れの可能性

ガジュマルの葉っぱがシナシナと元気がなかったり、落ちてしまう場合は「日照不足」や「根腐れ」が原因である可能性が高いです。

【葉がぱりぱり】=水不足 or 根詰まりの可能性

ガジュマルから落ちた葉がパリッと乾燥しているときは、「水枯れ」や「根詰まり」の可能性があります。どちらも乾燥して弱っている状態です。

【葉がベタベタ or 白い斑点】=害虫による被害の可能性

ガジュマルの葉や茎に白い点や白く霞んだような跡やべたべたした形跡があれば、「害虫」が発生している可能性が高いです。ハダニは主に葉の裏などに寄生して、白い斑点状に葉の色を変えてしまう被害を出し、カイガラムシは、葉や茎をベタベタにしながら被害を出していきます。

【葉が黒い】=葉焼け or 黒星病の可能性

ガジュマルの葉が黒っぽくなっている場合には、葉焼けを起こしている、もしくは病気になっている可能性があります。あまり病気にかかることは少ないガジュマルですが、まれに黒星病という病気にかかることがあります。黒星病になった場合は、葉の内側から黒っぽいシミができたような状態になります。

【葉が黄色い】=冬の寒さ or 肥料の与えすぎの可能性

ガジュマルの葉が黄色く変色したときは、寒さが原因の可能性が高いです。冬の寒さ以外の原因だと、肥料のやりすぎで肥料やけを起こして葉が黄色くなっている可能性があります。

【原因別】枯れたガジュマルの対処法

葉っぱの状態と枯れてしまう原因についてわかったところで、枯れる原因別の対処法について確認していきましょう。

根腐れした時の対処法

根腐れの場合、初期症状であれば、目安として1ヶ月程度の断水します。根腐れが進行し、幹も枯れ始めた場合は、ガジュマルを鉢から出して腐った根を切り、新しい土に植え替えをします。

日照不足の対処法

日照不足場合は、半日陰に移したのち、日当たりが良い場所にガジュマルを置きましょう。 いきなり直射日光を当てると、葉焼けを起こす可能性があるため一旦は室内の半日陰で管理をします。

水枯れした時の対処法

水不足が思い当たる方は、まずは水をあげましょう。鉢から水が出るまでたっぷり水やりをし、その後は土が乾いたタイミングでいつも通り水やりを続けます。あまりに乾燥している場合、生育期であれば底面灌水という方法もおすすめです。水をはったバケツなどに鉢ごと沈めて1時間ほど待ってから、日当たりの良い場所に置いてあげましょう。

根詰まりした時の対処法

根詰まりしてしまうと、いくら水やりをしても、底穴から流れ出るだけで意味がありません。土を落としてから、黒い根や異常に長い根などをハサミで取り除き、一回り大きい鉢に新しい土を入れ、植え替えてあげましょう

葉焼けした時の対処法

まず、葉焼けしてしまったら一旦ガジュマルを半日陰に避難させます。一度葉焼けした葉っぱは元に戻ることはありませんが、これ以上の進行を止めることはできます。葉焼けで壊れた組織をそのままにしておくと、ガジュマルが余分に体力を使ってしまうので、葉焼けした部分は切って取り除きましょう。

害虫による被害を受けた時の対処法

ガジュマルに多く規制する害虫は、ハダニとカイガラムシです。 ハダニは体長が0.1〜0.8mmほどなのでほぼ目に見えず、手作業で取り除くのは難しいため、ハダニ駆除スプレーを吹きかけて対応するのがおすすめです。 カイガラムシは、ほとんどが肉眼でも見えるサイズなので、見つけ次第、水で洗い流したり、ハブラシなどで擦り落とすなどして駆除します

病気にかかったときの対処法

黒星病はカビを原因とする病気なので、症状が出ている部分を全て取り除き、新しい清潔な土に植え替えて、風通しも良くなるように剪定をします。加えて市販の防除スプレーをふきかけておくと安心です。

肥料焼けをした時の対処法

肥料の与えすぎが思いあたるのであれば、一度肥料を取り除いてストップしましょう。1ヶ月程度で元気になる場合が多いので、翌春から肥料を再開します

寒さで枯れた時の対処法

気温が5度以下になるような寒い場所で育てていた場合は、ガジュマルを室内に移動して寒さから守ってあげてください。すぐに温めたくなるかもしれませんが、暖房などが直接当たる場所はガジュマルを余計に傷めるので避けましょう。

ガジュマルを枯らさない基本的なケア方法

ガジュマルが枯れてしまった際の対処方法についてみていきましたが、無事に復活してもその後にまた枯れないようにすることが大切です。ガジュマルの基本的な管理方法についてみていきましょう。

置き場所は【日当たり】【風通し】がいいかを確認する

ガジュマルは耐陰性はありますが、基本的に日光を好む植物なので、室内で日光が十分に当たる場所においてあげましょう。日光を多く取り入れることができれば、丈夫でがっしりとした木に育ちます。葉焼けを起こさないように長時間直射日光に当たるような場所は避けましょう。 また、風通しが悪いと病気や害虫がわく原因にもなりますので、置き場所には風通しのいい環境を選んであげてくださいね。

季節ごとに水やりのタイミング・量を変える

季節によってガジュマルに適切な水やりは変化してきます。その時期の気温などに合わせて適切に水やりを行うことが大切です。

春~夏の水やり

春~夏は気温の変化も大きいため、水やりも毎日~週に1回程度の頻度で、鉢の表土が乾いたのを確認したら、朝夕の比較的涼しい時間帯にたっぷりと水やりをしましょう。とくに厳しい暑さに見舞われる夏は、こまめな葉水による湿度維持をしていきます。

秋~冬の水やり

気温の低下とともにガジュマルは生育を止めるため、冬季は1ヶ月に1~2回程度を目安に乾かし気味に管理します。表土が乾いききってから2~3日後の水やりで十分です。

土は排水性のいいものを使う

根腐れが起きないように、土は排水性のいいものを使用しましょう。古い土は排水性が落ちてきてしまうため、年に1回ほど適度に植え替えを行うのも効果的です。

肥料は成長期に与えるようにする

基本的にガジュマルは肥料がなくても、植え替えのときの土に含まれる元肥で元気に育ちます。肥料やけを起こさないように、肥料を与える際には成長期である春~夏の間だけ与えるようにしましょう。

【応用】思い切って剪定してみることも重要

枯れてしまった枝葉をそのままにしておくと、その部分から腐ってしまうこともあります。時期にもよりますが、思い切って剪定してみることも重要です。

ガジュマルの剪定ってしたほうがいいの?

ガジュマルは生育旺盛な植物で、幹はあまり伸びませんが枝葉をよく茂らせていきます。放って置くと形が悪くなったり、大きくなりすぎることがあるので、管理しやすい大きさに形を整えるためにも剪定をしましょう。

ガジュマルの剪定に適した時期やタイミング

ガジュマルの剪定には適した時期があります。それ以外の時期に剪定をすると、ガジュマルに大きな負担がかかり、最悪枯れてしまうこともありますので、注意が必要です。

成長期の5月~9月に行うのが最適

ガジュマルは5〜9月が生育期といわれており、この時期が剪定に適した時期といえます。剪定するとガジュマルは少なからずダメージを負うので、よく育つ生育期の最初の5~7月くらいの時期に剪定を行うと、株の回復も進みやすいためおすすめです。特に切り戻しや丸坊主などたくさんの枝を切るときは、期間を守るようにしましょう。

葉が生い茂ってきたら剪定する

ガジュマルは葉が生い茂りすぎると、光が当たらずに弱ってしばったり、密集して湿気がたまり病気にかかりやすくなったり、害虫が好む環境になってしまいます。そのため、ガジュマルの葉が生い茂ってきたタイミングで剪定が必要です。

枯れた枝はガジュマル全体に影響を与えるので思い切って切る

枯れた枝は、残していても株全体にとって悪影響しかありません。枯れた枝から腐敗が進んでしまう前に、根元から思い切って剪定しましょう。

樹形が乱れたら丸坊主にするのもよし

丸坊主とは枝葉をすべて切り落として太い幹のみを残す、文字通り植物は葉っぱ一枚もつけない状態にする剪定方法です。ひょろひょろと徒長しすぎたり、元気がないガジュマルをリセットして樹形を大きく整えるために行います。

ガジュマルの剪定に必要なもの

  • 剪定バサミ
  • ゴム手袋
  • ゴミ袋
  • 癒合剤
ガジュマルを剪定する際、切り口から白い樹液が出ます。手につくと皮膚がかぶれることがあるので、ガジュマルを剪定するときは手袋をして作業しましょう。

ガジュマルの剪定方法

  1. 完成形に近い写真などを用意し、ガジュマルの全体を見て完成形をイメージする
  2. 飛び出した葉や枝をハサミで切って、バランスよくなるように剪定する
  3. 重なっている内側の枝や葉を剪定する
  4. 枯れている枝を根元から切り落とす
  5. 鉢に入ったガジュマルの生え際(根元)から生える枝を切る
  6. 切り口に癒合剤を塗って雑菌から保護する
ガジュマルを剪定した後は、明るい日陰で1週間ほど管理し、様子をみながらもとの場所に戻していきましょう。

枯れたガジュマルに関するよくある質問

最後に、枯れたガジュマルに関するよくある質問を紹介していきます。ぜひ回答を参考にしてみてください。

Q. ガジュマルの植え替えついでに剪定もしようと思いますが、剪定しても大丈夫ですか?

A,植え替えと剪定を同時にしても大丈夫です。 ガジュマルを元気に栽培するには、剪定も植え替えも欠かせない作業です。ただ、株への負担も大きくかかりますので、作業を行うのは生育期に入ったばかりの5~6月がベストです。

Q. 外で栽培しているガジュマルが枯れないようにするための目安の気温は大体何度くらいですか?

A,ガジュマルの耐寒温度は5℃まで ガジュマルの耐寒温度は5℃ほどなので、春から秋までの季節は屋外に置くことができますが、冬の間はできるだけ暖かい部屋に移動させましょう。また、夏の直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、夏場は半日陰になる場所に置くようにしましょう。

Q. ガジュマルを丸坊主にしました。どのくらいで再生してきますか?

A,丸坊主後、1ヶ月ほどで再生します。 ガジュマルを丸坊主にした場合、生育期であれば1週間~10日ほどで新芽が生えてきて、1か月ほどすると葉も育って茂ってきます。

ガジュマルが枯れたらどうすればいいの?復活法やケア方法を紹介のまとめ

今回の記事では、ガジュマルが枯れた場合について、
  • 枯れたガジュマルは復活できる可能性がある
  • ガジュマルが枯れてしまう原因は様々
  • 枯れたガジュマルは原因に合わせて対処することが大切
  • ガジュマルを枯らさないためには正しいケアを続ける必要がある
ということがわかりました。 枯れてしまったガジュマル、あきらめるのはまだ早いかもしれません。ぜひこちらの記事を参考にガジュマルを復活させてみてください。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。