モンステラの葉が広がるのは育て方が間違ってるの?対処法から防ぐ対策を解説

モンステラの葉が広がるのは育て方が間違ってるの?対処法から防ぐ対策を解説
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ボタニカルな雰囲気の形をした葉が人気の観葉植物モンステラ。モンステラを育てているけど、成長していくうちに葉が広がるのが気になってきたというお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。モンステラを、きれいな樹形を保つ育て方があれば知りたいですよね。 そこでこちらの記事では、モンステラの葉の広がりを抑える育て方について
  • モンステラの特徴
  • モンステラの葉が広がる理由
  • 葉が広がってきたときの対処方法
  • 葉の広がり対策におすすめの支柱

などを踏まえ、詳しく解説していきます。 葉が広がるモンステラをどうにかしたいという方には必見の内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

関連記事:モンステラの育て方|日々の管理やさらに大きくする方法まで徹底紹介

まずはモンステラの特徴を知る

モンステラの葉っぱが広がってしまうのを防ぐためには、モンステラがどのような特徴を持っているのか知ることが大切です。元々の生育環境から、その特徴を確認していきましょう。

モンステラは熱帯地域が原産

モンステラは熱帯地域が原産のつる性(または半つる性)の植物で、その種類は約40種類程度あるとも言われています。 原生地では、樹木やヤシ類などに這い上がって伸びていき、葉は生長するにつれ、深い切れ込みや穴が開いたりとその葉形が特徴的です。耐陰性も高く、初心者にも育てやすいため人気の観葉植物です。
原産地 熱帯アメリカ
耐暑性 強い。生育に適した気温は15~30度程度。
耐寒性 低い。5度以下の気温では耐えられない。
耐陰性 高いが、あまりに日照不足だとトラブルも起きる。
背丈 10~200cm程度。テーブル上から床置きまで様々なサイズがある。

葉が立派で人気がある観葉植物

観葉植物として知名度も高く、室内インテリアとしても取り入れられることの多いモンステラ。特に、力強い茎から生えた大きな切れ目の入った葉っぱが立派で人気があります。

葉が広がって倒れることもある

モンステラの葉が横に広がりすぎてしまうと見た目が悪かったり部屋の邪魔になってしまったりするだけでなく、バランスが不安定になるので軽く触れただけで倒れてしまったりします。鉢植えが倒れてモンステラが傷ついてしまうとそこから株全体が枯れる原因にもなります。

モンステラの葉の広がりを抑える育て方を徹底解説

モンステラの葉が広がると、様々な不都合が起きることがわかりました。では、モンステラの葉の広がりを抑える育て方にはどのような方法があるのでしょうか。詳しく解説していきましょう。

どうしてモンステラの葉が広がるのか?

どうしてモンステラの葉が広がってしまうのでしょうか。こちらではその理由について、モンステラの性質を踏まえて詳しく解説していきます。

モンステラがつる性の観葉植物だから

先ほどのモンステラの特徴でも紹介したように、モンステラはつる性の観葉植物です。そのため、元々はほかの樹木に絡みながら成長していきますが、鉢植えでは絡むものがないため横へ横へと延びてしまうことが多くあります。

日光を求めて上に横に広がる性質があるから

また、原産地ではモンステラは木陰に生える植物のため、日光を求めて上に横にと広がって成長していきます。そして、その性質がモンステラの広がりを引き起こす理由の一つでもあります。

モンステラの葉の広がりを抑えるために支柱を立てる

モンステラの葉が広がる原因はわかりましたが、どのように育てれば葉の広がりを抑えることができるのでしょうか。その対策におすすめなのは、モンステラに支柱を立てる方法です。支柱を立てるメリットについてみていきましょう。

支柱を立てるメリット①:見た目がすっきりする

モンステラを紐や結束バンドを用いて支柱に結びつけることで、まっすぐとしたアウトラインを仕立てることができ、見た目がすっきりします。成長しすぎた茎で、モンステラの見栄えが良くないという場合でも、支柱を立てることで室内のインテリアの雰囲気に合わせた姿に仕上げることができます。

支柱を立てるメリット②:日当たりや通気性がよくなる

モンステラが元気よく広がることは良いことですが、モンステラが横倒しになってしまうと、葉と葉が重なり合い、下になった葉に光が十分届かなくなったり、風通しも悪くなったりします。直射日光は苦手なモンステラも、適度な日光は成長に必要不可欠です。また、風通しの悪さで起きる「ムレ」害虫が発生する原因になります。モンステラのそばに支柱を立てることで、茎や葉に適度な空間が生まれ、日当たりも風通しも良好な状態にできます。

支柱を立てるメリット③:茎が折れたり倒れたりすることを防止できる

モンステラは、原産地では気根を伸ばしてほかの樹木に絡みながら成長するつる性の植物です。そのため、鉢植えなど支えがない環境では、葉の重みで茎が折れたり倒れる場合があります。そんなモンステラも支柱で支えてあげることで、茎の折れや倒れることを防止できます。

モンステラが広がらないように支柱を立てるタイミングや時期

モンステラに支柱を立てるメリットはたくさんありましたが、いつ頃に行うのが適切なのでしょうか?支柱を立てる時期やタイミングについてみていきましょう。

モンステラに支柱を立てるタイミング

まずは、モンステラに支柱を立てるべきタイミングについてみていきます。

葉が広がっているとき

モンステラの茎や葉っぱが横に広がってしまい、樹形が崩れてきたときは支柱で整えるタイミングといえます。バランスが悪くなってしまったり、日当たりや風通しが悪くなる前に支柱で整えてあげましょう。

徒長してしまったとき

モンステラは日照不足などが原因で茎がひょろひょろと細く長くて伸びてしまうことがあります。この現象を「徒長(とちょう)」と言いますが、徒長が起きてしまった時も支柱を立てて支えてあげるべきタイミングになります。徒長した茎は元に戻ることはないですが、仕立て方次第でおしゃれにみせることができます

気根を活用したいとき

モンステラの気根を目立つように活用したいというときも、支柱を立てるのがおすすめです。天然木の添え木などを使って、気根の部分をわざと目立たせるように外に出して縦に高さを出したりと、個性的な雰囲気のモンステラへ仕立てることができます。

モンステラに支柱を立てる適期は4月~9月

モンステラの成長期である4月~9月が、作業におすすめの時期です。支柱を立てる作業では、茎を曲げたり、根を触ったりとモンステラに負担をかけることがあるので、必ずモンステラが元気なときに行いましょう。この春から秋の成長期は、モンステラの生育が旺盛になるため回復も早く、倒れそうな茎も正常な位置に戻りやすくなります

モンステラに支柱を立てる方法

では、モンステラに支柱を立てる方法について簡単に説明します。自分好みの樹形に仕立てるための基本にしてみてください。

モンステラに支柱を立てるために必要なもの

  • 好みの支柱や添え木
  • ビニールタイ(ひもでも可)

モンステラに支柱を立てる手順

  1. 支柱を立てる位置を決め、仕立て方をイメージする。
  2. 支柱や添え木を、モンステラの根を傷付けないようゆっくり挿しこむ。途中で根に当たる感覚があれば、位置をずらしながら挿す。
  3. 挿し込んだ支柱や添え木が簡単に抜けないことを確かめる。
  4. 葉の根元や葉柄と支柱は、ビニールタイや麻ひもなどで少し余裕を持たせて留める。
  5. 支柱と葉柄を留める際、モンステラの葉が無理な状態になっていないか確認する。
支柱の位置は成長具合によって何度も変えることができるため、そのときの株の高さや最適な位置を確認しながら支柱を立てるようにしましょう。

【応用】モンステラが広がってきたらすること

支柱を立てる以外に、モンステラが広がってきた際にする対処法について紹介します。

成長してきたら植え替えをする

モンステラは成長が早いため、すぐに広がったり大きくなったりします。バランスを崩しての転倒や根詰まりなどを起こす原因にもなりますので、成長してきたモンステラは植え替えを行う必要があります。

モンステラの植え替え手順

モンステラの植え替え手順について簡単に説明します。

植え替えに必要なもの

  • 一回り大きな鉢
  • 観葉植物用の培養土
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石か軽石
  • 清潔な剪定ハサミ
  • 割りばし
  • 支柱
  • ビニールタイや麻ひも
  • ゴム手袋か軍手
  • 小型のシャベル・スコップ

植え替え方法

  1. 水やりを控えて土を乾燥させる
  2. 新しい鉢の底穴に鉢底ネット、鉢底石を順に敷く
  3. 土を鉢の1/3ほどまで入れる
  4. 鉢からモンステラを引き抜いて、根についた土を手でやさしく揉み落とす
  5. 伸びすぎている根や黒ずんでいる根などを清潔なハサミで剪定する
  6. 鉢の中心に置き、縁から下3~5cmのところまで土を入れて固定する
  7. 支柱を立て、ビニールタイや麻ひもでモンステラをやさしく留める
  8. 土の表面を割りばしでつつき、根の隙間まで土をなじませる
  9. 鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをする

モンステラの植え替えの注意点

モンステラの植え替えは、5月~7月頃の成長期前半に行うのがおすすめです。モンステラを植え替えた後は、負担がかかった根にできるだけ刺激を与えないために、直射日光のあたらない「半日陰」で管理します。肥料についても、肥料やけするのを防ぐため2~3週間は与えないようにし、水やりは表土が乾燥したことを確認してその都度たっぷり与えるようにしましょう。

モンステラが広がらないようにするおしゃれな支柱

モンステラが広がらないように立てる支柱には、様々なデザインのものがあります。素材や長さ・太さなどで雰囲気もかわってくるため、支柱選びも重要です。こちらでは、モンステラを支えるための、おすすめのおしゃれな支柱をご紹介します。

居間ノ庭(イマニワ) フェゴ支柱 30×36×630mm

モンステラに使う支柱は、モンステラが巻きつきやすい太さで、水分も吸収しやすい点からヘゴ支柱(ヘゴ棒)がおすすめとされています。ヘゴとはシダ植物のことで、そのシダの幹を乾燥させて支柱としたのがヘゴ支柱です。こちらの支柱は先端が平らになっているので、後から挿し込むときに使うよりも、植え替えの際などにあらかじめさして使う方法が向いています。
商品名 居間ノ庭(イマニワ) フェゴ支柱 30×36×630mm
価格 1200円~1500円
素材 ウッドチップ
特徴 植物にやさしい天然素材を使い、適度な透水特性と保水性、そして強度も兼ね備えた植物用支柱です。

ココナッツパームスティック buycheapDG

このココナッツパームスティックは、天然のココナッツの殻でできているため、非常に硬く、耐摩耗性があります。2本入りで、上下で重ねて使えるので、長さを自分好みに調節することもできます。天然のココナッツ繊維100%で作られており、見た目のデザインもナチュラルなので、インテリアにも合いやすいです。先の尖ったデザインなので、土に挿し込みやすいので比較的簡単に支柱を立てることもできます。
商品名 buycheapDG(JP) ココナッツパームスティック
価格 814円
素材 ココナッツ繊維
特徴 2本入りで重ねて長さの調整ができる。耐摩耗性があり、天然素材で植物に優しい。

リサイクルプラヘゴ φ5.5×60cm クラーク

こちらの支柱は、プラスチック製の棒が網目状になっているタイプのものでプラヘゴと呼ばれています。太さは約5.5cm、長さは約60cmあるので、大きなモンステラにも使用しやすく、カラーもガーデングリーンになっているので、悪目立ちすることなくモンステラともよくなじみます。簡単に長さをカットでき、揉んる寺の高さに合わせて調整できる点もプラヘゴの魅力です。
商品名 クラーク リサイクルプラヘゴ ガーデングリーン φ5.5×60cm
価格 1087円~2283円
素材 ポリエチレン
特徴 つる性の観葉植物に最適。再生ポリエチレン使用で環境に優しい。 カットの仕方によりさまざまな変化が楽しめます。

モンステラの葉が広がらない育て方に関しての質問

最後に、モンステラの葉が広がらない育て方に関するよくある質問にお答えしていきます。ぜひ参考にしてみてください。

Q. モンステラの支柱は100均でも販売していますか?

A,プラスチック製の棒状支柱は100均にもあります。 ヘゴ板やココスティックのような太い支柱を用意しようとすると、どうしても1000〜2000円くらいかかりますが、プラスチック製の棒状支柱はホームセンターや通販だけでなく、100均でも手に入れることができます。モンステラを部分的に支柱で支えたい場合などは、棒状の細いもののほうが扱いやすいこともあるので、仕上がりをイメージしながら支柱を選びましょう。

Q. 太い支柱を使う際の注意点はありますか?植え替えと同じタイミングでもいいですか?

A,太い支柱は植え替えと同じタイミングで使用するのがおすすめです。 モンステラの根は意外と簡単に折れたりしてしまいます。支柱を立てる際には、根を傷つけないよう十分に注意が必要ですが、太い支柱だとなかなか根を避けながら差し込むのは難しい場合があります。あらかじめ支柱の太さの穴をあけて差し込む方法もありますが、植え替えと同じタイミングで太い支柱を立てるのであれば、より確実に根を傷つけずに支柱を固定できますので非常におすすめです。

Q. 棒状支柱、リング状の支柱を使うときは新たに植え替える必要はありますか?

A,根を傷つけないように挿し込めば植え替えは必要ありません。 棒状支柱やリング状支柱は、支柱自体の太さが細いため、根を避けて支柱を立てることができます。支柱を差し込む際にゆっくり注意して挿し込んでいくと、根に当たる感覚がわかりますので支柱をずらしつつ深くまで支柱を挿し込みましょう。

モンステラの葉が広がるのは育て方が間違ってるの?対処法から防ぐ対策を解説のまとめ

いかがでしたか?今回は、モンステラの葉の広がりを抑える育て方について、
  • モンステラは、熱帯原産のつる性植物
  • 葉が広がるのは、モンステラのつる性によることが多い
  • 葉が広がってきたときは、支柱を立てて樹形を整える
  • 葉の広がり対策には、太さのあるヘゴ支柱がおすすめ
ということがわかりました。 モンステラの葉が広がったままでは、見た目の面はもちろん、成長面でもモンステラにとってよくないことがわかりました。お好みの支柱を選んだり、仕上がりを想像しながら素敵なモンステラを育ててみてくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。