モンステラの育て方|失敗しないポイントや長生きさせるコツを紹介

モンステラの育て方|失敗しないポイントや長生きさせるコツを紹介
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目次

切れ込みや穴が開いた葉っぱをもつモンステラ。エキゾチックな雰囲気で大変人気の観葉植物であり、育てている方も大変多いのではないでしょうか。 今回は
  • モンステラの基本的な情報と花言葉・風水効果について
  • 元気なモンステラの育て方①置き場所
  • 元気なモンステラの育て方②水やり方法
  • 元気なモンステラの育て方③最適な土の選び方
  • 元気なモンステラの育て方④肥料の与え方
  • モンステラをもっと大きく成長させるには
  • モンステラが成長したらやること植え替え・剪定
についてご紹介します。 モンステラは大変丈夫な観葉植物でちょっとのことでは枯れませんが、間違った育て方を続けてしまうと株が弱まって枯れてしまうことも。この記事を読めばモンステラの正しい育て方について正しい知識を得ることができますよ。また1株のモンステラを大きく育て増やしていくお得情報も手に入れることができます。モンステラの育て方についてお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。

\元気な植物を育てましょう/

モンステラはどんな観葉植物なの?

モンステラの育て方|日々の管理やさらに大きくする方法まで徹底紹介
観葉植物の中でもファンの多いモンステラ。園芸店などでも気軽に購入できることから、手に入れやすく、なじみ深い観葉植物の1つと言えますね。そんな身近なモンステラですが、原産地や花言葉、風水などをあなたはご存知でしょうか?モンステラの基本的な知識をご紹介します。

熱帯アメリカが原産地で、20〜40種類ある

モンステラの原産地は熱帯アメリカ。ツル性の植物で、ジャングルの他の木にからみつきながら成長していく性質があります。サトイモ科の属の1つであり、モンステラ属(和名ではホウライショウ属)と呼ばれ20~40ほどの種類が存在していますよ。うっそうと茂ったジャングルで自生しているため、直射日光が苦手です。比較的薄暗いところでも育てられることも、室内の観葉植物として人気が高い理由ですね。

モンステラは気根という特有の器官を持つ

モンステラは気根(エアールート)という空中に根を伸ばす特徴があります。気根は、茎から直接伸びる長いひげのような見た目で最初は小さくて細いですが、時間を経つにつれて太くなり、大きくなっていきます。ユニークな見た目で、インテリアとしても大活躍します。 関連記事:

モンステラの苗はダイソーなどの100均にも売っている

初心者に人気のモンステラは、手軽にお買い求めできます。ダイソーなどでモンステラを購入すると、300円程度です。園芸店より安価で購入できるので、初心者の方も手軽に始められますよ。

関連記事:ダイソーにもモンステラがある?扱っている品種や育て方を徹底解説

モンステラの花言葉

モンステラの花言葉は素敵なイメージの言葉が3つあります。
  • 嬉しい便り
  • 壮大な計画
  • ハワイでは【希望の光を導く植物】
切れ込みや穴のあるユニークなモンステラの花言葉は、こんなに素敵なものだったのですね。由来などもあわせて詳しく見ていきましょう。

嬉しい便り

モンステラの花言葉の1つ目は「嬉しい便り」です。これはジャングルの中に自生するモンステラの葉の切れ目から、光が差し込む様子を表現しているものだと考えられますね。モンステラの葉は小さいうちは一般的な葉と同じように切れ込みがありませんが、大きく成長するにつれて切れ込みが入ったり穴が開くようになります。大切な人にお祝いとして贈るのもいいですし、自分に起きた嬉しい出来事を伝えるためのプレゼントとして購入するのもいいですね。

壮大な計画

モンステラの花言葉の2つ目は「壮大な計画」です。こちらもモンステラの葉の切れ目から光が差し込んでいる様子から付けられた花言葉だと考えられますよ。葉の切れ目から差し込む光を見て、人々は壮大な夢や希望を想ったのでしょうか。それともジャングルの大木にからみつきながら成長するモンステラの育ち方に、戦略とも思える強い生命力を感じ取ったのでしょうか。ロマンにあふれた花言葉だと言えるでしょう。

ハワイでは【希望の光を導く植物】

モンステラの花言葉の3つ目は「希望の光を導く植物」です。この花言葉はハワイに伝わる花言葉であり、ハワイでも縁起のいい観葉植物として考えられていますよ。ハワイアンショップなどでも、モンステラの葉がモチーフになったグッズはよく見かけますよね。やはり上記2つの花言葉と同じように、ユニークな葉の切れ目から差し込む日光の様子からきている花言葉と考えられます。

関連記事:モンステラの花言葉|由来からハワイで縁起が良いとされる真相まで紹介

モンステラの風水

よいイメージの花言葉をもち、観葉植物としてもトップクラスの人気をもつモンステラ。つづいてモンステラの風水効果についてご紹介したいと思います。風水とは古代中国で考えられた環境学のこと。気の流れをスムーズにして調和させ、さまざまな運気をアップさせようという考え方です。モンステラには以下の3つの風水効果があるとされていますよ。
  • 人間関係
  • 恋愛運
  • 家族運
どれもアップさせたい運ばかりで気になりますね。1つずつ詳しくご紹介します。

人間関係

モンステラには人間関係をスムーズにさせる風水効果があると言われています。観葉植物の葉の形や生え方によって効果が異なるとされていますが、モンステラの大きな丸い葉は、リラックス効果をもたらし緊張をときほぐしてくれます。独特の南国ムードも持ち合わせているため、モンステラのある空間ではピリピリとした人間関係からは解放されることが期待できますよ。

恋愛運

モンステラの丸みをおびた大きな葉は、その場にいる人の心を鎮め、穏やかにする効果があるとされています。そのため人間関係の運気アップに効果があると言われますが、その点では恋愛運も同様です。精神的な安定はやすらぎや癒しの雰囲気を生み、恋愛や結婚をスムーズに進展させる効果が期待できそうです。またモンステラの葉は小さいうちは切れ目や穴がなく、ハートの形をしています。このことから恋愛運アップに効果的だとも言われていますよ。

家族運

風水では葉の生え方によって「陰の気」「陽の気」を発していると考えられています。どちらが良い悪いではなく、置き場所の選び方と陰と陽の気のバランスが大切。家族が長い時間集まるリビングは、さまざまな気が溜まりやすい場所とも言われます。そのためリビングにモンステラを置けば気が浄化され、家族運も自然とアップすると考えられていますよ。

関連記事:モンステラの風水効果で運気アップ!おすすめの置き場所や方角を解説

モンステラの育て方のポイント①:直射日光が当たらない位置に置く

モンステラの育て方のポイント①:置き場所
モンステラの素敵な花言葉や、さまざまな風水効果があることが分かりましたね。ここからはモンステラを元気いっぱいに育てるためのポイントをご紹介していきたいと思います。ポイントは大きく分けて4つです。
  • 置き場所
  • 水やり
  • 最適な土
  • 肥料
これら4つのポイントは、どれか1つが多すぎても少なすぎてもダメなのです。しかし難しく考える必要はありませんよ。最低限のポイントをしっかりおさえ、イキイキとしたモンステラに育てていきましょう。まずは置き場所から解説します。

室内で育てる場合は日当たりに気をつける

モンステラは耐陰性があるため、室内でも育てることができます。しかし元気なモンステラにするためにはある程度日に当てる必要がありますよ。直射日光に当てると葉焼けを起こして見た目が悪くなったり、株が弱ったりするので注意が必要です。レースカーテン越しに柔らかな日差しが差すような窓辺がおすすめと言えるでしょう。

屋外で育てる場合は直射日光に気をつけよう

春~秋の過ごしやすい季節は、モンステラを屋外で管理することも可能です。気持ちのいい季節でも直射日光に当てないのが1番大切なポイント。ジャングルの下の方で大木に寄り添って自生するモンステラは、強い直射日光がとても苦手だからです。そのため明るい日陰に置いたり、遮光ネットで30~50%ほどの遮光をしたりし、日光の量を適度に調整してあげましょう。

関連記事:モンステラは屋外で育つの?屋外で枯れさせないコツを徹底解説

モンステラを育てる時は室内を温かい温度に保とう

冬の時期は室内に移動させること

モンステラは暖かな地域が原産地です。高温には強いですが低温にはあまり強くないため、ベランダなどの屋外で育てている場合は、肌寒くなってきたら室内へ取り込むのがおすすめですよ。室内では日光量を確保するためにもレースカーテン越しの明るい窓辺などがいいでしょう。冬でも適度に日光に当てることで、丈夫で強い株に育てることができます。

モンステラは高温に強い植物なので夏は問題ない

モンステラは寒さには弱いですが、高温には強い植物です。それは原産が暖かい地域だからこそ。夏は直射日光を避けてあげさえすれば、屋外での管理も可能です。夏はモンステラの生長期にあたり、ぐんぐん水を吸い上げます。屋外で管理する際は水切れに注意してくださいね。

育て方のポイント②:水やり

育て方のポイント②:水やり
モンステラの育て方のポイント2つ目は「水やり」です。どんな植物でも水やりを行うことは共通ですが、その植物の種類や生育サイクルに合わせた水やりをするのが、丈夫な株に育てるポイント。モンステラの場合は季節に合わせて水やりを変化させます。季節ごとに詳しく見ていきましょう。

春〜秋にかけての生長期の水やり

春~秋はモンステラの生長期にあたります。この時期は土の表面が乾いたのを確認したら水を与えるようにしましょう。水やりをするときは、鉢底から透明の水が流れ出てくるまでたっぷりと。十分な量の水を与えることで、根に新鮮な空気を送り込むこともできますよ。屋外で管理する方も多いかもしれませんので、水切れしないよう土の様子を毎日チェックするのをおすすめします。

冬の時期の水やり

冬場はモンステラの休眠期にあたります。休眠期とは成長スピードがゆるやかになる時期のことで、水分をあまり必要としていません。冬場の水やりは、土の表面が乾いたのを確認し2~3日たってからでOK。水分を減らすことでモンステラの樹液の濃度を高め、丈夫なモンステラに育てることができますよ。

モンステラは葉っぱが大きいので【葉水】は効果的!

季節を問わず行ってほしいのが「葉水」。葉水とは霧吹きなどで葉や茎に水分を与えることです。葉水は乾燥を防ぐだけでなく、ハダニやカイガラムシなどの害虫予防の効果もあります。モンステラは葉っぱが大きいため、毎日1回は行うようにしましょう。冬場土に与える水分が少ない時期でも、葉水を行えば元気な状態で冬を越せますよ。

関連記事:【徹底解説】モンステラの効果的な水やりと上手に育てる方法とは?

モンステラの育て方のポイント③:最適な土

モンステラの育て方のポイント③:最適な土
モンステラの育て方のポイント3つ目は「最適な土」です。観葉植物は原産地の気候によって最適な土が変わってきます。モンステラはポピュラーな観葉植物で南国のイメージもありますが、どのような土が適しているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

水はけがよく肥沃な土が理想!

モンステラに適した土は「水はけがよく肥沃な土」が理想です。モンステラは高温多湿のジャングルに自生しており、同じような状況を再現するのがベスト。しかし観葉植物として室内で管理したり、鉢の中の限られた土で育てる場合は状況が変わってきますね。高温多湿を再現すると根腐れを起こしやすくなるため、土は水はけのいいものがおすすめですよ。

初心者の方は市販の観葉植物専用の土がおすすめ

初心者の方は市販の「観葉植物専用の土」を使うのがおすすめです。植物の成長に必要な栄養分や成分が適度にブレンドされており、手軽に使うことができます。近所の園芸店やホームセンター、薬局などでも販売していますね。「持ち帰るのが大変で…。」という場合はインターネットのショッピングサイトで購入すれば自宅に配送されるためおすすめですよ。

自分で配合することもOK

観葉植物を育てることに慣れてきた方や、チャレンジしてみたい方は、自分で土をブレンドすることも可能です。その場合は「観葉植物専用の土2:赤玉土1:鹿沼土1」もしくは「赤玉土(小粒)7:ピートモス3」などの割合がいいでしょう。水はけがよくなることを意識してブレンドするのがおすすめです。

土は定期的に観察しないとトラブルが多くなる

土は定期的によく観察しておかないと、病害虫やカビの発生トラブルが多くなります。室内で育てる観葉植物はどうしても風通しが悪くなる傾向にあり、土の表面にカビが生えてしまうことも。カビが生えている部分をすくうようにして取り除き、もう少し明るくて風通しのいい場所へ移してあげましょう。日光に当てれば紫外線で消毒もできますよ。また湿った状態が長く続かないように、水やりの間隔をもう1度確認してみましょう。土の表面が完全に乾いてから水やりをするようにし、受け皿に溜まった水はすぐに捨てるように気をつけてくださいね。鉢で育てている観葉植物は、定期的に新しい土に植え替えることも必要になります。植え替えについてはのちほど詳しくご紹介しますよ。

関連記事:モンステラの土について徹底解説!おすすめの配合やトラブルまで

モンステラの育て方のポイント④:肥料

モンステラの育て方のポイント④:肥料
モンステラの育て方のポイント4つ目は「肥料」です。観葉植物は地植えでない限り、鉢内の限られた土の中で根を伸ばしていきますね。よって定期的に肥料を与えることで植物の成長をフォローできます。モンステラの肥料の与え方について解説していきますよ。

基本的には肥料なしで十分成長する!

実は基本的にモンステラは肥料がなくても十分成長できる植物なのです。それはモンステラの生命力が強く、丈夫な植物だからですね。適度な水やりと数年に1度の植え替え、さらに適切な日当たりだけでしっかりと育つことができます。しかしあえてモンステラに肥料を与えるメリットもありますよ。

モンステラに肥料を与えることのメリット

肥料がなくても十分成長できるモンステラ。そんなモンステラにあえて肥料を与えるメリットとは何でしょうか。それは以下の2つが考えられます。
  • 成長スピードが早くなる
  • コバエなどの虫予防になる
成長スピードが早くなる点は納得ができますが、コバエなどの害虫予防になるとはどういうことなのでしょう。詳しくご紹介します。

成長スピードが早くなる

モンステラに肥料を与えると、成長スピードを早めることができます。肥料を与える適期は、モンステラの生育期にあたる5月~9月ですよ。生育期の前半である5月~7月に、長く効き目が続く緩効性肥料を2ヶ月に1度の頻度で与えましょう。生育期の後半である8月~9月には効果が早く現れる速効性肥料を10日に1度の目安で与えるといいでしょう。モンステラの成長を助け、生育期にグンと大きくすることができますよ。

コバエなどの虫予防になる

肥料を与えることでコバエなどの害虫を予防することもできます。「肥料と虫?関係あるの?」と思う方もいるかもしれませんが、肥料を与え健やかなモンステラに育てることで、害虫が発生しにくくなります。害虫や病気は、弱った株に発生しやすいものだからですね。適切な時期に用法用量を守って肥料を与えれば、害虫に負けない強い株が育ち、害虫予防ができますよ。

肥料を与える場合:春から秋の生長期に

モンステラに肥料は基本的に必要ありませんが、もし与える場合は春~秋の生長期に与えるようにします。冬場はモンステラの休眠期にあたるため肥料を与えるのはやめておきましょう。休眠期は成長スピードがゆるやかになり、水や養分を吸い上げる力も弱まるからです。もし冬場に肥料を与えてしまうと、土の中の栄養バランスが取れなくなり、根から水分が出てしまう「肥料焼け」を起こすことも。肥料は春~秋の間に与えるのが上手なコツですよ。

関連記事:モンステラの肥料の与え方とは?おすすめの肥料や注意点を紹介

【成長したらすること】モンステラの植え替えについて

【成長したらすること】モンステラの植え替えについて
モンステラは成長スピードが早い植物です。今までご紹介した育て方のコツを守り、上手に育てればぐんぐん大きくなりますね。成長したモンステラをさらに大きくさせるために必要なこと、それが「植え替え」です。植え替えは植物をイキイキと育てるために重要な作業ですよ。詳しくご紹介します。

モンステラの植え替えをするタイミング

モンステラを育てている環境によっても異なりますが、大体1~2年に1度、5月~7月の暖かい時期に植え替えてあげるのがおすすめです。モンステラは成長スピードが早い植物なので、数年放置すると鉢の中が根でいっぱいになってしまうことも。根詰まりを起こした植物は水分や養分を十分に吸収することができなくなって、最悪の場合枯れてしまうことも考えられますよ。モンステラの植え替えのタイミングは以下のような3つのサインが当てはまります。
  • 鉢内が根っこでパンパンになったとき
  • 水はけが悪くなったとき
  • 鉢が倒れそうなぐらいモンステラが大きくなったとき
どれもモンステラを育てているときに起こりやすいケースだと言えますね。1つずつ詳しく解説していきますよ。

鉢内が根っこでパンパンになった時

モンステラを植え替えるタイミングの1つ目は「鉢内が根っこでパンパンになったとき」です。鉢の中にこれ以上伸びていけるスペースがないとグルグルととぐろを巻くように伸び、もっと放置すると植木鉢を割ってしまうことも。根詰まりを起こしている株は根が正常に働けず、水分や養分を吸収できないため、下の葉が落ちたり黄色く変色し始めたりします。鉢底から根がはみ出してきてしまっている場合も、植え替えのサインですよ。

水はけが悪くなった時

モンステラを植え替えるタイミングの2つ目は「水はけが悪くなったとき」です。水やりをしてもなかなか土に水がしみ込まないとき。それは根詰まりのサインです。根詰まりを起こしていない鉢はスッと水がしみ込んできますが、根詰まりを起こしている鉢はなかなか水が落ちていきません。水やりの際に確認してみてくださいね。

鉢が倒れそうなぐらいモンステラが大きくなった時

モンステラを植え替えるタイミングの3つ目は「鉢が倒れそうなぐらいモンステラが大きくなったとき」です。モンステラと鉢のバランスが悪くなり、倒れてしまうリスクもあり危険です。そこまで大きく成長したモンステラは、鉢の中の根もパンパンになっていることが考えられますので、植え替えるタイミングだと言えるでしょう。

モンステラを大きな鉢植えに植え替えをする方法

植え替えのタイミングが分かったところで、実際に植え替えに必要なアイテムと手順をご紹介していきます。まず植え替えに必要なアイテムからです。
  • 1回り大きな鉢
  • 鉢底ネット
  • スコップ
  • 鉢底石(軽石)
  • 新しい用土
  • 手を汚したくない方は軍手
  • 清潔なハサミ
  • 割りばし
  • レジャーシートまたは新聞紙
必要なものを事前に準備しておくと、植え替えもスムーズに進められますよ。つづいて具体的な植え替え手順です。
  1. 1回り大きな鉢に鉢底ネットを入れる。底が隠れる程度の量の鉢底石を入れたあと、鉢の1/3程度の新しい用土も入れる。
  2. モンステラを優しく取り出す。黒く変色している根や長く伸びすぎている根は清潔なハサミでカットする。土を軽く払い落としておく。
  3. 新しい鉢にモンステラを置き、鉢のフチ数㎝の高さまでさらに土を追加していく。このとき割りばしで優しく土をつつくと、土中にすき間ができにくい。
  4. 植え替え後は鉢底から透明の水が出てくるまでたっぷりと水やりをする。水が落ちたことで土のかさが減っていたら、鉢のフチ数㎝の高さまで土を追加しておく。

植え替えの手間を省くために1回り以上大きな鉢を使うと、土が湿っている時間が長くなり根腐れを起こしやすくなります。植え替えを成功させるポイントは、適切な鉢のサイズを選ぶことだと言えるでしょう。植え替え後は風通しがよく、直射日光の当たらない暖かい場所に置き、モンステラを少し休ませてあげます。1回り大きい新しい鉢には、根が伸びていくスペースが十分にあります。これからモンステラがどんどん成長してくのが楽しみですね。

関連記事:モンステラの植え替え方法!失敗しない時期やその後のケアまで解説

【成長したらすること】モンステラの剪定について

【成長したらすること】モンステラの剪定について
モンステラが成長したときに、植え替え以外に行うことがもう1つ。それは「剪定」です。剪定とは茂りすぎた葉やヒョロヒョロと徒長した枝葉を切り落とすことで、植物の健全な成長を助ける作業のことを言いますよ。適切な剪定を行うことで風通しをよくし、病害虫の発生を予防することも可能です。

モンステラを剪定する葉っぱ

剪定の重要性を理解できてもどの葉を切り落とせばいいのか、いまいち分かりにくいですよね。大切に育てているモンステラが、どんどん葉を広げ成長していくことはうれしいことですし、そこにハサミを入れるのは迷ってしまうもの。ここではどのような状態の葉を切り落とすべきなのかを確認してみましょう。

古く、広がってきた葉っぱ

古くなった葉や、切れ込みが弱くよこに広がる葉っぱは剪定しても大丈夫です。モンステラの葉や茎の根元からカットしましょう。剪定の際は清潔な剪定ばさみを使うのがおすすめ。切れ味の悪いハサミで剪定すると、断面がつぶれてばい菌が入り、株が弱ることも考えられるため、スパッと切れる剪定ばさみを1つ用意しましょう。

変色している葉っぱ

茶色・黒・黄色などに変色している葉っぱも、剪定しても大丈夫です。同じように葉や茎の根元からカットしましょう。モンステラはカットした部分から樹液が出てくることがあります。肌に触れるとかぶれることもあるため、直接触らないように注意してくださいね。ゴム手袋をして剪定を行うのがいいでしょう。

モンステラは成長が早い観葉植物なので剪定して問題ない

モンステラは成長が早く、大変丈夫な観葉植物なので、剪定しても問題ありません。ただ葉をすべて切り落としてしまうと光合成ができなくなって枯れてしまうため、数枚の葉は残すようにしましょう。剪定の適期は生長期である5月~9月の間です。この期間でしたら、剪定のダメージを最小に抑えられますよ。

モンステラの気根も剪定しよう

モンステラには、気根という器官が茎から伸びていきます。気根は茎か根元にあたる部分から空中に生える根っこのような見た目で、細長くて白い糸のようなものが気根です。モンステラに気根がたくさん生えると株の健康も保たれますし、よりエキゾチックな姿になります。ただ伸びたままにしておくとだらしない見た目になるため剪定をして形を整えるか、気根が短いうちに支柱に巻き付けられるように根と一緒に土に埋めるように誘導していくことが大事です。 関連記事:

モンステラを剪定する方法

それでは実際にモンステラを剪定する方法をご紹介します。用意するものは剪定ばさみとゴム手袋です。下に新聞紙などを敷いて剪定すると汚れにくく、枝葉をくるんでそのまま捨てられるので便利ですよ。剪定は葉や枝の根元からカットします。出来上がりの形をイメージしながら少しずつ進めていくと失敗が少ないでしょう。

関連記事:モンステラの剪定方法を解説!さらに見た目を美しくできる

さらにモンステラを大きくする方法

さらにモンステラを大きくする方法
ここまでモンステラを大きく成長させるための植え替えや剪定などを解説してきました。ここからはモンステラの鉢数をさらに増やしていく方法をご紹介します。鉢数を増やす方法は以下の2つのやり方があります。
  • 茎伏せ
  • 株分け
どちらも比較的簡単な方法ですよ。他には切った枝をそのまま土に挿して増やす「挿し木」という方法もあります。モンステラの育て方に慣れてきたなら、挿し木にもぜひチャレンジしてみて下さいね。

茎伏せ

モンステラを増やす方法の1つ目は「茎伏せ」です。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、とても簡単で手軽な増やし方の1つです。茎を利用するため、剪定の際にカットした茎を利用すれば、エコですしお得に株を増やしていけますよ。茎伏せの成功率を上げるためにも5月下旬~9月に行うようにしましょう。

茎伏せとは

茎伏せとは茎の節の部分を切り、土や水苔などの上に寝かせて発根を待つ方法です。茎の白い部分「節」はもともと葉が生えていた部分です。モンステラの新しい葉や根はこの節から出てくるため、節がある数だけ茎伏せに挑戦できますよ。茎伏せしたもの全てから発根するとは限りませんが、気根が出ている節は活着がよくなるため、成功する確率が高くなります。短すぎる節は発根率が落ちるようなので、なるべく長めに取れるといいですね。

モンステラの茎伏せの方法

モンステラの茎伏せは土または水苔で行う方法があります。茎伏せは発根を待つ間にどれだけ水分量をキープできるかがポイントのため、水苔の方が成功率が高いですよ。ここでは水苔を使った茎伏せのやり方をご紹介します。
  1. 十分な水の量でしっかりと戻した水苔を浅めのトレーに敷く
  2. 節ごとにモンステラをカットし、5㎝程度の間隔を空けて水苔の上に置く。このとき切り口の半分くらいが水苔に埋まるように置くのがポイント。
  3. 水苔が乾かないよう適宜水を与え、発根するのを待つ。
  4. 新芽が出てきたら新しい鉢に植え替えてあげる。

水苔を使った茎伏せは、霧吹きなどで水を与え常に水切れがないように注意します。半日陰に置いて管理し、1ヶ月~2ヶ月くらい気長に様子を見ていきましょう。発根剤などを使用すると早く根が出ますよ。

関連記事:モンステラを茎伏せで増やす方法!適した時期からコツまで紹介

株分け

モンステラを増やす方法の2つ目は「株分け」です。株分けの適期はモンステラの生長期にあたる5月下旬~9月がおすすめ。株分けで与えた根へのダメージからも元気に回復してくれるからですね。ある程度サイズが大きくなったあとの植え替えと同時に株分けを行うと、根へのダメージを最小限に抑えることができますよ。すでに根が出ている株を使うため、成功率が高く簡単な増やし方の1つです。

株分けとは

株分けとは株が繋がっているところの根をカットし、それぞれを別の鉢に植え替える方法です。鉢から株を取り出すため、株分けを予定している数日前から水やりを控え、土をしっかり乾燥させておきましょう。このワンステップで根がほぐしやすくなりますよ。

モンステラの株分けの方法

それではモンステラの株分け方法を見ていきましょう。まず準備するアイテムからです。
  • 鉢底ネット
  • スコップ
  • 新しい鉢
  • 新しい用土
  • 鉢底石(軽石)
  • 清潔なハサミ
  • 割りばし
  • 手を汚したくない方は軍手
  • レジャーシートまたは新聞紙
鉢は株分けする株に合わせたサイズを選びます。モンステラの場合は、ある程度高さのある鉢の方がバランスがよく見えますよ。つづいて株分けの手順についてです。
  1. モンステラを優しく引き抜き、根をほぐしていく。黒く変色していたり長すぎる根は清潔なハサミでカットする。
  2. 根が固まってしまっているときは、下の方から中央部に手を入れて真ん中からほぐしていくとよい。土はある程度払い落としておく。株元を優しくほぐしていくつかに分けておく。
  3. 新しい鉢に鉢底ネットと底が隠れる程度の鉢底石を敷く。鉢の1/3程度の土を入れ、株分けしたモンステラを入れる。1番新しく生えた気根側に新芽が出ていくため、1番新しい気根側にスペースを確保しておく。
  4. さらに土を追加していく。ある程度土を入れたら割りばしで優しくつつくと土中にすき間ができずにモンステラがしっかり自立する。鉢のフチ数㎝まで土を追加する。
  5. たっぷりと水やりをし、土のかさが減っていたら鉢のフチ数㎝まで土を追加する。

株分け後は風通しのいい明るい日陰で管理します。モンステラが今まで元気に育っていたのならば、元の場所に置けばOKですよ。このように簡単に鉢を増やしていけるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

関連記事:モンステラの新芽を出すため育て方や日頃の手入れまで徹底解説

モンステラによくあるトラブルと対処方法

モンステラによくあるトラブルと対処方法
モンステラを大きくする方法、増やし方をご紹介してきました。ここからはモンステラによくあるトラブルとその対処法について解説していきます。観葉植物を育てるうえで何らかのトラブルが発生することは、気をつけていてもときどき起こってしまうもの。お困りの際はこちらを参考にしてくださいね。

モンステラの葉っぱが左右に広がる時は支柱で支えよう

モンステラの葉っぱが左右に広がるのは、2つの理由が考えられますよ。モンステラはツル性の植物のため、ジャングルの中では他の大木などに絡みついて自生しています。しかし鉢植えでは他の植物に絡むことができず、どんどん横方向へ広がってしまうのですね。このような場合はヘゴと呼ばれる植物で作られた「ヘゴ支柱」で支えてあげるのがいいでしょう。 またモンステラはもともと日陰で自生しているため、太陽の光を求めて左右に広がっていきやすい性質ももっています。気になる場合は先ほども申し上げた通り、ヘゴ支柱などで支えたり、剪定をして全体のバランスを整えるのがいいでしょう。

モンステラの葉っぱが黄色に変色してしまう

モンステラの葉っぱが黄色く変色するのはいくつかの原因が考えられます。
  • 水のやりすぎで根腐れが起きている
  • 直射日光で葉焼けが起きている
  • 肥料を与えすぎている
  • 根詰まりを起こしている
  • 冬場であるときは寒すぎる

水やりは土が乾いてたのを確認してからあげるようにしましょう。また置き場所は葉焼けを避けるため、直射日光の当たらない明るい日陰で管理するようにします。他にも根詰まりを起こしていると、下の方の葉っぱが黄色く変色する場合がありますが、その際は植え替えをして対処しましょう。他にも冬の寒さでも葉が変色することがあります。屋外で育てていたモンステラも、肌寒い季節になったら室内の暖かい場所へ移動するのがおすすめです。

関連記事:モンステラが根詰まりするとどうなる?症状から対処法まで紹介!

関連記事:モンステラが葉焼けしたらどうするべき?対処法や葉焼けしないケアを徹底解説

※モンステラは葉っぱのトラブルが多い

モンステラは葉っぱのトラブルについての多くの質問が寄せられています。そのエキゾチックな切れ込みやユニークな穴が魅力で購入したものの、葉っぱのトラブルを抱えてしまったらとても残念ですよね。モンステラの葉っぱは面積が大きく、目につきやすいことも一因になっているのかもしれません。毎日の葉水で葉っぱの状態をこまめに確認し病害虫などが発生していないか、環境を見直してみるのも大切なポイントですよ。

ハイドロカルチャーは土より育て方が簡単でおすすめ

ハイドロカルチャーは土より育て方が簡単でおすすめ
ここまでモンステラのよくあるトラブルと対処法についてご紹介してきました。つづいてもっと気軽にグリーンライフが楽しめるモンステラの育て方について解説していきます。土より簡単な育て方、それは「ハイドロカルチャー栽培」です。ハイドロカルチャー栽培は土を使わない栽培方法の1つ。土栽培にはないさまざまなメリットがありますよ。詳しく見ていきましょう。

ハイドロカルチャーでモンステラを育てるメリット

ハイドロカルチャーモンステラを育てるメリットはたくさんありますが、代表的な2点だけご紹介します。それは以下の2点です。
  • 虫が寄ってくる心配がない
  • 基本水やりだけなのでお世話が簡単
害虫が発生するのがどうしても耐えられなかったり、忙しい毎日でグリーンを育てる生活をあきらめてしまったりしている方でも、ハイドロカルチャーなら緑豊かな生活を実現できるかもしれませんよ。

虫がよってくる心配がない

ハイドロカルチャーで埋め込み材として使用しているハイドロボールは、高温で焼いた人口の土です。高温で焼いているため基本的には無菌状態で、虫が寄ってくる心配がありません。土栽培では店頭に並べられている時点で土中に虫が潜り込み、それに気づかないまま室内に置いてしまうことも十分あり得ますね。しかしハイドロカルチャーでは土に含まれる栄養分などが一切ないため、虫がよってくることがありません。虫がどうしても苦手だけれど、観葉植物のある生活を送りたいと言う方にぴったりです。

基本水やりだけなのでお世話が簡単

土栽培では植え替えや水やり、受け皿に溜まった水の処分などさまざまお手入れが考えられます。手をかけた分だけ愛着が湧くことも事実なのですが、あまり手のかからない観葉植物をお探しでしたらハイドロカルチャー栽培がおすすめ。基本的に定期的な水やりだけでOKなので、お世話が非常に簡単です。透明で底の空いていない容器で育てれば、水の残量も簡単に確認できますし、受け皿に溜まった水を処分する必要もありません。

関連記事:【必見!】ハイドロカルチャーでモンステラをすくすく成長させる方法

モンステラは水耕栽培でも育てられる

水耕栽培とは、土を使わずに水だけで植物を育てる方法です。この方法では、根が直接水に触れるため、必要な栄養を効率的に吸収することができます。

水耕栽培メリット

  • 清潔さ: 水耕栽培は土を使用しないため、土ぼこりや害虫の心配が少なく、室内を清潔に保つことができます。
  • 管理の容易さ: 水位や肥料の量を管理するだけで済むため、植物の健康状態を簡単に把握できます。
  • 成長の速さ: 根が直接水に触れるため、必要な栄養を効率的に吸収でき、成長が早くなります。

水耕栽培の注意点

  • 水質管理: 水の清潔さを保つため、定期的に交換しましょう。また、水に藻が生えることがあるので、日光の当たりすぎに注意が必要です。
  • 肥料管理: 適量の液体肥料を使用し、過剰に与えないようにします。過剰な肥料は根を傷める原因となります。
  • 光の管理: モンステラは明るい場所を好みますが、直射日光は避けましょう。適度な光を確保することが重要です。

おすすめのミニモンステラ

モンステラをハイドロカルチャーで育てる場合は、ミニサイズのヒメモンステラがいいでしょう。なぜならモンステラは成長スピードが早い植物ですので、成長するにしたがってハイドロカルチャー容器とのバランスが悪くなり転倒の危険もあるからです。ハイドロカルチャー栽培の植物は成長スピードがゆるやかになるため、購入時の姿を長く楽しむことが可能です。東京寿園では虫が発生しにくく清潔なかわいらしいミニモンステラを販売しています。 関連記事:
商品名 土を使わないガラスボールのモンステラ
価格 2,980円
大きさ 高さ15㎝程度
特徴 ガラスの透明感が美しいミニモンステラ。底面給水のため数日に1回の水やりでOK。手軽にグリーンライフを楽しめます。受け皿もいらないので、棚の上やデスクの上など、どこにでも置くことができますよ。

モンステラの品種は大型なもの小型なもの、班入りなど様々

モンステラには多くの種類があり、それぞれが独特の特徴と魅力を持っています。模様や斑の形も様々です。ここでは代表的な品種を紹介します!

1. モンステラ・デリシオサ (Monstera deliciosa)

モンステラの定番品種といえばデリシオーサです。この品種は市場で最もよく見かけるモンステラで、一般的に目にするモンステラはこちらの品種でしょう。非常に大きく成長し、葉の長さは1メートル、高さは3メートルにも達すると言われています。そのため、非常に迫力があり、インテリアとして室内や玄関先に飾ると、その存在感は抜群です!

モンステラ アダンソニー(ヒメモンステラ)

モンステラ・アダンソニーの小型品種で、ヒメモンステラとも呼ばれます。この品種の特徴はその小型さで、成長しても20cm程度にしかなりません。手軽に育てやすく、初心者にも親しまれているモンステラです。さらに、100円ショップでも販売されているため、購入しやすい点も人気の理由の一つです。モンステラを試してみたい方は、このヒメモンステラから始めてみるのも良いかもしれません!

モンステラ ホワイトタイガー

モンステラ・タイガーの最大の特徴は、その独特な葉の模様です。葉は緑色をメインとしながら、クリーム色や白色の斑が不規則に入っています。この模様は、まるで星空を連想させるような不思議な模様がきれいです。

モンステラ オブリクアペルー

モンステラ・オブリクア・ペルーは、モンステラ中でも特に希少で珍しい品種です。その薄くて透けるような葉と大きな穴が特徴で、観葉植物愛好家やコレクターの間で高い人気があります。育てるのが難しいことでも知られていますが、その独特の美しさから多くの人々に愛されています。

モンステラ シャトルコック

他のモンステラとは異なり、葉に穴や切り欠きのないのが特徴のモンステラです。この品種は深い緑色で光沢のある葉っぱが特徴で、シックな雰囲気を持っています。他のモンステラと同様に耐陰性が良く、室内の明るい日陰などに置くのが適しています。生命力が強く、初心者にも非常に育てやすいですが、直射日光には注意が必要です。

モンステラ ラニアータ

モンステラ・ラニアータの葉は大きく、深い切れ込みや穴が特徴です。この特徴は、モンステラ属の多くの品種に共通していますが、ラニアータの葉は特に細長く、エレガントな形状をしています。また、葉っぱにも特徴があり緑色を基調としながら、時折見られる淡い斑入り模様が目を惹きます。

モンステラ ジェイドウィング

モンステラジェイドウィングは、シャトルコックと似ていて、葉っぱに穴や割れ目がないのが特徴です。葉の大きさは大きく、力強い緑が特徴的です。

モンステラ フルムーン

この品種の最大の特徴は、葉に広がる美しい斑入り模様です。葉は濃い緑色をメインとしながら、白やクリーム色のとても大きな斑が不規則に入ります。この斑入り模様が「フルムーン」という名前の由来で、満月のように明るく際立っています。

モンステラ バールマルクスフレーム

バールマルクスフレームは、大きな切れ込みが特徴的です。切れ込みは刃先から根元まで深く入っており、その幻想的な見た目は部屋を華やかにします。

モンステラ デュビア

デュビアは、とても珍しい植物で、園芸店などではあまり扱われていないモンステラです。デュビアは木や壁などにくっ付き、這うように成長するため「クライムリーフ」とも呼ばれています。壁に伸びる茎や葉には、かすんだシルバーが浮かび上がり、非常におしゃれな外見をしています。育てるのは難しいですが、上手に壁に這わせることで、室内にナチュラルで非常におしゃれな空間を作ることができます。壁や木などに上手に這わせる必要があるほか、寒さにも注意が必要なので育てるのは非常に難しいです。そのため、市場ではあまり見かけません。どうしても入手したい場合は、ネットで探すと見つかりやすいです。

フラワーデザイナーが解説!モンステラを育てるコツ

フラワーデザイナー長岡孝樹
水やりに関しては、土が乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。モンステラは湿度を好むため、春から夏にかけての成長期には、土の表面が乾いたらすぐに水を与えてやりましょう。冬場は成長が緩やかになるため、水やりの頻度を減らし、土が完全に乾燥しないように注意します。鉢底から水がしっかりと流れ出るまで水を与え、余分な水は必ず捨てるようにしましょう。
フラワーデザイナー長岡孝樹
モンステラはツルが美しい植物で、支柱やトレリス(ツルを絡ませる木のフェンス)を使って支えながら育てると美しい形を保ちやすくなります。また、成長が早いため、定期的な剪定をしてやりましょう。剪定は春から夏にかけて行うと良く、不要な枝や伸びすぎた枝をカットして形を整えます。剪定した枝は、水挿しや土挿しで簡単に増やすこともできます。

モンステラの育て方|失敗しないポイントや長生きさせるコツを紹介のまとめ

今回はモンステラの育て方についてご紹介してきました。花言葉や風水効果なども大変興味深い内容でしたね。そして育て方についてはいくつかのポイントを抑えればそこまで難しくなく初心者の方にも気軽に育てられることも分かりました。 本記事のポイントは
  • モンステラは熱帯アメリカが原産地で「嬉しい便り」などいいイメージの花言葉をもっている。
  • 風水効果があると考えられており、人間関係・恋愛運・家族運アップが期待できる。
  • モンステラの育て方は置き場所・水やり・適切な土・肥料の4つのポイントがある。
  • 直射日光の当たらない明るい日陰で管理し、水やりは春~秋、冬場によって変える。
  • 水はけのいい肥沃な土が適しており、肥料は生長期である春~秋に与える。
ということでした。 どこの園芸店へ行ってもたいてい見かけられるモンステラ。丈夫な植物ですが、基本的な育て方を守ることでもっと大きくイキイキと育てられそうですね。茎伏せや株分けなどで気軽に増やしていけば、育てる楽しみも増えるのではないでしょうか。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。