モンステラ・アダンソニーの育て方!失敗しない方法やコツを徹底解説

モンステラ・アダンソニーの育て方!失敗しない方法やコツを徹底解説
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目次

モンステラ・アダンソニーはインテリアにぴったりの観葉植物で、多くの人気を集めています。モンステラ特有の切れ込みの入った葉が特徴的ですよね。しかし、いざモンステラ・アダンソニーを育てたいと思っても、「正しい育て方がわからない」「育て方のコツは?」と疑問に思う方が多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、
  • モンステラ・アダンソニーの特徴
  • モンステラ・アダンソニーの上手な育て方
  • 成長後のモンステラのお手入れ
  • モンステラ・アダンソニーが枯れてしまう原因

について詳しく解説します。モンステラ・アダンソニーの育て方にはコツがあります。本記事を読んで、モンステラ・アダンソニーの失敗しない育て方をマスターしましょう。 ぜひ最後までご覧ください。

関連記事:モンステラの育て方|日々の管理やさらに大きくする方法まで徹底紹介

モンステラ・アダンソニーの特徴

まずは、モンステラ・アダンソニーがどんな植物なのか知るところから始めましょう。モンステラ・アダンソニーの特徴として、「原産地」「花言葉」「風水効果」の3つをご紹介します。

熱帯アメリカ原産の観葉植物

モンステラ・アンダソニーの原産地は熱帯アメリカです。ジャングルの中に自生するため、耐陰性は高く、乾燥にも強い特徴があります。 観葉植物としては小さめなものからある程度大きいものまで、幅広いサイズの株が出回っています。葉っぱの切れ込みはモンステラ・アダンソニーのトレードマークともいえるでしょう。

モンステラ・アダンソニーの花言葉

モンステラ・アダンソニーの花言葉は「うれしい便り」「壮大な計画」「深い関係」の3つです。 「うれしい便り」は、葉の切れ込みから太陽が差し込む様子が由来になっています。まるで希望の光が降り注いでいるかのような印象を受けることから、このような明るい花言葉がつけられたのです。「壮大な計画」の由来は、葉が大きく成長する生命力の強さと、葉の切れ込みから見通しの良さが連想されることからきています。「深い関係」は、モンステラ・アダンソニーの深い緑色と葉の深い切れ込みがもととなった花言葉です。

モンステラ・アダンソニーの風水

モンステラ・アダンソニーの丸みのある葉っぱには、心を落ち着けたり、癒したりする風水効果があります。また、良縁を引き寄せる効果もあるため、家族運恋愛運を上げたい方に、モンステラ・アダンソニーはおすすめです。さらに、モンステラはハワイ語で「水が湧き出る」という意味合いがあり、湧き出るイメージから金運の上昇にも効果的だといわれています。

人気が高いモンステラ・アダンソニーの失敗しない育て方を徹底解説

観葉植物の中でも高い人気を誇るモンステラ・アダンソニーの失敗しない育て方について徹底解説します。次項以降の内容を読み、モンステラ・アダンソニーの育て方を身につけましょう。

モンステラ・アダンソニーの上手な育て方【置き場所編】

モンステラ・アダンソニーを上手な育て方のコツとして、置き場所に気をつけるということが挙げられます。モンステラ・アダンソニーの特性を理解した上で、適切な置き場所で管理するようにしましょう。

日当たりがいい場所におくようにする

モンステラ・アダンソニーは、日当たりの良い場所で育てます。前述の通り、モンステラ・アダンソニーは耐陰性の高い品種ですが、日光も大好きです。基本的には、室内の明るい場所で育てましょう。ただし、直射日光には当てないようにしてください。直射日光は葉焼けの原因になるので、カータンなど適度に遮光してあげると良いです。

最低でも10℃以上の温度も必要!

モンステラ・アダンソニーの育て方のコツの1つは、10℃以上の温度環境で育てることです。熱帯アメリカ原産のモンステラ・アダンソニーは、同じモンステラの中でも特に寒さに弱い特徴があります。もし、普段から屋外で育てている場合は、最低気温が10℃近くなってきたところで、室内に移動させてあげましょう。

冬場の室内でも窓辺は危険!

たとえ室内で育てていても、冬場の冷え込みには注意が必要です。特に、窓際は外気と変わらないほど気温が下がるため、寒さを苦手とするモンステラ・アダンソニーを冬場の窓際に置くのは避けてください。

暖かい屋外でも風通しを確保する

暖かい屋外に移動しても、風通しは確保してあげましょう。モンステラ・アダンソニーは風通しが悪いと茎が徒長したり、葉に切れ込みが入らなかったりします。ある程度温度を保ちつつ、通気性の良い環境を整えましょう。

モンステラ・アダンソニーの上手な育て方【水やり編】

モンステラ・アダンソニーの上手な育て方のコツとしては、水やりを適切に行うことも大事です。モンステラ・アダンソニーに限らず、観葉植物を健康的に育てるためには水やりが欠かせません。失敗しない水やり方法を身につけましょう。

水やりは季節で異なるので注意!

モンステラ・アダンソニーの水やりは季節によって異なるので注意してください。季節ごとの水やりの方法をよく覚えておきましょう。

春・夏の水やり

春・夏はモンステラ・アダンソニーがよく成長する時期です。この時期は、土が乾いてから鉢底から水があふれるほどたっぷり水やりをします

秋・冬の水やり

秋・冬はモンステラ・アダンソニーの成長速度が遅くなるため、水やりも春・夏ほど必要なくなります。目安としては、土の乾きを確認してから2~3日後に水やりすると覚えておきましょう。

葉水を行うと一石二鳥

モンステラ・アダンソニーには葉水も効果的です。葉水とは霧吹きで葉に直接水を吹きかける行為を指します。1日1回葉水を心がけましょう。

冬場の乾燥を防ぐことができる

葉水の効果の1つは、冬場の乾燥を防ぐことです。直接葉に水を吹きかけることで、株周りの湿度が保たれます。モンステラ・アダンソニーはある程度の乾燥には耐えられますが、本来は高温多湿を好む植物です。冬場は通常の水やりの頻度が下がりますが、葉水は季節関係なくしっかり行いましょう。

葉についたホコリなどを除去できる

2つ目の効果は、葉についたホコリなどを除去することです。モンステラ・アダンソニーを含む観葉植物の葉には、気づかないうちにホコリが溜まっていることがあります。ホコリなどは葉の光合成を妨げるため、植物の成長には悪影響です。葉水でホコリなどを取り除くことで、葉をきれいでツヤツヤな状態に保ちましょう。

モンステラ・アダンソニーの上手な育て方【土・肥料編】

観葉植物の育成では、置き場所や水やりと同じように土や肥料に気を配ることも大切です。ここでは、モンステラ・アダンソニーの上手な育て方のコツとして、適切な土肥料の与え方について解説します。

土は水はけがいいものを使うこと

モンステラ・アダンソニーを育てる際には、水はけの良い土を使用しましょう。水はけが悪いと土が常に湿った状態となり、根腐れの原因となってしまいます。「水はけの良い土ってどんなの?」とわからない方は、市販の観葉植物用の土を購入するのがおすすめです

肥料は生育期に適量与えることが重要

肥料はモンステラ・アダンソニーの生育期(5月~10月ごろ)に与えることが重要です。生育期はその名の通り、植物が著しく成長する時期なので、肥料を与えることで成長をサポートしてあげます。2ヶ月に1回の置き肥、もしくは1週間に1回の液肥を容量を守って与えましょう。また、生育期が終われば、施肥は必要ありません。あくまで、生育期に与えることを覚えておきましょう。

【応用】モンステラが成長したら行うこと

モンステラの上手な育て方のコツには、成長したときの植え替え剪定もあります。植え替えや剪定は、モンステラのより良い成長を促すために欠かせないお世話です。適切な方法を覚えましょう。

①植え替え

モンステラの植え替えは、2年に1回程度を目安に行いましょう。また、植え替えの適切な時期は、5月~9月の成長期です。

植え替えに必要なもの

植え替えに必要なものは、以下の通りです。
  • 現状のものより1回り大きな鉢
  • 水はけの良い土
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 割り箸
  • 支柱
  • 麻ひも
育てているモンステラがすでに大きい場合は、株を支えるために支柱や麻ひもを用意しましょう。

植え替え手順

モンステラの基本の植え替え手順です。
  1. 用意した鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を底が見えなくなるくらいまで入れる。
  2. 土を3分の1程度入れる。
  3. モンステラをもとの鉢から引き抜き、根についている土を優しく払う。このとき、傷んでいる根は切ってしまう。
  4. 株を中央にセットし、残りの土を被せる。このとき、根の隙間まで土が入っていくよう、割り箸で土をならす。
  5. 株が大きい場合は支柱を立て、麻ひもで固定する。
植え替えが完了したら、たっぷり水やりしてあげましょう。

②剪定

植え替えと同じく大切なのが剪定です。剪定は大きく育ったモンステラのバランスを整えるために行います。剪定も植え替え同様、5月~9月ごろに行いましょう。

剪定に必要なもの

剪定に必要なものは非常にシンプルです。
  • 剪定ばさみ
  • 手袋
モンステラは茎や葉を切ったときに樹液を出します。この樹液にはシュウ酸カルシウムが含まれており、皮膚などに触れるとかぶれる恐れがあるため、特に肌が弱い方は手袋をつけて剪定を行いましょう

剪定手順

モンステラの剪定手順は、以下の通りです。
  1. 全体のバランスを見ながら、どこを切るか決める。
  2. 葉を剪定する場合は、付け根から切る。
  3. 茎を剪定する場合は、節(成長点)の少し上で切る。
  4. 土に張っている気根を切る。
茎を切るときには、節(成長点)の位置に気をつけましょう。節はコブのような形をしており、この節を株に残すことで新しい芽が出てきやすくなります。また、モンステラの株からはよく気根が伸びますが、土に張っている気根は剪定の際に切ってしまいましょう。反対に、土に張っていない気根はそのまま残しておくと節を残すことと同様、新芽が出やすくなります。 剪定した葉や茎は、挿し木・水差しで発根させることが可能です。もし、モンステラの株を増やしたいと考えている場合は挑戦してみると良いでしょう。

【知識】モンステラ・アダンソニーによくある枯れる原因

モンステラ・アダンソニーが枯れる主な原因をご紹介します。万が一、自分が育てているモンステラ・アダンソニーが枯れてきてしまっても適切に対処できるよう、以下の内容をよく確認してみてください。

根腐れ

枯れる原因の1つが根腐れです。根腐れは水のやりすぎや水はけの悪い土を使用していることが原因で起こります。

よくある症状

根腐れした場合の主な症状は以下の通りです。
  • いつも通り水やりをしているのに元気がない
  • 葉がよく落ちる
  • 葉が黄色や茶色に変色している
  • 幹や幹の根元が柔らかくなっている
  • 土が常に湿っている
  • 土の表面にカビがある
  • 土から腐敗臭がする
  • 根が黒く変色している

対処法

根腐れを起こした場合の対処法は、生育環境を変えることです。具体的には、水はけの良い土に植え替えてあげます。植え替えの際には、腐ってしまった根、傷んだ葉や茎は切り落としてしまいましょう。植え替え後は、少量の水を与えながら、風通しの良い明るい場所に鉢を置きます。もし根元から傷んでしまっているのであれば元気な部分を切り取り、挿し木や水差しで発根を図りましょう

根詰まり

モンステラ・アダンソニーが枯れる原因には、根詰まりもあります。根詰まりとは根が鉢に収まりきらないほど成長した状態のことです。根詰まりを起こしてもすぐに枯れてしまうことはありませんが、放置は良くないので適切に対処しましょう。

よくある症状

根詰まりによる症状は、以下の通りです。
  • 水をなかなか吸収しない
  • 鉢底から根が飛び出ている
  • 鉢にひびが入っている
  • 葉が黄色く変色している

対処法

対処法は根腐れのとき同様、植え替えることです。根詰まりのモンステラ・アダンソニーを植え替える際には、これまで使用していたものよりも1回り大きい鉢を用意してください。植え替えは成長期に行うようにしましょう。

葉焼け

枯れる原因には葉焼けもあります。葉焼けの原因は、直射日光に長時間当ててしまうことです。

よくある症状

葉焼けの症状は以下の通りです。
  • 葉の色素が抜けて、白っぽくなっている
  • 葉の一部が茶色く変色している

対処法

葉焼けを起こした場合には、直射日光を避けた場所でモンステラ・アダンソニーを管理するようにしましょう。ただし、明るい場所で育てることは大切なので、カーテンなどで適度に日照量を調節すると良いです。葉焼けしてしまった部分はもとには戻らないため、思い切って切ってしまいましょう。

ハダニ

モンステラ・アダンソニーはハダニが原因で枯れることもあります。ハダニは葉の栄養分を吸う病害虫で、繁殖力が強いのが特徴です。気づかないうちにどんどん植えているということもあるので、気づいたら早急に対処しましょう。

よくある症状

ハダニによる症状は、以下の通りです。
  • 葉に白い点がある
  • 葉が白っぽく霞んだような色になる
  • クモの巣のような糸が張っている

対処法

対処法の1つは、殺虫剤を使うことです。ただし、ハダニは薬剤に対する耐性がつきやすいため、殺虫剤は複数種類用意しておくと良いでしょう。また、牛乳を吹きかけるのも効果的です。牛乳を使用する場合はそのままにすると臭いの原因になるため、乾いてからしっかり洗い流す必要があります。さらに、強めの流水で洗うという方法もあります。ハダニは水でも簡単に剝がれるため、しばらく水をかけてハダニを洗い流してしまいましょう。

モンステラ・アダンソニーによくある質問

モンステラ・アダンソニーに関するよくある質問にお答えします。

Q. モンステラ・アダンソニーとヒメモンステラの違いって何ですか?

A,品種が異なります。 モンステラ・アダンソニーとヒメモンステラはしばしば同じものだと思われることがありますが、実はそれぞれ種類が異なります。モンステラ・アダンソニーがサトイモ科モンステラ属なのに対し、ヒメモンステラはサトイモ科ラフィドフォラ属です。 見た目の違いとしては、ヒメモンステラの方が小ぶりかつ葉の切れ込みが大きいことが挙げられます。また、切れ込みの内側に穴が空くのは、モンステラ・アダンソニーが持つ特徴です。

Q. モンステラの葉に切れ込みが入りません。これって何かやばい感じですか…?

A,日照不足と成長が十分でないことが原因です。 モンステラの葉に切れ込みが入らないからといって、決してどこかに異常があるわけではありません。切り込みが入らないときに考えうる原因の1つが日照不足です。育成環境を見直し、日当たりの良い場所で管理するようにしましょう。また、成長が十分でないことも原因として考えられます。その場合は、適切な方法で肥料を与え、モンステラの成長を促進してあげてください。

Q. モンステラの根元にある茶色いものって何ですか?

A,仏炎苞(ふつえんほう)です。 仏炎苞とは葉が変形したもので、肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる花を包み込む形で生えてきます。モンステラのようなサトイモ科の植物によく見られるものです。仏炎苞は役目が終わると枯れるため、もし枯れた状態の仏炎苞が気になる場合は切り取ってしまいましょう。

モンステラ・アダンソニーの育て方!失敗しない方法やコツを徹底解説のまとめ

モンステラ・アダンソニーの上手な育て方について解説してきました。 以下に、本記事の内容を改めてまとめています。
  • モンステラ・アダンソニーは熱帯アメリカ原産で、「うれしい便り」「壮大な計画」「深い関係」という花言葉がある。
  • 風水的には気持ちを落ち着けたり、良縁をもたらしたりする効果がある。
  • モンステラ・アダンソニーの上手な育て方は、日当たりの良い場所に置くこと。
  • モンステラ・アダンソニーの上手な育て方は、水やりは季節ごとに調節すること。
  • モンステラ・アダンソニーの上手な育て方は、水はけの良い土を使用すること。
  • モンステラ・アダンソニーの上手な育て方は、肥料は生育期に与えることが。
  • モンステラ・アダンソニーの上手な育て方は、成長したときに植え替えと剪定を適切に行うこと。
  • モンステラ・アダンソニーが枯れる原因には、「根腐れ」「根詰まり」「葉焼け」「ハダニ」がある。
お洒落な見た目からインテリアにも好まれるモンステラ・アダンソニー。これまでモンステラ・アダンソニーの上手な育て方がわからないと悩んでいた方も、本記事を読むことで理解が深まったのではないでしょうか。ぜひ本記事を参考に失敗しない育て方を身につけて、モンステラ・アダンソニーの育成を楽しんでくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。