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艶のあるグリーンの葉っぱが特徴のコーヒーの木は、ケアがしやすく初心者でも簡単に育てられる植物です。コーヒーの木は育てやすい一方で、水やり方法は時期によって異なります。 そこで今回は
コーヒーの木はエチオピアやアフリカなどの熱帯地域が原産で、名前のとおりコーヒー豆の元となる植物です。日本での正しい表記はカタカナで「コーヒーノキ」となっています。コーヒーノキは和名でコーヒー豆が取れる木であることから名付けられました。コーヒーの木には100種類以上あり、品種によって大きさも異なる植物。コーヒーの木は艶のある濃い緑の葉が特徴で、白い花と果実をつけます。果実は「チェリービーンズ」と呼ばれ、コーヒー豆になるのは中にある種の部分。コーヒーの木は白い花と果実をつける一方ですぐに実がなるわけではなく、早くても6~7年もの時間がかかります。
ハイドロボールは一度水洗いしてから使用します。ハイドロカルチャーでは穴の空いていない容器を使用するため、余分な水分を排出できません。そのためハイドカルチャーでは根腐れ防止剤が必要です。またハイドロカルチャーに植え替える場合は透明な容器がおすすめ。透明な容器だと水分量が確認できるため、水管理がしやすくなります。ピンセットはハイドロボールの位置を整えるのに必要。ピンセットがない場合は割りばしや竹串でも代用可能です。
- コーヒーの木に水やりをするときの水分量
- コーヒーの木に水やりをするタイミング
- コーヒーの木に水やりをするときの注意点
- 水やりで気をつけたいトラブル
- コーヒーの木の育て方
- コーヒーの木をハイドロカルチャーに植え替える方法
について詳しく紹介します。 コーヒーの木の適切な育て方を知っておくと、トラブルなく丈夫に育てられるでしょう。 水やりだけでなくコーヒーの木に適した土や置き場所にも気を配ると元気な状態を維持できるため、コーヒーの花や実が見られる可能性も高くなりますよ。
関連記事:コーヒーの木の育て方|長く楽しむコツやトラブルの対処法まで紹介
まずコーヒーの木について知ると上手く育てられる
コーヒーの木を丈夫に育てるためには、特徴や水やりなどのポイントを知っておきましょう。原産地や育てるうえでの注意点も知っておくと、トラブルなく育てられます。コーヒーの木ってどんな観葉植物なのか
原産地 | エチオピアなどの熱帯地域 |
---|---|
背丈/高さ | 約10cm~5m |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 弱い |
耐陰性 | 弱い |
手入れが簡単で初心者にも始めやすい
コーヒーの木は複雑な手入れがなく、初心者でも簡単に育てられる植物です。コーヒーの木は100均でも販売されているため入手しやすい植物で、上手に育てられればぐんぐん成長するでしょう。ただしコーヒーの木は手入れが簡単な一方で、日陰や寒さに弱いため置き場所には注意が必要です。コーヒーの木の【水やり】について徹底解説します!
コーヒーの木は置き場所以外にも水やりにも注意が必要。コーヒーの木はたくさんの水を必要とする一方で、水やりのタイミングも重要なポイントです。水やりと置き場所を知ることで、枯れることなく丈夫なコーヒーの木を育てられるでしょう。コーヒーの木の水やり方法【水分量編】
コーヒーの木の水やり方法で重要なポイントはいくつかあり、水分量にも気を配る必要があります。コーヒーの木の水分量は時期によって異なるため、枯らさないためにも適切な量を守りましょう。基本的には【たっぷり与える】ようにする
コーヒーの木の基本の水やりの量は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。コーヒーの木は水不足になると葉っぱがしおれてくるため、水切れを起こさないようにしましょう。ただし水やり後の受け皿にたまった水は、こまめに捨てておきます。受け皿の水をそのままにしておくと土の水はけが悪くなり、根が腐ってしまう「根腐れ」を起こすため注意しましょう。受け皿の水をこまめに捨てることで清潔な状態を保てるだけでなく、害虫予防にもなります。水分量や頻度は季節ごとに変える必要がある
コーヒーの木の水やりの水分量や頻度は、季節ごとに異なります。水やりの量を間違えると最悪の場合枯れてしまうため、季節ごとのコーヒーの木に必要な水分量も把握しておくことが大切です。春・秋の水やり
春と秋はコーヒーの木の生育期である一方で、気温が不安定な時期でもあります。そのため4月、11月で気温が急激に低くなるときには、水やりを控え気味にしましょう。春と秋の時期のコーヒーの木の水やりは、土が乾いてから与えます。コーヒーの木は寒さに弱いため急激な温度変化がある場合に水を与えすぎると、根が水分を吸い切れなくなることがあるため注意しましょう。夏の水やり
気温が高い夏場のコーヒーの木への水やりは土の表面が乾いたら、たっぷりと与えましょう。夏場は土の水分が乾きやすいため乾燥に注意が必要。コーヒーの木は土の水分が不足すると、葉っぱに元気がなくなりしおれてしまいます。そのため夏場は毎日土の表面をチェックしておくと安心です。ただし夏場は気温が高い日中に水やりをすると、暑さで土内が煮えてしまう可能性があるため気温が低い時間帯に与えましょう。冬の水やり
冬場のコーヒーの木への水やりは乾燥気味にします。コーヒーの木は気温が低くなると成長が緩やかになり、気温が10℃を切ると成長が止まります。成長が止まると「休眠期」になるため、冬場のコーヒーの木は水分をあまり必要としません。そのため冬の水やりは土が完全に乾いてから与えましょう。土が完全に乾いて3日後に与えるとちょうどよい一方で暖房がついている室内では土内の乾燥具合も異なるため、こまめにチェックしておくと安心です。コーヒーの木の水やり方法【タイミング編】
コーヒーの木の水やりには水分量の他にもタイミングが重要です。適切な水やりのタイミングのポイントは「土」と「時間帯」。コーヒーの木は土の状態をチェックして、根にダメージを与えない時間帯に水やりをする必要があります。土が乾いてから水やりをするように!
基本的なコーヒーの木の水やりは土が乾いてから与えます。土が乾いていない状態で水やりをしてしまうと過湿状態になり、根が水分を吸い切れず枯れてしまうため注意が必要。土が乾いているのは判断しにくい場合は鉢を持ち上げてみて、重さを確認してみるといいでしょう。コーヒーの木の鉢が軽いと感じるようであれば土が乾いている証拠です。早朝に水やりをすることも重要
コーヒーの木は早朝に水やりをしましょう。とくに暑い夏場は水分を多く必要とするため早朝に水やりをすることで、日中の気温が高い時間帯も水分を取り込めるようになります。反対に夕方にのみ水やりをすると日中の水分不足で根が弱ったり、水はけが悪くなり枯れてしまう場合もあるため注意が必要です。ただし朝水やりをしたのに酷く土が乾燥している場合は、夕方に水やりをしても問題ありません。夏の暑い時期は日中の水やりを避ける
気温が高い夏のコーヒーの木への水やりは、日中を避けましょう。夏の日中は気温が高く水やりをすると鉢内で水が煮えてしまい、根にダメージを与えてしまいます。根が傷むと成長できずに枯れてしまうため気温が落ち着いている早朝、もしくは夕方に水やりをしましょう。気温が落ち着いている早朝や夕方に水やりをすることで、安定した温度の水分を与えられるでしょう。コーヒーの木の水やりの注意点
コーヒーの木の水やりをするときには、水分量とタイミングの他にも注意することがあります。水分量とタイミングが重要なことからわかるように、丈夫なコーヒーの木を育てるには水はけや通気性のよさが大切です。①受け皿に溜まった水は必ず捨てる
コーヒーの木にたっぷり水を与えたら、必ず受け皿に溜まった水は捨てておきましょう。受け皿に溜まった水をそのままにしておくと、余分な水分を排水できず根腐れを起こします。土の通気性を保つためにも、こまめに受け皿の水は捨てておきましょう。受け皿の水をこまめに捨てておくことで清潔な環境を保てるため、害虫予防にもなります。②土を定期的に交換することで水はけ改善!
コーヒーの木は水はけのよい土を好む植物。そのため定期的に新しい土に交換することで、水はけのよい土を維持できます。コーヒーの木におすすめの用土は観葉植物用の土です。観葉植物用の土は水はけがよくそのまま使用できるため、初心者でも簡単に植え替えが可能。自分で土を作る場合は赤玉土6:ピートモス2:バーミキュライト2がおすすめです。 コーヒーの木は成長すると根が伸びるため、定期的な植え替えが必要。コーヒーの木が成長しているにもかかわらずそのままにしていると、土の中が根でいっぱいになえい根詰まりを起こします。根詰まりを起こすとそれ以上成長できずに枯れてしまうため、コーヒーの木は最低でも2年に1回は一回り大きい鉢に植え替えましょう。ただしコーヒーの木の植え替えは成長期の5月~8月に行います。【注意】水やりで気を付けたいトラブル
コーヒーの木は適切な水やりをしないとさまざまなトラブルが起こることも。コーヒーの木にトラブルが起きているときは、必ず何らかのサインがあります。コーヒーの木のトラブルに早く気付ければ、対処して復活もできるため知っておくと安心です。葉がしおれているのは【水切れ】のサイン
コーヒーの木の葉がしおれている場合は水切れのサインで、水が足りていない状態。コーヒーの木の葉がしおれているのに気付いたらすぐに水を与えましょう。コーヒーの木の葉がしおれているときは土だけでなく、葉水をして葉にも水を与える必要があります。葉水をするときは必ず、葉裏までしっかり濡らしましょう。早めに対処できると3時間ほどで回復します。また気温が高い夏場はに日光に当たりすぎると水分が煮えるため、日陰に移動して水やりをすると回復しやすくなるでしょう。水が浸透しないときは【根腐れ】や【根詰まり】の可能性がある
コーヒーの木に水を与えてもなかなか浸透しないときは、根腐れや根詰まりの可能性があります。根詰まりはコーヒーの木の根が伸びているのに2年以上も植え替えていない場合や、鉢の大きさが合っていないときに起きやすい症状です。根詰まりが起きると根が水分を吸い切れず、土の余分な水分が溜まってしまいそのうち根腐れを起こします。 根詰まりや根腐れが原因の場合は植え替えを行いましょう。植え替えのときに黒く腐った根は切り落としておきます。ただしコーヒーの木の植え替えは、成長期の5~8月に行いましょう。【必見】コーヒーの木は水やり以外の育て方も重要です
コーヒーの木は水やりの他にも、置き場所や肥料の与え方にも注意が必要です。水やり以外の適切なケアをしておくことで、元気なコーヒーの木を育てられるでしょう。コーヒーの木の置き場所
コーヒーの木は直射日光の当たる場所で良く育ちます。ただし季節によって置き場所を工夫うしないと、葉が傷んだり元気がなくなることもあるため気をつけましょう。夏の置き場所
夏場のコーヒーの木は直射日光の当たる明るい場所に置きましょう。ただし直射日光に長時間当てすぎると、葉が黄色くなる「葉焼け」を起こすため注意が必要。室内で育てる場合は、午前中だけ日光が当たる北側の窓辺に置くと安心です。冬の置き場所
コーヒーの木は寒い冬場でも日光が当たる場所がよい一方で、寒さに弱く5℃以下では枯れてしまうため、注意が必要。冬場のコーヒーの木は窓辺に置いておくと冷気が入り寒さで弱ってしまうことがあります。そのため冬場は窓辺から離れた場所に置きましょう。また暖房でコーヒーの木の葉が乾燥することがあるため、エアコンの風が当たらないかも確認しておくと安心です。肥料は与え方に注意が必要
コーヒーの木に肥料を与える場合は、時期に注意しましょう。元気に育てるために与える肥料も時期を間違えると、枯らしてしまう原因に。適切な時期と与え方を知って、元気なコーヒーの木を育てましょう。5月~9月に与えるようにする
コーヒーの木の肥料は成長期の5~9月に与えましょう。肥料には土に撒く固形タイプの「緩急性肥料」と水で希釈して与える「液体肥料」があり、どちらも園芸店やホームセンターで購入可能。緩急性肥料は2ヵ月に1回土に撒き、液体肥料は10日に1回水やりとともに与えます。手軽に肥料を与えたい場合は液体肥料がおすすめです。冬は肥料を与えなくても大丈夫
冬になるとコーヒーの木は生育が止まり休眠期に入るため、肥料は必要ありません。休眠期のコーヒーの木に肥料を与えてしまうと、根の水分が奪われてしまう「肥料焼け」を起こすため注意が必要。生育が止まる時期はコーヒーの木が冬を乗り越えられるように、肥料は与えず見守りましょう。土は水はけがいい状態にしておく
コーヒーの木は水はけのよい土で元気に育ちます。そのためコーヒーの木に適した用土を選び、定期的な植え替えをして根詰まり予防をしておきましょう。コーヒーの木には観葉植物用の土を使用し、最低でも2年に1回は植え替えすることで水はけのよい状態を保ことができます。【応用】コーヒーの木をハイドロカルチャーで育てる
コーヒーの木はハイドロカルチャーでも育てられます。ハイドロカルチャーとは土を使わず、人工の石などを使用して植物を育てる栽培方法です。ハイドロカルチャーは室内で育てるには最適な栽培方法。ハイドロカルチャーは初心者にもおすすめの栽培方法で、植え替えも簡単にできます。ハイドロカルチャーで育てるメリット
ハイドロカルチャ―には土栽培とは異なるメリットがあります。ハイドロカルチャーは清潔で初心者にも優しい栽培方法です。ハイドロカルチャーでは土の代わりにハイドロボール、ゼオライト、ジェルポリマーなどを使用して植物を育てます。①なんといっても水やりが簡単
ハイドロカルチャーでコーヒーの木を育てる最大のメリットは、水やりが簡単なこと。ハイドロカルチャーでは土を使わず、人工の石などに水を含ませて植物を育てる方法です。そのため水やりの頻度も少なく済み、コーヒーの木で起こりがちな水切れが起こりにくく安心して育てられます。ハイドロカルチャーは透明な容器に入れて育てると水分状態の把握がしやすいため、初心者でも簡単に水管理ができるでしょう。②清潔で無臭
ハイドロカルチャーは土を使わないため、微生物や菌がほぼいない状態で育てられます。土独特の臭いもしないためキッチンにも置くことが可能。またハイドロカルチャーで使用するハイドロボールなどの人工の石は洗って繰り返し使用できるため、植物を清潔に保てるでしょう。ハイドロカルチャーに植え替えよう
ハイドロカルチャーにはいくつかの種類がありますが、今回はハイドロボールを使用した植え替え方法を解説します。ハイドロカルチャーに必要なもの
ハイドロカルチャーに必要なものは次のとおりです。- コーヒーの木
- ハイドロボール
- 根腐れ防止剤
- 底に穴が空いていない透明な容器
- ピンセットもしくは割りばし
- ビニールシート
ハイドロカルチャーへの植え替え手順
ハイドロカルチャーへの植え替え手順は次のとおりです。- 作業する場所にビニールシートを敷く。
- 透明の容器の底に根腐れ防止剤を入れる。
- 容器の1/5までハイドロボールを入れる。
- コーヒーの木を鉢から取り出し、根についた土をほぐし落とす。
- ハイドロボールの入った容器の中央に、コーヒーの木を入れる。
- ハイドロボールを適当な高さまで入れ、コーヒーの木が安定するようにピンセットなどで調節する。
- 容器の1/5まで水を入れる。
コーヒーの木の水やりに関するよくある質問
コーヒーの木の水やりに関するよくある質問にお答えします。Q. コーヒーの木って実がなるんですか?
A,上手に育てられると実がなります。 コーヒーの木は名前のとおりコーヒーの元となる実がなります。室内で育てているコーヒーの木も上手にケアできれば実がなるでしょう。コーヒーの実は「チェリービーン」と呼ばれており、最初は緑色で9か月後に赤紫色になります。 コーヒーの実はまず白い花が咲き、その後実をつけて3~4月頃が熟す時期です。実が赤紫色になったら収穫できるでしょう。コーヒーの木から収穫した赤紫色の実を煎ったものが、コーヒー豆になります。ただしコーヒーの木に実がなるには5~7年ほどかかります。Q. コーヒーの木の苗は100均でも売っていますか?
A,コーヒーの木の苗は100均でも購入できます。 コーヒーの木の苗は100均でも販売されており、手軽に入手できます。ただし100均で購入した場合は必ず新しい土に植え替えましょう。100均の土は水はけが悪く根詰まりを起こしやすいため、そのままだと枯れてしまう可能性も。コーヒーの木には観葉植物用の土を使用すると、水はけがよく丈夫に育ちます。Q. コーヒーの木を植え替えた後の水やりは多めに与えたほうがいいですか?
A,土に植え替え後は、たっぷりと水を与えましょう。 コーヒーの木を植え替えたときは鉢底から水が流れ出るまで、たっぷりと水を与えましょう。植え替え後は土が乾燥しないように注意して管理しましょう。植え替え後早く発根させたい場合は、活力剤を与えるのもおすすめです。コーヒーの木の水やりってどうしたらいいの?コツやケア方法を徹底解説のまとめ
今回はコーヒーの木の水やりについて詳しく解説しました。 今回のポイントは- コーヒーの木の基本の水やりはたっぷりと与える
- コーヒーの木の水やりは春と秋は控え気味に、夏はたっぷりと与えて冬は乾燥気味にする。
- 水やりをするときは土が乾いたのを確認してから、早朝に与える。
- 受け皿にたまった水は捨てて、土は2年に1回は交換する。
- コーヒーの木の葉がしおれているときは水切れのため、水やりと葉水をたっぷり与える。
- 土に水が浸透しないときは根詰まりや根腐れのサイン。
- コーヒーの木は直射日光の当たる明るい場所に置き、冬は窓辺から離れたところに置く。
- 肥料は5~9月に与え、冬は不要。
- コーヒーの木はハイドロカルチャーで簡単に育てられる。