モンステラ属のマドカズラってどんな植物?特徴や人気の理由を解説

モンステラ属のマドカズラってどんな植物?特徴や人気の理由を解説
記事内に商品プロモーションを含む場合があります  #PR

目次

マドカズラ」という植物をご存知ですか?観葉植物として人気の高いモンステラですが、その種類は実に40以上とも言われています。その中でも特に人気なのが「マドカズラ」です。葉に穴が開いたエキゾチックなルックスに目を奪われ、一度は育てて見たいと思った方も多いのではないでしょうか。 この記事では
  • マドカズラってどんな植物なの?
  • マドカズラはどうして人気なの?
  • れで失敗しない!
  • マドカズラの増やし方

などをご紹介します。マドカズラは見た目の繊細さとは裏腹に、とても育てやすく初心者にもオススメの観葉植物です。この記事を参考に、ぜひ一度は手に取って見てくださいね。

関連記事:モンステラの育て方|日々の管理やさらに大きくする方法まで徹底紹介

モンステラ属のマドカズラってどんな観葉植物なの?

マドカズラの一番の特徴は葉に穴が開いていることです。高温多湿を好む亜熱帯に生息しており、フリードリッヒスターリーという名称でも知られています。モンステラは知っていても、マドカズラは知らないという方も多いはず。マドカズラのルーツをご紹介します。

熱帯地方に生息するモンステラ属の種の一つ

マドカズラはモンステラ属の一つでサトイモ科に属する観葉植物で、熱帯地方に生息しています。乾燥を嫌い、高温多湿な環境を好みます。空気の乾燥に弱いモンステラやマドカズラは、空気中の水分を吸っていますので、一年を通して葉水をしてあげましょう。

マドカズラの花言葉は「深い関係」「うれしい便り」

マドカズラの花言葉は「深い関係」「うれしい便り」です。マドカズラは、葉っぱの間の穴や切れ込みから光が差し込む様子から「希望の光を導く」といった言い伝えがあるようです。花言葉の「うれしい便り」は、そんな理由から由来すると言われています。

人気のマドカズラの特徴や育て方を徹底解説!

ここからはマドカズラの特徴や育て方、人気に秘密に迫ります。植物を生活に取り入れてみたいという方。植物を育てたことがあるけど育て方が分からなくて枯らしてしまい、興味はあるけど億劫になっている方。大切な人に気の利いたギフトを贈りたいと思っている方。普通に育てるだけじゃ飽き足らず、自分で植物を増やして育ててみたいという方。そんな読者に必読の内容となっております。

どうしてモンステラ属のマドカズラは人気なの?

数あるモンステラ種の中でも、なぜマドカズラは人気なのでしょうか。主な理由としては、インテリアで活躍するにもかかわらず、価格がお手軽入手しやすいという点です。人気に秘密を一つずつ紐解いていきましょう。

とっても珍奇なのにお手頃価格

マドカズラは安価で入手しやすい植物です。3号程度のサイズでは、ネットショップやホームセンターなどで1000〜2000円前後で入手することができます。植物入門として人気が高いです。のみならず、挿し木や水挿しなどで増やすこともでき、植物オタクの好奇心をくすぐる一面も持ち合わせています。

小ぶりでインテリアとしても扱いやすい

大きな葉っぱに窓のように穴が空いているのが特徴のマドカズラは、スタイリッシュな見た目がインテリアや写真に映える、インドアGREENとして人気の植物です。家具の上に置くなど、室内のインテリアにぴったり。長いツタの特徴を活かせて、プラントハンガーなどで吊るしたりするのもオススメです。強い日差しが苦手なので、カーテン越しなどの明るい日陰で置いて育てましょう。

マドカズラの特徴

次はマドカズラの特徴について解説します。どうして葉に穴が開いているんだろう?マドカズラに育てるのに適した環境は?マドカズラも他の生物と同様に、環境に対応することによって姿形を変えてきました。そのルーツに迫ります。

その名の通り窓のように穴が開く

マドカズラは漢字で「窓葛」と書き、その名の通り葉に窓のように穴が開きます。モンステラとの大きな違いは葉っぱの形状にあります。

通常のモンステラとは違い切れ込みは入らない

葉っぱに切れ込みが入るモンステラに対し、マドカズラは葉っぱに穴が空くのが特徴です。葉に楕円の穴がダイナミックに開き、葉表のしわしわ模様も目立ちって存在感をだします。

熱帯雨林でスコールが降っても破けないように進化した

中央アメリカが原産のマドカズラ。熱帯雨林でスコールが降っても葉が破けないようにするために、自らの葉に穴を開け、スコールによる葉折れを回避したといわれてます。穴があれば風通しも良くなるため、害虫などの発生を抑える効果もあります。

耐陰性が強く、明るい室内なら十分に育つ

マドカズラは半日陰の場所で自生している植物なので、耐陰性が強く明るい室内なら十分に育ちます。なるべく直射日光は避け、カーテン越しに日が当たるようにしましょう。春~秋にかけては屋外でも育てることができますが、夏の直射日光を当ててしまうと刺激が強すぎて葉焼けを起こすので注意しましょう。

新芽はうねうね丸まり、開いている葉はぺたぺたと波打っている

マドカズラの葉の穴は、成長具合によって形状が変わってきます。まだ葉っぱの数が少なく、新芽の時期は葉の切れ込みや穴がありません。これが植物が成長し葉の枚数が5~6枚程度になってくると、上部の葉から順に葉っぱに穴が空きはじめます。植物が成長していけば自然に穴や切れ込みが現れるので、ゆっくり成長を見守ってあげて下さいね。

マドカズラはどこで買えるの?

マドカズラは園芸店ホームセンターなど、身近な場所でも気軽に購入することができます通販サイトだと、自宅にいながら値段や大きさなど色々比較できて、配送までしてくれるのが嬉しいポイントですね。マドカズラは3号サイズだと2000円前後で購入することができます。どのような場所で買えることできるかをチェックしていきましょう。

メルカリや楽天市場などの通販サイト

安い価格で買うなら通販ショップがおすすめ。お店に行かなくてもスマホなどで注文でき、さまざまな通販サイトから値段やサイズ、ビジュアルなどを比較でき、自分が納得するまで選ぶことができます。写真と実物が自分のイメージと違う点があるので、そこは注意して下さい。自宅まで配送してもらえたり、予定が合わない方や、遠方の地域にもお届けしてもらえる点も嬉しいポイントですね。注文から発送まで数日かかる場合も。

ホームセンター

ホームセンターでも観葉植物を多く取り扱っている店舗が増えており、その中でもマドカズラが並んでいることは多々あります。植物との出会いだって一期一会。写真ではなく、自分の目で確かめたい派の方にオススメです。季節によっては取り扱っていないこともありますのでご注意を。

園芸店・花屋

観葉植物などを専門に取り扱っている園芸店や花屋。常にフレッシュな状態で販売されており、プロのスタッフに育て方や置き場所など相談しながら買えます。初心者さんやギフトで贈る予定の方におすすめです。通販サイトと併設している園芸店や花屋もあるので、発送や持ち帰りなどお届けする方法も選択できます。

失敗しない!マドカズラの育て方の4つのポイント

モンステラと同じく、マドカズラは育てやすい植物です。とはいえ、育て方を間違えると、葉っぱを枯らしてしまったり、根腐れを起こしたりします。悲しい想いをしないように、失敗しないための育て方を4つのポイントに分けてご紹介します。

①風通しがよく直射日光の当たらない室内で育てるのがベスト

マドカズラは風通しが良く直射日光が入らない明るい場所がおすすめです。午前中だけ日が当たる半日陰や、明るい日陰で育てるのが適しています。

室内でも日当たりが悪すぎると葉に穴が開かなくなるので注意

半日陰の場所で自生している植物なので耐陰性はありますが、葉が日光に当たりすぎると葉に穴が開かなくなったり、葉焼けをしてしまいます室内に置く場合は直射日光は避け、カーテン越しに日が当たるように管理しましょう

乾燥に弱いのでエアコンの風が当たらないように気を付ける

マドカズラは乾燥に弱く、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうため、冷暖房の風が直接当たらない場所に置くなど注意しましょう。

②水はけのよい観葉植物用の培養土を使う

マドカズラを植えるときは水はけのよい観葉植物用の培養土がオススメです。水はけと水もちのバランスがよい、通気性のある土が適しています。水はけの悪い土を使ってしまうと、根腐れを起こす可能性があるので注意しましょう。自分で配合土をつくるのであれば、水はけと水もちに優れた赤玉土と腐葉土を6:4の割合でブレンド。

③水やりは土の表面が乾いてきてから

マドカズラは気温が低くなると休眠するので、季節や気温によって水やりのタイミングを変える必要があります。

葉っぱには霧吹きで水分を与えると元気になる

マドカズラは高温多湿環境を好む植物なので、霧吹きなどでこまめに葉水しましょう。葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫が発生する可能性を防ぎます

水を与えすぎると根腐れになることもあるので注意

マドカズラの水やりは季節によって頻度が異なります夏場(気温が15℃以上のとき)は、土の表面が乾いていたら行います。水やりは、朝もしくは夕方の時間帯に行ってください。ただし、過剰な水やりは根腐れの原因になりますので、土を常に湿らせた状態にはしないように対応しましょう。 冬場(気温が15℃以下のとき)のマドカズラは休眠期のため、水やりは控えめにします。土の表面が乾燥してから3〜4日後に水を与えるペースで管理してください。水やりの回数自体は減りますが、水は通常通りたっぷりと与えます。根腐れを防ぐためにも、受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。

④普通鉢や深鉢に植え付けるのがおすすめ

マドカズラを植え付ける鉢は普通鉢深鉢がおすすめです。特に深鉢は、つる性の植物のマドカズラと相性グッド。鉢のサイズは、成長スピードが速い植物なので今植えてある鉢よりも一回り大きめの鉢に変更してあげると良いでしょう。通販サイトや、専門店などの園芸用品コーナーでお気に入りを見つけてくださいね。

マドカズラの増やし方

マドカズラは繁殖力がとても高い植物です。挿し木水挿しで、1つのマドカズラから2つ、3つと株を増やせることができます。しかし、剪定する場所や管理を間違ってしまい、増やせずただただ枯らしてしまったというケースも少なくありません。マドカズラを増やす方法を解説します。

春から秋に挿し木や水挿しで増やすことができる

マドカズラは挿し木で増やすのが一般的ですが、どの部分を切り落としても新たに根や芽が出るくらい生命力がある植物ですので、水挿しとしても増やすことができます。

増やすときのポイント

剪定を行う場合は成長期に当たる5月~6月に行いましょう。サトイモの仲間になりますので、切り口から出る汁に注意してください。シュウ酸カルシウムを含んでいます。

①切る前に必ずはさみを消毒する

細胞が潰れてしまうと、大切に育てている観葉植物が傷ついて切り口からダメージが根っこに広がり、最悪枯れてしまうこともありますので、切る前に必ずはさみを消毒してください。なるべく園芸ハサミで作業を行いましょう。園芸用品コーナーなどで購入できます。

②新しい株となるほうに気根を含めるように切る

マドカズラの剪定場所はどこでも良いわけではありません。切ったマドカズラから新しく根っこを生やさないと、新しい株として生長することができないので、気根のすぐ下で剪定、すなわち新しい株となる方に気根を含めるような形で剪定しましょう。

③切った先をすぐに挿し木するか水挿しにする

剪定したマドカズラは土に植えてもいいですが、新しく根っこが生え長く伸びるまでは水挿しにして育てることで失敗のリスクを抑え、成功確率を高めることができます。

④根が出てくるまで丁寧にケアをする

水耕栽培で育て始めて約1ヶ月もすると気根から白い髭のような根っこが生えてきます

間違えないように注意!マドカズラとよく似ているモンステラ属を紹介

数あるモンステラの種の中でもマドカズラと似ている植物がいくつかあります。新芽などの場合はプロの方でも見分けが難しいとまで言われています。予備知識として、マドカズラとの違いや特徴などをご紹介します。

モンステラ・エスケレート

マドカズラとよく似ている植物として知られているのがモンステラ・エスケレートマドカズラより葉や開く穴の大きさが一回り大きく、希少価値も高いため、高値で販売されています。

葉に開く穴がモンステラエスケートのほうが明らかに大きい

葉っぱの大きさがモンステラより大きく、マドカズラのように葉に穴が空いているモンステラ・エスケレート。育て方はマドカズラと同様です。

南米産のモンステラエスケレートほど迫力のある葉になる

南米産のモンステラエスケレートは葉の大きさが30cmを超えることもあります。

モンステラ・アダンソニー

モンステラ・アダンソニーはモンステラの小型版でサイズ感がマドカズラとよく似ていることが多いです。「ヒメモンステラ」として流通している場合もあります。

左右対称の切れ込みが入る

モンステラと同様、葉に左右対称の切れ込みが入ります。モンステラ・アダンソニーも自生する地域が熱帯雨林でスコールが降るため、葉が破けないように切れ込みが入ったといわれています。

葉が小さい

モンステラや、モンステラエスケレードに比べて葉が一回り小さく、マドカズラと同じサイズ感になります。インテリアでも場所を選択せずに育てやすいです。写真映えする可愛らしいルックスも人気の一つです。

モンステラ属のマドカズラってどんな植物なの?特徴や人気の理由を解説のまとめ

以上になります。いかがでしたでしょうか。 この記事では
  • マドカズラってどんな植物なの?〜特徴や花言葉〜
  • マドカズラはどうして人気なの?〜人気の秘密〜
  • マドカズラはどこで買うの?〜おすすめの買い方〜
  • これで失敗しない!〜マドカズラの育て方〜
  • マドカズラって増えるの?〜増やし方の解説〜
  • 間違え注意!〜マドカズラと似ているモンステラをご紹介〜
などを紹介させていただきました。 「マドカズラ」は育てやすく値段も手頃なため、初めて植物を育てて学んでみたい!という初心者の方、人とは違った変わった植物を育ててみたい!というオシャレさんな方、挿し木や水挿しを楽しんでみたい!というマニアの方など、色々な育て手の想いに答えてくれる、素敵な観葉植物です。閉め切った窓を開けてみて!ぜひこの機会に「マドカズラ」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。