観葉植物の水やりは種類によってタイミングや量が異なるため「ちゃんとあげていたつもりが枯れてしまった」なんてことも。そんな失敗を繰り返さないために、難しい水やりのタイミングを一発で教えてくれる水やりチェッカーというグッズがあります。 そこで今回は
- 水やりチェッカーの使い方
- 水やりチェッカーを選ぶポイント
- 水やりチェッカーで有名なSUSTEE(サスティー)について
- 安くておしゃれな水やり用品
- 水やりチェッカーに代用できるもの
について詳しく解説します。 観葉植物にとって水管理は丈夫に育つためにとても重要です。水やりチェッカーを使うと見極めるのが難しい水やりのタイミングが一目でわかるため、初心者でも簡単に水管理ができるでしょう。 おすすめぼ水やりチェッカーや自作する方法もご紹介しているため、ぜひ最後までチェックして元気な植物を育ててくださいね。
水やりチェッカーは何ができるの?
水やりチェッカーは観葉植物の水分量をチェックしてくれるグッズです。初心者には少し難しい水管理も簡単にしてくれる水やりチェッカーについて解説します。
観葉植物に重要な土の水分量をわかりやすく
水やりチェッカーは観葉植物に重要な土の水分量をわかりやすく教えてくれます。水やりチェッカーで水分量を確認すると適切なタイミングを知れるため、初めて観葉植物を育てる人でも失敗なく水管理ができるでしょう。
水やりチェッカーを使わないと、正しい水やりは難しい
ほとんどの観葉植物が土が乾燥してから水やりを行います。しかし
土の中の水分量は目視で確認できず、つい水を与えすぎてしまうことも。鉢を持ち上げて軽くなったら水やりのタイミングでもある一方で、初心者にはわかりにくいこともあります。そんなとき水やりチェッカーがあると正確な水分量が確認できるため、正しい水やりができるでしょう。
水やりの失敗で枯らしたくない人は、使うべきである
観葉植物で水管理が重要な理由は水を必要以上に与えると、根が腐り「
根腐れ」を起こすためです。
観葉植物が根腐れを起こすと根から栄養が吸収できず、そのまま枯れてしまいます。反対に水やりが行き届いていないと水分が不足する「
水切れ」が起きることもあり、この場合にも根が育たなくなるため根腐れを起こすことも。観葉植物が枯れる原因の多くは根腐れでもあるため、水やりの失敗で枯らしたくない場合は水やりチェッカーを使うと安心です。
超簡単!水やりチェッカーの使い方
便利で手軽な水やりチェッカーの使い方をご紹介。水やりチェッカーの使い方はとても簡単でだれでもすぐに使えます。
基本的には水分計を土に挿すだけでいい
水やりチェッカーは難しい操作など必要なく、観葉植物の土に挿すだけで水分量がわかります。そのため手間もなく、手軽に水管理ができるのも魅力です。また
水やりチェッカーは土を使用しないハイドロカルチャーなどの水耕栽培にも活用できます。
挿してから時間をかけて土の水分量が表示される
水分チェッカーは土に挿してから時間をかけて、水分量を表示します。
水やりチェッカーを土に挿すと水分計の表記が変化していき水分量が表示されるため、挿してすぐは様子を見ましょう。水分計の表記の変化が止まったときを目安にすると、適切な水やりができます。
挿す深さが浅いと水分を検知できない原因に
水やりチェッカーを観葉植物の土に挿すときは、深く挿しましょう。
挿す深さが浅いと水分を正確に検知できない可能性があります。そのため水やりチェッカーの説明書に記載されている深さまで挿すことが大切です。また観葉植物から離れすぎた場所に挿しても正確な水分量がわからないため、植物から
20cm以内の土を目安に挿しましょう。
観葉植物の水やりチェッカーの選ぶポイント
観葉植物の水やりチェッカーの選ぶときにはいくつかのポイントがあります。種類によってデザインや表記が異なるため、自分が使いやすいものを選びましょう。
鉢や観葉植物に合ったサイズ
観葉植物の鉢のサイズが大きいほど土の量も増えます。土の量が増えると深さも出てくるため、
正確な水分量を検知するには水やりチェッカーも適したサイズに合わせる必要があります。鉢の大きさや土の深さに合わせて、正確に水分量を検知できる水やりチェッカーを選びましょう。
全体的な雰囲気を壊さないデザイン
観葉植物の水やりチェッカーは土に挿して使用するため、鉢と同じようにデザインも重要。水やりチェッカーにはカラフルで個性的なデザインのものも販売されています。あまり目立たせたくない場合はシンプルな色やデザインの水分チェッカーを選ぶと、どのお部屋にも馴染むでしょう。
水やりのタイミングがわかりやすい表記であるか
水やりチェッカーは水分量を一目でわかるような表記のものを選びましょう。
水分量を色で確認できるものやライトの点滅で教えてくれるものもあります。自分に合ったわかりやすい表記の水分チェッカーでを選ぶと、水分量を確認する手間も短くなるでしょう。
リフィル(中芯)の交換が可能であるか
水やりチェッカーを選ぶときには水分量を表記するリフィル(中芯)が交感できるかも確認しておきましょう。リ
フィルを交換できる水やりチェッカーなら、定期的に芯を取り換えるだけで長く使用できます。わざわざ新しい水やりチェッカーを買う必要もないため、コスパもよく衛生的に使えるでしょう。
観葉植物の水やりチェッカーで有名なのはSUSTEE(サスティー)
水やりチェッカーで一番有名なのが「SUSTEE(サスティー)」です。SUSTEEはシンプルなデザインで観葉植物だけでなく、お花や多肉植物などにも使えます。
「pF値(有効水分域)」を採用している
SUSTEEは生産農家でも使われている「pF値(有効水分域)」を採用した家庭用水分計です。
pF値は生産農家では利用されていた一方で、家庭用の水やりチェッカーでは初めてSUSTEEが採用しました。pF値とは根が水分を吸引できる強さを表しており、確認することで根腐れや根詰まりを未然に防げます。植物の適正pF値は1.5~2.7。
SUSTEEでは2.0を基準に表記さるため、根腐れも予防できるのが特徴です。
3サイズあるため、鉢のサイズに合わせて使用できる
SUSTEEにはS・M・Lの3サイズがあり、植物の大きさに合わせて選べます。育てている観葉植物の大きさに合ったサイズを使うと、正確な水分量を把握できて丈夫に育てられるでしょう。SUSTEEはホームセンターなどでも販売されています。 店舗にサイズが無い場合は、Amazonなどの通販サイトでも購入可能。ただし通販サイト
で注文した場合は送料がかかります。とくに北海道や沖縄、離島は別途送料が追加され、商品よりも費用がかかるため注意が必要。Amazonでは2,000円以上の注文をすると国内すべての地域で送料が無料になります。
Sサイズ=片手で持てる鉢
SUSTEEの水やりチェッカーSサイズは片手で持てる鉢に適しています。鉢のサイズは直径6~9cmの2~3号に使用します。テーブルやキッチンに置ける小さな観葉植物や多肉植物に使用可能。またハイドロカルチャーなど水耕栽培での水管理にも活躍するでしょう。シンプルなデザインのため、狭い空間でも馴染み目立ちません。
商品名 |
キャビノチェ SUSTEE 水やりチェッカーSサイズ |
サイズ |
幅10㎜×奥行8㎜×高さ120㎜ |
値段 |
401円(税込) |
リフィルの値段 |
2本入り/598円(税込) |
カラー |
ホワイト、グリーン |
Mサイズ=両手で持てる鉢
SUSTEEの水やりチェッカーMサイズは両手で持てる鉢に適しています。鉢のサイズは直径10.5~18cmの
3~6号で、高さが30cm程度の植物の水分量を検知。SUSTEEの水やりチェッカーは目立ちにくいデザインのため、リビングや寝室の観葉植物でも雰囲気を壊しません。
商品名 |
キャビノチェ SUSTEE 水やりチェッカーMサイズ |
サイズ |
幅10㎜×奥行8㎜×高さ180㎜ |
値段 |
501円(税込) |
リフィルの値段 |
2本入り/635円(税込) |
カラー |
ホワイト、グリーン |
Lサイズ=持ち上げるのに力がいる鉢
SUSTEEの水やりチェッカーLサイズは持ち上げるのに力がいる鉢の植物に使用します。鉢のサイズは直径18~36cmの
6~12号に適しており、インテリアとして存在感のある大きさの植物に最適。例えば高さが100㎝以上あるモンステラやストレリチアなどの観葉植物にはLサイズを使うと正確な水分量を検知できます。
商品名 |
キャビノチェ SUSTEE 水やりチェッカーLサイズ |
サイズ |
幅10㎜×奥行8㎜×高さ255㎜ |
値段 |
633円(税込) |
リフィルの値段 |
2本入り/899円(税込) |
カラー |
ホワイト、グリーン |
リフィルの交換ができ、容器は長く使える
SUSTEEの水分チェッカーはリフィルの交換が可能。そのため
リフィルのみ新しく取り換えて容器はそのまま使えるため、サスティナブルに使用できます。リフィルはシングルパックで2本入っているため、新しいものを買うよりもお得に購入できるでしょう。
リフィルの交換を半年しないと青くならないことがある
リフィルは半年ごとに交換が必要です。
SUSTEEのリフィルは自然由来の素材できているため、時間とともに土の微生物の影響を受けて分解されます。そのため半年~1年経過すると、色が変化しなくなり水分量を検知できません。色が変化しなくなる前に半年ごとに交換しておくと安心です。 SUSTEEの商品はAmazonからも購入可能で在庫が確認できるだけでなく、定期発送の登録も可能。
交換用リフィルも注文するときに定期おトク便配送に登録しておくと、選んだお届け頻度に合わせて発送してくれるため忘れずに交換できるでしょう。定期で発送してもらう場合、在庫があればお届け日の変更もできるため安心です。
SUSTEE以外にも、安くおしゃれな水やりをしてくれるチェッカーを購入できる
水やりチェッカーはSUSTEE以外からも数多く販売されています。また100均などの身近なお店では手軽な水やり用品も購入可能。値段もお手頃で手軽に入手できる水やりチェッカーをご紹介します。
「セリア・ダイソー」100均で購入でき、水を入れたペットボトルの口につけ土に挿すだけで簡単
セリアやダイソーなどの100均では自動で水やりをしてくれる商品もあります。小さな穴が空いた三角のキャップをペットボトルの口につけて、土に挿すだけでゆっくりとっ水やりをしてくれるアイテム。
鉢のサイズに合わせた量の水をペットボトルに入れておけば、あとは先端を土に挿すだけでじわじわ水やりをしてくれます。植物にゆっくりと水を与えるため、水やりのしすぎも防げるでしょう。セリアでは「とんがりキャップ」ダイソーでは「給水キャップ」という商品名で販売されています。
「カインズ」サイフォンの原理を利用し、自動で散水してくれる
カインズから販売されている「水やり当番」は、サイフォンの原理を利用して自動で水やりをしてくれます。
ペットボトルなどに入れた水にチューブを入れて、三角の尖った先を土に挿し込むとゆっくりと水やりをしてくれます。チューブはシリコンになっているため、丈夫で壊れにくいのも特徴。水やり当番は出張や旅行に行くときでも、植物を枯らさずに安心して育てられます。
ホームセンターに水やりチェッカーがある場合も
ホームセンターの園芸コーナーでもさまざまな水やりチェッカーが販売されています。
先ほどご紹介したSUSTEEも園芸コーナーで取り扱っているホームセンターもあるため、一度覗いてみるといいでしょう。 個性的なデザインの水やりチェッカーをお探しの場合はAmazonや楽天市場などでも販売しています。商品によっては送料が安いものもあるため、通販サイトで探してみるのもおすすめです。
水やりチェッカーの費用を削りたければ、自作でも代用できる
水やりチェッカーをわざわざ買うのは費用がもったいないと思う場合は、自宅にあるもので自作できます。費用もかからないうえにすぐに確認できるため、おすすめの水分チェック方法です。
割り箸や竹串を1本準備するだけでできる
自宅にあるもので代用できる水やりチェッカーは、割り箸や竹串1本で自作できます。水やりチェッカーとして使用するときは、新しい乾いた割り箸や竹串を使いましょう。
観葉植物の近くに挿すだけでいい
使い方は簡単で割りや竹串を観葉植物の近くの土に挿します。このとき
挿すときは奥深くまで挿しましょう。一般的な水やりチェッカー同様、挿し方が浅いと正確な水分量が把握できないため、奥深くまで挿します。
抜いた割り箸が乾いていれば、土の中も乾燥している
深く挿した割り箸や竹串を引き抜いて、乾いていれば土の中も乾燥している状態。反対に割り箸や竹串が濡れているときは、土の中が湿っている状態です。より正確に確かめたいときは毎日チェックしておくと、水やりのタイミングがわかりやすくなるでしょう。
【まとめ】観葉植物の水やりチェッカーおすすめ3選!代用できるものまで紹介
今回は水やりチェッカーを観葉植物に使用する必要性とおすすめ商品を詳しく解説しました。 今回のポイントは
- 水やりチェッカーは観葉植物に重要な土の水分量を教えてくれるため、正しく水管理ができる
- 水やりチェッカーは土に深く挿すだけで表記が変化し、水分量が確認できる
- 水やりチェッカーは鉢や観葉植物に合ったサイズで、お部屋に馴染むデザインを選ぶ
- 水やりチェッカーはリフィル(中芯)の交換ができるものを選ぶと長く使用できる
- 水やりチェッカーで有名なSUSTEE(サスティー)は生産農家でも使われる「pH値(有効水分域)」を採用しており、根腐れ予防にもなる
- SUSTEEはS・M・Lの3サイズあり、鉢のサイズに合わせて選べる
- 100均やカインズでは自動で水やりをしてくれるグッズが販売さえれており、出張や旅行のときも便利
- 費用をかけたくない場合は割り箸や竹串を土に挿しても、水分量をチェックできる
でした。 簡単に使えて手軽に水管理ができる水やりチェッカーは、観葉植物を長く元気に育てるにはありがたいアイテムです。水やりチェッカーのサイズや使い方のポイントを参考にしておくと、難しかった水やりも楽しくなるでしょう。 東京寿園ではたくさんの植物の記事を掲載しております。植物にお困りの際はぜひご活用ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。