サボテンに肥料は必要?適した時期や頻度からおすすめの商品まで紹介

サボテンに肥料は必要?適した時期や頻度からおすすめの商品まで紹介
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目次

種類によってさまざまなデザインが楽しめるサボテンは、初心者でも育てやすく人気の植物。近年では100均でもコンパクトなものが販売されている一方で、サボテンを大きくしたいときには肥料を与えるのがおすすめです。 そこで今回は
  • サボテンに向いている肥料
  • サボテンに肥料を与えるタイミング
  • 時期に合わせた肥料の与え方
  • 肥料を与えるときの注意
  • サボテンにおすすめの肥料5選

を詳しく解説。 サボテンを大きくするには肥料が効果的な一方で、与え方を間違えると植物を傷めてしまいます。誤って枯らせてしまわないように、肥料を与えるときにはタイミングや量を確認して慎重に行いましょう。 記事の後半では今話題のコーヒー殻を使った肥料についてもご紹介しているため、室内で育てている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

関連記事:サボテンの育て方|初心者でも失敗しない方法や日常のケアを徹底解説

サボテンは南米の砂漠やメキシコが原産の多肉植物

サボテンは南米の砂漠やメキシコが原産の多肉植物
サボテンは南米やメキシコの乾燥地帯が原産地の多肉植物です。サボテンの原産地は砂漠や標高の高い場所に自生するため、茎に水分を溜めこみます。そのためサボテンは一般的な植物に比べて水やりの頻度も少なく、管理がとても楽なのが特徴です。まずはサボテンの特徴について詳しくご紹介します。

別名は【仙人掌(せんにんしょう)】

サボテンは別名「仙人掌(せんにんしょう)」と呼ばれ、和名でもあります。日本のサボテンの歴史は江戸時代が始まりで、ポルトガルから持ち込まれました。その証拠に静岡の龍華寺(りゅうげじ)では、樹齢300年以上のサボテン「大仙人掌(だいさぼてん)」があります。 サボテンと呼ぶのは日本だけで、伝来当時ポルトガル人が樹液を石鹸のように使っていたことから「石鹸体(シャボンテイ)」と呼ばれていました。これが少しずつ変化したのが現在のサボテンです。ちなみに英語ではサボテンのことは「Cactus(カクタス)」と呼びます。

オプンチアや緋牡丹など、2500以上の種類があると言われている

サボテンは品種の多い植物で世界には2500以上もの種類が存在します。届け出がなく登録されていない園芸変種や変種も含めると3万以上の種類があるとも言われており、さまざまなデザインを楽しめる植物です。さまざまなデザインが楽しめるため知れば知るほど、お気に入りのサボテンが増えるかもしれませんね。

筒状から楕円形、花を咲かせるものなど多種多様

たくさんの種類があるサボテンは、それぞれデザインが異なるのも魅力です。たとえば筒状の柱サボテンや肉厚でうちわのような形をした楕円形のオプンチア、可愛らしい花を咲かせるシャコバサボテンなどがあります。オプンチアは別名「ウチワサボテン」と呼ばれ、サボテンの中でも古くから人気のある種類です。 他にも赤や黄色のカラフルな緋牡丹というサボテンもあります。緋牡丹は他のサボテンの上に乗せて育てる接ぎ木という方法で生育する種類。緋牡丹はコンパクトなため可愛らしい姿で、キッチンなどの狭い空間にもぴったりです。未登録の品種も合わせると3万以上あるとされるサボテンには種類の数だけオリジナルの魅力があるため、見る人を楽しませてくれる植物ですね。

日本に野生のサボテンは自生していない

日本には野生のサボテンは自生していません。サボテンが自生しているのはアメリカやメキシコなど原産地付近です。日本が原産ではないため自生しているものはありませんが、交配によってつくられた花サボテンというものはあります。ただし花サボテンも自生はしていません。

最近はインテリアショップや100均などでも購入でき、身近に!

近年はおうち時間が増えた影響もあり、インテリアショップや100均でも観葉植物が入手できるようになりました。とくに100均で販売されているミニ観葉植物はキッチンにも置けるサイズで人気が高く、サボテンもたくさんの種類があります。 買い物ついでに立ち寄れるお店でも購入できるようになったサボテンは、つい手に取りたくなりますよね。ただしインテリアショップや100均で購入したミニサボテンの土は水はけが悪いため、育てるには植え替えが必要です

そもそもサボテンに肥料は必要?

そもそもサボテンに肥料は必要?
サボテンは乾燥地帯でも育つ丈夫な植物。そもそも生命力が強いサボテンは肥料が必要なのかも気になるところ。サボテンに肥料を与える前に肥料の必要性も知っておきましょう。

必要な栄養分も土壌から吸収できるため、基本的には不要

サボテンは基本的に肥料はいらない植物です。丈夫なサボテンは土壌から水分や栄養分を吸収して育ちます。そのためサボテンは肥料がなくても弱ることはなく、元気に育つ植物。肥料を与えなくても元気に育つサボテンは管理の手間が少ないのも人気の理由です。

大きく育てたい・綺麗な花を咲かせたい場合は必要

サボテンは基本的には肥料がいらない一方、大きく育てたいときや綺麗な花を咲かせたい場合は必要です。

月下美人やビャクダンなどは肥料を与えることで綺麗な花を咲かせる

強い香りを放ち綺麗な花を咲かせる月下美人(ゲッカビジン)という品種はサボテンの中でも肥料を多く必要とする植物です。月下美人は株が大きいほど開花しやすくなるサボテンで、大きさに合わせて肥料の量や配合も変えます白檀(ビャクダン)は細長い形の表面が短いトゲに覆われている紐サボテンで、太い毛糸のような独特の見た目です。ビャクダンも赤い花を咲かせるサボテンで、肥料を与えると開花します。ビャクダンのトゲはふわふわしていて柔らかいため、お子さんがいる室内でも安心して育てられますよ。

墨烏帽子(スミエボシ)など、大きく育つ品種にも与えよう

大きく育つ品種にはバンザイをしているシルエットが特徴の墨烏帽子(スミエボシ)などがあり、生育を促すためには肥料が必要です。墨烏帽子(スミエボシ)はトゲが少なく上に向かって成長していくため、縁起がよいとされています。プレゼントにも人気の品種で、肥料で大きく育てると1m以上にも育つサボテンです。大きく育つサボテンには細長く背丈のある彩雲閣(サイウンカク)などもあり肥料を与えることで効率よく栄養分が吸収され、より大きく成長させることができるでしょう。

サボテン栽培に向いている肥料はどんな肥料?

サボテン栽培に向いている肥料はどんな肥料?
植物へ栄養を補給する肥料にはいくつかの種類があります。中でもサボテンに向いている肥料には「液体肥料」「有機肥料」「個体肥料」があり、与え方やタイミングが異なるため、それぞれの特徴を知っておきましょう。

液体肥料

液体肥料は名前のとおり液体タイプの肥料で、水で希釈して使用します。液体肥料のメリットは初心者でも簡単に肥料を与えられること。水と一緒に与えるため吸収も速く、速効性があるのが特徴です。 液体肥料は大体2週間に1回の頻度で与えます。速効性はあるものの持続時間は短いため、他の肥料に比べて与える頻度が多いのがデメリットです。園芸店やホームセンターにはすでに希釈されている液体肥料も販売されているため、毎回作るのが面倒な方にはおすすめです。

有機肥料

有機肥料は油粕や鶏糞などの自然の有機物を原料に作られた肥料です。有機肥料を使うメリットは土壌の水はけや保水性を改良し、ゆっくりと栄養を補給するところ。速効性はないものの持続効果は長いのも特徴です。ただし自然の有機物が原料のため、室内の植物に使用するとにおいが気になるかもしれません。有機肥料に含まれる有機物には油粕や鶏糞の他に、魚粉や米ぬかなどもあります。 自然の有機物が原料の有機肥料がある一方で、窒素やリン酸などを合成したものは化学肥料です。有機肥料は種類によって与えるタイミングが異なり、ほとんどは植え替える2週間~1ヶ月前に混ぜ込んで与えます。

固体肥料

固体肥料は粉や粒状の固形タイプの肥料です。先ほどご紹介した有機肥料や化学肥料も固形タイプになったものがあります。固体肥料には肥料をまいて30日後に効果を発揮する遅効性肥料や与えた直後からゆっくりと効き始める緩効性肥料などがあり、効き方が異なるのも特徴。 遅効性肥料の効果が遅い理由は、土壌に含まれる微生物により分解されることで成分が流出するからです。どちらも1~2ヵ月に1回与えます。

最近はダイソーやセリアなどの100均でも購入できる

肥料はダイソーやセリアなどの100均でも購入可能です。ダイソーやセリアでも観葉植物が販売されているため、園芸用品も充実しています。肥料の品揃えも年々増えており、手軽に購入可能です。肥料の量も多すぎずちょうどいいサイズのため、ミニサボテンや観葉植物を育てる人にも人気があります。 肥料や土が必要だけど余らせたくない場合やミニ観葉植物を育てている方は、100均の園芸用品も十分活用できますよ。

肥料を与えるべきタイミングっていつなの?

肥料を与えるべきタイミングっていつなの?
肥料は与えるタイミングを間違えると根を傷めてしまい最悪の場合、枯れてしまいます。サボテンに肥料を与えるタイミングは生育期と植え替えを行う時期です。肥料を効果的に与えられるように、適切なタイミングは把握しておきましょう。

サボテンの生育期である春と秋

サボテンに肥料を与える時期は春と秋の生育期です。生育期は植物の成長が活発な時期で、水分や肥料の吸収力も高くなります。そのためサボテンに肥料を与える時期は生育期の春と秋がもっとも効果的です。反対に真夏と真冬は休眠期になり、生育が緩やかになる時期。真夏と真冬のサボテンに肥料を与えると、根が吸収しきれず枯れてしまうため時期は守りましょう。 また植え替えを2年以上していない場合も肥料は与えないでください。サボテンは2年に1回、根詰まりを防ぐために植え替えを必要とします。根詰まりは根が土の中で窮屈な状態になり、育たなくなっている状態。そのため根詰まりしたまま肥料を与えると枯れる可能性があるため、まずは植え替えをしましょう。

大きくなる植え替え期

サボテンが大きくなり植え替えをするタイミングにも肥料を与えると効果的です。植え替えも生育期の春と秋に行います。植え替えをすると土環境もよくなるため、肥料を与えることでより生育を促せるでしょう。

肥料の与え方を時期別に解説!

肥料の与え方を時期別に解説!
サボテンに肥料を与えるときは時期によってやり方も異なります。肥料は与え方を間違えると植物を傷めてしまうため、注意が必要です。ここからはサボテンに肥料を与える生育期と植え替え時期それぞれの与え方を詳しく解説します。

生育期の春と秋の与え方

生育期の春と秋に液体肥料を与えるときのポイントは次のとおりです。初めて液体肥料を与えるときには注意点もあります。

月に2〜3回、液体肥料を与える

液体肥料は月に2~3回の頻度で与えましょう。生育期の1~2週間に1回与えるとちょうどよい間隔になります。液体肥料には水で希釈して使うタイプとそのまま使えるものがあるため、それぞれ使用方法をよく読んでから使いましょう。

徐々に慣らすために、最初は規定量より薄めに

初めてサボテンに肥料を使う場合は、慣らすために規定量よりも薄めに与えましょう。最初からたくさんの量の肥料を与えると、根の水分が奪われてしまい肥料焼けを起こすことがあります。肥料焼けを起こすと根が傷んでしまい、枯れることもあるため最初は少しずつ与えておくと安心です。

サボテンが大きくなる植え替え期の与え方

サボテンが大きくなったときに植え替える際の肥料は、固体肥料か有機肥料がおすすめです。サボテンにとってもっともよい環境になる瞬間のため、肥料で根を傷めないよう与える場所にも注意しましょう。

植え替えが必要になったタイミングで土中に少量の固形肥料又は有機肥料を混ぜる

サボテンが大きくなり植え替えのタイミングには、固体肥料または有機肥料を混ぜるのがおすすめ。肥料の量は固体肥料と有機肥料どちらも少量で十分です。必要以上の肥料を与えると肥料焼けを起こします。少量でも十分効果はあるため、与えすぎには注意しましょう。

根腐れ防止のために根から離れた場所に混ぜる

固体肥料や有機肥料は植え替えの際に新しい土に混ぜるため、根から離れた場所に与えましょう。肥料が直接根に触れてしまうと、根を傷めるため慎重に行います。

肥料を与える時に注意すべきこと

肥料を与える時に注意すべきこと
肥料は生育を促す一方で与え方を間違えると、根を傷めて枯れてしまう危険もあります。そのため肥料を与えるときには、注意すべきことをしっかり守りましょう。肥料を与える時期はもちろん、栽培方法によっても与え方が異なるため、サボテンの状態に合わせる必要があります。

追肥は必ず生育期に行う

追肥は必ず生育期の春と秋に行いましょう。追肥とは植物の成長状態に合わせて必要な栄養分を与えることで、適切に行えばサボテンは大きくなります。ただし植え替え時に肥料を与えている場合は土に残っているため、規定の間隔を空けてからにしましょう。追肥も生育期のみ与え、真夏と真冬は控えます。

植え替えから二年以上立っている場合や、実生栽培期はいらない

サボテンを大きくしたい場合でも植え替えから2年以上経っている場合や、実生栽培期には肥料を与える必要はありません。サボテンの状況によって与えなくてよい場合もあるため、栽培状況の確認も必要です。

植え替えから2年以上経っている場合は、与えることで根詰まりする可能性がある

植え替えを2年以上していない場合は、肥料は与えないでください。植え替えをしていないサボテンの根は鉢の中で伸びて窮屈な状態になっている可能性があります。土の中でたくさんの根が伸びているところに肥料を与えると、さらにぎゅうぎゅうになり根詰まりを起こすため注意が必要です。 根詰まりを起こすと根の生育が止まり根腐れするため、2年以上植え替えをしていないときは肥料は控えましょう。

大きくしたい場合は新しい鉢に植え替えてから与えよう

2年以上植え替えをしていない場合にサボテンを大きくしたいときは、まず新しい鉢に植え替えをしましょう。植え替え時に黒い根がある場合は根腐れしている部分のため、切り落としておきます。植え替えをすることで新しい土になり、酸素や栄養分を吸収しやすくなるでしょう。 先ほどもご紹介したように植え替えの際に固体肥料もしくは有機肥料を土に混ぜ込むと、一度で作業が済みます。

実生栽培している時は種子に養分が十分にあるためいらない

サボテンを種子から育てた実生栽培では肥料は必要ありません。サボテンの種子には生育に必要な栄養分が十分含まれているため、肥料を与えないほうがよく育ちます。

肥料のやりすぎに注意

肥料を使うときに一番怖いのが与えすぎた場合です。肥料は規定の量を守るのが鉄則で、大きくしたいからと必要以上に与えるとサボテンは枯れてしまいます。

やりすぎは肥料やけの原因

肥料をやりすぎると肥料焼けの原因になります。肥料焼けとは必要以上の肥料により根がダメージを受けて、水分や養分を吸収できなくなる状態です。肥料は必要以上に与えるとその分吸収しようと根が水分を蒸発させるため、サボテンはカラカラに乾燥した状態に。そのため肥料はやりすぎに注意して、必ず適切な量を守りましょう。

やりすぎたら植え替えるか、水をたっぷり与えて土中の過剰な栄養分を流してあげる

誤って肥料を与えすぎた場合、早い段階であれば植え替えや水やりで対処が可能です。肥料を与えすぎると土壌環境が悪くなるため、新しい土へ植え替えすることで根を守れます。また液体肥料の場合はたっぷり水やりをすると、与えすぎた肥料を流すことができるでしょう。

水耕栽培している場合は液体肥料を与える

サボテンを水耕栽培で育てている場合は、必ず専用の液体肥料を与えましょう。水耕栽培専用の液体肥料は速効性があり、水が濁ることもありません。また水耕栽培専用の液体肥料はカリも多く含まれているため、丈夫な根を育ててくれます。

サボテンに与えるべきおすすめの肥料4選!

サボテンに与えるべきおすすめの肥料4選!
肥料にはたくさんの種類があり、実際にどれを選べばいいのか初心者には難しいかもしれません。そこでサボテンに与えるべきおすすめの肥料を4つご紹介します。おすすめの肥料の中からサボテンの栽培環境に合わせて選ぶと、失敗なく育てられるでしょう。

朝日工業 サボテンの肥料 550g

朝日工業のサボテンの肥料は土に撒く固形タイプになっています。成分は生育に必要なチッソとリン酸、植物を丈夫にするカリをバランスよく配合。においが気にならないため、室内でも安心して使えるのも特徴です。肥料をやるタイミングは生育期に月に1回、5号鉢の場合は軽くひとつまみ与えてください。朝日工業のサボテンの肥料は、ご注文から2~3日後のお届けとなっています。
商品名 アサヒ工業 サボテンの肥料550g
価格 309円(税込)、送料無料
成分 チッソ6・リン酸6・カリ6
形状 粒状

アミノール科学研究所 サボテン専用肥料 400g

アミノール化学研究所のサボテン専用肥料は小さい顆粒状の固形肥料で、成分はチッソ5・リン酸6・カリ5の割合で配合されています。豊富な栄養分で孔雀サボテンなどのサボテンの美しい花を咲かせたい場合におすすめです。5号鉢の場合大さじ1杯程度を根から離れた土に混ぜ込んで使用します。追肥として使う場合は、ティースプーン1杯分を鉢の淵2か所に埋め込むように与えます。アミノール化学研究所のサボテン専用肥料は、ご注文から2~3日後のお届けです。
商品名 アミノール化学研究所 サボテン専用肥料 400g
価格 523円(税込)、送料無料
成分 チッソ5・リン酸6・カリ5
形状 顆粒

ハイポネックス キュート サボテン・多肉植物用 150g

ハイポネックスの液体肥料は希釈せずにそのまま使えるタイプの手軽な肥料です。アメリカで開発された肥料で、必要な栄養分がバランスよく配合されています。液体で速効性がありそのまま簡単に与えられるため、手間を少なくしたい方や水耕栽培におすすめです。ノズルも細くて肥料を少しずつ出せるため、初心者でも使いやすくなっています。ハイポネックスキュートサボテンは、ご注文から1週間程度のお届けです。
商品名 ハイポネックス キュート サボテン・多肉植物用 150ml
価格 432円(税込)、送料初回無料
成分 チッソ0.17・リン酸0.10・カリ0.10
形状 液体

あかぎ園芸 サボテンの肥料 500g

あかぎ園芸から販売されているサボテンの肥料は、粒状の固体肥料です。においが少ないため室内でも安心して肥料を与えられるため、たくさんのサボテンを育てている方にもおすすめです。植え替えで使用する場合は土に埋め込んで与えます。追肥として使う場合は表面の土の淵に2~3か所穴を空けて埋め込んでください。あかぎ園芸のサボテンの肥料は、ご注文から1週間程度のお届けになります。
商品名 あかぎ園芸 サボテンの肥料 500g
価格 290円(税込)、送料1,012円
成分 チッソ6・リン酸6・カリ6
形状 粒状

ブログなどで紹介されている、コーヒー殻がサボテンの肥料の代わりになるってほんと?

ブログなどで紹介されている、コーヒー殻がサボテンの肥料の代わりになるってほんと?
ドリップコーヒーを淹れたあとのコーヒー殻がサボテンの肥料代わりになると、ブログなどで紹介され話題になっています。美味しいコーヒーを飲んだあとのコーヒー殻が肥料にもなるとすると、節約にもなりエコですよね。ブログで話題のコーヒー殻を肥料として使うときのポイントをご紹介します。

答え:コーヒー殻は少し手を加えることで肥料の代わりになる!

コーヒー殻はそのままではなく少し手を加えることで、肥料の代わりになります。そもそもコーヒー殻は肥料以外にもいくつかの効果があり、知っておくと生活の知恵としても役立ちますよ。

生活で出たコーヒー殻は再利用してサボテンの肥料にできる!

リラックスタイムに美味しいコーヒーを飲んだあとのコーヒー殻は、再利用してサボテンの肥料として使えます。コーヒー殻には脱臭効果があり乾燥させて靴箱に入れると、気になる臭いを消臭してくれることは知っている方も多いのではないでしょうか。しかしコーヒー殻には消臭効果だけでなくサボテンに必要な栄養も含まれています。そのためサボテンの肥料として十分効果的。ただしコーヒー殻を肥料として使う場合はそのままではなく、乾燥させたあと少し手間を加えてから使います。

土壌を改善し、水捌けもよくしてくれるためサボテンに合っている

コーヒー殻には肥料の3要素といわれるチッソ・リン酸・カリの栄養分が含まれており、それぞれの割合がサボテンにはちょうどよい量になっています。コーヒー殻の栄養分の割合はチッソ2.1・リン酸0.3・カリ0.3で、サボテンにとってバランスのよい量です。またコーヒー殻の細かい気孔は脱臭効果だけでなく水分も吸収するため、土に混ぜると余計な水分を吸収し水はけをよくしてくれます。バランスのよい栄養分と細かい気孔でサボテンの土壌環境をよくしてくれるのが、身近なコーヒー殻というわけです。

コーヒー殻をサボテンの肥料として使えるようになるまで

コーヒー殻をサボテンの肥料として使うには、少し手間が必要です。コーヒー殻をサボテンの肥料として使えるようになるまでの流れをご紹介します。

ステップ①:家庭で出たコーヒー殻を乾燥させる

まずは家庭で出たコーヒー殻をしっかり乾燥させましょう。湿ったまま肥料として使用するとカビの原因になるため、新聞紙に広げて数日乾燥させるか鍋で炒って乾燥させます。鍋で炒る場合はすぐに焦げてしまうため、火加減は弱火にしておきましょう。ラップをかけずに電子レンジで乾燥するのも簡単でおすすめです。

ステップ②:コーヒー殻と腐葉土をバケツに入れて混ぜる

コーヒーがしっかりと乾燥できたら腐葉土と混ぜ合わせましょう。コーヒー殻は単体では肥料にするのではなく、足りないチッソの量を増やすために腐葉土と混ぜ合わせて与えます。腐葉土と一緒に米ぬかを足す方法もあり、すべて同じ割合でも問題ありません。混ぜるときは蓋つきのバケツなどに入れて、雨に濡れないように保管しましょう。

ステップ③:毎日1回混ぜながら一ヶ月ほど発酵させて完成!

コーヒー殻と腐葉土を混ぜたバケツは濡れないように保管して、1ヶ月ほど発酵させます。毎日1回、空気を取り込むように混ぜましょう。少し水っぽいと感じるときは、乾燥させたコーヒー殻を追加で入れて調整してください。ただし1日に追加する量は500g程度にしておきましょう。発酵が進むと混ぜたときに温かく感じるようになります。手間がかかる一方で毎日欠かさず混ぜた手作り肥料で育ったサボテンを想像するとより愛着が沸き、新しい楽しみ方もできますよ。

コーヒー殻で作った肥料のメリット

コーヒー殻で作った肥料には手間をかけるだけのメリットがあります。手間をかけてもメリットを体験したい場合は、ぜひチャレンジしてみてください。

腐葉土や用土から出る独特な匂いを吸収してくれる

コーヒー殻には脱臭効果があるため、土に含まれる有機物の独特の匂いを吸収してくれます。そのため室内でサボテンを育てる場合に匂いを気にせず飾れるでしょう。

肥料を購入する必要がなくなるのでお金を節約できる

コーヒー殻の肥料は作るのに時間はかかる一方で、お店で購入する必要がないため節約にも役立ちます。コーヒーを毎日淹れる方や家で育てている植物がサボテンだけの場合はとくにおすすめです。コーヒー殻の肥料が作れるとわざわざ肥料を購入しなくてよいため、余計な出費もありません。

サボテンに肥料は必要?適した時期や頻度からおすすめの商品まで紹介のまとめ

今回はサボテンに肥料を与えるタイミングや注意点を解説しました。 今回のポイントは
  • サボテンに向いている肥料には水で希釈する「液体肥料」と油粕などの有機物が原料の「有機肥料」、固形タイプの「固体肥料」がある
  • サボテンに肥料を与えるのは生育期の春と秋で、大きく成長した植え替え期にも使用する
  • 生育期の春と秋には月に2~3回液体肥料、植え替えるときには固体肥料か有機肥料を与える
  • 肥料は追肥も含めて生育期に与える一方、植え替えを2年以上していない場合や実生栽培では必要ない
  • サボテンに与える肥料は朝日工業の匂いが少なく土に撒く固形タイプや、希釈せずにそのまま使えるハイポネックスの液体肥料などがおすすめ
でした。 サボテンは本来肥料を必要としない植物のため、与える際はタイミングや量を間違えないようにしましょう。丁寧に育てた分、サボテンは成長を見せてくれるため、理想の大きさや美しい花を咲かせてくれるはずです。肥料をうまく活用して、お気に入りのサボテンを育ててくださいね。 東京寿園ではサボテン以外の記事もたくさん掲載しております。植物にお困りの際はぜひご活用ください。最後までご覧いただき、ありがとうございました。