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観葉植物として人気のポトス。お部屋のグリーンインテリアとしてポトスを育てている方も多いと思います。しかし、インテリアとしてポトスの寄せ植えに挑戦したいと思いませんか。 人気のポトスは寄せ植えができるのか、他の植物との寄せ植えの仕方がわからない方も多いはず。ポトスの寄せ植えについて知ると、より楽しくポトスを育てたりプレゼントしたりするなどできるでしょう。 そこでこちらの記事では
- 寄せ植えとは?
- ポトスは寄せ植えできるのか?
- ポトスと相性の良い植物は?
- ポトスの寄せ植えの作り方
- 寄せ植えのケア方法
について解説します。 この記事を読んでいただければ、ポトスの寄せ植えについて知識が身に付きます。ぜひ最後までご覧ください。
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寄せ植えってなに?
植物初心者にとって「寄せ植え」の言葉は、なじみがないかもしれません。寄せ植えについて紹介します。ひとつの鉢に複数の植物を植えること
寄せ植えとは、1つの鉢に複数の植物を植えることです。園芸店や量販店の園芸コーナーでは、多くの植物を一鉢ずつ販売しています。鉢の大きさや形状、材質はさまざまですが、それらを鉢から抜き出して1つの鉢に植えることを寄せ植えと言います。オリジナルの鉢が作れる反面、複数の植物に対する知識が必要
1つの鉢に、お気に入りの植物を植えてオリジナルの鉢を作れる反面、複数の植物に対する知識が必要です。寄せ植えするには、一緒に植える植物の相性を考えなければいけません。例えば、水が好きな植物と水を必要としない植物を一緒に植えると、必ずどちらか一方が枯れてしまうためです。そのため、複数の植物に対する知識を持つ必要があります。寄せ植えのメリット
寄せ植えが何か分かったところで、寄せ植えのメリットについて紹介します。小さなスペースでいろんな植物を楽しめる
寄せ植えは小さなスペースでいろんな植物を楽しめます。1つの鉢の中で、複数の植物を植えることで小さなスペースでもたくさんの植物を育てることができるためです。水やりやメンテナンスなどお手入れの負担が減る
寄せ植えは、水やりやメンテナンスなどのお手入れの負担が減ります。1鉢に3株の植物を植えている鉢が3つあるとしたら、9株の植物を育てていることになります。この9株を一つ一つの鉢で育てていると、水やりやメンテナンスが大変です。しかし、寄せ植えしていることで、まとめてお手入れをすることができるため、負担が減ります。一鉢に水を与えることで、複数の植物に水を届けることが可能です。組み合わせ次第でオリジナルの鉢が作れる
寄せ植えは、組み合わせ次第でオリジナルの鉢が作れます。園芸店や量販店の園芸コーナーでも寄せ植えは販売されていますが、購入した植物やすでに育てている植物を組み合わせることで、オリジナルの鉢が作ることが可能です。組み合わせ次第では植物にとって良い環境が作れる
寄せ植えのメリットは、組み合わせ次第では植物にとって良い環境が作れることです。乾燥を好む植物同士や水が好きな植物同士を植えることで、植物にとってよりよい環境になります。一緒に植える植物で生育環境を揃えると、よい管理を届けることが可能です。ポトスは寄せ植えして大丈夫?
観葉植物初心者が最初に育てる植物の1つとして、ポトスがあります。このポトスは寄せ植えしても大丈夫なのか気になりませんか。ポトスの寄せ植えについて紹介します。【結論】ポトスと他の植物の寄せ植えは大丈夫!
結論として、ポトスとほかの植物の寄せ植えは大丈夫です。ポトスは育てやすい植物なので、多くの植物と寄せ植えができるでしょう。ポトスの特徴に合わせて他の植物を選ぶようにすることが大切
寄せ植えする場合は、ポトスの特徴に合わせてほかの植物を選ぶようにすることが大切です。ポトスと同じような水やりや日当たり環境で育てられる植物と一緒に寄せ植えしましょう。ポトスと相性がいい観葉植物
ポトスが寄せ植えができる植物とわかると、一緒に植える植物が重要なポイントになります。ポトスと相性のいい観葉植物を紹介します。
相性が良い基準:ポトスと水やりの頻度や日光、耐寒性などが似ている植物
ポトスと相性が良い基準は、ポトスと水やりの頻度や日光、耐乾性が似ている植物です。ポトスと育て方が違う植物を一緒に植えてしまうと、どちらか一方が枯れてしまうので、注意してください。ポトス × ポトス
ポトスと相性の良い植物にポトスがあります。ポトスには、さまざまな品種があり、葉の色や模様に違いがあります。そのため、ポトス同士を植えても育てやすいです。品種の違うポトスを寄せ植えすることでこんもりとしたデザインにしたい人におすすめ
品種の違うポトスを寄せ植えすることで、こんもりとしたデザインにしたい人におすすめです。ポトスは品種が異なっていても育ち方は似ているため、寄せ植えもこんもりとした姿になります。そのため、寄せ植えのボリュームを出したい方はポトス同士を植えるとよいでしょう。ポトス・マーブルクィーンは他のポトスに比べて弱いため寄せ植えには不向き
ポトスの品種には白い斑の入る斑入り品種が多くあります。その中でも、「ポトス・マーブルクイーン」と呼ばれる斑入り品種は、他のポトスに比べて生育が弱いため寄せ植えには不向きです。他ポトスと一緒に植えると、ポトス・マーブルクィーンの生育が負けて、枯れる恐れがあります。ポトスの寄せ植えでも、丈夫で強い品種が繁殖して、弱い品種(班入りの品種)が負けてしまう可能性が高いので注意!
ポトスにはさまざまな品種がありますが、斑入りの品種は総じて緑葉の丈夫で強い品種に繁殖で負けてしまう可能性が高いです。斑入り品種は、光合成能力が低いためです。そのため、ポトスの寄せ植えでも、丈夫で強い品種が繁殖して、弱い品種が負けてしまう可能性が高いので注意してください。ポトス × モンステラ
ポトスはモンステラとも相性が良いので、寄せ植えにおすすめです。モンステラは大きくなると、株元が寂しくなります。そのため、モンステラの株元にポトスを植えると寄せ植えとして、バランスがよくなり華やかに見えます。ポトス × アイビー(ヘデラ)
ポトスはアイビー(ヘデラ)と相性が良い植物なので、寄せ植えにおすすめです。アイビー(ヘデラ)も伸びて垂れ下がる植物なので、ポトスと一緒に植えると、垂れ下がる姿を楽しめます。ハンギングにしたり、高い位置に置いたりして枝垂れさせるとよいでしょう。ポトス × オリヅルラン
ポトスはオリヅルランとも寄せ植えができます。オリヅルランはランナーが伸びるタイプと伸びないタイプがありますが、寄せ植えではランナーが伸びるタイプを植えるとおしゃれです。オリヅルランはこんもりと茂るタイプなので、ポトスが茂りながら枝垂れるとバランスがよく、葉の色としても涼し気な寄せ植えが楽しめます。ポトス × パキラ
ポトスとパキラの寄せ植えもおすすめです。パキラはさまざまな大きさがあります。大株のパキラであれば、株元にポトスを茂らせると、ポトスの中からパキラがそびえ立っているような寄せ植えができます。小さなパキラであれば、ポトスの葉とパキラの掌のような葉を一緒に楽しめるでしょう。ポトス × サンスベリア
ポトスとサンスベリアは、春夏限定でおすすめの寄せ植えです。サンスベリアは気温が下がる秋~冬は水をほとんど必要としない植物。そのため、秋以降も寄せ植えしていると、水やりの関係でどちらかが枯れてしまう可能性が高くなります。ポトスは冬も水やりが必要であるのに対しサンスベリアは冬は水やりを必要としないためです。秋以降は、ポトスとサンスベリアの寄せ植えは崩して、バラバラに植えてください。ポトスと花の寄せ植えも一気に華やかになるのでおすすめ
ポトスと花音寄せ植えも一気に華やかになるのでおすすめです。ただし、ポトスは観葉植物で直射日光にあたり続けると葉焼けします。そのため、半日陰で育つ花と寄せ植えすることがポイントです。直射日光が当たり続けることを好む花と一緒に寄せ植えしないようにしてください。ポトスと他の植物を寄せ植えする時のポイント
ポトスと他の植物を寄せ植えする時のポイントを紹介します。寄せ植えをする時期は5月〜9月
寄せ植えをする時期は5月~9月です。観葉植物であるポトスを寄せ植えする時は、生育期である5月~9月に行ってください。生育が緩慢な冬に寄せ植えをすると枯れる原因になるので注意が必要です。ポトスとの相性を見る
ポトスと寄せ植えする時は、ポトスとの相性を見てください。生育時期や水やり、日当たりの環境が異なると、一緒に植えても枯れる恐れがあるので注意しましょう。排水性に優れた土を使用する
寄せ植えには排水性に優れた土を使用します。観葉植物は基本的に土が常に湿っている状態を嫌うため、排水性のよい土で植えることが重要です。これは、寄せ植えでも同様なので、同じく排水性のよい土を好む植物をしっ所に植えてください。寄せ植えをする鉢のサイズ
寄せ植えする鉢のサイズにも注意しましょう。植物の大きさや寄せ植えする植物の数にも寄りますが、1つの植物が一回り大きくなる余裕をもたせることが重要です。あまり小さな鉢にキツキツにならないように植えることが大事です。寄せ植えをする植物のバランス
寄せ植えをする植物のバランスも重要です。草丈の大きな植物は鉢の後ろ側に、草丈の低い植物は鉢の手前に植えることでバランスよく植えることができます。また、芯となる大きな観葉植物を真ん中に植えてその周りに小さな植物を植えてもバランスがよいでしょう。寄せ植えの準備する物と作り方
寄せ植えに必要なものと寄せ植えの作り方について解説します。ポトスの寄せ植えの準備するもの
ポトスの寄せ植えの準備するものは以下の通りです。ポトスの寄せ植えに必要なものは園芸店や量販店、雑貨屋さん以外にもインターネットで手に入れることができます。インターネットでは、他に必要な道具を購入することで無料の発送・配送が可能です。これから紹介するものをまとめてインターネットの無料発送・配送を利用するのもアリです。ポトスと寄せ植えする植物
ポトスと寄せ植えする植物を準備しましょう。鉢
ポトスと寄せ植えする植物が余裕をもって入る鉢を準備してください。鉢底ネット
用意した鉢の鉢底から石や土がこぼれないように鉢底ネットを敷いてください。鉢底ネットは、底穴から害虫が入り込まないようにする役割もあります。鉢底石
鉢の中に敷いた鉢底ネットの上に置く鉢底石を準備します。市販されている鉢底石がおすすめですが、中~大粒の軽石でも大丈夫です。鉢底石を敷くことで、鉢内の水はけがよくなります。土
寄せ植えする土を準備します。土は市販の観葉植物の土がおすすめです。草花用の土では水持ちがよすぎる場合があるので、水はけのよい観葉植物用の土を使いましょう。肥料
寄せ植えする時に土に混ぜ込む元肥も準備しておきます。ポトスと一緒に植える植物が観葉植物であれば、観葉植物用の肥料がおすすめです。花であれば、花用の肥料がよいでしょう。元肥えは長期間ゆっくり効果のある粒状の緩効性肥料が使いやすいです。スコップ
鉢に土を入れるためのスコップを準備しましょう。なるべく土を多く掬えるような使いやすいスコップを選んでください。ポトスの寄せ植えの作り方
ポトスの寄せ植えの作り方について解説します。① 寄せ植えのレイアウトを決める
まず、準備したポトスや植物で寄せ植え全体のレイアウトを決めてください。どの植物を手前に植えるか奥に植えるか決めておくと、植えこむときに迷いがありません。レイアウトを忘れるといけないので、携帯カメラなどで写真を撮っておくと安心です。また、昔作った寄せ植えを再現する場合は写真があるとわかりやすいでしょう。②鉢に鉢底ネット、鉢底石の順に敷く
準備した鉢に鉢底ネット、鉢底石を順に敷きます。③土を鉢の約1/3まで土を入れ、その上に肥料を入れる
鉢底石の上から、土を鉢の約1/3まで土を入れて、その上に準備した肥料を入れます。肥料は入れすぎに注意してください。④決めたレイアウトに合わせて植物を植え、植物の隙間に土を入れ埋める
あらかじめ決めていたレイアウトに合わせて植物を植えて、植物の隙間に土を入れ埋めます。植物の根鉢の高さを揃えておくことがポイントです。根鉢が大きかったり固まっている場合は、高さを調節するためにほぐして植えてください。⑤鉢の底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをする
鉢にポトスや他の植物を植えたら、鉢の底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりしましょう。この時、満遍なく水が土全体に行き渡るように与えることが重要です。寄せ植えした後のケア方法
寄せ植えした後のケア方法を解説します。置き場所:直射日光を避け、日当たり・風通しが良い場所
寄せ植えを作ったら、直射日光を避け、日当たり・風通しがよい場所で管理します。植え付け直後に直射日光に当てると葉焼けしやすいので注意が必要です。根がしっかり土になじむと管理がしやすいでしょう。水やり:土の表面が乾いてからあげる
寄せ植えの水やりは土の表面が乾いてから上げるのが基本です。土の表面が乾いていない状態で水やりを行うと根腐れする可能性があります。水やりは土の乾き具合を確認しながら行いましょう。肥料:冬は肥料を与えるのを避けて、春〜秋は緩効性肥料を2ヶ月に1回程度あげる
寄せ植えを作るときに混ぜ込んだ元肥だけでは、肥料不足になります。そのため、生育期の春~秋は緩効性肥料を2か月に1回程度あげましょう。この時の緩効性肥料は、土に混ぜるものではなく、土の上に置く置き肥を活用する方法が便利です。ポトスの寄せ植えアレンジを紹介!相性の良い植物の種類やケア方法までのまとめ
ここまでポトスの寄せ植えについて解説してきましたがいかがですか。 この記事のポイントは- 寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢にまとめて植えること
- ポトスは、同様の環境で育つ植物とであれば寄せ植えが可能です
- ポトスと相性の良い植物は「ポトス」「モンステラ」「アイビー(ヘデラ)」「オリヅルラン」「パキラ」「サンスベリア」
- ポトスの寄せ植えの作り方は、鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷いて、鉢の半分ほど土を入れた後に、レイアウトしたとおりに植物を並べて土を被せることで寄せ植えが作れる
- ポトスの寄せ植えのケア方法は、「直射日光を避けた、日当たりと風通しのよい閑居に置く」「水やりは土の表面が乾いてから」「肥料は冬を除いて2か月に1回緩効性肥料を与える」