アンスリウムの挿し木などの増やし方!適した時期まで徹底解説

アンスリウムの挿し木などの増やし方!適した時期まで徹底解説
記事内に商品プロモーションを含む場合があります  #PR

目次

ハート型の葉っぱが特徴的なアンスリウム。葉っぱの色や種類が豊富で、室内のインテリアとして人気のある観葉植物です。実際に育てている方の中には、「アンスリウムが成長してきたから、増やしたい!」「増やしたいけど、増やし方がわからない!」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 そこで今回の記事では
  • アンスリウムを挿し木で増やす
  • アンスリウムを株分けで増やす
  • アンスリウムを水挿しで増やす
  • アンスリウムのおすすめの品種
  • 植え替えの方法
以上の内容で紹介していきます。 最後まで読んでいただけたら、アンスリウムの3種類の増やし方について詳しく理解できます。お気に入りのアンスリウムを増やしたいと思っている方には必見の内容です。是非、最後までご覧ください。

どうやって増やしたらいいの?観葉植物のアンスリウムの増やし方

どうやって増やしたらいいの?観葉植物のアンスリウムの増やし方
お気に入りのアンスリウムを増やしたいと思ったときに、どうやって増やしたらいいのでしょうか。増やし方にはどのような方法があるのでしょうか。

アンスリウムは株分け、挿し木で増やせる

アンスリウムは、株分け挿し木で増やすことができます。株分けとは、大きくなった株をいくつかに分けて増やす方法です。また挿し木とは、切った枝を土に挿して増やす方法です。

ポイントを押さえれば初心者でも失敗せずに増やせる

園芸初心者の方にとっては、株分け、挿し木と聞いただけで、難しくて出来そうにないと思われるかもしれません。しかし、ポイントを押さえれば初心者の方でも失敗せずに増やすことができます。

増やすことでアンスリウム特有の仏炎苞(ぶつえんほう)をより楽しめる

アンスリウムは、色とりどりのハート型の花が魅力的だと思われている方も多いと思います。しかし、花に見えている部分は実は葉っぱで、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれています。実際の花は、葉の中央から伸びている突起部分のことで、肉穂花序(にくすいかじょ)と言います。仏炎苞は、肉穂花序を包むように開きます。株分けや挿し木をすることで、お気に入りの品種を増やしていきましょう。

アンスリウムの増やし方をそれぞれ徹底解説!

それでは、ここからはアンスリウムの増やし方を徹底解説していきます。株分け、挿し木を行うのに適した時期、準備するもの、手順について詳しくまとめていますので、最後までご覧ください。

アンスリウムを増やすのに適した時期

アンスリウムを増やすのに適した時期
まずは、アンスリウムを増やすのに適した時期があるのでしょうか。株分け、挿し木の作業をいつの時期に行うのがベストなのか確認していきます。

株分けに適した時期

株分けに適した時期は、いつ頃でしょうか。適期以外に行うと、上手く根が成長しないことがあるので、確認していきましょう。

5〜7月上旬に植え替えと同時に行う

アンスリウムの株分けは、5~7月上旬に植え替え作業と同時に行います。真夏に根をいじると、根にダメージを与えるので避けます。植え替えと同時に行えば、増やす作業と株のメンテナンス作業が同時にできます。

植え替えは2年に一度が目安

植え替えは、2年に一度を目安に行います。植物を鉢の中で育てていると、根が広がりすぎて根が伸びるスペースがなくなったり、土の栄養分が減ってきたりします。そうなると、植物の生育が悪くなります。新しい土に植え変えることで、植物の元気を回復させます。

挿し木に適した時期

株分けの適期について説明しました。次は、挿し木に適した時期を確認していきます。挿し木も株分け同様、適期以外で行うと根が着かないことがあるので要チェックです。

生育期の5〜7月上旬がおすすめ

挿し木は生育期の5~7月上旬に行うのがおすすめです。この時期は、原産地の気温に近くなるので、挿し木後の株の回復も早くなります。

伸びすぎているなと思ったら挿し木しよう

挿し木は、剪定と合わせて行うとよいです。葉っぱが混みあって風通しが悪くなると、病害虫の発生の原因になります。伸びすぎているなと思ったら適宜剪定をし、合わせて挿し木をするとよいでしょう。ただ、剪定をしたときに切り口から出た樹液が皮膚につくと、肌の弱い人だとかぶれる可能性があります。作業をするときには、あらかじめゴム手袋を着用して作業を行いましょう。皮膚についた場合は、すぐに流水で洗い流します。

一番簡単にできるアンスリウムの増やし方〜株分け〜

一番簡単にできるアンスリウムの増やし方〜株分け〜
株分けは、根が着いたまま分けるので、枯れる心配が少なく、一番簡単に増やせる方法です。ここからは、株分けをするときに必要なもの、株分けの手順について詳しく説明していきます。

株分けに必要なもの

まずは、株分け作業をする際に必要なものは、主に下記の8つです園芸店やホームセンターで購入できるので、あらかじめ準備しておきましょう。

増やすためのアンスリウムの子株

増やすためのアンスリウムの子株。大きく成長した元のアンスリウムを「親株」、親株から分けたアンスリウムを「子株」といいます。

用土

用土は、水はけがよく通気性のある土を準備します。市販の観葉植物の土を使うときは、赤玉土やパーライトなどを混ぜることで排水性を高めることができます。赤玉土やパーライトは、ホームセンターで購入できます。

植える用の鉢

分けた株の大きさを見て、適したサイズの鉢を準備します。

鉢底ネット

鉢底ネットを準備します。園芸店、ホームセンターなどで購入できます。鉢底ネットを敷くことで、鉢底から虫が侵入するのを防ぐことができます。

鉢底に敷く軽石

鉢底に敷く軽石を準備します。園芸店やホームセンターで購入することができます。鉢底に軽石を敷くことで、通気性をよくすることができます。

清潔に消毒したハサミかナイフ

清潔に消毒したハサミかナイフ。剪定作業をしたときに病気を引き起こすウイルスが刃に付着していると、次に剪定をしたときに別の植物にウイルスが付着して病気が広がってしまいます。あらかじめ、ハサミやナイフを消毒しておきましょう。

割り箸

割りばしは、アンスリウムの土をほぐすときと、株分けしたアンスリウムを新しい土に植え付けるときに使います。割りばしを使うことで、しっかりと根の中にも土を入れることができます。

ジョウロ

株分けしたアンスリウムを植え付けた後、最後にたっぷり水やりを行います。

株分けの手順

必要なものが揃ったら、早速株分けの作業を行っていきます。8つの手順に分けて説明していきます。

1.アンスリウムを鉢から抜き、根の古い土を崩し落とす

アンスリウムを鉢から抜き、根の古い土を崩し落とします。このとき、古い土が新しい鉢の中に入らないように気を付けます。

2.子株の根本をつまみ、ナイフやハサミで親株から分ける

子株の根元をつまみ、親株から分けていきます。割りばしを使って優しく土をほぐし、ナイフやハサミを使って親株から分けます。大体2~3株に切り分けます。このとき、茶色になっている根があったら取り除いておきます。

3.鉢に鉢底ネットを敷き、軽石を2〜3cm入れる

鉢に鉢底ネットを敷き、軽石を2~3cm入れます。鉢底石を入れることで、空気の通り道ができ、通気性がよくなります。

4.新しいアンスリウム用の土を鉢の1/4ほどまで入れる

あらかじめ用意していた新しいアンスリウム用の土を鉢の1/4ほどまで入れます。

5.株分けしたアンスリウムを置く

株分けしたアンスリウムを置きます。このとき、どこを正面にするかなど、株の成長をイメージして配置を考えます。

6.鉢に土を加え入れ、割り箸で根本を突きながら根を土中に入れ込む

アンスリウムが鉢の中央にくるように、株を持ちながら隙間に土を入れていきます。このときに割りばしを使って、しっかり根の中にも土を入れ込みます。ただし、根を傷つけないように慎重に行います。

7.鉢の上部2〜3cmまで土を入れる

鉢の上部2~3cmまで土を入れます。この2~3cmの隙間をウォータースペースといいます。ウォータースペースを確保することで、水がしっかりと留まり、根元までしっかりと水を届けることができます。

8.鉢底から水が流れ出すまでたっぷり水やりする

鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりをします。新しい根が出るまでは、半日陰で管理をします。

株分けを失敗しないためのコツ

株分けを失敗しないためのコツを2つ紹介します。前もってやっておく作業ですが、難しくありませんので、是非実践してみましょう。

株分けの前日は水やりを控える

株分けの前日は水やりを控えます。水やりを控えて土を乾かしておくと、作業をするときにアンスリウムの株が鉢からぬけやすくなります。

細菌の侵入を防ぐためにカットする刃物は綺麗に消毒しておく

切った切り口から細菌が侵入して植物が病気にかかる危険性があるので、刃物は綺麗に消毒しておきます。消毒の方法として、2種類紹介します。
  1. 熱湯で煮沸消毒する 100℃くらいに沸騰したお湯に5分くらい漬ける
  2. ビストロン(ウイルス消毒液)を使って消毒する 市販されているビストロンを既定の倍率で薄めて、ハサミを浸して消毒します。浸したあとは、きれいな流水で洗い流します。作業するときはビニール手袋をしましょう。

失敗しないアンスリウムの増やし方〜挿し木〜

失敗しないアンスリウムの増やし方〜挿し木〜
次に挿し木で増やす方法について説明していきます。挿し木もアンスリウムを増やしたいときに手軽に増やせる方法の一つです。作業に必要なもの、手順について確認していきます。

挿し木に必要なもの

挿し木の作業をする際に必要なものは、主に下記の5つです。園芸店やホームセンターで購入することができますので、あらかじめ準備しておきましょう。

増やすためのアンスリウムの茎

増やすためのアンスリウムの茎。剪定作業をしたときに切った茎を、そのまま挿し木用に使います。

挿す枝に対して鉢が大きすぎると過湿気味になるので、小さめの鉢を準備します。

バーミキュライト

挿し木をするときには、肥料分を含まない水はけのよいバーミキュライトを使用します。

綺麗に消毒したハサミかナイフ

綺麗に消毒したはさみかナイフ。剪定作業をしたときに病気を引き起こすウイルスが刃に付着していると、次に剪定をしたときに別の植物にウイルスが付着して病気が広がってしまいます。あらかじめ、ハサミやナイフを消毒しておきます。

ジョウロ

株分けしたアンスリウムを植え付けた後、最後にたっぷり水やりを行います。

挿し木の手順

必要なものが揃ったら、早速挿し木の作業を行っていきます。5つの手順に分けて説明していきます。ポイントをしっかり押さえていきましょう。

1.元気なアンスリウムの茎を10〜15cmの長さに切り取る

元気なアンスリウムの茎を10~15cmの長さに切り取ります。ただ、剪定をしたときに切り口から出た樹液が皮膚につくと、肌の弱い人だとかぶれる可能性があります。作業をするときには、あらかじめゴム手袋を着用して作業を行いましょう。皮膚についたら、すぐに流水で洗い流します。

2.上部の葉2〜3枚だけ残し、他は切り落とす

葉を残しすぎると、葉っぱから水が蒸発してしまいます。土が乾燥しすぎないように、上部の葉2~3枚だけ残して、下の葉は切り落とします。

3.バーミキュライトを湿らせて切り取ったアンスリウムを挿す

バーミキュライトを湿らせて、切り取ったアンスリウムを挿します。割りばしなどで穴をあけて、茎を挿しこみます。切り口を傷つけると発根が遅くなったりするので慎重に行います。

4.明るい日陰で管理し、バーミキュライトが乾いたら水やりする

明るい日陰で管理し、バーミキュライトが乾いたら水やりをします。バーミキュライトは乾きやすいので、注意して水やりを行います。また、根が出るまでは肥料も与えません。

5.根が出てくるタイミングで鉢に植え替える

10日から2週間ほどで根がでてくるので、そのタイミングで鉢に植え替えます。株分けの時と同様、水はけのよい土を使います。

挿し木を失敗しないためのコツ

挿し木を失敗しないためのコツを2つ紹介します。簡単にできますので、しっかり発根させるために実践してみましょう。

蒸散で水分不足にならないように残す葉は2〜3枚にする

蒸散で水分不足にならないように、残す葉は2~3枚にします。根が吸収する水分よりも、葉から蒸散する水分が多いとすぐに土が乾燥してしまいます。バランスを保つために、2~3枚を残して他の葉は取り除きます。

茎を斜めに切ることで発根を促進することができる

茎を斜めに切ることで、切り口の面積が大きくなり発根を促進することができます。よく切れるハサミを使い、切り口がギザギザにならないようにします。

【応用】アンスリウムを切り花にして、「水挿し」で増やしてみよう!

【応用】アンスリウムを切り花にして、「水挿し」で増やしてみよう!
アンスリウムは、切り花にして「水挿し」で増やすこともできます。ここでは、水挿しの作業を行うときに用意するものや、作業の手順を説明していきます。

水挿しで用意するもの

水挿しをする際に必要なものは、主に下記の4つです。園芸店やホームセンターで購入することができますので、あらかじめ準備しておきましょう。

アンスリウム

葉が混みあって風通しが悪くなると病害虫の発生の原因になるので剪定を行います。剪定作業をしたときに切った茎を、そのまま水挿し用に使います。

綺麗に消毒したハサミかナイフ

清潔に消毒したはさみかナイフ。剪定作業をしたときに病気を引き起こすウイルスが刃に付着していると、次に剪定をしたときに別の植物にウイルスが付着して病気が広がってしまいます。あらかじめ、ハサミやナイフを消毒しておきます。

水挿しのための容器

水挿しをするときには、穴の空いていない容器を準備します。水挿しを初めてする方には、透明の容器がおすすめです。透明の容器であれば、発根の状態や水の減り具合などが確認できるので管理がしやすいです。

発根促進剤

水挿しをするときは、発根促進剤を利用することで、発根する確率が高まります。園芸店やホームセンターで購入できますので、説明書をしっかり読んで使用しましょう。

水挿しの手順

必要なものが揃ったら、早速水挿しの作業を行っていきます。2つの手順に分けて説明していきますポイントをしっかり押さえていきましょう

1.アンスリウムを10〜15cmの長さに切り取り、切り花にする

元気の良いアンスリウムを10~15cmの長さに切り取り、切り花にします。ただ、剪定をしたときに切り口から出た樹液が皮膚につくと、肌の弱い人だとかぶれる可能性があります。作業をするときには、あらかじめゴム手袋を着用して作業を行いましょう。皮膚についた場合は、すぐに流水で洗い流します。

2.水と発根促進剤を入れた容器に切り花を挿す

水と発根促進剤を入れた容器に切り花を挿します。水はこまめに交換し、清潔を保つようにします。また、直射日光に当たる環境に置くと、容器の水温が高くなって藻などが発生することがあります。室内でも直射日光の当たらない明るい日陰で管理します。

水挿しするときのコツ

水挿しをするときのコツを2つ紹介します。簡単にできますので、しっかり発根させるために実践してみましょう。

発根を促進するために茎は斜めに切る

切ったあと、切り口から水分を吸収します。茎を斜めに切ることで、切り口の面積が大きくなるので発根を促進することができます。よく切れるハサミを使い、切り口がギザギザにならないようにします。

水挿し後は毎日水を交換する

水挿し後は毎日水を交換し、清潔を保つようにします。また、直射日光に当たる環境に置くと、容器の水温が高くなって藻などが発生することがあります。室内でも直射日光の当たらない明るい日陰で管理します。

水挿ししたアンスリウムはそのまま水耕栽培できる

水挿ししたアンスリウムは、そのまま水耕栽培できます。水耕栽培とは、土を使わずにハイドロボールなどを使って育てる栽培方法です。鉢底に穴が空いていない容器が使えるので、お気に入りの容器で楽しむことができます。また、土を使わないのでキッチンに飾ることもできます。是非、試してみてはいかがでしょう。

紹介したアンスリウムの増やし方で増やせるおすすめの品種7選!

紹介したアンスリウムの増やし方で増やせるおすすめの品種7選!
ここからは、アンスリウムのおすすめの7品種を紹介していきます。アンスリウムは、原種系など種類が豊富です。是非、お気に入りのアンスリウムを見つけてください。

アンスリウム・フーケリー

アンスリウム・フーケリーは、原種のアンスリウムです。波を打っているような存在感のある葉っぱが特徴的です。フーケリーは、花は目立たないので、花よりも葉を鑑賞して楽しむ品種です。

アンスリウム・クラリネルビウム

アンスリウム・クラリネルビウムは、原種のアンスリウムです。緑の葉に、くっきりとした網目状の葉脈が映えて美しいです。クラリネルビウムは、まるっとしたハート型の葉で、触るとベルベットのような感触がします。

アンスリウム・スカンデンス

アンスリウム・スカンデンスは、原種のアンスリウムです。一般的なアンスリウムと違い、葉はハート型ではなく細長い葉です。スカンデンスは、真珠のような実を房状につける珍しい品種で、葉よりも実を楽しみます。ただ、実には毒があるので注意が必要です。

アンスリウム・クリスタリナム

アンスリウム・クリスタリナムは、白い葉脈が魅力的な原種のアンスリウムです。クラリネルビウムのように葉を楽しむ品種ですが、クリスタリナムの葉は縦長のハート型で大きな葉が特徴的です。

アンスリウム・ビッタリフォリウム

アンスリウム・ビッタリフォリウムは、原種のアンスリウムです。緑色の葉は、ハート形ではなく細長い葉で長く伸びます。ビッタリフォリウムは、一般的なカラフルなアンスリウムと比べると落ち着いた印象でスタイリッシュなアンスリウムです。

アンスリウム・ロイヤルチャンピオン

アンスリウム・ロイヤルチャンピオンは、厚みのある真っ赤な葉のアンスリウムです。またロイヤルチャンピオンは、花数も適度にあり背が高くなりすぎません。これぞアンスリウムの王道という人気の品種です。

アンスリウム・ジゾー

アンスリウム・ジゾーは、薄い紫の葉が魅力的な品種です。ジゾーの葉は、一般的なアンスリウムと比べると小さめです。シックで大人の雰囲気が漂う品種です。

紹介した増やし方で大きくなったアンスリウムの植え替えに挑戦してみよう

紹介した増やし方で大きくなったアンスリウムの植え替えに挑戦してみよう
株分けや挿し木などで増やしたアンスリウムが成長してきたら、植え替え作業を行いましょう。植物を鉢の中で育てていると、根が広がりすぎて根が伸びるスペースがなくなったり、土の栄養分が減ってきたりします。そうなると、植物の生育が悪くなります。新しい土に変えることで、植物の元気を復活させます。

2〜3年に一度、植え替えをする

植え替え作業は、2~3年に一度を目安に行いましょう。ただし、下記の症状が見られる場合は、根詰まりや根腐れを起こしているサインです。早めに植え替えを行う必要があるので要チェックです。
  • 鉢の底から根が見えてきた
  • 水やりした水が表面にとどまって浸透していかない
  • 葉に元気がない

植え替えの適期は生育期の5〜7月上旬

植え替えの適期は、生育期の5~7月上旬です。生育期に行うことで、根がしっかりと根付いてくれます。真夏に行うと根にダメージを与えるので、真夏の作業は避けます。

植え替えに必要なもの

アンスリウムを植え替えするときには、以下のものを準備しましょう。
  • 一回り大きな鉢
  • 観葉植物用の土、草花用の用土
  • 鉢底ネット、鉢底石
  • 消毒した清潔なハサミ
  • 割りばし

植え替えの手順

植え替えの手順
  1. アンスリウムを鉢から取り出します。根が張って抜けにくいことがありますが、無理に根元を引っ張っるのではなく、鉢を叩くなどして抜くようにします。
  2. アンスリウムの根と周りの土を1/3くらいほぐします。根腐れを起こして黒ずんだ根があれば取り除きます。
  3. 鉢の中に鉢底ネットを敷き、その上に鉢底石2~3cm入れます。
  4. 土を3/1ほど入れて、アンスリウムの株を鉢の中に入れます。このとき、アンスリウムの根鉢の肩が、鉢の淵から2~3cm下の位置になるように調整します。
  5. 隙間に土を入れていきます。割りばしなどを使って、根っこの隙間にもしっかり土をいれます。
  6. 土は、鉢の淵から2~3cm下まで入れます。ウォータースペースを確保することで、しっかり水が留まって根に水がいきわたります。

アンスリウムの挿し木などの増やし方!適した時期まで徹底解説のまとめ

いかがでしたでしょうか。今回この記事では、
  • アンスリウムは、株分けで簡単に増やせる
  • コツをつかめば、挿し木、水挿しで増やせる
  • 2年に一度は植え替えを行って、アンスリウムの元気を回復する
以上の内容を紹介してきました。 コツをつかめば、初心者の方でも簡単にお気に入りのアンスリウムを増やすことができます。今回の記事を参考に、是非株分け、挿し木、水挿しに挑戦してみてください。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYOKOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。