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皆様はコウモリランを育てているでしょうか?コウモリランは着生植物として今非常に人気の観葉植物です。というのもコウモリランは、板にくっついて栽培されていたり、ハンギングバスケットにして吊るされているものなど、インテリアにマッチしやすい見た目をしているという特徴を持っていることでも人気があります。 そんなコウモリランですが、実は通販や園芸店などで販売されているものの多くは鉢植えされているものが多いため、それをハンギングにしたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回の記事では、そんなコウモリランをハンギングにして飾る方法や、ハンギングの作り方などを以下の流れで解説していきます。
- そもそもコウモリラン(ビカクシダ)とはどんな観葉植物なのかをご紹介
- インテリアにおすすめ!コウモリランのハンギングに必要なものをまとめました
- コウモリランのハンギングの作り方をご紹介
- ハンギングのコウモリランを飾るおすすめの場所を解説
- コウモリランの基本の育て方を解説
- コウモリランやハンギングに必要なセットはどこで販売されているのかをまとめました
- コウモリランのフェイクグリーンについて解説
- まとめ
コウモリラン(ビカクシダ)とはどんな観葉植物?
それではまずは、コウモリラン(ビカクシダ)とはどんな観葉植物なのかについて解説していきます。コウモリラン(ビカクシダ)の特徴を知ることで、より愛着を持って栽培することができますよ。それではコウモリラン(ビカクシダ)の特徴や性質を解説していきます。コウモリランの名前の由来
コウモリラン(ビカクシダ)の名前の由来は、大きく分けて2つほどあると言われています。ひとつ目は、ビカクシダの名前は、「鹿の角」のように見えるシダ植物であることから、ビカクシダと呼ばれるようになりました。 また、葉っぱの形が特徴的であることから、まるでコウモリが羽を広げているかのように見えたことから、コウモリランと呼ばれるようになったと言われています。どちらのその特徴的でおしゃれな葉っぱから降りてきたインスピレーションで名前がつけられたと思うと、なんだか奥が深いですよね。コウモリランの特徴的な2つの葉っぱと成長点
続いては、コウモリランの特徴的な2つの葉っぱと成長点について解説していきます。大きなコウモリランの特徴的な2つの葉っぱには、実はそれぞれ名称が付けられています。初心者さんはどの葉っぱがどの名前なのかわからないという方が多いと思いますが、以下で丁寧にそれぞれの見分けがつきやすいように特徴や性質を解説していきます。胞子葉(ほうしよう)
まず胞子葉(ほうしよう)です。胞子葉(ほうしよう)は、コウモリランの葉っぱの中でも先端が少し尖っている、もしくはギザギザとしてよく伸びる葉っぱで、株元から離れた場所に生える葉っぱです。役割としては、名前の通り胞子を作ってくれるので、繁殖には必要不可欠です。またよく伸びるため、光合成をしやすく、胞子も飛ばしやすい特徴を持っています。貯水葉(ちょすいよう)
次は貯水葉(ちょすいよう)です、貯水葉(ちょすいよう)は、コウモリランの葉っぱの中でも丸っとした形をしている、株元付近に生える葉っぱです。役割としては、名前の通り貯水をしてくれるため、石や板などの土と比べ厳しい環境で着生しても乾燥せずに生き延びることができます。成長点
成長点は簡単にいうと植物がよく生える場所のことを言います。要は葉っぱたちの根本のことですね。この部分はやや毛羽立っており、植物が生えてくる最初の場所なので、一眼でわかるでしょう。成長点から葉っぱや茎を伸ばしていきますが、初めは胞子葉か貯水葉かはわかりません。徐々に形作られていくのを観察する楽しみも、コウモリランを鉢植えやハンギングバスケットにして栽培する魅力と言えます。コウモリランの飾り方
続いては、コウモリランの飾り方について解説していきます。コウモリランのおすすめの飾り方は大きく分けて3つになります。それぞれの魅力や特徴を解説していきます。ハンギング
まずは最もおすすめな飾り方としてハンギングがあります。ハンギングはハンギング用の鉢やバスケットに植え付けることで、壁掛けなど、吊り下げられる場所でなら簡単に吊り下げて飾ることができます。コウモリランは特にインパクトの強い観葉植物のため、壁掛けにすればインテリアの中でもおしゃれな立ち回りをしてくれる非常に優秀な存在です。板付け
板付けは、木の板などのくっつけて栽培する着生植物ならではの飾り方です。お気に入りの板にくっつけて栽培することもできますが、楽天市場などの通販や観葉植物専門ショップなどでは、元からおしゃれな板に着生されているものを購入することもできますよ。鉢植え
鉢植えは、最もオーソドックスな栽培方法になります。鉢植えなのでどこにでも飾ることができる魅力があります。また一般的には鉢植えで栽培されているものの方が価格的には安いので、それをハンギングや板につけて飾ることでより価格を抑えて飾ることができます。上級者向けのやり方になりますが、挑戦してみたい方にはぜひおすすめなやり方になります。インテリアにおすすめ!コウモリランのハンギングに必要なもの
続いては、コウモリランのハンギングに必要な用品について解説していきます。これらの用品は楽天市場などの無料で登録できる通販サイトなどで、日時を指定した簡単で早急な買い物をすることができますよ。Amazonなども無料で登録できるので、非常におすすめです。コウモリラン
まずはコウモリランになります。これがないと始まらないので、まずは通販や観葉植物専門ショップなどで出品されているお気に入りのコウモリランを用意しましょう。水苔を使った苔玉
コウモリランをハンギングにする際には、通気性と保水性に優れた水苔を使った苔玉が便利です。水苔を使った苔玉は、コウモリランを包むための土壌代わりとなります。用土
コウモリランの根元に用いる用土が必要なので用土を用意してください。コウモリランのサイズによって用土の量は変わりますが、基本的なサイズなら用土は少しだけで構いません。ハンギング用のワイヤー
コウモリランを吊るすためには、強度のあるハンギング用のワイヤーが必要です。ワイヤーは天井や支柱に取り付けるために重要なので、強度のあるものにしましょう。極細ワイヤー
極細ワイヤーは、コウモリランを苔玉に固定する際に使用します。これにより、苔玉と植物を一体化させることができ、安定感が増します。しなやかなワイヤーがおすすめになります。ハンギング用のプランターやバスケット(必要であれば)
コウモリランを吊るすために、ハンギングプランターやバスケットを使用することがあります。これには植物を安全に吊るすためのフックや吊り具がセットで付属していることがありますので、もし準備ができる方は上記のワイヤーなど一部の用品は必要ない場合もあります。コウモリランのハンギングの作り方
続いては、コウモリランのハンギングの作り方について解説していきます。どのようにコウモリランのハンギングは作られるのかを知っていれば、ご自宅でも実際にハンギングで飾ることができるようになりますよ。それでは、手順を一つずつ解説していきます。①水苔とベラボンを水に戻す
まずは水苔とベラボンを水に戻しましょう。ハンギングにする前に、しっかりと水分を水苔とベラボンに吸収させる必要があります。②コウモリランを株分けする
続いてはコウモリランを株分けしていきます。コウモリランの株分けは難しいように感じるかもしれませんが、ハンギングにできるサイズに分けるだけでOKです。よく株元を見て、成長点が株に複数あるので、株分けした株にひとつ以上の成長点があることを確認して株分けを行います。③株分けしたコウモリランの土を落とす
次は株分けしたコウモリランの土を落としましょう。古い土は新しく植え替える際には必要ないため、植え替え前にコウモリランの土を水を張ったバケツなどで洗い流しましょう。④コウモリランに水苔を足す
続いてはコウモリランに水苔を足してあげます。なるべく綺麗に包み込んであげるように、水苔でコウモリランを足していきましょう。⑤極細ワイヤーで巻き付けて成形する
続いては極細ワイヤーで巻き付けて成形していきます。この際、非常に繊細な作業になるため、ゆっくりと作業を行うことが重要になります。また、ワイヤーで巻いている際に水苔が足りないと感じた場合は、少しずつ足していくのが良いでしょう。⑥ハンギング用ワイヤーで吊り下げる
最後はハンギング用ワイヤーで吊り下げて完成です。綺麗な丸になっていると本当に美しい苔玉のように見えるので、ぜひ綺麗な苔玉になるように何度も挑戦してみてくださいね。ハンギングのコウモリランを飾るおすすめの場所!
続いては、ハンギングのコウモリランを飾るおすすめの場所をご紹介していきます。どのような場所が人気のスポットなのか、どのように飾るとおしゃれに飾ることができるのかをここではご紹介していきます。リビングの壁にかける
まずはリビングの壁にかける「壁掛け」がおすすめです。コウモリランは常にインパクトのある植物なので、壁掛けをすることで、インテリアの中でも目立つポイントにすることができます。どんなインテリアでも、目を引く場所がある方がおしゃれに見えやすいですよ。カーテンレールに吊るす
続いてはカーテンレールに吊るす「吊り下げ」て飾る方法です。これがカーテンレールさえあれば誰でも飾ることのできる簡単な方法です。しかし寒い時期などに窓際に置いておくと冷気を受けてコウモリランが弱まることもあるので、こういった時期には場所を変えて飾ることも重要です。玄関に飾る
また、玄関に飾ることもおすすめですよ。玄関はほぼ毎日通る場所なので、お気に入りのコウモリランがそこにあるとテンションも上がりますよね。大きめのコウモリランだとやや邪魔になる可能性もあるため、やや小さめのサイズのコウモリランがおすすめです。コウモリランの基本の育て方
続いては、コウモリランの基本の育て方について解説していきます。コウモリランの育て方は実はそこまで難しくなく、初心者さんでも簡単に栽培することができますよ。それでは、コウモリランの基本的な育て方について解説していきます。明るく風通しの良い場所に置く
基本的にコウモリランは明るく風通しの良い場所で栽培するようにしましょう。しかし、コウモリランは明るい場所を好みますが、強い直射日光は避けるようにしましょう。また、風通しの良い場所で育てると、植物が健康に育つことができますよ。水やりは土が乾いてから
コウモリランの水やりは、土が表面から乾いたら適度に水を与えるようにしましょう。水やりをしすぎて過湿にならないように注意しましょう。水は葉の間にかけず、根元に向けて行います。植え替えのやり方
続いては、コウモリランの植え替えのやり方について解説していきます。鉢植えのコウモリランは、水苔を使った苔玉に植え替えることが一般的です。水苔の状態を確認し、必要に応じて植え替えを行います。植え替えに適した時期は5月~9月
コウモリランの植え替えは通常、5月~9月の時期にかけて行います。成長が活発なこの時期に植え替えると、植物がストレスを受けずに新しい成長に適応しやすくなります。植え替えの手順
- まず、古い水苔や鉢からコウモリランを丁寧に取り出します。
- 古い水苔や古い土、根っこを取り除きます。
- 新しい水苔にコウモリランを植え付け、以前と同じように極細のワイヤーで固定します。
- 植え替え後は注意深く管理し、新しい環境に適応させながら栽培していきます。
コウモリランに多い病害虫
コウモリランに多い病害虫はアブラムシやうどんこ病などがあります。どちらも過湿な環境で栽培しすぎるとこのような病害虫になりやすいので、明るく風通しの良い場所に置くことや、水やりは土が乾いてから行うことが重要になってきます。コウモリランやハンギングに必要なセットはどこで販売されている?
続いては、コウモリランやハンギングに必要なセットはどこで販売されているのかについて解説していきます。コウモリランやハンギングに必要なセットは以下のような通販サイトで購入することができますよ。それぞれの特徴などを解説していきます。Amazonや楽天などの通販サイト
Amazonや楽天などの通販サイトは、豊富な種類の中から無料で迅速に出品されている商品を購入することができます。どちらも日時指定(一部地域以外では)することもできますので、対応できる日に商品を受け取ることもできる非常に優れた利便性をもつ通販サイトになります。園芸店・ホームセンター
園芸店・ホームセンターは実店舗があるため、実店舗のスタッフに相談をすることなどもできますよ。特に初心者さんなどにはおすすめな購入場所です。ダイソーやセリアなどの100均
また、ダイソーやセリアなどの100均でもコウモリランやハンギングに必要な用品を揃えることもできますよ。特にワイヤーや鉢などは簡単に揃えることができるでしょう。コウモリランのフェイクグリーンもある!
最後は、コウモリランのフェイクグリーン(本物ではない人工のプラントのこと)もあるというお話しをしていきます。水やりなどのお世話が不要なので忙しい方におすすめ
フェイクグリーン(本物ではない人工のプラント)の最大のメリットは、水やりなどのお世話が不要なので忙しい方におすすめであるということです。フェイクグリーンなのでアレンジでおしゃれになる!
そのため、フェイクグリーンはアレンジ次第では本物のように見せることもできます。むしろ、リアルで育てやすい植物の近くにコウモリランを置くことで、手間をカットしながらおしゃれに飾ることもできますよ。【まとめ】コウモリランのハンギングについて紹介!作り方や飾り方を徹底解説!
いかがだったでしょうか?コウモリランのハンギングがそれほど難しくないことや、フェイクグリーンを使用することで手間を減らして楽しむ方法もご理解いただけたのではないでしょうか? 今回の記事のポイントは以下になります。- コウモリランは胞子葉(ほうしよう)・貯水葉(ちょすいよう)・成長点のある植物
- ハンギング以外にも、板付けや鉢植えでも栽培できる選択肢の多い植物
- ハンギングのコウモリランを飾るおすすめの場所は、リビングの壁にかける「壁掛け」や、カーテンレールに吊るす「吊り下げ」、玄関に飾るなどがある
- コウモリランの基本の育て方のポイントは、明るく風通しの良い場所に置き、水やりは土が乾いてから行うことで病害虫の発生も防ぐことができる
- コウモリランやハンギングに必要なセットは主にAmazonや楽天などの通販サイトや園芸店・ホームセンター、ダイソーやセリアなどの100均で購入できる
- 特にAmazonや楽天などの通販サイトは、一部地域を除いてどちらも日時指定をして商品を受け取ることもできる非常に優れた利便性をもつ通販サイトなのでおすすめ
- 水やりなどのお世話が不要なので忙しい方には、コウモリランのフェイクグリーンがおしゃれでおすすめ