ペペロミアの増やし方を紹介!増やした後のケア方法や人気品種まで

ペペロミアの増やし方を紹介!増やした後のケア方法や人気品種まで
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目次

ペペロミアはさまざまなタイプが存在する種類豊富な観葉植物です。それぞれの品種には増やし方や管理方法も異なるので、ある意味面白さのある観葉植物とも言えますが、初心者さんはそういった管理方法や増やし方が「簡単であればいいのに...」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回の記事では、特にペペロミアを育てている中でも多くのやり方があってやや複雑と言われる「増やし方」のやり方について、全くの初心者さんや、ただ増やし方を知りたいという方に向けて以下の流れで増やし方を徹底解説していきます。
  • そもそもペペロミアはどんな観葉植物なの?
  • ペペロミアを増やすのに適した時期とは?
  • ペペロミアの増やし方①:挿し木について解説
  • ペペロミアの増やし方②:葉挿しについて解説
  • ペペロミアの増やし方③:水挿しについて解説
  • ペペロミアの増やし方④:株分けについて解説
  • ペペロミアを増やし方を実践した直後のケア方法はどうやるのかを解説
  • ペペロミアの基本の育て方をご紹介
  • インテリアにも相性の良いバリエーション豊富な人気ペペロミアの種類をご紹介!
  • まとめ
最後までご覧いただくことで、ペペロミアの増やし方を4つも知ることができ、あなたが今育てているペペロミアの品種にあった最適な増やし方を実践することができるようになりますよ!ぜひ最後までお付き合いください。

ペペロミアってどんな観葉植物?

ペペロミアってどんな観葉植物?
それではまずは、ペペロミアがどんな観葉植物なのか、その特徴を解説していきます。

ペペロミアの基本情報

ペペロミアはコショウ科サダソウ属の観葉植物です。熱帯地域を原産とする植物で、比較的夏の栽培にも対応でき、室内でも育てやすいことでも人気があります。

肉厚なものや様々な模様の種類がある

ペペロミアの品種や種類に個体差があり、葉っぱが多肉質なものや班入りのもの、スイカのような見た目をしているものなどさまざまあります。

初心者でも育てやすい観葉植物ペペロミア

ペペロミアはさまざまなタイプのある観葉植物ですが、基本的に共通して育てやすいというメリットの強さも特徴的です。特にペペロミアは耐陰性と言って日陰でも育つ植物なので、室内の日当たりがあまり確保できない場所でも、育つことのできる丈夫な植物です。 しかし、共通してペペロミアは多湿な環境が続くと、カイガラムシやハダニなどの病害虫が出やすくなります。カイガラムシやハダニなどの病害虫を放置しておくと、病気や枯れに繋がる可能性が高まるので、見つけ次第早急に対処することが重要です。

ペペロミアの風水効果

またペペロミアは風水的にも非常に良い効果を期待することができます。ペペロミアの丸っこい葉っぱは風水的には「陰の気」を放つとされ、リラックス効果や昂ぶった気を鎮める効果もあると言われています

ペペロミアを増やすのに適した時期

ペペロミアを増やすのに適した時期
続いては、ペペロミアを増やすのに適した時期について解説していきます。今回の記事では、「ペペロミアの増やし方をいかに失敗せずに行うか」ということが非常に重要ですので、ここからはペペロミアの増やすのに最適な時期はいつなのかというお話しをしていきます。

5月~8月が最適な時期

ペペロミアの増やすのに最適な時期は、通常5月から8月にかけてになります。なぜならこの時期は、ペペロミアにとって成長が活発な期間であり、新しい苗も育ちやすいからです。温暖な気温下では、挿し木や葉挿しなどの成功率を高めることができます。

ペペロミアは夏に大きく成長する植物

またそもそもペペロミアは一般的に夏に成長が最も活発であるということもあります。夏頃は新しい葉が発生しやすく、特に株が大きくなりやすい傾向があります。そのため、この時期に挿し木や水挿しを行うと、新しい株が健康的に発根し、成長しやすいというわけです。

ペペロミアの増やし方①:挿し木

ペペロミアの増やし方①:挿し木
続いてはこの記事の本題でもある、ペペロミアの増やし方を解説していきます。まずはペペロミアの増やし方でも最もやりやすい、「挿し木」をご紹介していきます。まずはペペロミアの挿し木に必要なものをご紹介していきます。

必要なもの

  • ペペロミアの茎
  • 用土
  • 清潔なハサミ

手順

それではペペロミアの挿し木の手順についてここからお話ししていきます。どのようなやり方でやれば良いのかをぜひチェックしていってください。

①ペペロミアの茎を5~10cmほどカットする

まずはペペロミアを準備します。増やしたいペペロミアの茎を選び、清潔なハサミを使って、5~10cmほど茎を切り取ります。この際、健康的な茎を選ぶことが重要です。

②下の葉を落とす

次にペペロミアの茎の下部の葉を数枚取り去ります。これにより、挿し木をした部分に栄養が行きやすくなります。

③鉢に用土を入れる

次に小さな鉢やポットに、ペペロミアを植えるための用土を入れます。挿し木に適した軽めの水はけの良い用土を使用しましょう。

④用土に少し穴をあけてペペロミアを挿す

最後は、用土の表面にペペロミアの切り取った茎を挿し込むための穴を少し掘り、茎を挿し込んだら、用土を軽く固め、根を形成させるために水を与えます。直射日光を避けた日陰で管理することで発根しやすくなります。

ペペロミアの増やし方②:葉挿し

ペペロミアの増やし方②:葉挿し
続いてのペペロミアの増やし方は葉挿しになります。この葉挿しも、先ほどの挿し木と似ていて、手順や必要なものはほとんど変わりません。挿し木よりも若干短くカットした葉っぱを使用して増やす増やし方なので、ここも簡単で行うことができるでしょう。

必要なもの

  • ペペロミアの葉柄
  • 用土
  • 清潔なハサミ

手順

それではペペロミアの葉挿しの手順についてここからお話ししていきます。どのようなやり方でやれば良いのかをぜひ参考にしてみてください。

①葉柄(葉の下の細い部分)を2cmほど残しカットする

まず、健康な状態の葉を選びます。葉柄(葉の下の細い部分)と呼ばれる箇所を約2cmほど残し、カットします。この部分を挿すので、しっかり丁寧に作業を行います。

②鉢に用土を入れる

続いては先ほどの挿し木でも解説したように、葉挿しのサイズにあった小さな鉢やポットに、ペペロミアの葉を植えるための用土を用意します。こちらも軽めで水はけの良いものがおすすめです。

③カットした葉を挿す

最後は、用土の表面に小さな穴を作り、最初にカットした葉の葉柄部分(2cmほどの残した部分)を用土に挿します。葉の根元を用土にしっかり固定してください。水やりをして明るめの日陰で管理しましょう。徐々に大きくなっていくので、成長度合いに合わせて植え替えを検討しましょう。

ペペロミアの増やし方③:水挿し

ペペロミアの増やし方③:水挿し
続いてのペペロミアの増やし方は、水挿しになります。これはペペロミアの増やし方の中で最も簡単な増やし方になります植物の根っこは土のあるところだけではなく、水のあるところでも成長することができます。この特徴を利用して、水の中で増やすことができるのが、水挿しになります。

必要なもの

  • ペペロミアの茎
  • 水の入ったお好みの容器
  • 清潔なハサミ

手順

それではペペロミアの水挿しの手順についてここからお話ししていきます。

①ペペロミアの茎を5~10cmほどカットする

まず、健康な状態のペペロミアの茎を選びます。茎を5~10cmほどにカットします。

②お好きな容器に水を入れる

お好きな容器に水を入れます。この際液体肥料を少しだけ入れると成長しやすくなります。

③カットしたペペロミアを挿す

最後は、ペペロミアのカットした部分を水に挿します。茎が水に完全に浸かるようにしてください。茎を水に挿すだけで大丈夫です。水を頻繁に交換する必要はありませんが、水位が下がったときには追加しましょう。

ペペロミアの増やし方④:株分け

ペペロミアの増やし方④:株分け
最後のペペロミアの増やし方は株分けになります。株分けは上記の増やし方の中ではやや難易度のある増やし方にはなりますが、最も早く株を大きくすることができます。その手順と必要なものを解説していきます。

必要なもの

  • ペペロミアの苗
  • 用土
  • 清潔なハサミ

手順

それではペペロミアの株分けの手順についてここからお話ししていきます。

①ペペロミアを鉢から抜く

まず、元の鉢からペペロミアを慎重に抜きます。この際、植物の根を傷つけないように注意しましょう。

②土を落とす

株を抜いたら、古い土を根から振り落とします。軽く振って、余分な土を取り除くことがポイントです。

③2~3個の芽ごとに分ける

分けたいペペロミアを2~3個の芽ごとに分けます。一株に少なくとも2~3個の芽がついていることが重要です。

④新しい鉢に用土を入れる

新しい鉢を用意し、適切な用土(多くの場合、軽くて水はけの良い用土が適しています)を鉢に入れます。鉢の大きさは分けたペペロミアに適したサイズのものを選びましょう。

⑤分けた株を植える

最後は株を新しい鉢に植え替え、半日陰で管理して根の定着を待ちます。

ペペロミアを増やした直後のケア方法

ペペロミアを増やした直後のケア方法
続いては、ペペロミアを増やした直後のケア方法について解説していきます。なるべく失敗しないように上記のような増やし方でペペロミアを増やしていただいた後は、ケアが必要になってきます。どのようなことに注意をしながらケアすると良いのかをここからは解説していきます。

半日陰で管理する

増やしたばかりのペペロミアは、なるべく直射日光に当てないようにしましょう。主には半日陰の場所が適しています。強い日差しは新しい植物にストレスをかけることがあるため、遮光ネットやカーテン越しに差す日差しのある場所に置くことが良いでしょう。

乾燥しないよう水やりをする

また、増やしたばかりのペペロミアは土が乾燥しないよう水やりを注意深く行いましょう。新しい株は根が未熟で水分を上手に吸収しきれないことがあるため、土なるべくが乾燥しないように保つことが大切です。水を過度に与えないようにし、土がやや湿った状態で栽培しましょう。

発芽したら通常通りの管理に戻す

それに、ペペロミアの根っこが発生し、新しい葉が発芽し始めたら、通常の管理に戻すことができます。通常の管理に戻す際には、徐々に日光に慣れさせることが重要です。また、その後は適切な水やりと肥料を与え、ペペロミアの成長をサポートしましょう。

ペペロミアの基本の育て方

ペペロミアの基本の育て方
続いては、ペペロミアの基本の育て方について解説していきます。そもそも増やし方を実践するために最も重要なことは、この基本の育て方をマスターしていることです。しっかりと基本的な育て方をマスターすることで、失敗せずペペロミアを増やすことができますよ。

置き場所

それではまずは、基本的な育て方で最も肝心な「置き場所」について解説していきます。どのような置き場所に置くことでよく育つのか知らないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

直射日光を避ける

まず、ペペロミアは直射日光を避ける必要があります。特に夏の暑い日差しは、葉っぱに被害を与えることがあるため、明るい日陰が最適です。遮光ネットやカーテン越しの明るい日陰に置くと、充分な明るさを確保しながらも植物を守ることができます。

明るく風通しの良い場所

ペペロミアは明るい場所を好みます。部屋の窓際やベランダなど、自然光が豊富に差し込む場所がいいでしょう。また、風通しの良い場所で育てると、葉の健康を保つのに役立ちます。ペペロミアは適度な湿度は好みますが、乾燥がうまくできないと病気になりやすいので注意が必要です。

水やり

続いては水やりです。水やりでは以下のようなことを参考にして行うことで、健康的な成長を促すことができますよ。

土が乾いてから

ペペロミアは過剰な水分を嫌います。そのため、1回の水やりで水をやりすぎてはいけません。この際、水やりのタイミングは土が表面から乾いてきたときに行いましょう。指を土の表面に差し込み、湿り気を感じない状態で水を与えるのが良いです。頻度は、週に1回から2回程度に抑えて水やりを行います。

冬の水やりは控えめに

また冬季はペペロミアの成長が遅くなり、水分の吸収力が低下します。したがって、冬の水やりは非常に控えめに行うことがポイントです。土が完全に乾燥するまで次の水やりを待つことが良いでしょう。過剰な水分は根腐れの原因となりますので、慎重に管理することが重要です。

肥料:生長期の5月~10月に

基本的には肥料は必要ないのですが、ペペロミアの健康的な成長と美しい葉をより維持しやすくするためには、適切な肥料を与えることも大切です。主には生長期の5月から10月に肥料を与えるようにしましょう。この際、液体肥料を適量与えることで健康的でより大きな株になりやすくなります。

植え替え:根詰まりを起こす前に

ペペロミアを大きくし続けるためには、適切な植え替えのタイミングと方法を知っておくことが重要です。ペペロミアは成長に伴い、根っこも大きくなるので、根詰まりを起こす前に定期的な植え替えが必要です。一般的に、2〜3年ごとに新しい鉢に植え替えることがおすすめです。根詰まりが進行すると、水や養分の吸収がしづらくなり、植物の成長に支障をきたす可能性があります。

バリエーション豊富なペペロミアの種類をご紹介!

バリエーション豊富なペペロミアの種類をご紹介!
最後は、バリエーション豊富なペペロミアの種類をご紹介していきます。以下でご紹介するペペロミアは全てインテリアとの相性も良く、比較的育てやすいものばかりです。ぜひお気に入りのものを見つけて栽培してみてください。

アングラータ

まずはアングラータです。アングラータは、ペペロミアの中でも一般的な流通している品種になります。小さな濃い緑色の葉っぱが可愛らしいので、鉢植えにしてテーブル脇に飾るなどがおすすめです。

オブツシフォリア

続いては、オブツシフォリアです。オブツシフォリアは、多肉質な葉っぱが特徴的なペペロミアです。葉っぱに厚みがあるので、乾燥にも強い特徴があります。

グラベラ

続いては、グラベラです。グラベラは、濃い緑の葉っぱと薄い緑色の葉っぱが組み合わさったペペロミアです。やや耐寒性があるので、南方エリアの温暖な気候の冬であれば屋外でも栽培可能です。

スイカペペ(サンデルシー)

続いては、スイカペペ(サンデルシー)です。スイカペペ(サンデルシー)は、まるでスイカのように見えることからこのような名前がつけられたユーモアのあるペペロミアです。縞模様が特徴的な葉っぱを持ちます。

ジェイド

続いては、ジェイドです。ジェイドは、大きな多肉質な葉っぱが特徴的な魅力的なペペロミアです。ハート型に見える葉っぱがなんとも可愛らしい観葉植物です。

ジェミニ

続いては、ジェミニです。ジェミニは、小さな丸い葉っぱが可愛らしいペペロミアです。流通量が少ない珍しい品種なので、やや価格も高騰しています。レアなペペロミになります。

セルペンス

続いては、セルペンスです。セルペンスは、濃い緑色の葉っぱの中にライムグリーンのような班が入るペペロミアです。ラグビーボールのような楕円形をしている葉っぱがかわいい特徴的な植物です。

タートル(プロストラータ)

続いては、タートル(プロストラータ)です。タートル(プロストラータ)は、まるで亀の甲羅のような葉脈をしていることからこのような名前がつけられたと言われています。丸くて小さな葉っぱが特徴的です。

プテオラータ

続いては、プテオラータです。プテオラータは、緑色の葉っぱに縞模様の葉脈の入るペペロミアです。楕円形の形をしているコンパクトな葉っぱがかわいいのでおすすめです。

ロッソ

続いては、ロッソです。ロッソは、多肉質な葉っぱに深い葉脈の入る、実は最近できたばかりのペペロミアになります。

ホープ

最後は、ホープです。ホープは、比較的肉厚なので、見る人には多肉植物のように見えるのがこのペペロミアの特徴です。

【まとめ】ペペロミアの増やし方を4種類紹介!増やした後のケア方法や人気品種まで

いかがだったでしょうか?ペペロミアを増やすにはどうすればいいのかや、その後のケアまでこの記事一つでしっかりとお分かりいただけたかと思います。 今回の記事のポイントは以下になります。
  • ペペロミアはコショウ科サダソウ属の観葉植物で、熱帯地域を原産とする乾燥に強い品種
  • ペペロミアの品種や種類に個体差があり、葉っぱが多肉質なものや班入りのものがある
  • ペペロミアの増やすのに最適な時期は5月から8月になる
  • ペペロミアは「挿し木」「葉挿し」「水挿し」「株分け」で増やすことができる
  • ペペロミアを増やした直後のケアで重要なのは、半日陰で管理することや乾燥しないよう水やりをすることがある
  • 直射日光を避けた明るく風通しの良い場所で栽培し、土が乾いてから水やりをすることが基本的な育て方として重要
  • アングラータやオブツシフォリア、グラベラなど、ペペロミアにはさまざまな面白い品種がある観葉植物として人気があり
ぜひこの記事を参考に、ペペロミアを増やしてさまざまな品種のペペロミアを楽しく栽培してみてくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。