パキラの幹や枝などを太くする方法は?初心者必見の育て方も徹底解説

パキラの幹や枝などを太くする方法は?初心者必見の育て方も徹底解説
記事内に商品プロモーションを含む場合があります  #PR

目次

おしゃれな見た目でインテリアのアクセントにも活躍してくれるパキラは、金運を上げてくれる風水効果もあります。せっかくならパキラを大きくして、良い運気をたくさん取り込みたいですよね。 そこで今回は、
  • パキラを太くする苗の選び方
  • パキラの「幹」を太くする育て方
  • パキラの「茎・枝」を太くする育て方
  • パキラを挿し木で太くする方法

について詳しく解説します。 パキラを太くするコツやポイントを知っておくと、成長スピードも速くなり元気な状態を維持することができるでしょう。パキラを太くする場合のよくある質問コーナーもありますので、今後のトラブルにも役立つ情報を知っておくことができますよ。

関連記事:パキラの育て方|枯らさないお手入れ方法や栽培方法のコツを紹介

観葉植物のパキラってどんな植物

観葉植物のパキラってどんな植物
スタイリッシュな見た目で初心者でも育てやすいパキラは、観葉植物の中でも人気。植物に詳しくない人でも名前は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。簡単に育てられるパキラの特徴についてまとめました。

観葉植物パキラの特徴

パキラはブラジルなどの中南米が原産地で、暖かい気候を好む植物です。熱帯地域が原産地のため、寒さに弱く5℃以下になると枯れてしまいます。耐陰性はあり真っ暗でない限り日陰でも育つ一方、定期的に日光に当てないと成長できずに枯れることも。日光の当たらない場所に置く場合は最低でも1週間に1回は、明るい窓辺に移動しておくと安心です。ただし直射日光には弱いため、レースカーテン越しに置くなどの工夫も必要。
原産地域 ブラジルなどの中南米
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐陰性 日陰でも育つ
寿命 30~100年
パキラは成長スピードが速く、原産地では100年ほど生きます。室内で育てても30年以上は余裕で生きるため、パキラは寿命の長い植物です。日本は原産地と違い冬があるため、パキラの寿命を延ばすためには寒さにも注意が必要。上手な育て方ができれば、日本でも長く元気な状態を維持できるでしょう。

パキラの苗には2種類ある

パキラの苗には2種類あり、太くするためには違いなどを知っておくと便利です。

実生苗

実生苗」とは種から育てて大きくなったパキラの苗のこと。実生苗は種から発芽するため、やがて花が咲きます。見分けるポイントは、幹の根元が膨らんでいるかどうか。実生苗を選ぶ場合は、幹の根元が膨らんでいるか確認しましょう。

挿し木苗

挿し木苗」は名前のとおり、成長したパキラを剪定して挿し木で増やしたもの。挿し木苗はつぼみはつけず、花も咲きません。見分けるポイントは、幹の太さです。幹の太さが一定のものは挿し木苗になります。また挿し木にする際に剪定するため、枝先が尖がっていたり斜めにカットされています。

パキラを太くするには、実生苗のほうがいい

パキラを確実に太くしたいのなら実生苗を選びましょう。実生苗は日光に当たると成長スピードもアップするため、パキラを太くするのに最適です。一方で挿し木苗の場合は日光を当てて成長はするものの、育つスピードは緩やかで限界があります。販売されているパキラはほとんどが実生苗です。心配な場合はお店の人に確認しておくと安心。ネットで購入する場合は記載されているため、こちらも確認しておきましょう。

観葉植物パキラの「幹」を太くする育て方

観葉植物パキラの「幹」を太くする育て方
パキラの幹を太くする育て方には、いくつかのポイントがあります。パキラに適した環境にすることで、スムーズに幹を太くすることができるでしょう。

日当たりの良い場所を選ぶ

パキラは暖かい日光の当たる場所を好みます。明るい窓際に置くのが一番安心です。ただし直射日光に長時間当ててしまうと、葉が黄色くなり葉焼けしてしまうため注意が必要。窓際に置く場合は、レースカーテン越しにしておきましょう。またエアコンの風に当たると葉が乾燥してしまうため、直接当たらないよう注意が必要です

適切なタイミングで水やりを行う

パキラを育てる場合の水やりは、土が乾いてからたっぷりと与えるのがポイント。夏場は土が乾いたら鉢底から水が流れるまで、しっかりと与えましょう。ただし土の中が過湿状態になると根腐れや害虫を寄せ付ける原因になるため、梅雨時期など土の状態を確認しておくことも大切です。気温が下がってくる秋口からはパキラの成長が緩やかになるため、徐々に水やりの頻度を控えましょう。 冬場になったら土が完全に乾いて、2~3日置いてから水やりをします。水やりも乾燥気味を維持するようにしましょう。空気が乾燥する冬場は葉の乾燥を防ぐため、葉水はしておきます。

肥料や栄養剤を与える

パキラを太くするためには、肥料や栄養剤も与えましょう。肥料は窒素分が多いものを選ぶと、パキラの幹を太くすることができます。肥料を与える時期は4~10月。 肥料には固形と液体タイプがあり、固形であれば2ヵ月に1回緩効性化成肥料を与えましょう。液体肥料であれば2週間に1回与えます。初心者におすすめなのは液体肥料で、水で希釈して水やりと一緒に与えることができるため簡単です。 どちらの肥料にしても肌寒い季節を過ぎると成長が緩やかになるため、気温が15℃以下になったら肥料は与えないようにしましょう。肥料と合わせて植物の栄養剤となる「活力剤」を使用するといいでしょう。 活力剤には窒素やリン酸、カリウムの他にもアミノ酸やフルボ酸が含まれており、パキラを太くするための成長を促してくれます。活力剤は肥料と一緒に与えましょう。

土壌環境を整えてあげる

パキラを太く育てるためには土選びも重要です。パキラを太く育てる場合の土は「赤玉土7:腐葉土3」が水はけもよくて最適。初心者や土を配合するのが面倒な人は、ホームセンターなどで販売されている「観葉植物用の土」がおすすめ。土の種類によっても臭いがするものとそうでないものがあるため、室内で育てる場合には無機質の用土を選ぶと安心です。

大きくなったら植え替えを忘れずに行う

パキラは成長スピードが速いため、大きくなったら一回り大きな鉢に植え替えをしましょう。成長したそのままにしておくと根が伸びすぎてしまい、成長できずに根詰まりして根腐れを起こしてしまうため注意が必要 植え替えの際に根が黒くなっている場合は、黒い部分だけ切り落としておきましょう。植え替え時期は成長期の5~9月です。パキラに合わせた鉢に植え替えることで、元気な状態を維持することができ太く育てることができます。

観葉植物パキラの「枝・茎」を太くする育て方

観葉植物パキラの「枝・茎」を太くする育て方
パキラの幹だけでなく、枝や茎を太くすることも可能。うまく育てることができれば、1ヵ月ほどで枝や茎を太くすることも。パキラの枝や茎を太くする育て方のポイントを紹介します。

剪定して、一度幹だけにする

パキラの枝や茎を太くするには、葉をすべて剪定するといいでしょう。全部切ってしまうのは不安に思うかもしれません。しかし葉をすべて剪定することで、枝や茎に栄養が集中して太くしっかり育ちます。ただし剪定は必ず、5~7月の暖かい成長期に行いましょう。成長期以外のタイミングで剪定をしてしまうと、パキラが傷んで枯れてしまうため時期は守りましょう。

水やりの量は葉が出る前と後で違う

パキラの枝や茎を太くするために葉を剪定したあとは、5~7月の成長期の時期でも水やりは乾燥気味に与えます。剪定後の葉のない状態でたっぷり水を与えてしまうと光合成ができず根腐れしてしまうため、水やりは土の状態を確認して慎重に行いましょう。剪定後2週間を過ぎると新芽が出てきます。新芽が出てくると光合成ができるようになるため、土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。新芽は日光にたくさん当てても葉焼けしないため、適度な水やりと日光で光合成を促すことで枝や茎は太くなります。剪定から1ヵ月ほどで通常のパキラの見た目になり、枝や茎は以前より太くなるでしょう。この時期は成長スピードが速いため、毎日観察しているだけでも楽しくなりますよ。

挿し木苗のパキラでも太くすることができるの?

挿し木苗のパキラでも太くすることができるの?
実生苗ほど太くはなりませんが、挿し木苗でもパキラを太くすることができます。太くするポイントは、剪定時期です。工夫することで幹を太くできます。

剪定を梅雨時期に行うことがポイント!

挿し木苗のパキラを太くするには剪定を行います。梅雨時期に剪定すると、植物へのダメージが少なく安心です。 剪定方法は簡単で横に伸びている枝を切り取って、幹だけの状態にします。初めて剪定する場合は枯れてしまわないか不安になりますが、幹だけにすることで栄養が集中するためパキラを太くすることができるでしょう。 パキラは生命力が強い植物です。丸刈りのような見た目になってもきちんと新芽は出てくるため、安心してくださいね。この工程を毎年繰り返すことで、徐々に幹が太くなっていきます。

幹を編み込むことで太くすることも可能!

パキラの幹がなかなか理想の太さにならない場合は、2~5本一緒に植えて編み込む方法もあります。編み込みで幹を太くする場合は、発芽直後の苗を植えて幹の成長とともに少しずつ編み込んでいきましょう。 パキラを編み込みで太くする方法は次のとおりです。
  1. 15㎝以上の苗木を用意する(2~5本)
  2. 編み込む場所についている葉や枝は切り落とす
  3. 苗木を近づけて植える
  4. 根元から編んでいく
  5. 編み込んだ場所を紐などで軽く束ねる
  6. 鉢の中心に支柱を立て固定しておく
編み込む数が多いほど難しいため、初めてであれば3本ぐらいがいいでしょう。編み込みをする際はきつくすると成長するにつれて締め付け合ってしまうため、ゆるめにしておくと安心です。編み込みで幹を太くすると見た目もおしゃれになるでしょう。 ただし編み込みをすると通常より寿命が短くなってしまうデメリットもあります。少しでも長く育てるためにも、編み込みは慎重に行いましょう。

パキラを太くする方法でよくある質問にお答えました!

パキラを太くする方法でよくある質問にお答えました!
パキラを太くする方法のよくある質問にお答えします。

Q. パキラにたくさん葉があって、まだ細い枝が重そうです。この場合切ってもいいでしょうか?

A.細い枝が重そうな場合は、切らずに支柱で固定しましょう。 葉と幹をつなぐ細い枝には「葉柄(ようへい)」と呼ばれる、葉と茎をつなげている器官があります。パキラの葉が日光に当たり光合成をして、葉柄がある枝によって幹へと栄養が運ばれていく仕組みです。パキラを太く育てたい場合は、切らずに支柱で固定しましょう。支柱で固定すると年月を重ねるうちに、バランスのよいパキラになります。 毎年の梅雨時期の植え替えを行い、水と肥料を与えて直射日光に当てることでパキラの幹を太くすることが可能。幹を大きくしたい場合は剪定も行わず、光合成を促してあげましょう。ただし長時間、直射日光に当てると葉焼けするため時間を決めて日光浴をします

Q. ひょろ長いので編み込んで大きくしたいと思っていますが、何株ほど寄せ植えしたらいいでしょうか?

A.編み込む場合は2~5株が理想です。 ひょろ長いパキラを編み込んで大きくしたい場合は、2~5株寄せ植えすることができます。編み込み用寄せ植えする場合は、5~7月に行いましょう。編み込む部分の葉はカットして寄せ植えます。編み込む数が多いほど難しくなるため、3株くらいがやりやすいでしょう。編み込む際の注意点として、きつく編み込まないように気をつけます。今はひょろ長い状態でもパキラが成長するにつれて、編み込んだ幹部分が締め付けあってしまうため注意が必要。 とくに根元はゆとりを持たせて編み込みましょう。パキラを編み込んで育てる場合は、通常に比べて寿命が短くなります。幹同士が締め付け合わいないようにすることで枯れることなく、おしゃれな編み込みパキラを維持できるでしょう。

Q.パキラを太くするための肥料は、年中与えたほうがいいですか?

A.肥料は4~10月に与えます。 パキラの幹を太くする場合は、4~10月に与えます。2週間に1回の頻度で液体肥料を与えましょう。液体肥料は水で希釈して使用します。固形肥料を使用する場合は、幹から少し離した場所に緩効性化成肥料を置きましょう。冬場は成長が止まるため、肥料は必要ありません

Q. 小さな苗から始めて、巨大になるまでどのくらいかかりますか?

A.小さな苗から巨大なパキラに成長するには、かなりの時間が必要です。 パキラは中南米が原産地で、年間を通して高温多湿の環境です。原産地に生息するパキラは10メートルを超えるものもあります。 一方で四季がある日本でパキラを育てても原産地のような巨大になるにはかなりの時間がかかり、最大でも2メートルほどの大きさ。2メートルでも結構な迫力があるため時間がかかりますが、適切な管理をすることで大きく育てることは可能です。 水やりや肥料を適切に与えて毎年の植え替えも行い、丁寧に管理することで大きくできるでしょう

パキラの幹や枝などを太くする方法は?初心者必見の育て方も徹底解説のまとめ

今回はパキラの幹や枝を太くする方法と育て方を紹介しました。 今回のポイントは
  • パキラは実生苗の方が太くなりやすい
  • パキラの幹を太くするコツは、適切な日当たりや水やり、肥料を与えること
  • パキラは大きくなったら植え替えをする
  • パキラは葉を剪定することで、枝や茎を大きくできる
  • 剪定後の水やりは乾燥気味にして、新芽がでたらたっぷり水を与える
  • 挿し木は梅雨時期に行う
  • 編み込みパキラで幹を太くするなら、発芽直後の苗をゆるく編み込む
基本的な管理を徹底しておけば、パキラの幹や枝を太くすることができます。どっしりとした力強いパキラを育てることで、あなたにも素敵な気がめぐってくるでしょう。 東京寿園ではパキラ以外の植物についても、たくさんの記事を掲載しております。植物を育てる際の参考にしていただければ嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。