おすすめの低木のシンボルツリーを紹介!特徴から管理方法まで

おすすめの低木のシンボルツリーを紹介!特徴から管理方法まで
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目次

皆さんのお庭にはシンボルツリーを植えていますか?シンボルツリーがあると季節の移ろいを感じることができたり、植物によっては果実を楽しむことができたりします。

しかし、お庭のスペースなどの関係で大きく育つ樹木を庭に植えることはできないと諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか。そのような場合でも、低木のシンボルツリーであればきっと狭いスペースでもたのしむことができるはずです。

今回は、

  • そもそも低木とはどのような植物なのか
  • 低木のシンボルツリーを選ぶ時のポイント
  • おすすめしたい低木のシンボルツリー
  • 低木のシンボルツリーのお手入れの方法

について解説いたします。

この記事を読むことで低木のシンボルツリーにはどのようなものがあるのかといった知識や、シンボルツリーを選ぶ時のポイント、管理の方法を知ることができます。ガーデニングをしていて、限られたスペースでもよりお庭造りを楽しみたいと考えている方にはきっと役に立つはずです。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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お庭に低木のシンボルツリーを植えてみよう

お庭に低木のシンボルツリーを植えてみよう

お庭のスペースがあまりなくても低木のシンボルツリーであれば育てることができるかもしれません。それでは一体低木とはどのような植物のことを指すのでしょうか。まずは低木とはどのような植物のことなのかについて解説いたします。

低木とは、樹高1.5m以下のものをいう

低木とは、文字の通り低い樹木という意味です。具体的には樹高(草丈)が1.5m以下の植物を樹木の中でも低木として取り扱っています。反対に背が高い植物のことを高木と呼びます。しかし、環境や個体差、剪定の方法によっては樹高(草丈)が1.5mよりも高くなる場合があります。

低木はお手入れがしやすく玄関や庭のシンボルツリーに最適

低木は普通の樹木と比べると樹高が低く、お手入れが簡単です。特に剪定と呼ばれる作業は低木であれば簡単に行うことができるでしょう。そのため玄関や庭のシンボルツリーにおすすめです。

シンボルツリーにおすすめな低木の選び方やおすすめ品種を紹介

この記事ではシンボルツリーとしておすすめしたい低木の品種や、上手なシンボルツリーの選び方について解説します。お庭にシンボルツリーを植えたい方は特にこの記事が役に立つでしょう。

低木シンボルツリーの選ぶ際のポイント

低木シンボルツリーの選ぶ際のポイント

低木のシンボルツリーを選ぶ時にはどのようにして選べば良いのでしょうか。ここではシンボルツリーを選ぶ際のポイントについて解説いたします。特性や植物の生態、お庭との相性を知っておくと選ぶ時の参考にできますと。木は大きくなると移植が難しいため植えてから後悔しないように、上手に選ぶことが大切です。しっかりと最後まで確認しておきましょう。

樹木のジャンルで選ぶ

シンボルツリーにはさまざまな種類があります。ここでは大きく落葉樹、針葉樹、果樹の三種類に分けてご紹介します。

落葉樹は紅葉を楽しみたい人向け

冬になると葉っぱが落ちる落葉樹は季節の移ろいを感じることができます。特に紅葉を楽しみたいという方は落葉樹の低木を選ぶのがおすすめです。花が美しい植物も多く、お花が好きな方におすすめなシンボルツリーが多く分類されています。

常緑樹は1年十緑を楽しみたい人におすすめ

季節を問わず葉っぱを付けて緑を楽しむことができる常緑樹は、目隠しや生け垣などにもおすすめです。落ち葉の掃除が手間だと感じる方も常緑のシンボルツリーがおすすめですよ。常緑樹の中には日陰に強い植物も多いため、日当たりの悪いお庭でも育てやすいでしょう。

果樹は実を収穫して味わいたい人におすすめ

果実を収穫することができる果樹の低木は、お庭で実を収穫して味わいたい方におすすめです。お子様がいらっしゃる家庭では特によく選ばれていますよ。剪定や管理の方法を良く調べることで家庭でもおいしい果実を楽しむことができます。

育てる環境で選ぶ

育てる環境によって選ぶことでより簡単に、元気に育てることができますよ。お住まいの地域や日当たりを加味して選ぶのも一つの手です。

丁寧に栽培していても、環境によっては枯れてしまう可能性がある

丁寧に栽培していたとしても、植物は環境によっては枯れてしまう場合があります。特に寒さや暑さといった問題はお世話で葉対処することが難しく、地域によっては育てるのが難しいという場合もあります。植え付けようとしている植物の特徴を知ることがとても重要です。

北海道や東北は耐寒性の低い低木に不向き

もしもお住まいの地域が北海道や東北といった寒い地域の場合、耐寒性が低い植物は育てるのが難しくなってしまいます。しかし、植物を選ぶことで北海道や東北でもシンボルツリーを育てることはできるため、寒さに強い植物を選んでみてくださいね。

お手入れ不要なもの、手入れがしやすいものを選ぶ

お手入れする時間があまりない方や、手間をあまりかけたくない方はお手入れがあまり不要な植物や、手入れがしやすい植物がおすすめです。お庭を作りたいものの、綺麗に維持するために時間をあまり費やすことができない方もお手入れが不要であったり、手入れしやすいものが良いでしょう。

樹木のジャンルによって落葉や果実を処理する手間がかかることも

樹木によっては落ち葉や収穫しきれなかった果実を処理する手間がかかることもあります。そのため、手間をかけたくないという方は常緑樹や実がならない植物がおすすめです。病害虫に強い、乾燥に強いなどの特徴がある植物であれば薬剤の散布や水やりが不要になるためとても管理しやすいでしょう。

成長が早い樹木は、多くの剪定が必要になる

成長が早い植物の場合、複数回の剪定が必要になります。剪定が苦手な方は樹形が整いやすい樹木や成長がゆっくりな植物がおすすめです。あまり背が大きくなりにくい植物もおすすめです。

病気に強く、虫がつかない品種であるか

病気に強く虫がつかない品種の場合、薬剤の散布をあまり行う必要がなくなり簡単に育てることができます。それだけでなく、様々な環境でも育てることができるためとても育てやすいですよ。初心者の方の場合すぐに枯らしてしまって残念な思いをしないためにも、特に丈夫なシンボルツリーを選ぶことをおすすめします。

洋風、和風など家のイメージに合わせる

洋風や和風など、家やお庭のイメージに合わせることでよりしっくりくるお庭造りができます。特にすでに植物を植えたりしている場所に新しくシンボルツリーを植える際はよく考えて選ぶのがおすすめです。特にアプローチや玄関前はとてもよく目立つため、相性をよく意識してシンボルツリーを選ぶのをおすすめいたします。

おすすめの低木シンボルツリー:常緑樹

おすすめの低木シンボルツリー:常緑樹

下記ではおすすめの低木のシンボルツリーを紹介していきます。まずは一年中緑の葉っぱを楽しむことができる常緑樹のシンボルツリーです。冬も葉っぱがついているという特性を持つため生垣などにもおすすめです。落ち葉の掃除などの手入れ不要な植物も多いですよ。

こまめな選定が不要「ジンチョウゲ」

ジンチョウゲは剪定を行わなくても樹形が整いやすく、手間があまりかからないため初心者の方におすすめの庭木です。またジンチョウゲは春になるととても良い香りのする花を咲かせるため、お花の香りを楽しみたい方にもおすすめです。花の香りが良いことから日本の三大香木としても有名です。

病害虫に強い品種が人気「カナメモチ」

カナメモチは病害虫に強くとても育てやすい植物です。また、低温に当たると常緑樹であるにもかかわらず紅葉を楽しむことができます。真っ赤に染まる丸みを帯びた葉っぱはとても美しいですよ。また、カナメモチは生垣にも使用されるとても人気の高いシンボルツリーです。基本的には剪定以外の特別な手入れ不要な植物のため、初心者の方でも育てられるでしょう。

初夏に咲く花が魅力「ツツジ」

ツツジは初夏になるととても美しい花を咲かせます。花色も複数あるためお庭の雰囲気にあるツツジを選ぶ楽しさもありますよ。生垣や目隠しにすると花がとても美しくおすすめです。乾燥に少し弱いため夏場は半日陰になるような場所で育てるのと良いでしょう。ツツジと同様、サツキも花が美しくシンボルツリーとしておすすめです。開花期が少しずれるためより長く花を楽しむことができます。

日影が得意で、湿度がある場所を好む「ヤブコウジ」

ヤブコウジは日当たりの悪い日陰や、水はけが悪く湿度がある場所でも育てることができるシンボルツリーです。半日陰になりやすい北向きのお庭などでも育てることができるおすすめのシンボルツリーです。あまり虫がつかないため、殺虫剤の使用を抑えたい方にもおすすめです。また、赤い実をつけるため緑と赤のコントラストを楽しむこともできます。特に和風のお庭に良く合いますよ。

おすすめの低木シンボルツリー:落葉樹

おすすめの低木シンボルツリー:落葉樹

つづいて落葉樹の低木シンボルツリーをご紹介いたします。寒くなると赤く色づいたり、葉っぱが落ちたりと季節の移ろいを感じることができるため人気のある植物です。分類上落葉樹とされているものであっても地域によっては葉っぱが付いたままになる場合があります。

耐寒性が強く、寒冷地を好む「ライラック」

ライラックは耐寒性が強く、寒冷地を好むシンボルツリーです。そのため東北や北海道にお住まいの方に特におすすめの植物です。春の時期になると咲かせるやさしい甘い香りがするお花もおすすめしたいポイントです。玄関の近くで育てるとお出かけ前に心地よい香りを楽しむことができますよ。

病害虫に強く育てやすい「ロウバイ」

ロウバイは病害虫に強く育てやすい植物です。冬に咲かせる蝋細工のように見える黄金色のお花がとても美しく、さわやかな香りも楽しむことができます。花が少ない冬にお花を咲かせてくれるため、冬のお庭をにぎやかにしてくれますよ。日影でも育てることはできるものの、花付きが少し悪くなります。

白い花がおしゃれなアジサイの仲間「アナベル」

アナベルは梅雨のお花として有名なアジサイの仲間です。白い美しい花がとても幻想的でおしゃれな庭木です。普通のアジサイとは少し異なる剪定が必要になるためお手入れの方法を確認しておくと良いでしょう。陰性植物のため日影でも元気に育てることができますよ。

秋の紅葉期にえんじ色の花を咲かせる「マルバノキ」

マルバノキは秋の紅葉の時期になるとえんじ色の花を咲かせるシンボルツリーです。また、名前の通りまん丸の葉っぱはとてもかわいらしく洋風のお庭にも和風のお庭にもピッタリです。陰性の植物のため日が良く当たる場所は避けましょう。

おすすめの低木シンボルツリー:果樹

おすすめの低木シンボルツリー:果樹

果物を収穫したい方は果樹のシンボルツリーを選んでみてはいかがでしょうか。特にお子様がいらっしゃる家庭ではきっと喜ばれるでしょう。ここでは果物の収穫を楽しむことができる果樹の低木シンボルツリーをご紹介いたします。

おしゃれな樹形と育てやすさが人気「ブルーベリー」

ブルーベリーは樹形が整いやすく、おしゃれな上育てやすい果樹として人気です。果実をつけるためには異なる品種を植えつける、酸性の土を好むなどの注意点はあるもののおすすめしたい果樹のシンボルツリーの一つです。

果実収穫後の調理方法が豊富「ブラックベリー」

ブラックベリーは果実を収穫した後の調理方法が豊富で、お菓子作りや料理が好きな方に特におすすめです。ブラックベリーはジャムやソースだけでなくアイスやケーキの具材など様々な用途に使用できます。苗木も一本でたくさん収穫できるようになります。

果実は食べやすく虫もつきにくい「キンカン」

キンカンはオレンジ色のおいしい果実をつけ、その上虫もつきにくいため育てやすい果樹として人気です。生食だけでなく甘露にやジャムにしても楽しむことができ、おやつとして食べることができますよ。

低木シンボルツリーを適切に管理しよう

低木シンボルツリーを適切に管理しよう

低木であっても、綺麗な見た目を維持したり花や果実を楽しむためには適切な管理が必要です。ここでは主に必要となるお手入れとその方法について解説いたします。

適宜、剪定を行う

低木のシンボルツリーであっても育てていくうちに剪定を行う必要がある場合があります。ここでは多くの低木のシンボルツリーに当てはまる剪定の方法について分類ごとに解説します。植物によってはこの剪定方法が当てはまらない場合もあるためご注意ください。

常緑樹は、年1回ずつの強剪定と弱剪定

常緑樹は年に一回ずつ枝をざっくりと落とす強剪定と、形を整える弱剪定を行います。風通しなどを確保して病気や害虫の発生を防ぎましょう。

落葉樹は、年1回の強剪定と年2回の弱剪定

落葉樹は年に一回強剪定を行い、弱剪定は二回に分けて行うことが多いです。強剪定はほとんどの場合落葉する冬に行います。

果樹は、年1回余計な枝を切り落とす

果樹は年に一度ひこばえなどの余計な枝を切り落とすようにします。果樹によっては間違った剪定を行うと花が咲かなくなることがあるため果樹ごとの剪定方法について調べることをおすすめします。

病害虫対策で虫がつかないようにする

病害虫がついてしまうとそのまま枯れてしまったり、他の植物に伝染していくことがあります。お気に入りの植物に病害虫が付く前に早めの対処や予防を行うと良いでしょう。

樹木用の殺虫剤や殺菌剤を塗布する

病害虫を予防、対策するためには樹木用の殺虫剤や殺菌剤を塗布します。同じ殺菌剤や殺虫剤を使い続けると抵抗性を持った病気や害虫が発生するため複数の種類を組み合わせて使用すると良いでしょう。

業者への依頼もおすすめ

殺虫剤や殺菌剤の塗布を行うことが難しい方の場合は業者へ依頼することもできます。プロが作業を行うためしっかりと効果が表れやすく、手間をかける必要もないため時間がない方にもおすすめです。

まとめ

今回は低木のシンボルツリーについて紹介いたしました。お庭にシンボルツリーを植えたいと考えている方はこの記事を参考にしてみてくださいね。

この記事のポイントは、

  • 低木は1.5m以下の植物のことを指し、高木よりも樹高が低い
  • 低木は育てる環境や育てやすさ、目的で選ぶと良い
  • 常緑樹や落葉樹、果樹など様々な種類の低木シンボルツリーがある
  • 低木のシンボルツリーを育てるには剪定や殺虫剤、殺菌剤の塗布といったお手入れが必要

です。

スペースが限られるお庭でも低木のシンボルツリーであれば育てることができるということが分かりましたか?この記事を参考にして植物の特性を理解し、お気に入りのシンボルツリーを選んだり、育てたりしてみてくださいね。

最後になりましたがここまで見てくださりありがとうございました。東京寿園では植物に関する記事を多く掲載しています。お花や苗木の困ったことがある時にはほかの記事も参考にしてみてくださいね。きっと役に立つはずですよ。