ポリシャスがぐったりする4つの原因とそれぞれの対処法を紹介!

ポリシャスがぐったりする4つの原因とそれぞれの対処法を紹介!
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目次

爽やかな見た目でユニークな葉っぱが特徴のポリシャス。種類が多くサイズも豊富なので、インテリアグリーンや贈り物として人気を集めています。また、環境の変化に対応しやすい性質を持っているため、園芸初心者の方でも育てやすくおすすめです。そんなポリシャスですが、正しく管理できていないとぐったりしてしまうことがあります。しかし、原因がわからないと大切に育てているポリシャスがこのまま枯れてしまうのではないかと心配になりますよね。

ポリシャスがぐったりしてしまうのにはどのような原因があり、対処の方法には何があるのでしょうか。

そこでこの記事では、

  • ポリシャスの特徴
  • ポリシャスがぐったりしている原因①水不足
  • ポリシャスがぐったりしている原因②日光不足
  • ポリシャスがぐったりしている原因③根詰まりや根腐れ
  • ポリシャスがぐったりしている原因④冬の寒さ
  • ポリシャスが復活しない時の対処法

上記について詳しく解説していきます。

この記事を最後まで読んで頂ければ、ポリシャスがぐったりしている場合に考えられる原因や正しい対処法がわかります。また合わせて、ポリシャスの特徴や、枯れて復活しない時の対策についてもご紹介していきます。これからポリシャスを育ててみたいと考えている方や、育てているポリシャスがぐったりしてしまい困っている方の参考にして頂けたら幸いです。

ポリシャスとはどのような植物?

ポリシャスとはどのような植物?

最初にポリシャスとはどのような特徴を持った植物なのか、基本情報や花言葉とともに見ていきましょう。

涼しげな葉が美しく、インテリアや観葉植物として人気な植物

明るいグリーンの葉が密集して成長するポリシャスは、清涼感があり飾るだけでお部屋が癒しの空間になります。和室にも洋室にも合う人気の観葉植物として知られています。

熱帯地方が原産

ポリシャスはアフリカや熱帯アジア、ポリネシア地域など暖かい地域が原産の常緑植物です。種類によって葉っぱの形状や模様がさまざまで、異なる雰囲気を楽しむことができます。また、株の大きさもコンパクトな低木から高木まで存在しており、多種多様な観葉植物です。

別名「タイワンモミジ」

ポリシャスの中でもポピュラーなフルティコーサは、ギザギザと切れ込みがある葉が特徴的です。その葉姿がモミジに似ていることから、「タイワンモミジ」という名前でも呼ばれています。どこか和の雰囲気を思わせるポリシャスは、インテリアグリーンとして人気で国内でも多く出回っています。

ポリシャスの基本情報

ポリシャスは、ウコギ科ポリシャス属の常緑の植物です。原産地はアフリカや熱帯アジアなどで、広い範囲に分布しています。品種が非常に多く、草丈は数十センチの小さなものから5mほどに成長するものもあり栽培環境によって選ぶ楽しみがある植物とも言えます。ギザギザした葉がモミジのように見えるため、「タイワンモミジ」という名前も持っています。

科・属名 ウコギ科・ポリシャス属
原産地 アフリカ、熱帯アジア~ポリネシア
草丈 数十センチ~5m程度
葉の特徴 細かい切れ込みがあるなど様々
別名 タイワンモミジ

ポリシャスの花言葉は「大切な思い出」

植物にはその見た目や特徴から花言葉を付けられていますが、ポリシャスの花言葉は「大切な思い出」です。涼し気な雰囲気でありながら暖かい花言葉を持っているのは意外ですが、ポリシャス属共通の花言葉になっています。大切な記念日やお世話になった方へ贈り物にもおすすめです。

ポリシャスがぐったりしたり葉がしおれたりして不安!

ポリシャスがぐったりしたり葉がしおれたりして不安!

ポリシャスを育てていると、ぐったりしたり葉がしおれたりすることがあります。ここではその原因として考えられることや対処法についてご紹介していきます。

ポリシャスに元気がない原因は季節や栽培環境によって違う

ポリシャスの葉が下を向いて元気がない時は、さまざまな原因が考えられます。生育の適温が20度~30度程度なので冬の時期に気温が下がると成長が止まってしまいます。また、暖かい時期にぐったりしている場合は、日光不足や過度の乾燥などが原因になっている可能性があります。常緑のポリシャスを年間通して元気に育てるためには、季節によって栽培環境や水やり方法を見直す必要があります。

ポリシャスがぐったりする原因やその対処法を解説

寒さが苦手なポリシャスは、冬場はぐったりしてしまう事も少なくありません。日中は暖かく日当たりの良い窓際や屋外に置くことをおすすめしますが、夜間は屋内に取り込み窓から離して寒さから守りましょう。また生育が旺盛な暖かい時期は、土の表面が乾いていないかこまめな確認が必要です。土が乾燥しているようであれば水切れでぐったりしている可能性が高いので、たっぷりの水を与えて対処しましょう。ポリシャスがぐったりする原因は他にもいくつかあります。対処法も合わせてこの後詳しく解説していますので参考にしてください。

ポリシャスがぐったりしている原因①水不足

ポリシャスがぐったりしている原因①水不足

ここからは、ポリシャスに元気がない時に考えられる原因別に詳しく解説していきます。ポリシャスがぐったりしている原因1つ目は水不足です。

ポリシャスは特に苗木の時期は水が切れるとぐったりしてくる

なんとなく元気がないと感じたら、まずは水切れしていないかを確認してみます。時期によって異なる水やりのポイントをおさえておきましょう。

葉が薄くて小さいため、十分な水分を溜められない

他の観葉植物と比べても、ポリシャスの葉は薄くて小さいので葉の中に多くの水分を蓄えることができません。特に苗木の時期は繊細で水切れがしやすいため、ぐったりする前に適切な水やりをして管理することが大切です。

幹が太くなるまでは水やりに注意

ある程度成長して幹が太くなるまでは、水やりのタイミングや回数に気をつけます。株全体が水切れしやすく、葉からの蒸散量も多いのでこまめな水やりを心がけましょう。霧吹きを使って葉水するのも乾燥を防ぐのに効果的です。

対策は、季節や室温によって水やりのタイミングを調整すること

水切れ対策で重要なことは、季節や室温によって水の与え方を変えることです。土が乾燥しやすくポリシャスの成長期である春から秋にかけては、土の表面が乾いたらその都度水をたっぷり与えます。真夏は水やりの回数を増やして、1日2回ほど与えると良いでしょう。気温が15度以下になる冬の時期は、成長が緩やかになるためそれほど多くの水を必要としません。土が乾いてさらに3日ほどしてから水を与え、乾燥気味に育てるようにします。

ポリシャスがぐったりしている原因②日光不足

ポリシャスがぐったりしている原因②日光不足

ポリシャスがぐったりしている原因の2つ目は日光不足です。耐陰性はありますが、あまりにも日に当たらない環境ではうまく育ちません。

ポリシャスは日当たりの悪い室内で育てていると株が弱る

日光を好むポリシャスは、長く日当たりの悪い室内で育てていると徐々に株が弱ってしまうことがあります。突然枯れるようなことはありませんが、日光不足が原因で葉の艶がなくなりしおれてぐったりしてきます。さらに落葉するようであれば、栽培環境の見直しが必要です。

対策法は春から秋の間は屋外での管理を検討すること

日光不足でぐったりしている場合は、季節に合わせて場所を移動させるなどして対策しましょう。春から秋の間は、できるだけ風通しの良い屋外で管理し十分な日光に当てます。しばらく室内で育てていた場合は、急激に日に当てると葉焼けを起こしてしまう可能性があります。数日かけて日光を浴びる時間を伸ばし、ゆっくりならしてあげましょう。

ポリシャスがぐったりしている原因③根詰まりや根腐れ

ポリシャスがぐったりしている原因③根詰まりや根腐れ

ポリシャスがぐったりしている原因の3つ目は根詰まりや根腐れです。日頃から株と土の状態をよく観察して、手遅れにならないように気を付けましょう。

ポリシャスは、根詰まりにより土が水を吸収できなくなると根腐れを引き起こす

適切に植え替えをしないと、鉢内に根が密集してスムーズに水を吸収できなくなります。また、そのような根詰まりの状態のまま放置すると、根腐れに発展してしまう恐れがあるため注意が必要です。根詰まりに気が付いたら早めに対処しましょう。

対処法は定期的な植え替え

根詰まりは定期的な植え替えで対処できます。植え替え作業は春~秋の暖かい時期に行いましょう。

1~2年に1回は一回り大きな鉢に植え替える

株の成長具合によって異なりますが、基本的にポリシャスは1~2年に1回を目安に植え替えが必要です。水やりの際に水分がしみ込みにくくなったり、鉢の底から根がはみ出したりしていれば植え替えが必要なサインです。一回り大きな鉢を用意して植え替えて根詰まりを防ぎましょう。

腐った根を切り落として復活することも

根腐れが進行すると幹がぶよぶよとしてきて、最終的には枯れてしまいます。しかし根腐れの初期であれば、腐った根を取り除くことで復活することもあります。他の根を傷つけないように変色した部分を残さず切り落とし、水はけの良い新しい土に植え替えてあげましょう。

ポリシャスがぐったりしている原因④冬の寒さ

ポリシャスがぐったりしている原因④冬の寒さ

ポリシャスがぐったりしている原因の4つ目は冬の寒さです。熱帯地域原産のポリシャスは冬の時期の管理方法に注意が必要です。

温暖な環境でよく育つポリシャスは、10℃以下になるとぐったりする

ポリシャスは一般的に温度が10度を下回るとぐったりしてきます。肌寒い季節になったら置き場所に気を配りましょう。

葉を落として成長を止める

寒さが苦手なポリシャスは、10度以下の環境に置くと徐々に葉を落として成長を止めてしまいます。冬の時期はできるだけ暖かい場所に移動して、株を弱らせないように注意しましょう。

馴れれば7から8度まで耐える

寒さに馴れれば7から8度程度まで耐えると言われています。しかし、あまり温度が低くなると成長が止まるだけでなく、その後の株の成長に悪影響を及ぼす場合があるので10度以下の屋外での管理はおすすめできません。

対策は冬場の管理

寒い冬はポリシャスが一番ぐったりしやすい時期と言えます。冬場の管理方法のポイントをおさえておきましょう。

冬は室内に取り込むのがおすすめ

屋外やベランダで育てているポリシャスは、冬場は室内に取り込んで育てましょう。日中の置き場所は日当たりの良い窓辺が適していますが、夜間は冷えるため窓から離すかリビングなどに移動させて管理します。

一方、極度な乾燥には注意が必要

ポリシャスを室内で育てる際は乾燥に注意が必要です。特に暖房の風が当たると急激に乾燥し、落葉して枯れてしまうことがあります。暖房の風が直接当たらない、風通しと日当たりの良い場所を選んで置きましょう。

ぐったりしたポリシャスが復活しないときはどうする?

ぐったりしたポリシャスが復活しないときはどうする?

ここまでポリシャスがぐったりする原因と対処法について解説してきました。最後に対処法を試しても、復活しないときの対策についてもご紹介していきます。

枯れたポリシャスが復活しない場合はあきらめるしかない

ポリシャスがぐったりして枯れてしまっても、状態が深刻で無ければ暖かい季節にまた新芽が出て復活することもあります。寒い時期に枯れた場合は、暖かい場所に置いて春まで様子を見ると良いでしょう。しかし根腐れが進んでしまったり、長く低温の場所に置いたりすると復活しない場合もあります。少ししおれたように感じたら早めに対処するようにしましょう。

枯れる前に挿し木で増やしておくこともできる

枯れる前に挿し木で増やしておくことも対策の一つです。ポリシャスは挿し木で簡単に増やすことができ、剪定の際に切り取った枝を使うのがおすすめです。枝を10cm程の長さにカットして、赤玉土などの土か水にに半分の長さまで挿します。2~3週間程で発根してくるので、十分に根が育ったら鉢上げしましょう。挿し木などで自分でポリシャスを増やして、新しい株を育てるのにチャレンジするのも楽しいですね。

まとめ

ポリシャスがぐったりしている原因や対処法について詳しく解説してきました。

本記事の内容は、

  • アフリカや熱帯アジア原産の、ウコギ科ポリシャス属の常緑植物
  • 春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりの水を与え水切れを防ぎ、冬の時期は頻度を減らし乾燥気味に管理する
  • 日当たりが悪いと株が弱りやすいので、冬を除いた時期はできるだけ屋外で育てて十分な日光に当てる
  • 1年~2年に1回は一回り大きな鉢に植え替えをすることで、根詰まりや根腐れを防ぐ
  • 10度以下の環境では育たないため、冬は屋内に取り込み日当たりが良く暖房が当たらない場所に置く
  • 完全に枯れてしまい復活できない時もあるため、剪定の際に切り取った枝を使い挿し木で増しておくと良い

ポリシャスがぐったりする原因はさまざまありますが、季節によってある程度は見分けが付くので対処しやすいでしょう。比較的育てやすく園芸初心者向けでもある反面、熱帯地域で自生する植物なので寒さは大敵です。冬の時期は特に栽培環境に気を付けて管理することが大切です。またどうしても不安な場合は、枯れてしまう前に挿し木をして増やしておくと安心ですね。もしポリシャスに元気が無い様子が見られたら、是非今回ご紹介した対処法を参考にして早めに実践してみてくださいね。

東京寿園では他にも植物に関するたくさんの記事をご用意しております。植物の育て方や気になることがあれば、是非参考にしてください。最後までお読みいただきありがとうございました。