100均で買ったパキラを大きく成長させる育て方やポイントを徹底解説

2024年07月05日

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観葉植物の中でも大人気でどこにでも売られているパキラは、皆様もご存知かと思います。そんなパキラも、実は100均でも売られていることをご存知でしょうか。安く買えることは良くてもすぐに枯れてしまったり、大きく育てたいのにどうしたら良いか悩んでしまう方もいるかと思います。そんな方のために今回の記事では以下のようなお話をします。

100均で販売しているパキラの育て方
そもそもパキラはどんな植物なのか
100均で揃うグッズで育てる方法
100均で買ったパキラを大きくする方法
よくある質問にお答え

以上について詳しくここから解説していきます。最後までご覧頂ければ、どこにでもよくある100均でパキラを購入しても、安心して大きく育ててあげることができると思います。ぜひ最後までご覧くださいね。

関連記事:パキラの育て方｜枯らさないお手入れ方法や栽培方法のコツを紹介

100均で販売しているパキラってどう育てたらいいの？

100均で売られているパキラはどのように育ててあげるとよく育つのでしょうか。ここから詳しくご説明していきたいと思います。

100均ではパキラなどの観葉植物を購入することができる

まずは基礎的な情報です。100均では、パキラはもちろんのこと、他の観葉植物も購入することができます。筆者の私もよく100均に足を運びますが、大きめの100均や品揃えの良い100均は特に種類豊富に観葉植物を置かれている印象です。そのため初心者の方でも、いろんな種類の観葉植物を育てている方も、豊富な種類からお選びすることもできるかと思います。

値段も安く、初心者でも購入しやすい

特に安いものであれば、100均というだけのことあって100円＋税のお値段の観葉植物もありますが、サイズは小さめのものが多いです。しかし手のひらほどの大きさの観葉植物であれば、300円＋税のお値段ではありますが、立派な観葉植物も豊富にあります。そのため、どちらにせよお値段が安いこともそうですが、仮に枯れてしまったとしてもまた購入しやすいため初心者の方にもおすすめなのが100均の魅力です。

そんなパキラについて、いくつかの育て方を紹介

ここからは100均で購入したパキラの育て方について詳しく解説していきます。100均で購入したは良いものの、上手く育たなければ悲しいですよね。本記事をご覧の方がそうならないためにも、ぜひ最後までお付き合いください。

そもそもパキラってどんな観葉植物なの？

パキラの原産国は熱帯で、暖かく温度の高い場所を好みます。葉の形や幹の形が他の観葉植物にはない特徴的な見た目をしており、今はインテリアグリーンとしても大人気の観葉植物です。育て方の基礎的な知識として、パキラは先ほども述べたように暖かい場所や日光を好むため、日の当たる場所に置いておくとよく育ちます。しかし、なかなか日当たりが良い場所が少なかったりする場合でも安心してください。パキラは多少の日陰であっても耐陰性を持っているため育つことは可能ですが、たまにはよく日の当たる場所に移動させてあげるとなおよく育ちます。

パキラは乾燥に強く、暖かいところが好きな観葉植物

またパキラは乾燥に強く、暖かい場所を好みます。原産国が熱帯であるため、パキラを育てる場合はパキラの生まれ育った地域に環境を寄せてあげるとより育ちます。

パキラの風水効果

パキラは別名「Money Tree」、「発財樹」とも呼ばれており、金運の向上があると言われています。また、葉の形や枝の伸び方が特徴的であることから、仕事運や集中力が上がるとも言われています。

パキラの花言葉は【快活】【勝利】

パキラの花言葉は「快活」、「勝利」です。インテリアとしてパキラを置くこともそうですが、先ほどの風水効果も相まって、新店舗のお祝いにもパキラを置く方も多いです。

100均のパキラの育て方は主に2つ

さて、ここからは100均のパキラを100均のグッズを使った育て方を2つご紹介していきます。100均だけで観葉植物を購入できて、上手く育てられたら嬉しいしお得ですよね。ここからしっかり解説していきますね。

100均のパキラを使った育て方は大きく2つ

パキラの100均グッズを使った育て方は大きく分けて2つあります。

土を用いた栽培

観葉植物専用の土も販売されており、土を鉢に入れ、その上から観葉植物を植え替えるだけの非常に簡単な栽培です。

ハイドロカルチャーによる栽培

「ハイドロカルチャー」とは栽培方法のひとつで、ハイドロボールと言われる人工の土と水を使って育てる栽培です。

それぞれの栽培方法のメリット

ここからはそれぞれの栽培方法のメリットについてお話ししていきます。

土栽培のメリット

100均で購入できる土は、観葉植物専用に肥料などを独自にブレンドしたものであることが多く、個人で肥料などを別に用意することもなく済ませられることが最も大きなメリットです。

ハイドロカルチャー栽培のメリット

土を使用して栽培する方法が一般的ですが、ハイドロカルチャー栽培は土を使用しないため、無菌・無臭といったメリットがあります。そのため嫌な匂いがすることもなく、清潔に観葉植物を保つことができ、衛生的に心配がある方にはおすすめの育て方です。

100均では観葉植物を育てるグッズが多く販売されている

100均では数多くの観葉植物を育てるグッズが販売されています。観葉植物を購入したばかりの初心者の方は特に、植物が枯れてしまうなどの心配ある中で高額な観葉植物グッズを購入することは不安ですよね。そんな方のためにも、100均は数多くの観葉植物を育てるグッズが販売しています。

100均で揃うパキラの育て方

ここからは100均で揃うグッズでパキラを育てる方法について詳しくご説明していきます。

土栽培の方法

1つ目に土を使用した一般的な栽培方法について解説してきます。初心者の方は特に簡単な栽培方法です。というのも、市販されている土は肥料などが予めブレンドされているため、非常に便利だからです。

用意するもの

パキラ
100匀の観葉植物専用の土
水
苗より一回り大きな鉢
鉢底石

土栽培の手順

苗より一回り大きな鉢を用意し、鉢底石などを底に敷きつめ、排水をよくします。
用意した土を、鉢の1/3程まで入れましょう。
観葉植物の苗を優しく入れます。
少量の土をそこに足し、根の隙間を埋めるように優しく手で押し固めます。
鉢の上約3cm程度まで土を入れましょう。
水やりをし、完成です。

ハイドロカルチャー栽培の方法

2つ目にハイドロカルチャー栽培の方法を解説していきます。先ほどの土とは違い、手が汚れたりすることも少なく、清潔に植え替えることができます。

用意するもの

100均のハイドロボール
パキラ
透明な鉢（入れ物）
あれば根腐れ防止剤

ハイドロカルチャー栽培の手順

透明な鉢を用意し、根腐れ防止剤（ゼオライト等）を底に敷きつめます。
用意したハイドロボールを、鉢に入れましょう。
観葉植物の苗を優しく入れます。
水やりをし、完成です。

100均で買ったパキラが大きくならない原因

ここからは、100均で買ったパキラが大きくならない原因について、よくある事例を踏まえて解説していきます。

①【日光】【水分】【風】が不足している

100均で買ったパキラを大きくするために欠かせないもの3つをご存じでしょうか？それは、「日光」「水分」「風」です。この三つのうち特に「風」を忘れてしまいがちです。外で育てる場合と比べ室内で育てる場合は特に風当たりに劣ります。そのため、しっかりと風の通る場所に置いてあげることでよく育ちます。

②植え替えおらず、根腐れなどを引き起こす

成長しパキラが大きくなると同時に、鉢の中では根もしっかりと伸びます。そのため、根が鉢いっぱいに伸びきった状態で放置したり、水を与えすぎて水捌けの悪くななった土をそのままにしておくと、最悪の場合根腐れを起こしてしまいます。そのため、1〜2年に一度は成長に合った鉢に植え替えをすることで、より大きく育てることが可能です。

③気温10℃以下での水やりをしている

パキラは熱帯が原産国であるため、寒さにそこまで強くありません。耐えられるのは5度程度までといわれますが、それは枯れないための最低限の気温です。そのため、最低でも10～15度程度は保ってあげることが望ましいです。10℃以下の気温になってしまう冬は特に、水やりは土が完全に乾ききってから水やりをしましょう。そうすることで根腐れの心配も同時になくなります。

100均パキラが大きくなる方法

ここまでは100均パキラが大きくならない原因について、解決方法も併せて詳しく解説してきました。次は、今回みなさまが一番気になるであろう、100均パキラが大きくなる方法について解説してきます。

①暖かい時期は、パキラを屋外に出す

まずは、春から秋にかけての暖かい時期はパキラは屋外で育てるのが良いでしょう。熱帯が原産であるパキラは屋外の暖かい温度や太陽に光、新鮮な風を好み、自然の力を借りてパキラは大きく育つからです。

気温が15度以上の時は、屋外に置くようにする

特に具体的な気温を言うと、15度以上の時は、屋外に置くようにしましょう。しっかりと日が当たる風通しの良い場所に置いておくとよく育つでしょう。

直射日光はNG！葉焼けを起こす可能性あり

しかし注意が必要なのは、直射日光をなるべく避けることです。と言うのも、日光が当たればどこでも置き場所は良いと言うわけではなく、直射日光が当たりすぎると葉焼けを引き起こしてしまうからです。パキラを置く置き場所に日光がどれくらい当たっているのかは確認しておいた方が良いでしょう。

②1～2年に1回の植え替え

次に大事なのは、1～2年に1回の植え替えをしてあげることです。先ほども少しご説明しましたが、苗の成長はもちろんのこと、同時に根も伸びていきます。

植え替えの目的は水はけの改善、土の養分の補給

そのためサイズの合わない鉢を長く使用し続けると、水捌けが悪くなり、根腐れを起こしてしまうからです。また土を入れ替えることで、土の養分を補給することにもつながり、より大きく育ちやすい環境を鉢の中で作ることができます。

植え替えの時期は5月～9月の【生長期】がベスト！

また植え替えの時期は、5月～9月の【生長期】がベストです。成長期ではない冬や寒い時期に植え替えをすると、パキラの株に大きなダメージが出るため、その負担を避けるためにも成長期の時期に植え替えをしましょう。

③最低気温が10℃を切らないように

パキラは暖かな気温を好むため、最低気温が10℃を切らないようにしましょう。

最初のうちは、寒さに耐えられない

100均のパキラはそこまで大きくないため、最初の小さな株のうちは、10℃以下の気温に耐える力がありません。そのため、最低気温はしっかりと守りましょう。

暖かい時と同じ水やりはNG！

また、夏や暖かな時期と比べ、冬などの寒い時期は水の吸収力が弱くなるため、水は土が完全に乾ききった時に水やりをしましょう。水の与えすぎは根腐れを引き起こすため、水の量と頻度は十分な注意を持ちましょう。

【大きくしたい】パキラの基本的な育て方

次にパキラの基本的な育て方について解説していきます。

①置く場所は【日当たり】【風通し】が良好なところへ！

置く場所は日当たりと風通】が良好なところへ置きましょう。

室内

パキラを室内で育てる場合は風通しが良く、日光の入る窓辺などに置きましょう。もしくは週の2～3日ほどパキラを外に出して日光浴をさせるとよく育ちます。また、エアコンの風が当たると枯れてしまうこともあるため、なるべくエアコンの風が直接当たらない場所で、風通しと日当たりの良い場所に置きましょう。

屋外

パキラは暖かい季節はできるだけ屋外の日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。直射日光の当たる場所は避け、適度に日が当たり、風通しの良い場所に置くとよく育ちます。葉焼けをするようであれば遮光率を高くしましょう。

②水やりは時期ごとに変わるので注意が必要

夏場の生長期（5月～9月）は土が乾いてからたっぷり上げる

パキラに水やりをするタイミングは基本的に土の表面が乾燥したときにしましょう。土の表面が乾燥していたら鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをします。

冬場の休眠期（10月～4月）は乾燥させる感じでOK

冬は水やりの回数を少なくしましょう。完全に乾ききったことを確認することや、2週間～1か月に1度程度に水やりをしましょう。

③冬場の肥料は基本NG！

パキラに肥料を与えることは絶対に必要ではありませんが、特に冬場の生長が緩やかになる際に肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春～秋の生長期に与えるようにしましょう。

④土は水はけがよいものを選ぶ

また、パキラを育てるためには清潔な土が必要です。

初心者は観葉植物用の土を選んでも大丈夫

初心者の方は、観葉植物専用の土も市販品で販売されているので、そちらを購入することをお勧めします。

慣れてきたら自分で土を配合してみるのもよし

市販品の土にも肥料が含まれているものも多いですが、慣れてきたら自分の好みや育て方に合わせて自分で土を配合してみるのもいいでしょう。

【超重要】ダイソー等の100均で買ったパキラはすぐに植え替えをする

ダイソー等の100均で購入したパキラはすぐに植え替えをして下さい。ポットのままで販売されているパキラやその他の観葉植物はそのままにしておくとうまく育たないことが多いです。

そのままにしておくと【小さいまま】や【育たない】可能性がある

と言うのも、植え替えない限りポットのままです。確かに見た目はそのままでも育ちそうではありますが、そのままにしておくとポットのサイズでは窮屈すぎて根が伸びることができません。そのため、うまく育たない可能性があがってしまうため、すぐに別のポットへ植え替えてください。

植え替えるときに必要なもの

苗より一回り大きめな鉢
観葉植物用の土
鉢の底に敷く底石
スコップなど

植え替えの注意点は【生長期】に行う

植え替えの注意点は、必ず植え替えは成長期に行ってください。寒い時期に植え替えを行ってしまうと、根や株に大きなダメージを与えてしまうので注意してください。

植え替えの手順

苗より一回り大きな鉢を用意し、鉢底石などを底に敷きつめます。
用意した土を、鉢の1/3程まで入れましょう。
観葉植物の苗を優しく入れます。
少量の土をそこに足し、根の隙間を埋めるように優しく手で押し固めます。
鉢の上約3cm程度まで土を入れましょう。
水やりをし、完成です。

ダイソー等の100均のパキラを育てるときによくある質問

最後は、ダイソー等の100均のパキラを育てるときによくある質問についてお答えしていきます。

Q. たくさん陳列してあるパキラからいいものを選ぶポイントはありますか？

A,幹を確認して太いものをお選びください。細すぎてしまう幹や、葉の元気がなさそうなものは、大きく育たない可能性があります。しっかりと成長させて大きくしたいと考えている方は特に幹の太い葉に栄養が行き渡っているように見えるパキラをお選びください。

Q. 100均には、茶色の木のようなパキラがありました。あれも同じパキラなんでしょうか？

A,実生パキラと挿し木パキラの違いです。実生パキラと挿し木パキラは同じパキラではありますが、元々の植えられ方が異なります。実生パキラは花が咲き、幹の形が丸く太くなります。しかし挿し木パキラは花が咲かず、幹が太く丸くなりません。挿し木パキラはまるで小さな木のように見えますよね。同じパキラですので、お好きな方をお選びください。

Q. 100均で買ったパキラを植え替える鉢はどれくらいの大きさがいいのですか？

A,今後どれくらい大きくしたいかによります。ただし大きすぎる鉢に植え替えても上手く育たず、小さすぎると根腐れを起こしてしまうため、今のパキラよりも一回りほど大きめのサイズの鉢をお選びいただき、今後の成長に合わせて窮屈になってきたらサイズを上げた鉢に植え替えることをお勧めします。