目次
- ユッカってどんな観葉植物なの?
- ユッカの育て方のポイントは?
- 植え替えや剪定の方法は?
- ユッカを大きくする方法は?
- ユッカのお世話でよくあるトラブルと対処法は?
ユッカ・エレファンティペス(青年の木)ってどんな観葉植物なの?
(青年の木)とはどんな観葉植物なのでしょうか?ユッカの特徴や花言葉、風水効果についてまとめてみました。とても太い幹と剣のような葉っぱが特徴的
ユッカ・エレファンティペスは中央アメリカ原産で、太い幹と剣のような細長く上向きの葉っぱが特徴の観葉植物です。草丈は20cm~2mほどになります。 初心者でも比較的育てやすいユッカは、インテリアとして人気もあり、また、花言葉や風水的な意味としても縁起が良いため、新築祝いや開店祝いなどの「贈り物」としても選ばれるほど定番の観葉植物となっています。 現在、多く流通しているユッカは、「ユッカ・ギガンティア」という種類ですが、この種類は像のようにとても太い幹が特徴で、ユッカ・エレファンティペスと呼ばれていたこともあります。そのため、ユッカ・エレファンティペスという名前の方がなじみがあるという方も多いかもしれませんね。ユッカ・エレファンティペス(青年の木)花言葉
ユッカ・エレファンティペス(別名:青年の木)の花言葉についてご紹介したいと思います。ユッカ・エレファンティペスの花言葉は、2つあります。勇壮
1つ目は勇壮です。空に向かって剣のようにまっすぐに伸びた葉の様子が、生き生きとして勇ましいということから来ているようです。偉大
2つ目は偉大です。こちらも同じく葉姿の勇ましさからつけられた花言葉です。ユッカは青年の木とも言われますから、男性的な若さや勇ましさを連想させる花言葉がぴったりですね。
関連記事:ユッカ(青年の木)の花言葉とは?由来や贈るシーン、ケア方法を徹底解説!
ユッカ・エレファンティペス(青年の木)風水
ユッカ・エレファンティペスの風水効果について気になる方が多いのではないでしょうか。ユッカ・エレファンティペスは主に2つの風水効果が期待できるといわれています。金運
1つ目は金運アップ効果です。新芽が次々と出ることから金運アップに効果が期待できるとされています。さらに、葉の光沢感やユッカの大きさも金運アップに欠かせない要素となります。定期的に葉についたホコリを払ったり、育てるスペースに余裕がある方は、大きなユッカをインテリアとして取り入れたり、ご自宅のお庭に地植えしてみてはいかがでしょうか。仕事運
2つ目は仕事運アップ効果です。ユッカは比較的成長スピードが早い観葉植物で、まっすぐ上向きに伸びていく姿が、仕事運アップや発展をサポートしてくれるといわれています。仕事に集中して取り組みたい時や、行き詰まりを感じている時は、書斎や仕事場にユッカを飾ってみると、高いパフォーマンスを発揮することができるでしょう。
関連記事:ユッカの風水効果で金運仕事運アップ!置き場所から方角まで徹底解説
ユッカ・エレファンティペス(青年の木)育て方のポイント①:置き場所と温度
それでは、ユッカの育て方のポイント3つについて解説していきます。 まず1つ目は置き場所と温度です。ユッカ・エレファンティペス(青年の木)は日当たりの良い場所を好む
ユッカは、耐陰性はあまり高くないため、日当たりの良い場所を好みます。そのため、通年、室内で育てていくのは難しいかもしれません。基本的に暖かい時期は、屋外の日当たりと風通しの良い場所で育て、冬のみ室内で管理していくと良いでしょう。ユッカ・エレファンティペス(青年の木)は比較的寒さに強い観葉植物
ユッカ・エレファンティペスの生育に適した気温はおおよそ10℃~35℃といわれていますが、耐寒性もあり、比較的寒さに強い観葉植物です。最低でも0度以上はキープしてくこと
ユッカは比較的寒さに強いのですが、最低でも0℃以上はキープしてあげましょう。温暖な地域であれば、屋外でも十分越冬することができます。ユッカ・エレファンティペス(青年の木)育て方のポイント②:水やり
2つ目のポイントは水やりです。ユッカは乾燥を好む植物のため、水を与えすぎると枯れることがあります。そのため、ユッカの水やりは季節によって頻度を変えることが重要となります。
春〜夏の水やり:手で土を触って水分を感じなくなったら
春~夏はユッカが良く成長します。この時期の土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。手で土を触って水分を感じないようであれば、土が乾いた証拠です。この時、受け皿に溜まった水は毎回捨て、根腐れを起こさないように気を付けましょう。秋〜冬の水やり:手で土を触って水分を感じなくなって一週間程度あけた後
秋~冬は、ユッカの成長が鈍くなります。水を吸う力も鈍くなってきますので、水やりの頻度を減らしていきます。手で土を触って、水分を感じなくなってから1週間ほど後に水やりを行うくらいで十分です。このように、水やりの頻度を減らし、乾燥気味に育てることによって耐寒性が上がり、冬越しがしやすくなります。ユッカ・エレファンティペス(青年の木)育て方のポイント③:肥料
3つ目のポイントは肥料です。肥料は与えるべき時期があります。以下に説明する適切な時期に肥料をあげることでより元気に成長してくれる株になります。肥料を与える時期:5月〜9月
肥料はユッカの生長期と言われる5月~9月頃に与えます。反対に、休眠期に肥料を与えると肥料焼けを起こしてしまいますので注意しましょう。肥料の与え方
肥料の与え方は2パターンあります。適切な濃度に希釈した液体肥料を10日に1度与える、または、緩効性の置き肥を株元に置きます。鉢の大きさや、肥料の種類によっても与える量や濃度が変わりますので、説明書を読み適切な量に調整して与えてください。【成長したらすること】植え替えについて
以上3つのポイントを押さえて管理していくことで、ユッカがすくすくと成長してくれることでしょう。さらに、ユッカが成長したらぜひやっていただきたお世話が2つあります。その1つは、植え替えです。植え替えをするタイミング:1年〜2年経った時
ユッカに限らず、観葉植物を育てていると、根が伸びてきて鉢の中がパンパンになってしまう根詰まりを起こすことがあります。その場合は植え替えという作業が必要となります。 植え替えの目安はユッカの大きさによって異なり、ユッカが小さいうちは、1年〜2年に1度、大きくなってきたユッカは3年~4年に1度が植え替えのタイミングとなります。植え替えをする時期:真夏を避け春〜秋の間
植え替えに適した時期は、真夏を避けた5月~9月頃と言われています。しかしながら、植え替えは株に負担をかける作業となりますので、ユッカを早く回復させるためには、梅雨入りする前の5月~6月頃に植え替えを行っておくと良いでしょう。植え替え後に生長期を迎えるため、ユッカの回復が多少早まります。植え替えの方法
それでは植え替えに必要な道具と植え替え方法の説明をしていきたいと思います。 準備するものは以下の5つです。- 一回り大きい鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 観葉植物用の土
- 清潔なハサミ
- 用意した鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れる
- 観葉植物用の土を鉢の3分の1ほど入れる
- ユッカを鉢から引き抜き、土を優しく落とす
- 腐っている根や伸びすぎた根をカットする
- ユッカを新しい鉢に入れ、観葉植物用の土を鉢に詰める
- 鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与える
- 1週間ほど日陰で休ませます
【成長したらすること】剪定について
ユッカが成長したらやっていただきたいお世話の2つ目は剪定です。 剪定は、樹形を整えたり、茂りすぎた葉や枝を整理し、株の風通しを良くするために必要なお世話です。剪定を定期的に行っておくことで、外観も保たれ、風通しが良くなるため、ユッカを病害虫や根腐れから守ることができます。 また、ユッカは鉢植えで育てても2mほどに生長することがあります。そこまで成長すると、高所作業になってしまうため個人では管理も難しくなってしまいますので、最低でも1年に1回は行ってくださいね。剪定の時期:5月〜9月
ユッカの剪定は、5月〜9月であれば行っても問題ありませんが、剪定も、植え替え同様に株に負担がかかる作業です。5月から6月頃に行えば、剪定で思い切りカットしてしまっても、生長期によって回復が早まるのでおすすめです。剪定した枝は、後述する挿し木にも再利用することができます。枯れた葉や傷んだ葉っぱを剪定すると良い
剪定は主に間引き剪定と言われる、枯れた葉や傷んだ葉っぱを葉の根元からカットしていきます。これによって株全体の風通しが良くなります。- 枯れた葉や傷んだ葉っぱをカットする
- 幹が上に伸びすぎている場合やユッカをあまり高くしたくない場合は、幹をカットする(切り戻し)
- 全体的に剪定し終わったら、切り口に癒合剤を塗る
癒合剤を塗っておくことによって、切り口からの水分蒸発を防いだり、病原菌の侵入を防ぐことができます。また、剪定する際は、切れ味の良い清潔な剪定ばさみ(または園芸用ノコギリ)、癒合剤(切り口に塗る薬)を準備しましょう。
関連記事:ユッカの剪定方法を解説!剪定の時期から失敗しないためのコツまで
さらにユッカ・エレファンティペス(青年の木)を大きくする方法:【挿し木】
ユッカは、以下に紹介する挿し木という方法によって株を増やすことができます。前述しましたように、剪定した枝や幹を挿し穂として再利用することができます。以下に紹介する挿し木の方法を学んで、しっかりと大きく元気に育つユッカの株を増やしてみましょう。挿し木とは?
挿し木とは、剪定などでカットした枝や幹を、土または水に挿し発根させることで新しく株を作ることです。剪定した際にカットされた枝や幹は挿し穂と呼ばれます。ほかの観葉植物で挿し木をする場合は、葉をつけて切り戻した挿し穂が必要となりますが、ユッカで挿し木をする場合は、葉がついていない幹も挿し穂として利用できます。挿し木の方法
それでは挿し木の方法についてご説明したいと思います。まずは挿し木をするにあたって準備するものは以下の4つです。- 挿し穂(5cm~10cm程度)
- 発根促進剤
- 鉢
- 挿し木専用の土
- 挿し穂の下側の切り口に発根促進剤を塗る
- 鉢に土を入れ水で湿らせる
- ①の挿し穂を土に挿す
- 発根後、鉢が小さい場合は別の鉢に植え替える
③の後は、直射日光の当たらない暖かい場所で管理します。土が乾かない程度に水やりは続けていきましょう。おおよそ1ヶ月ほどで発根します。④の後は、前述したユッカの「育て方のポイント①~③」を参考にしてください。
関連記事:
ユッカの挿し木はどうやるの?適した時期からその後のケア方法まで
ユッカ(青年の木)によくあるトラブルと対処方法
ここからは、ユッカを育てる際によくあるトラブルと、その対処方法について解説していきます。 ユッカを育てる際に気を付けていただきたいトラブルは3つあります。
関連記事:ユッカが枯れる原因と対処法とは?判別方法や様々なトラブルまで解説
根腐れ
トラブル1つ目は根腐れです。根腐れとは、根が酸素不足になり、腐ってしまった状態です。考えられる原因
土が乾いていない状態で水を与えてしまったことにより、根が呼吸できず根腐れを起こしたことが原因と考えられます。また、水やりの際、受け皿に溜まった水を捨てていない場合も根腐れを起こすといわれています。対処法
ユッカはじめじめとした環境を好みません。水やり方法を見直し、土が乾いてから水を与えるようにしましょう。水やりの際、受け皿に溜まった水は毎回捨てるのも忘れないように注意して下さい。また、腐った根をカットし植え替えることでも対処できますが、ユッカの株に負担がかかるため、まずは水やり方法を改善するのがおすすめです。根つまり
トラブル2つ目は根詰まりです。根詰まりとは、植物の大きさと鉢の大きさがあっておらず、植物に対して小さい鉢で育て続けた結果、鉢の中が根でいっぱいになった状態です。根詰まりは根腐れや水切れを引き起こし、最終的には植物が枯れるといったことにもつながります。考えられる原因
ユッカが成長してきて、ユッカの大きさに対して鉢のサイズが合わなくなってきたことが考えられます。ユッカが根詰まりを起こしていないか定期的に確認しましょう。対処法
鉢底から根が飛び出していたり、水はけが悪いと感じたら根詰まりが疑われます。このようなな場合は植え替えをしましょう。また定期的(1年~2年に1回程度が目安)に、植え替えを行うと急な植え替えを防げます。葉焼け
トラブル3つ目は葉焼けです。葉焼けとは、強い日差しにより葉が焼けてしまい、植物が枯れることです。考えられる原因
葉焼けは、直射日光に当たってしまったことが主な原因と考えられます。ユッカを飾っている場所や植えている場所の日当たりを見直してみましょう。ユッカは直射日光が苦手な植物であると前述しましたが、地植えをする場合は、夏の強い日差しや西日が当たらない場所を考えてから植えましょう。 しかしながら全く日光が当たらない場所では、ユッカの生育環境にふさわしくありませんので、適度に日光が当てることが必要です。対処法
葉焼けを防ぐためには、直射日光を避けることが有効です。可能であれば、直射日光が当たらない明るい場所に移動させましょう。地植えしていて移動が難しい場合は、夏の間は弱めの遮光をする。寒冷紗等を利用する。といったことも有効です。【まとめ】ユッカ(青年の木)の育て方を紹介!もっと大きくする方法や日々のケア方法まで
いかがでしたか。ユッカの育て方やトラブルがあった際の対処法について解説してきました。 この記事のポイントは- ユッカは太い幹と剣のような葉っぱが特徴的の観葉植物である
- ユッカの花言葉は「勇壮」「偉大」である
- ユッカは「金運」「仕事運」アップの風水効果があるといわれている
- ユッカの育て方のポイントは3つ 「置き場所と温度」「季節に合わせた水やり」「肥料を与える時期」
- ユッカが大きく成長したら、「植え替え」や「剪定」を行うと良い
- ユッカの気を付けるべきトラブルは3つ 「根腐れ」「根詰まり」「葉焼け」