マーガレットの育て方を徹底解説!成長後のケアから人気品種まで紹介

マーガレットの育て方
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目次

細長い花びらと白やピンク、赤などのカラフルなお花を咲かせるマーガレットは、ガーデニングにも人気の植物です。可愛らしい見た目のマーガレットは暑さや寒さに弱いため、適切な育て方をしないと花が咲かないこともあります。 そこで今回は
  • マーガレットの置き場所
  • マーガレットの水やり方法
  • マーガレットの土の選び方
  • マーガレットの肥料の与え方
  • マーガレットのお手入れ方法
について詳しく解説します。 マーガレットは気温の変化に注意して適切な育て方ができれば、丈夫に育ち繰り返しお花を楽しめる植物です。マーガレットの育て方だけでなく成長に合わせたお手入れや人気の品種をもご紹介するため、最後までチェックして素敵なお花を咲かせてくださいね。

そもそもマーガレットってどんな植物なの?

そもそもマーガレットってどんな植物なの?
マーガレットの育て方をご紹介する前に、まずがマーガレットがどんな植物なのかを知っておくとより理解しやすくなります。そもそもマーガレットはモクシュンギクとも呼ばれる園芸品種で、半耐寒性低木に分類される植物です。可愛らしいお花を咲かせるマーガレットは、実は木にとして扱われています。このように植物の特徴がわかると、育て方のポイントも理解しやすくなるためぜひ参考にしてみてくださいね。その他のマーガレットの特徴を詳しく解説します。

カナリア諸島が原産のキク科モクシュンギク属の多年草

マーガレットはキク科モクシュンギク属の多年草で、一度植えると毎年花を咲かせる植物です。茎は成長すると木の幹のように木質化します。草丈は60〜100cm程度まで伸び、春菊のような葉っぱがあることから別名「モクシュンギク(木春菊)」とも呼ばれることも。 上手に育てれば開花時期は11月から5月で、年に春と秋の年に2回咲きます。暑さと寒さには弱い一方で、適切な育て方で夏越しと冬越しができれば丈夫で枯れにくいのも特徴です。

関連記事:マーガレットが木質化する原因はなに?対処法や予防法を徹底解説!

花色や咲き方の種類が豊富

マーガレットは白やピンク、オレンジなどさまざまな花色があり、咲き方の種類が豊富なのも魅力です。マーガレットの園芸品種は数多く、一重咲きやボリュームのある八重咲きがあります。他にも立体的で丸いフォルムのポンポン咲きなどもあり、同じマーガレットでも品種によって雰囲気が違うため、庭植えでたくさんの種類を楽しむのもおすすめです。

マーガレットの育て方のポイント①置き場所

マーガレットの育て方のポイント①置き場所
マーガレットの育て方のポイント1つ目は置き場所です。マーガレットは暑さと寒さに弱い一方で、丈夫な植物でもあるため適切な置き場で管理できれば元気に育ちます。また花壇などの庭植えや鉢植えも可能。地植えと鉢植えそれぞれの適切な置き場所は次のとおりです。

地植えの場合

マーガレットは霜に注意すれば関西や九州などの地域では地植えも可能です。まずは地植えの場合の適切な置き場所をご紹介します。

寒風の当たらない日当たりの良い場所に

マーガレットは寒さに弱い植物のため、寒風の当たらない日当たりの良い場所に植え付けましょう。南側の日光が当たる明るい場所でも良く育ちます。

水はけが悪ければ盛り土をする

地植えにする場合、土の水はけが悪いときは盛り土をしましょう。排水性の高い腐葉土を含む用土を使用するのもおすすめです。水はけが悪いかどうかわからない場合は、水を与えてみてどれくらいで乾燥するか確認してみてください。

冬は霜よけをする

マーガレットは寒さに弱いため地植えにする場合、冬は霜よけをしておきましょう。ビニール袋で覆ったり、土の表面にワラやウッドチップを敷いてマルチングをしてください。霜に当たらなくても、0℃以下になると弱ってしまうため寒さには十分注意しましょう。

鉢植えの場合

鉢植えの場合は移動ができるため、初心者でもケアしやすい栽培方法。マーガレットの鉢植えの置き場所は以下のとおりです。

4月~11月:日当たりの良い屋外で管理するとよい

4月~11月は日当たりの良い屋外で管理しましょう。4月~11月に日光に当てると、花が咲きやすくなります。

梅雨:雨の当たらない風通しの良い場所に移動する

4月~11月は日当たりの良い場所で育てる一方で、マーガレットは高温多湿が苦手な植物のため梅雨時期には注意が必要。梅雨時期は雨が当たらないの軒下などに移動しておくと、ダメージも少なくなります。

梅雨明け~夏:半日陰で管理する

マーガレットは暑さに弱いため、梅雨明け~真夏は半日陰で管理しましょう。具体的には梅雨明けから8月頃までは高温多湿を避けて、風通しの良い環境で管理します。

冬:日当たりの良い室内で管理する

マーガレットは寒さにも弱く、0℃以下になると枯れることもあります。そのため冬は日当たりの良い室内で管理して、冷気にさらされないように注意してください。

関連記事:マーガレットが枯れる原因と対処法を解説!予防方法まで紹介

マーガレットの育て方のポイント②水やり

マーガレットの育て方のポイント②水やり
マーガレットの育て方のポイント2つ目は水やり方法です。水やりは日々のケアの中でもとくに慎重に行う必要があります。マーガレットの水やりのタイミングと量は季節によって異なるため、適切な育て方ができるようチェックしておきましょう。

秋~春の場合:土の表面が乾いたらたっぷりと

マーガレットは秋~春は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。秋~春はマーガレットの開花時期であり、たくさんの水を必要とします。たっぷりと水を与える一方で、水やりをしすぎると根腐れを起こす可能性があるため、必ず土の表面が乾燥しているのを確認してから与えてください。

夏の場合:やや乾燥気味にする

マーガレットは夏になると生育が止まり休眠期になります。そのため梅雨時期や真夏はやや乾燥気味にしておきましょう。夏場の水やりも土が乾燥しているのを確認してから行います。とくに高温多湿の梅雨時期はマーガレットがダメージを受けやすく、過湿により害虫が発生することもあるため注意が必要です。

花に水をかけないように注意

マーガレットに水やりをする際は、花に水をかけないようにしましょう。開花中に花に水がかかると落ちてしまう可能性もあります。花を長く楽しむためにも、水やりは根元付近に与えてください。

マーガレットの育て方のポイント③土

マーガレットの育て方のポイント③土
マーガレットの育て方のポイント3つ目は土です。土は植物を育てるベースとなる部分のため、適切な育て方ができても用土に問題があると生育にも悪影響です。マーガレットを地植えと鉢植えで育てる際の用土についてそれぞれ詳しく解説します。

水はけのよい土を好む

マーガレットは水はけの良い土を好む植物です。そのため地植え・鉢植えともに水はけの良い環境になるよう用土を整えましょう。水はけの良い土を使用することで、通気性も良くなり病害虫の予防にもなります。

地植えの場合

地植えの場合は植え付ける場所の土壌環境によって調整しましょう。基本的な用土は以下のとおりです。

水はけが悪い場合は腐葉土を混ぜる

地植えする場所の水はけが悪い場合は、腐葉土を混ぜて水はけを良くしましょう。腐葉土は枯れ葉や微生物を分解して作られた用土で水はけが良く、土をふかふかにしてくれます。さらに適度な保水性もあるため、マーガレットに適した環境が作れるでしょう。腐葉土はホームセンターや園芸店で入手できます。

苦土石灰を入れる

マーガレットはアルカリ性の土を好む植物のため、用土に苦土石灰も混ぜておきましょう。地植えにする場所が決まったら、植え付ける1週間前に腐葉土と一緒に混ぜ込んでおきます。苦土石灰をあらかじめ混ぜ込んでおくことで、酸性の土を中和してくれます

鉢植えの場合

鉢植えは初心者でも用土の準備がしやすいため、気軽に始められる栽培方法。鉢植えの場合の用土は以下のとおりです。

市販の培養土で育てられる

鉢植えの場合は市販の草花用培養土で問題ありません。市販の草花用培養土は排水性と保水性に優れているため、土作りが面倒なときや初心者にもおすすめです。市販の培養土もホームセンターや園芸店で手軽に入手できますよ。

赤玉土5:腐葉土3:ピートモス2の配合土に苦土石灰を混ぜ込む

マーガレットの鉢植え用の用土を自分で配合する場合は、赤玉土5:腐葉土3:ピートモス2の割合に苦土石灰を混ぜ込むのがおすすめです。赤玉土は保水性と排水性が優れており、腐葉土と酸性度を調整するピートモスを加えることで、夏越しのしやすい用土になります。

ピートモスの代りに川砂を用いてもよい

用土を配合する場合はピートモスの代わりに川砂を使用するのもいいでしょう。川砂は川やダムの湖底の丸みのある水はけの良い砂で、異物が混ざっていないため用土に混ぜ込みやすいのも特徴です。

マーガレットの育て方のポイント④肥料

マーガレットの育て方のポイント④肥料
マーガレットの育て方のポイント4つ目は肥料の与え方です。肥料は植物を丈夫にする一方で、与え方を誤ると枯れる可能性もあります。マーガレットに肥料を与えるタイミングと量に気をつけて、可愛らしい花を咲かせてくださいね。マーガレットの肥料の与え方は以下のとおりです。

元肥:リン酸の多い緩効性肥料を与える

マーガレットは元肥としてリン酸の多い緩効性肥料を与えます。元肥とが植え付け時にあらかじめ混ぜ込んでおく肥料のこと。リン酸は枝や花の生育に必要な成分です。基本的には窒素・リン酸・カリの順に成分表示されているため、真ん中の数値が多いものを選びましょう。たとえば窒素(N)6・リン酸(P)40・カリ(K)6は、マーガレットの元肥として有効です。

追肥

追肥とは植え付け後に定期的に与える肥料のことで、植え付けから1ヶ月程度してから与えましょう。追肥は与えて良いときと与えてはいけない時期があります。

春と秋に行う

追肥は春と秋の生育期に与えましょう。春に肥料を与えるとたくさんの花を咲かせ、秋にあげることで丈夫で立派な株に育ちます。

緩効性肥料を置き肥する

肥料は固形タイプの緩効性肥料を置き肥しましょう。緩効性肥料は速効性はありませんが、ゆっくりと効果を発揮します。目安としては1ヶ月に1回程度で十分です。肥料は与えすぎてしまうと肥料焼けを起こすため、規定の量のみ与えます。

11月~4月は液肥を与える

11月~4月は液体肥料を2週間に1~2回与えましょう。液体肥料は水で希釈して使用するため、与えすぎでも水で流せるメリットがある肥料です。11月~4月は気温が低くなるため、固形タイプの緩効性肥料よりも液体肥料のほうが吸収されやすくなります。

マーガレットのお手入れ

マーガレットのお手入れ
マーガレットの育て方のポイントを4つご紹介しました。ここからはマーガレットの育て方と一緒に覚えておきたい、お手入れをご紹介します。マーガレットの育て方と合わせてやっておくべきお手入れは主に5つです。

植え付け・植え替え

まずはマーガレットを育てるうえで最初にやるべき植え付けと、成長に合わせて育てるときに必要な植え替えについて解説します。

苗の選び方

マーガレットの苗は茎が丈夫で葉色が濃いグリーンのものを選んでください。その際に葉裏や茎に虫がいないかも確認しておきましょう。すぐに花を楽しみたい場合は、花芽がたくさんついている苗を選ぶのがおすすめです

植え付けのしかた

マーガレットの植え付けは3月~6月、もしくは9月~10月に行いましょう。花を長く楽しみたい場合は、春に植え付けるのがおすすめです。 鉢植えの場合の植え付け方法は以下のとおりです。
  1. 鉢に鉢底ネット→鉢底石の順に敷く
  2. 土を1/3程度まで入れて、マーガレットを苗ポットから取り出す
  3. 鉢の中央に入れて、縁の3cm下まで土を入れる
  4. たっぷりと水やりをする
苗ポットから苗を取り出すときは、根鉢がくずれないようにそのまま鉢に植え付けましょう。根鉢とは苗を取り出したときに、根についている土のことです。用土は先ほどの育て方のポイントでご紹介した水はけの良いものを使用してください。 地植えの場合は水はけの良い用土を混ぜ込んで、少し土を盛りましょう。適した土を盛った場所に植え付けることで、水やりをしたときに根全体に行き渡りやすくなります。

植え替えのしかた

マーガレットの植え替えの適期は3月~5月、9月~11月の真夏と真冬を避けた時期です。植え替えを行うことで成長して伸びた根が詰まる根詰まりを予防し、新しい土に入れ替えて通気性を良くします。鉢植えの場合は1年に1回、地植えでは2~3年に1回のペースで植え替えましょう。長く育てているにもかかわらず放置していると、根詰まりだけでなく根が機能しなくなり根腐れを起こすため、育て方のポイントと合わせて定期的な植え替えも行いましょう。

花がら摘み

マーガレットは育て方のポイントと合わせて、花がら摘みというお手入れも必要です。花がら摘みとは名前のとおり花を摘み取る作業。花がら摘みの目的とやり方は以下のとおりです。

新しい花をつけるため・病気やカビの予防のために

マーガレットに必要なお手入れである花がら摘みは、新しい花をつけるためや病気やカビ予防の目的で行う作業です。マーガレットの花は枯れたあとも株についているため、取り除かないと栄養分が集中してしまい弱ることがあります。そのため咲き終わった花を取り除くことで、株全体の生育バランスを整えて丈夫に育ちます。見た目もスッキリして栄養分も全体に行き渡るため、次の開花もスムーズにできるでしょう。

傷んだ葉なども取る

花がら摘みのやり方は簡単で、切れ味の良いハサミで花茎ごとカットします。その際に傷んだ葉もあれば、一緒に取り除いておきましょう。傷んだ葉を取り除くことで、風通しも良くなります。

剪定

マーガレットは育て方のポイントと合わせて定期的な剪定も必要です。剪定を行うことで生育バランスが良くなり、病害虫予防にもなります。マーガレットの剪定のポイントは以下のとおりです。

3月~6月の花が終わった枝を切り戻す

マーガレットの剪定は3月~6月の花が終わった枝を切り戻しましょう。切り戻し剪定とは伸びたり茎や枝をカットして、風通しを良くし樹形バランスを整える方法です。剪定するときは元気な葉は残して、伸びたり枯れた葉っぱを切り落としてください。元気な葉を残さずに剪定すると枯れる可能性もあります。

秋も開花後に切り戻しを行う

マーガレットは9月~10月の秋の開花後にも、切り戻しを行いましょう。このときも元気な葉は残して、茂った部分を切り落とします。

摘心(ピンチ)

マーガレットの基本的な育て方のお手入れには摘心(ピンチ)という作業もあります。摘心は脇芽の上をカットする作業です。

分枝を促進して花数を多くする

摘心は脇芽の上をカットすることで、分枝を促進させ花数を多くすることができます。マーガレットの摘心は3月~5月頃に行うのが一般的です。寒い冬に摘心をすると枯れる可能性があるため注意してください。

ポンザマーガレットは摘心の必要がない

マーガレットの種類には鉢植えとして人気の「ボンザマーガレット」という品種があります。ボンザマーガレットは元々花の数が多い品種のため、摘心をしなくても問題ありません。

挿し木での増やし方

マーガレットは剪定した枝を土に挿す「挿し木」という方法で増やせる植物です。挿し木は元気な葉を3~4枚残して先端から10cm程度にカットした枝の切り口を斜めにカットします。次に切り口を水に2時間程浸したら、土に挿して直射日光に当たらない日陰で管理しましょう。1ヶ月ほどで発根するため、その後地植えや鉢植えに植え替えます。

関連記事:マーガレットを簡単に挿し木しよう!適した時期から注意点まで解説

マーガレットの人気の品種を紹介

マーガレットの人気の品種を紹介
マーガレットの育て方のポイントとお手入れ方法がわかったところで、せっかく育てるなら人気の品種も気になるところ。最後はマーガレットの人気の品種12選をご紹介します。

pwマーガレット:植物の国際ブランド品種で、色の変化を楽しめる

pwマーガレットとは植物の国際ブランド品種で、色の変化を楽しめるのが特徴です。pwは「PROVEN WINNERS」のことで「証明された勝利者たち」という意味を持ちます。pwマーガレットは世界の数ある品種の中でも高い基準をクリアしたマーガレットのため、日本の気候でも育てやすく春と秋に花を咲かせる品種です。 pwマーガレット最大の魅力は花の色が変化することで、たとえばピンク色のマーガレットでも濃いピンクや赤など、花びらのカラーが変化していくのを楽しめます。日本の気候でも育てやすいため、初心者にもおすすめです。

ストロベリーホイップ:赤からピンク、白へと花色が変化する

ストロベリーホイップは赤からピンク、白へと花色が変化する不思議なマーガレットです。他の種類と比べて一つの株に咲く花数も多く、ボリュームのある鉢植えを育てたい方にもおすすめの品種。ストロベリーホイップの濃いカラーから薄い色へと変化する花びらはどこか儚さも感じさせてくれます。

スマッシュ:魅力ある花色で人気の品種

スマッシュは魅力ある花色で人気の品種です。爽やかなピンクや黄色の花は、濃淡があり一つの株で2色楽しめることもあります。種類によってはバイカラーになったものあり、立体的な雰囲気も楽しめるでしょう。スマッシュは草丈がコンパクトなため、ベランダに飾るのおすすめです。

ソレミオ:タンポポのようなアネモネ先の花が特徴的

ソレミオはタンポポのようなアネモネ咲き(丁字咲き)の花が特徴です。アネモネ咲きとは花の中心が盛り上がりインパクトのある見た目の咲き方のこと。ソレミオは他の品種よりもやや価格が高い一方で、草丈は30cm程度とコンパクトで育てやすく人気があります。

チェルシーガール:繊細な糸葉が特徴的で八重咲きのものもある

チェルシーガールは繊細な糸葉が特徴的で八重咲きの花もある品種です。通常のマーガレットの葉とは異なり、糸のように細く柔らかい印象もあります。チェルシーガールの花はキク科らしく小花で爽やかな白色で可愛らしい雰囲気です。

シンプリーコーラル:花の形と花色が変化していく

シンプリーコーラルは花の形と花色が変化していく品種です。シンプリーコーラル最大の魅力は花の形と花色が変化するところ。そのため一度開花すると花の変化を見逃せないマーガレットです。

モリンバ:暑さに強く丈夫で草姿が美しい

モリンバは暑さや寒さに強く丈夫で、草姿が美しいマーガレットです。暑さに強いとはいえ、風通しの良い環境は必須。また一般的なマーガレットは耐寒温度が0℃の一方、モリンバは-5℃まで耐えられます。花は白やピンクなどがあり、八重咲きで花数も多くボリュームのある花姿も魅力です。大きく成長すると全体的にドーム型の株になるため、美しいシルエットも楽しめます。

サクラベール:咲き進めるとピンクのグラデーションが楽しめる

サクラベールとは咲き進めると白色の花びらが変化し、ピンクのグラデーションが楽しめるマーガレットです。サクラベールは一つの株で順に咲いていくと、グラデーションの濃淡の違いも楽しめます。育て続けるとボリュームアップできるため、密に咲くマーガレットを楽しみたい方にもおすすめです。

アンジェリック:大きく厚みのある花弁が特徴

アンジェリックは大きく厚みのある花びらが特徴のマーガレットです。存在感のある花びらは白や黄色、赤やピンクとさまざまな花を咲かせます。アンジェリックは花付きも良くインパクトもあるため、お庭のアクセントにもおすすめです。

ダークあずき:花もちがよく丈夫な品種

ダークあずきは花もちが良く、丈夫なマーガレットです。ダークあずきは名前のとおり花の中心部があずき色なのが特徴で、他のマーガレットとは違った雰囲気も魅力。花は半八重咲きで、成長するとポンポン咲きのように丸くなります。一度咲くと長い時間花を楽しめるため、お手入れも少なく育てやすい品種です。

デイジーイエロー:すっきりしたイエローからクリーム色、白の花色に

デイジーイエローはすっきりとしたイエローからクリーム色、そして白の花色に変化するマーガレットです。デイジーイエローも花持ちが良いため、長く花を楽しめます。爽やかなレモンを思わせるイエローのグラデーションは、気分を明るくしてくれるでしょう。

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バブルガムブラスト:濃いピンク色から淡いピンク色に花色が変化する

バブルガムブラストはローズピンクの花びらの中心付近が白いバイカラーのマーガレットです。開花すると時間経過するにつれて淡いピンク色へと変化します。そのため一つの株でピンクの濃淡を楽しめる品種です。バブルガムブラストはプランターに植えると立体的な雰囲気になるため、インパクトのあるピンクのお花をお探しの方にもおすすめですよ。

【まとめ】マーガレットの育て方を徹底解説!成長後のケアから人気品種まで紹介

今回はマーガレットの育て方について解説しました。 今回のポイントは
  • マーガレットは寒風の当たらない日当たりの良い場所で管理して地植えの場合は霜よけを行い、鉢植えのときは雨に当たらないように梅雨時期は移動する
  • マーガレットは土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行い、夏場は乾燥気味にして直接花に水をかけないようにする
  • マーガレットは水はけの良い土を好むため地植えでは事前に腐葉土と苦土石灰を混ぜておき、鉢植えの場合は市販の培養土でも良い
  • マーガレットは植え付け時にリン酸の多い元肥を混ぜ込み、春と秋に緩効性肥料、開花したら液体肥料を与える
  • マーガレットは2~3年に1回の植え替えの他に、花が終わったあとの花がら摘みや摘心、剪定などのお手入れも必要
でした。 マーガレットは一つの株で花の変化を楽しめるものが多いため、ガーデニング好きの方にはぴったりのお花です。品種によってもさまざまな雰囲気を楽しめるマーガレットは、違う種類をプランターに寄せ植えするのもおすすめですよ。ご紹介した育て方とお手入れ方法を実践して、素敵なお庭を作ってくださいね。 東京寿園ではマーガレット以外の記事もたくさん掲載しております。植物にお困りの際はぜひご活用ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。