ユーカリの育て方を徹底解説!成長後のケア方法からおすすめ品種まで

ユーカリの育て方
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目次

皆さんは観葉植物を育てた経験はありますか?品種によっては育てかたが非常に難しく、誤って枯らしてしまうこともあります。 今回紹介するユーカリはコアラの餌として有名ですが、実はオシャレな観葉植物としての一面も持っています。 本記事では「ユーカリって初心者でも育てられるか不安・・・」「ユーカリって何に注意して育てればいいの?」と疑問に思っている方のために以下の内容をまとめました!
  • ユーカリの基本情報と特徴
  • ユーカリの苗木の選び方
  • ユーカリの育て方
  • ユーカリが成長してきた時のお手入れ・管理方法
  • ユーカリを小さく育てる方法
  • ユーカリの人気品種
ユーカリは丈夫な植物で枯れにくい植物ではありますが、育て方や管理方法を誤ってしまうと枯れてしまったり、見た目がイマイチで元気に育たなかったりすることがあります。ユーカリを無事に育てたいと思っている方はぜひ本記事を最後までご覧になってくださいね。

ユーカリってどんな植物?

育て方を解説する前にユーカリがどのような植物であるか紹介していきます。ユーカリの基本情報・特徴が気になる方はぜひご覧になってくださいね。

オーストラリア原産の常緑高木

ユーカリはオーストラリアが原産のフトモモ科ユーカリ属の常緑高木。主にオーストラリアの南東端部とタスマニア島に分布しています。自生しているものは約20mと大きいですが、観葉植物として販売されているものは15cm~1mほどの大きさなので安心してください。

シルバーリーフやハートリーフなど個性的な葉が特徴

ユーカリには品種が多くあり、その数はなんと500種を超えています。そのため中に銀色がかった葉っぱのシルバーリーフや、ハート形の葉っぱをしたハートリーフなど特徴的なユーカリも存在しています。

観葉植物やドライフラワーとして人気

ユーカリは日本ではコアラの餌というイメージが非常に強いですが、実は観葉植物やドライフラワーとしても人気の植物です。小型のものもあるためお部屋のインテリアに飾るととてもオシャレですよ。

清涼感のある香りと多くの効能を持つことから精油などにも使われる

ユーカリは見た目もオシャレですが、清涼感のある香りも人気の理由の1つです。ユーカリの香りには風邪やのどの痛みを和らげたり、防菌・防虫・消臭、さらには肩こりや筋肉痛を和らげたり、抗インフルエンザ作用など様々な効能をもたらしてくれます。

ユーカリの葉は毒性がありコアラが食べることで有名

ユーカリの葉といえばコアラが好む植物として認知している方が多いと思います。ユーカリの葉っぱには強い毒性があるため、ほとんどの動物は食べられませんがコアラはこの毒を体内で分解できるため食べることができるそうです。そのためペットや赤子などがいる場合は誤って食べてしまわないよう置き場所には気を付けてくださいね。

関連記事:ユーカリには毒性がある!誤って食べてしまった時の対処法も解説

ユーカリの苗木の選び方

ユーカリの苗木の選び方
ユーカリの苗木を購入する際に元気なものを選ぶコツについて解説していきます。これからユーカリの苗木を購入しようと考えている方はぜひ参考にしてください。

葉色が鮮やかなもの

葉色が黄色く枯れ気味なものは避けるようにしてください。緑色が濃く健康的なものを選ぶようにしましょう。

幹がしっかりとしている

幹が細くなっているのも枯れやすいので注意です。なるべく幹が太くしっかりしているものを選びましょう。

鉢の底から根が出ていない

鉢の底から根が出ているものは「根詰まり」を起こしている可能性が高いです。根詰まりをおこしていた場合、見た目はよくても弱っているもしくはこれから弱っていく可能性が高いです。鉢の底から根が出ていないかもチェックポイントです。

下葉が枯れていない

下葉が枯れる主な原因は剪定不足によっておこる風通し不足です。下葉は枯れてしまうと再び生えてくるのは難しいので、枯れてしまってものは選ばないようにしましょう。

ユーカリの育て方のポイント:置き場所

ユーカリの育て方のポイント:置き場所
ここからはユーカリの育て方について紹介していきます。最初に紹介する育て方でも重要な要素の1つである置き場所について。ユーカリの置き場所を始めの段階で誤ってしまうと、そこから先ストレスを与え続けてしまうことになるので、慎重に選びましょう。

日当たりの良い場所

ユーカリは日当たりのいい場所を好みます。大きく育てたい方は屋外の日光がよく当たる場所に置いてあげましょう。

風通しが良い場所

ユーカリは乾燥にも強いため風通しのいい場所も良く好みます。暗くて湿気のある場所はユーカリが元気に育たなかったり、枯れる恐れがあるので注意しましょう。

ユーカリの育て方のポイント:水やり

ユーカリの育て方のポイント:水やり
続いて紹介する育て方は水やりについて。水やり自体は簡単ですが、タイミングと分量が重要になってきます。ユーカリの水やりが不安な方は参考に見ていってくださいね。

ユーカリは乾燥に強い性質

先ほども少し述べましたが、ユーカリは乾燥に強い植物です。そのため水やりは毎日行う必要はありません。反対に湿気には弱いので水の与えすぎには注意が必要です。

鉢植えの場合:土の表面が乾いたら水やり

植木鉢ののユーカリは土の表面が乾いたタイミングでたっぷり水やりをしましょう。暑い夏の時期は日中での水やりを避けて朝か夕にあげてください。真夏の日中に水やりしてしまうと暑すぎて蒸し風呂状態になってしまい、湿気を嫌うユーカリが枯れてしまう恐れがあります。

地植えの場合:乾燥した日が続いた時のみ

地植えのユーカリは土の中に溜まった水分を吸い上げるため、基本的に水やりをする必要がありません。しかし雨が降らない日がずっと続いた場合は水やりをするようにしてください。

ユーカリの育て方のポイント:肥料

ユーカリの育て方のポイント:肥料
肥料は植物の生育を促進させてくれますが、与え方を誤ってしまうと返って逆効果になって枯らしてしまう恐れがあります。ここでは肥料を使った育て方について解説していきますので、肥料を使った育て方が知りたい方は見ていってくださいね。

追肥がなくても育つ

基本的に肥料の与え方としては植え付け・植え替え時に土に混ぜ込む「元肥」とその後に定期的に与える「追肥」があります。ユーカリの場合は始めの元肥だけで十分で追肥はユーカリの元気がなくなってきた時以外はあげなくても育てることはできます。大きく育てたいと考えている方は追肥も与えるといいでしょう。

春から秋にかけて肥料を与える

肥料を与える場合はユーカリの生育期である春~秋の時期にしてください。ユーカリの元肥・追肥としてオススメなのは固形の緩効性肥料。緩効性肥料は2~3か月かけてゆっくりと土に栄養を供給してくれます。肥料の与えすぎによる「肥料焼け」を起こしにくいので初心者にも扱いやすいですよ。

冬は肥料を与えない

ユーカリの休眠期である冬は現状維持だけの栄養しか必要としません。そこに肥料を与えてしまうと栄養過多によって「肥料焼け」を起こし根が傷んでしまいます。根が傷んでしまえば最終的に枯れてしまうので冬の時期はユーカリに肥料を与えないようにしてください。

ユーカリの育て方のポイント:用土

ユーカリの育て方のポイント:用土
次に紹介する育て方は用土について。用土選びもユーカリを元気に育てるうえで重要なポイントとなります。用土選びについて知りたい方は参考に見ていってくださいね。

水はけの良い用土が適している

ユーカリの土選びで注意しなければいけない点は排水性・通気性です。ユーカリは多湿を嫌い、乾燥を好む植物であるため用意する土は排水性・通気性が良いものを選ぶようにしてください。

赤玉土や軽石を混ぜることで排水性をUP

赤玉土は保水性・排水性に優れており、軽石を土の底に敷けばさらに排水性を向上させることができます。また腐葉土も排水性を向上させてくれるので、赤玉土・腐葉土・軽石の配合はユーカリにおすすめですよ。

ユーカリの育て方のポイント:夏越し

ユーカリの育て方のポイント:夏越し

次に紹介する育て方は夏越しについてです。ユーカリに限らず真夏の暑い時期を超えるのは大変です。ユーカリの夏越えについて解説していきます。

ユーカリは湿気を嫌う

ユーカリは湿気を嫌う植物なので雨に当たらないようにすることも大切です。特に梅雨などの時期は多湿になりやすいので、雨があたらず風通しのいい場所に置くことが大切です。

特に夏は風通しの良い場所で管理

真夏の時期の置き場所としては風通しの明るい日陰がベストです。暑い真夏日の雨の日などは蒸して多湿になりやすいため、風通しのいい場所に置くことが大切。さらに真夏の直射日光は強烈で長時間当たってしまうと葉焼けを起こして枯れることがあります。暑い時期は明るい日陰に置くようにしましょう。

ユーカリの育て方のポイント:冬越し

ユーカリの育て方のポイント:冬越し
最後に紹介するユーカリの育て方はユーカリの冬越しについて。ユーカリは耐寒性は高いほうですが冬越しの方法を誤ってしまうと枯れてしまいます。冬越しの注意点を紹介していきますね。

品種によっては耐寒性が低い

ユーカリは-10℃まで耐えられる品種もあり全体的に高いですが、品種によっては耐寒性が低いものもあります。ユーカリの中で耐寒温度が一番低いシトリオドラ(レモンユーカリ)0℃までしか耐えられませんので、0℃以下の環境にならないように管理すれば確実に安全と言えるでしょう。

冬の間は室内に移動させる

植木鉢で育てているのであれば冬の期間は室内で育てるのが無難です。特に氷点下になってしまう極寒地域は地植えは避け、冬は室内で育てるようにしましょう。

ユーカリの管理方法:植え替え

ユーカリの管理方法:植え替え
ユーカリがある程度大きくなってくると植え替えが必要となってきます。ユーカリ

1~2年に1回の植え替え

ユーカリの植え替えタイミングとしては目安として1~2年に1回は行うようにしてください。植え替えを怠ってしまうと小さい鉢でユーカリが窮屈になってしまい鉢内が根っこで満たされる「根詰まり」を起こしてしまいます。最終的に枯れてしまうので定期的な植え替えで根詰まりを防止してください。

植え替えに適した時期は暖かい春と秋の間

植え替え作業は植物にストレスを与えてしまいます。植え替えに適している時期は生育期間である春と秋。植え替えには夏も生育期ですが暑すぎて植え替え後回復しきれない可能性があるので避けたほうがいいでしょう。

植え替えの際は一回り大きい植木鉢を用意する

植え替えするときは使っている鉢より一回り大きな鉢を用意しましょう。ユーカリの成長に合わせて鉢を大きくしなければ根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりを起こすと根っこに栄養が行き渡らず根腐れを起こし、最後には枯れてしまうので注意してください。

ユーカリの管理方法:剪定

ユーカリの管理方法:剪定
ユーカリが大きくなってくると剪定作業も行う必要があります。剪定は樹形を整えるほかにユーカリを健康的に育てるのにも重要な作業となるのでぜひ見ていってくださいね。

成長が早いため定期的な枝葉の剪定が必要

植物の中でユーカリは成長速度が速いほうで、地植えで植えた場合1年で2mほど伸びると言われています。剪定作業を怠ると採光や風通しの妨げとなってしまい害虫がわきやすくなってしまいますので定期的に行うようにしましょう。

剪定に適した時期は春と秋の暖かい季節

剪定作業も植え替えと同様にユーカリにストレスを与える作業です。回復力の高い生育期、春と秋の時期に行いましょう。

剪定後は切り口のケアを

剪定すると切り口が露出してしまい、そこから細菌が入ってしまうことがあります。大きな枝などを切ったときは癒合剤と呼ばれる切り口の保護剤があるので、塗っておくことをオススメします。

関連記事:ユーカリの剪定方法を徹底解説!適した時期から失敗しないコツまで

ユーカリの管理方法:摘心

ユーカリの管理方法:摘心
摘心とは苗の段階で先端を切り取って、わき芽(側枝)を発生させやすくする育て方です。摘心をすることで縦に高く育てるのではなく、縦横バランスがいい見た目に仕上げることができます。

バランスを整えるために摘心をおこなう

縦方向に伸びる苗の先端をカットすることで、わき芽(側枝)が出てきます。縦方向だけでなく、横方向にも伸びるので樹形のバランスを全体的に整えることができます。

枝先にある芽を取り除く

摘心は茎の先端の枝分かれしている部分の少し上を取り除いて完了です。縦方向に伸びる分を横方向に回すことができるので、縦に大きくしたくない方におすすめですよ。

ユーカリの管理方法:増やし方

ユーカリの管理方法:増やし方
ユーカリはある程度育ってくれば増やすこともできます。ここではユーカリの増やし方について解説していきます。

ユーカリは挿し木で増やすことができる

挿し木とは親株から元気な枝をカットしてその枝を別の鉢に挿して発根させる方法です。挿し木は簡単な増やし方なので初心者にもおすすめの方法ですよ。

挿し木の方法

ユーカリの挿し木方法は以下の通り。 挿し木の方法は以下の通り。
  1. 剪定バサミをアルコールや熱湯などで消毒する
  2. 新芽に近い元気な枝をカットして挿し穂にする
  3. 切った挿し穂は1~2時間水に浸けておく
  4. 挿し木用の無菌の土に用意した挿し穂を挿す
  5. 発根するまで待つ(約2週間)

挿し穂の切断面は丁寧に扱うようにしてください。ハサミを消毒しておくのはもちろん、切断面を傷つけてしまうと発根確率が大幅に低下してしまうので注意しましょう。

関連記事:ユーカリの挿し木の方法を解説!適した時期から失敗しないコツまで

ユーカリに発生しやすい病害虫

ユーカリに発生しやすい病害虫
ここではユーカリに発生しやすい病気と病害虫について解説していきます。病害虫は放置するとユーカリを枯らしてしまいます。対処法も紹介していますので不安な方は見ていってくださいね。

うどんこ病

うどんこ病とは名前の通り葉っぱにうどん粉のような白い粉が付着します。この正体はカビであり、光合成を阻害したり、葉っぱから栄養を吸収したりしてやがて植物を枯らしてしまいます。うどんこ病はカビの胞子が飛散して伝搬し、気温28℃前後、湿度50~80%、日光が当たらない場所で増加するので置き場所は注意してください。 うどん粉病の予防策としては抗菌剤を撒いておく、もしくはうどん粉病になってしまった場合はその部分を取り除くなどで対処してください。

ハダニ

ハダニは吸汁性の害虫で1mm程度の赤い粒が葉っぱに付着していたらハダニの可能性が高いです。またハダニと一緒にある白い粒はハダニが脱皮したものです。ハダニを放置すると葉っぱの汁とともに栄養が吸われてしまい最後には枯れてしまうのですぐに対処しましょう。 ハダニは乾燥した地域を好みます。毎日「葉水」を行って乾燥を防いで予防する、発生した場合は園芸用の殺虫剤で対応することができます。

カイガラムシ

カイガラムシもハダニと同じ吸汁性の害虫です。見た目は白く1~10mm程度の大きさです。こちらも放置すると葉っぱの汁が吸われてしまうので見つけ次第すぐに対処しなければなりません。カイガラムシは5~7月がピークで風に飛ばされて付着します。湿気のある場所を好むので風通しのいい明るい場所に置いておくようにしましょう。 カイガラムシが付着した場合、ブラシで払い落とすか専用の殺虫剤で対処することをオススメします。

ユーカリを小さく育てるポイント

ユーカリを小さく育てるポイント
中にはユーカリを小さく育ててコンパクトなインテリアにしたい方もいるかと思います。ここではユーカリを小さくする育て方について解説していきます。

コンパクトな品種を選ぶ

まずコンパクトなユーカリ品種を選ぶことが大切です。品種によって小さいものもあるのでいくつか紹介していきますね。

ユーカリ・ウェブステリアナ

ウェブステリアナは成長が遅い小型タイプのユーカリで鉢植えで育てた場合、大きくなっても約1m程度の品種です。横幅も大きくなって40cm程度なのでお部屋のスペースはそこまで大きくとることはありません。 ウェブステリアナは最初は丸い葉っぱですが、大きくなるとハート形の葉っぱを付けるハートリーフのユーカリで、人気の高い品種の1つでもあります。

ユーカリ・ムーンラグーン

ムーンラグーンは鉢植えでも2~3mほどまでしか大きくならず、成長速度が遅いコンパクトタイプのユーカリです。ムーンラグーンもお部屋のインテリアとして飾りやすく、柑橘系のさわやかな香りも人気の理由の1つです。

関連記事:ユーカリ・ムーンラグーンを紹介!特徴からトラブルの対処法まで解説

ユーカリ・クルセアナ

クルセアナも2~3m程度までしか大きくならないコンパクトサイズのユーカリ品種です。クルセアナはシルバーリーフのユーカリでシックな雰囲気をもっており、お部屋をオシャレに飾ってくれる人気品種ですよ。

鉢植えで育てる

樹高が大きいとされるユーカリを小さく育てるコツとして鉢植えで育てるのも有効です。ユーカリに限った話ではありませんが、鉢植えに入れ、あえて根っこの広がりを制限することで成長速度を抑制することができます。

定期的に剪定や摘心をおこなう

また大きくなった来たら定期的に剪定や摘心で樹高を制限するのもオススメです。伸びすぎた部分を剪定することで自分の理想の高さに調節することができますよ。

ユーカリの葉が枯れる場合はどうすればいい?

ユーカリの葉が枯れる場合はどうすればいい?

育て方を誤ってしまってユーカリの葉が枯れてしまうことがあります。ユーカリの葉っぱが枯れた時の対処について解説していこうと思います。

葉が茶色くパリパリとしていたら枯れている可能性が高い

枯れ気味なのか枯れているのかの判定基準として葉が茶色くパリパリで乾燥しきっていたら枯れている可能性が高いです。残しておくと他の部分にも悪影響がでるので、枯れている部分は剪定して取り除いてください。

関連記事:ユーカリの葉がパリパリする?!原因や対処法から予防方法まで解説!

水の過不足が原因の場合が多い

ユーカリは乾燥を好む植物であるため、普通よりも水を少なめにして育てなければなりません。以前の経験だけで水やりしてしまうと過剰となってしまい、枯らしてしまうことがあります。 反対にユーカリは乾燥が好むからと水をあげなさすぎて枯れてしまうケースも多く見かけます。ユーカリの水やりは土の表面が完全に乾き白っぽくなってきたタイミングがベストです。水やりタイミングには注意しましょう。

剪定で復活させる

古い枝や葉っぱを剪定して新しい元気な芽を増やして復活させることができます。ここではユーカリにおすすめの選定方法を2種紹介しますね。

剪定方法①:透かし剪定

1つ目は透かし剪定。透かし剪定はユーカリの日当たりと風通しを良くするために行う剪定です。方法としては葉が密集している部分を中心に葉っぱの付け根を剪定していきます。枝の真ん中を切ってしまうと見栄えが悪くなってしまうため注意してください。風通しが悪いと害虫が湧く原因にもなるので定期的に行ってくださいね。

剪定方法②:丸坊主

丸坊主とはすべての葉っぱや枝を切り落として茎のみにする剪定です。すべてカットすると新しい芽が出て、回復できることがあります。本当に葉と枝を全て切るため勇気がいりますが一度リセットできるのでスッキリさせることができますよ。回復が大変なので行うときは生育期の春か秋に行うようにしてくださいね。

関連記事:ユーカリが枯れる原因から対処法まで解説!長持ちさせる方法も紹介!

お気に入りのユーカリの種類を選んで育ててみよう

お気に入りのユーカリの種類を選んで育ててみよう

ユーカリの数多くある品種の中から人気品種をいくつかご紹介します。どんなユーカリを育てようか悩んでいる方はぜひこちらを参考に探してみてくださいね。

関連記事:ユーカリの人気種類を一覧で紹介!香りやお部屋での楽しみ方も解説

ユーカリ・グニー

グニーは多湿に強いユーカリで日当たりさえ良ければ室内でも育てることができる品種です。銀白色の葉は真ん丸で成長すると若干細長くなります。可愛らしいユーカリが欲しい方にはグニーがおすすめですよ。

関連記事:ユーカリグニーを紹介!特徴からおしゃれな飾り方まで徹底解説!

ユーカリ・ポポラス

ポポラスはグニーと同様に銀白色ですが、違う点として丸みがかったハート形の葉っぱを付けます。ユーカリはさわやかな香りがとても強くて人気ですが、ほかの品種と比べて香りが弱めです。香りがきついのは苦手という方はポポラスがおすすめですよ。

関連記事:ユーカリ・ポポラスを紹介!特徴から失敗しない育て方まで徹底解説

レモンユーカリ

レモンユーカリはその名の通りレモンの香りがするユーカリです。レモンが好きな方、面白いと感じる方にはぜひオススメです。レモンユーカリは育て方や注意点は他のユーカリと同じで、日光・風通しのいい場所に置いて多湿・水のやりすぎを避けてくださいね。

ユーカリ・銀世界

銀世界は名前の通りシルバーリーフが特徴のユーカリ。銀世界の葉っぱの形は丸く、とてもいい香りがすることから切り花やドライフラワーのアレンジなどでも人気の品種です。成木であればー15℃も耐えるほど耐寒性が強い品種です。

ユーカリ・ベイビーブルー

ベイビーブルーはシルバーがかった青緑色の葉っぱが特徴的なユーカリ。耐寒温度も高く8℃まで耐えることができるので極寒地域でなければ地植えでの冬越しもできる品種です。ベイビーブルーは香りもいいため、ドライフラワーや切り花としての人気も高い品種でもあります。

関連記事:ユーカリ・ベイビーブルーを紹介!特徴からおすすめ品種まで徹底解説

ユーカリ・シネレア

シネレアは白銀色がとても強く、別名で「銀丸葉ユーカリ」とも呼ばれているそうで非常に美しいユーカリです。シネレアは成長が早く耐寒温度も-10℃と非常に高いので地植えの適正が高い品種ですよ。

ユーカリ・オービフォリア

オービフォリアは銀白色のハートリーフを持つユーカリ。耐寒温度は-3℃でオービフォリアにはシネオールと呼ばれる成分が含まれており花粉症や喉の炎症などを抑えてくれる効果があるそうです。鼻・のどが弱い方にはピッタリのユーカリですよ。

ユーカリ・プレウロカルバ

プレウロカルバは楕円状で大きな白銀色の葉っぱが特徴のユーカリ。耐寒温度は-3℃とある程度の寒さにも耐えることができます。ユーカリの中では非常に大きな葉っぱを持っており、迫力のあるユーカリが欲しい方にはプレウロカルバがおすすめです。

ユーカリ・グロブルス

グロブルスは細長く鋭い葉っぱの見た目をしたユーカリで、香り成分にシネオールが入っているため、鼻・喉の炎症や花粉症などの症状を抑える効果があります。香り成分の揮発性がとても高いのでミントのような清涼感が得られます。香りを楽しみたい方は香りの強いグロブルスがおすすめですよ。

【まとめ】ユーカリの育て方を徹底解説!成長後のケア方法からおすすめ品種まで

ここまでユーカリの育て方について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?ユーカリは寒さ・乾燥に強いですが湿気には弱い植物です。育てる環境には注意してくださいね。ここまでの内容をまとめると以下の通り。
  • ユーカリは耐寒性が高く品種によるが0~-10℃まで耐える
  • ユーカリは日当たりが良く風通しのいい場所を好む
  • ユーカリは乾燥に強いが、多湿には弱い
  • ユーカリの土は排水性が良いものを選ぶ
  • ユーカリの生育期は春~秋
  • ユーカリの剪定・植え替えは春か秋がおすすめ
ユーカリは地植えで育てればシンボルツリーにできるほど大きく育ち、鉢植えで育てればコンパクトに育ってオシャレなインテリアにすることもできます。本記事を参考にしてぜひ自分だけのユーカリを育ててみてくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。